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アーカイブ: 2006/12

新教基法で悪用されそうなポイント


取り敢えず、新教基法でネガ勢力による悪用が懸念されるところは、第一条(教育の目的)にある「男女の平等」と「他国を尊重し」の二点でしょう。
愛国心云々よりこの二点こそ、必要のない言葉だと思います。すでに日教組をはじめとしたネガさん達はこれらの言葉を如何に「オレ様解釈」するかをご検討のことと思います。
また、自民党内リベラル勢力とオガミヤ勢力にとっても、都合の良い文言であることに相違ないでしょう。

愛国心の項目は「」もなければ「涵養」もない、ただの愛する「態度」ですから、どうにでも誤魔化せるとの腹づもりなのでしょう。 それより彼らの恐れるのは「不当な支配」に続く文言が

国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである

から

この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、教育行政は、国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならない

になったことなんでしょうね。
そういう意味では「不当な支配」と云う変な言葉が残ったものの、この第十六条(教育行政)については曖昧さを排除した点で民主案よりも優れていると思ってます。
民主案(第十八条)には「不当な支配」がありませんが、「民意」や「民主的」等の曖昧トラップがあるわけで、それらが彼らにとって、現行の「不当な支配」以上の意味をもつことは明らかだと思います。
でなければ、旧社会党の残党が巣くう民主党にあって、一見して与党案以上にまともに見える自案を認める道理がないように思えます(参照:民主案には「不当な支配」がない)。

党内左派をやたらと代弁する鳩山由紀夫幹事長がこんなこと(民主・鳩山氏、政権取れば教育基本法再改正)を言うのも、その含みがあるのでしょうね。そもそも、根本理念を謳う教育基本法でいじめや未履修問題を解決しようと思っていること自体、かなりイタイ発想でありますが・・・

渡部恒三氏の方が、余程のこと真っ当なご意見を言われてますね(民主・渡部氏、改正教育基本法案巡る党の対応批判)。
渡部氏の仰るように、民主党の過ちは節操のない野党共闘により、ポジティブな調整機能の役目を忘れてしまったことにあります。「与党案」は生温い!くらいことは言って欲しかったですね。
と云っても、リベラル思想こそが与党へのカウンターコンセプトだと思っている民主さんでは無理な話だとは思いますが・・・今の与党(自民・公明)が新自由主義思想に被れていることくらい知ってるでしょうに。

筆者にとってこの教基法の改正、占領下に制定された教基法を根本的に改めることが出来たという達成感以上に、冒頭に挙げたような新たな危惧を孕んでしまった点において先行き不安な感は拭いきれません。



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自由エネルギーの原則を無視する北朝鮮


多分、最後までお読みいただかないと、このタイトルの意味するところは理解していただけないと思いますが、前半だけでもお読みいただけたら幸いです(後半は独り言に近い妄想科学的評論かも?です)。

いっぱしの核保有国気取りで、相変わらず己のもつエネルギー準位を知らぬ間抜け国家北朝鮮。
いい加減、調子こきすぎると潰されることが分からんのか?、まぁそこが北の北たる所以だし、それが国際社会のためですから良いんですけどね。

「制裁解除が先決」 北朝鮮首席代表が北京入り

18日から再開される北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議出席のため、北朝鮮首席代表の金桂冠外務次官が16日午前、空路、北京入りした。

金次官は北京の空港で記者団に対し「われわれに対する制裁を解除することが先決だ」と述べた。新華社電によると、金次官はこれに先立ち、平壌の空港で、6カ国協議の見通しについて、米国が北朝鮮への「敵対的政策」を変えていないため「楽観していない」と語った。

 米首席代表のヒル国務次官補も17日に北京入りの予定。金次官は議長役の武大偉・中国外務次官のほか、ヒル次官補とも事前協議を行う可能性がある。


まずはリアル視点で・・・
結論として、アメリカは兎にも角にも中共のフェイクトラップに引っ掛からぬよう、きっちりと北と対峙して絶対に変な方向に折れぬこと、これに尽きますね。
多分、現状の生温い制裁の基では日本は全くの蚊帳の外で、何を言っても誰も聞いてない念仏状態、もうすでに六者協議で拉致問題の進展は望めないと思ってます。
この協議では北のエネルギー準位を下げぬよう(譲歩しない)、精々アメリカさんに踏ん張ってもらうしかないでしょう。
アメリカが譲歩しだしたら、日本は北の言い値で国交正常化するしか拉致問題に言及できない状態になることは必至です。
何だかんだと云っても、今はアメリカに期待するしかない状況です、間違っても中共の言い分には乗らないように・・・



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麻生さんはリアリストだな~


批判を恐れず、現実を見据え、敢えて厳しい問題に飛び込んでいく姿勢は評価できます。どこぞの、大樹に尻尾ばかり振るような政治屋どもとは一線を画す政治家であることは確かなことだと思います。
勿論、これは飽くまで姿勢を評価するのであって、中身に賛同できるという意味ではありません、念のため。
で、今日はその内容について何かを言うつもりはありません。てっくさんの仰るように脊髄反射的に反応するよりも、何かを言うのならもう少し吟味してからにします。

この方の出す私案は靖国案(靖国に弥栄(いやさか)あれ)にしろ、今回の北方領土面積二分論にしても、関連する法規や実情を考慮し、理想的国益と現実的国益の狭間でご自分なりの納得できる線に収斂したものだと思っています。
それと、現に政治問題化している事案に対して、取り敢えず私見や見解を出すことで世論の反応を探っているのでは?と云ったやや穿った見方かもしれませんが、謂わば釣り師的な思惑があるようにも感じます。

いずれにしても、原則を曲げることを嫌う保守系な方々には妥協案だと批判され、左巻きな方々には”何はともあれ”批判されます(笑)、筆者は無論、前者の立ち位置にカテゴライズされるでしょうが・・・
尤も今回の北方領土面積二分論については、木走日記様を拝見したところ、あの共産党でさえ原則論を唱えているのが印象的ですね、というより知りませんでした。

要は、良くも悪くもリアリストなのだと思います。
少し前のTV番組で、今ちょっと話題になっている、とある四男坊の方が「親父は良くも悪くもリアリストなんだよな~、親父を理解してない人はそこを分かってない」とインタビューに答えた部分を伝えた番組を見たことがあります(ちょっと複雑・・・orz)。
親父とは、そう石原慎太郎都知事です。
確かにこの方もそういう面があります。真正の憂国右翼でもないし、かといって当然サヨクでもない人です。
筆者は、この方の拉致問題に対する変節ぶりと東條自殺未遂に関する謬った認識に落胆したものの、サヨク偏向した思想、報道に対するアジテーターとしての存在には一定の評価をしています。次回都知事選でも、相手が民主の菅(カン・ガンスね)氏なら当然、勝って欲しいのは石原さんであることは云うまでもありません。

要するに、麻生さんにしても石原さんにしても、リアリストというのは思想的には必然的に保守寄りに為らざるを得ない習性をもってはいるが、かといって、原則を多少なりとも曲げてしまわねばならない定めをもつところに頼り無さを秘めた人達であると、筆者は考えてます。
ゆえに、こうしたリアリストは保守からの賛美や批判の波が激しいのだと思ってます。

結局、この後、何が言いたいのか忘れてしまいました・・・ちょっと論旨が分からなくなってきましたので今日はこの辺で終わります、疲れているのかも。

でもやっぱり ちょっとだけ北方領土面積二分論についての感想をば。

プーチンはそんなに甘くない!、北方領土を返すことによる実益が現状を維持することによる実益を上回らない限りは協議のみで返還することはないでしょう。そのような手合いでないことは過去の行状を観れば明らかです。
と云っても、武力威嚇できるわけでもなし・・・やっぱりここは筋を通して原則を曲げずにロシアの国際法違反を広く世界に訴えかけていくしかない、と思ってます。
下記のように、ロシアにも随分まともな民間団体があるようです。彼らのようにロシアのやり方が国際法違反だという認識をもっと広めれば、或いはそれで返還が叶う可能性もなくはないですね。

正しい歴史広めたい ロの返還運動代表が講演

ロシア・ハバロフスク州で日本への北方四島返還運動に取り組むロシア人の団体「再生二十一世紀」のアレクサンドル・チェチューリン代表が十二日、根室市内で講演し、ロシアで正しい歴史認識を広める必要性を強調した。

再生二十一世紀は同州の教員、会社員ら百人ほどで構成。学校訪問やインターネットによる領土問題啓発に取り組んでいるという。同代表が貿易の仕事で来道したのに合わせ、上川管内東川町の市民団体が九日の旭川市に続き、根室市での講演会を主催した。

同代表は返還運動に取り組む理由について、「旧ソ連は日ソ中立条約に違反して島を占領し、(日本の千島列島放棄をうたった)サンフランシスコ平和条約にはサインしなかった。ロシアが一日も早く文明的な国になり、日本と友好関係を築いてほしい」と述べた。

また、「プーチン大統領が四島返還を言うと、彼の政治活動が終わってしまう」とロシアの国情を説明、民間レベルの活動の重要性を説いた。


あぁでも日本にはそんな老練な外交できないし、結局はリアリズムに帰すのか。
長すぎましたね、スイマセン。



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中共の民間組織と歴史認識


69年前の今日、12月13日は支那事変において南京が陥落した日です。
「南京民間抗日戦争史料陳列館」なる展示館がこの日に合わせてオープンするとの記事がありました。

「南京民間抗日戦争史料陳列館」がまもなく開館
・  民間人による「抗日戦争史料陳列館」が開館 南京

以前にも述べたように、筆者は日本軍が行ったとされる南京事件(虐殺)についての素地がないので詳細を語ることも出来ませんし、ある一定の見解を示すこともできません。
ただ、南京事件に関するネット上の議論は方々で見聞きしておりますので、概略として何処が問題点なのかくらいは把握しております。
少なくとも、中共側から発信されるこの事件の詳細に相当な誇張・歪曲・捏造があることは確かなことだと思っております。

ですから、この館に展示されている史料にどの程度の史学的信用性があるのかは当然のこと判断できません。しかし、一つの事実だけははっきり言えることがあります。
ご存じのように中国は中共政府による一党独裁国家です。そのような国家の中にいわゆる民主国家における民間団体(組織)など公的に存在できる道理がありません。これは法輪功への度重なる弾圧を観ても明らかですし、ネット上で反政府用語が禁則されていることからも間接的に分かります。
存在できるとすれば、それは中共政府の意向に沿って統制された民間組織です。
よって、ここに紹介されている「中国民主建国会」なる団体は明白な中共政府公認組織だと云えます。展示内容については?・・・つまりはそういうことです。

別に中共が国内だけで自らを美化した歴史を教えようと広めようと勝手ですが、問題は中共政府がそれを国外に向けて、過度なプロパガンダにしてしまう性質をもった組織であることです。最近、憂国・保守系のブログで盛んにテッド・レオンシス氏が製作している南京映画を危険視するのも、このプロパガンダが歴史を過度に誇張・歪曲している可能性(ブラックプロパガンダ)を指摘するものです。

何せ、以下のことをヌケヌケと宣うお国のことです、ブラックプロパガンダを心配するのは至極当然ことです。日本の国益に関わることですからね。

米国は自国の人権問題を反省すべき(抜粋)

中国は人権保護の面で世界が注目する成果を上げており、中国人民は法に基づいて人権と基本的自由を十分に享有している。これは誰の目にも明白な事実だ。


もう一つ、これはいつも拝読している「反日ワクチン」様のコメント欄で紹介していただいたブログとHPなのですが、そこでは支那事変の体験者がその当時の詳細を述懐しておられます。

茅ヶ崎市傷痍軍人会 ホームページ
大正生まれのおじいちゃんの蛍雪日記(盧溝橋事件の述懐)

この方は傷痍軍人で盧溝橋事件のとき、その場におられた真に当事者中の当事者です。ただ今年の9月以降の更新が無いようなので、ご健康かどうか気になるところです。
盧溝橋事件については詳しく述べませんが、上のリンク先を拝読すると通説にあるような日本軍発砲説を否定するもので、中共謀略説を強く補強している内容です。

そして、この方は陥落後の南京にも入城しておられます。

おやじの独り言」 と云うブログをやっておられるモアイ様のエントリー

おじいちゃんに聞いた話:南京事件
おじいちゃんに聞いた話:南京事件(2)
おじいちゃんに聞いた話:南京事件(3)

これはモアイ様がこの方から直接伺った話をエントリーにされています。
詳しくは読んでいただけば分かりますが、当事者・体験者の語る歴史は非常に素っ気なく、かつ直截的です。そこにリアリティを感じます。
生身の人間が、強く否定も肯定もしないで素直にありのままを語っておられるように感じました。

入城して占領したあと、なんで残った人を殺さねばならんのだ?軍の残党が見つかった場合は別だがね

一番印象に残った言葉です。そう、虐殺と云う非合理な殺人の意図とは何だろう?
筆者が、南京事件の議論を観ていて何時も思うプリミティブな疑問を当事者も疑問に思ったのは何を意味するのか?
重箱の隅を突くのもいいがもっと全体を俯瞰しないと見えてこないものがあるように思います。戦場は疑心暗鬼の塊ですけど、かといって、全てをそういった非合理的な戦時性暴力だけで片付けて良いのかどうか疑問です。

歴史事実は事実として孤高に存在するものですが、それを人間が解釈する段階でどの様な処理が為されるかによって大きく歴史認識は変わります。
このような歴史の当事者の語る言葉を見聞きすることは、それが歴史事実に近いと思われるだけに貴重なのです。

これらを紹介していただきました「おばりん」様にも感謝申し上げます。



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台湾独立派への懸念


台湾の高雄・台北両市長選は従来通り、高雄を民進党、台北を国民党が取りましたが、今回は民進党の金権腐敗スキャンダルのせいで勝った高雄でも非常に接戦だったようです。

この結果から再来年の総統選挙は、独立派の民進党にとって相当な苦戦を強いられることが予想されます。
以前のエントリー(台湾の憂鬱と中共の戦略,中共の日本への対応にも言及してみる)で、台湾の独立派と云えども安全保障の問題を勘案して、今の不確定な現状を変えたくない方々が多くいる事実を述べました。
それを傍証するアンケート結果の一部が、沖縄タイムスの大弦小弦と云うコラムに載っておりましたので以下に引用します。

大弦小弦 (2006年12月12日 朝刊 1面)

隣の台湾で、総統選の前哨戦となる二大直轄市・台北と高雄の両市長選が行われ、台北は最大野党の国民党、高雄は与党・民進党の候補が、それぞれ当選した。
選挙は民進党の腐敗スキャンダルの逆風の中で行われた。国民党政権が戦後長く拠点を置いた台北は対中統一志向の同党の影響力が大きいとされ、高雄をはじめとした台湾南部は台湾人意識が強く独立志向の民進党地盤とされてきた。

昨年十二月の統一地方選で大勝した国民党が、この二大都市の市長選を勝ち、再来年の総統選での政権奪還に弾みをつけるかどうかで注目されていた。結果、各々次期指導者を得て、火花を散らすことになった。

台湾の国立政治大学が今年実施した世論調査では、「中国が許すなら、独立すべきだ」と答えた人は62%で、「独立すべきでない」の16・9%を上回った。総統選はそんな意識の下、台湾の政治指導者を決める。

台湾情勢は沖縄や日本と無縁ではない。これまで独立志向を強める台湾に対し、中国は「認めない」と警告。武力行使も辞さないとの構えを崩さないため、軍事衝突するのではという「台湾有事」の指摘が出る。

だが、中国は台湾はじめ日・米との経済交流を年々太くしており、有事の可能性は薄いというのが一般的な見方だ。沖縄と指呼の間にある台湾は、管制権や防空識別圏、軍事演習に領海、原発を含む環境問題等、話し合いで解決すべき課題が多い。


中国が許すなら、独立すべきだ」と云うのがそれです。
「独立すべきでない」=「一つの中国」かどうかは分かりませんが、取り敢えずの独立派が圧倒的に多いのは結構なことだとは思います。
しかしながら「中国が許すなら」と条件が付いているところに、上で述べたような独立派の憂鬱(中共への怖れ)が見て取れますね。

言い換えれば、現状の中共の態度からは一般通念における独立など認める気配さえありませんので、実に八割(60+16.9)近い国民が真の独立派ではないことになります(条件無しで独立すべしと云う設問は無かったのだろうか?)。

やはり再来年の総統選挙は大変ですね。
国民党が勝とうものなら、実質的な統一政策が採られるようになって真正独立派への弾圧が始まる可能性だって有り得ます。その時、独立派はどう行動するのか?、諦めて従う道を選ぶのか、はたまたレジスタンスになって地下に潜るのか、先行きは懸念だらけです。

また、これは台湾の独立派だけでなく、当然、日本の安全保障にとっても重大な懸念事項です。台湾が中共の完全な勢力圏になれば、台湾海峡危機が勃発する可能性も高まりますし、尖閣への侵略開始や下手をすると沖縄にまで魔の手が伸びてくるかもしれません。
どちらにしても、直近の周辺国で唯一と云って良い親日国家を失うことのマイナスは痛すぎます。

親日国家と?、いや国と認定されてないだろ!と云う突っ込みはさておいて、尖閣の領有権主張や未だに沖縄を琉球と呼んでいる(つまり独立を認めてない)ことから、何処が親日だよ、中国と同じじゃないかと言う方がおられます。
しかし、これは国益の問題であって、友好的であることとは位相の異なる問題です。
誰がどう観たって、余程の中共信者でない限りは台湾の方が穏健でしょう。少なくとも相手国を尊重しているし、幾らでも話し合いの余地はあるわけで、一党独裁の人権蹂躙国家と比較すること自体、失礼なことです。

日本政府はこうした台湾の近況をどの様に考え、そして分析しているのか、それとも中共に遠慮して思考停止してるのか?、本当に分かりませんね。
この台湾独立問題も、今後の日本の行方を占う重要な外交案件の一つだと思ってます。しっかり見張っていくつもりです。



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似非マドンナ達の争いと岐阜一区の特殊事情


筆者の地元(住まいは岐阜三区ですが)だからと云うわけではありませんが、岐阜一区におけるインチキマドンナ達の闘いというか諍いにも似た主導権争いは、今回の復党問題を象徴する形で全国的にも注目されているようです。
今日はちょっとリージョナルな観点から、この争いを眺めてみたいと思います。地方の話しになりますので、余り興味のない方は前半だけお読みいただければと思います。

まぁはっきり云って、連れてこられるものなら城内実氏あたりを刺客に送り込みたい気分の筆者にとってはどっちも要らない政治家であります。

佐藤ゆかり×野田聖子、公認争いめぐり過熱

一方は、国賊の一人である古賀の元おんな子分で妙竹林なジェンダー思想に冒された野田聖子サン、かたや一方は小泉-竹中経済政策を批判していたはずが、一転して世の勢いに乗り逃げしてまんまと当選してしまった決して笑わない目のステキな佐藤ゆかりサンですから、このような政治屋どもの狂演は、党運営の恥部を見せつけられている我々国民にとって醜態以外の何者でもありません。

自民党は早期決着を図らないと、ますます政権のイメージを傷付けていくだけでメリットは一つも無いでしょうに・・・こう云うときこそ女好きな河馬みたいな幹事長が裁定しないでどうする?、逃げてるしね。
どっちもどっちですが有害度のみを尺度にすれば、敢えて裁定するなら、まだゆかりサンの方が無難かもしれませんね。
いずれにしても、このお二人サン、所詮はワイドショーにネタ与えているだけの存在レベルです。



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日本の寝言と中朝の思惑


やはり安倍政権も目的は国交正常化なのでしょうか。政府は未だ平壌宣言にしがみつく気らしい。
とっくに死言化したと思った「拉致問題の解決無くして国交正常化無し」、拉致問題が一言も入ってない平壌宣言を基にこんなことを幾ら言っても、北にとっては日本の寝言、反って金正日に安眠を約束してしまうだけです。

すぐに「金正日の排除無くして拉致問題解決無し」にスローガンを変えなさい!

国交正常化、拉致解決が前提=鈴木副長官

鈴木政二官房副長官は9日午後、名古屋市で講演し、政府の北朝鮮政策について「対話をして一刻も早く国交を結びたいが、拉致被害者が全員帰ってこない限りは北朝鮮と付き合わない。安倍晋三首相もそのつもりでいる」と述べ、拉致問題の全面解決が国交正常化の前提との認識を改めて強調した。


年内にも開催されそうな六者協議で安倍総理は拉致問題を出していくと言ってますが、もはやこんな協議は中朝対米国の思惑合戦に過ぎず、はっきり云ってアメリカからさえも現実は疎まれるのがオチです。

北の思惑として、核を表向きは平和利用として本音は対アメリカ自衛用と他国恫喝用に温存したいのは明らかで、これは金正日を排除しない限り、まず変わらないでしょう。
中共は中共で本音は北の核を苦々しく思っている傍ら、北を温存させるためには北の思惑を出来るだけ汲んでそれに則った形でアメリカがある程度納得する譲歩案を模索していると云ったところだと思います。それを北に納得させた結果が今回の協議年内開催ではないかと思います。
中朝の気持ちを考えれば、そんなところに上のような生温い決意の寝言を繰り返しても無意味です。はっきり云って出来るわけがないでしょうけど、六者協議などぶち壊す覚悟で乗り込んで欲しいところです。

北を本当に揺さぶるには、大前提として平壌宣言の破棄がどうしても必要です。それをちらつかせて協議に臨めば、必ず何らかのアクションを示してくるはずなんですが、政府の態度からは、ただただ協議の行方を傍観する姿勢しか見えてきません。

脱力ですね、拉致という主権侵害をされている国の外交態度だとは到底思えません。

そして、国内ではチャイナスクールならぬチャイナマフィアといっても良いシンジケートの構成員が、拉致被害者の必死の訴えをよそに妄言を吐いてます。

北朝鮮問題:分析、広島平和研の浅井所長が講演--山口市で考える会 /山口

この男(反日文化人の断末魔…浅井基文の親北暴言)の喋る内容からも、今の中朝の思惑を明白に推測できます。

東京で社協主催の特別講演会 非正常な朝・日関係に終止符を
広島市立大広島平和研究所 浅井基文所長(65)=広島市西区 '06/10/17


おそらく最終的な狙いとして、中共はアメリカと北の直接対話を望んでいるのでしょう。中共は必ず、アメリカをその方向へもっていかせる糸口を画策していると思います。

今の日本政府にはとてもじゃないが、こうした他国による激しい国益のぶつかり合いに入り込む隙間などないのが実情です。
歯痒くて仕方がない。
しっかりしろ! 安倍日本国首相。



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秦剛報道官(中共)の本音?


中共外交部の報道官って、いつ見ても傲慢で根拠のない自信に充ち満ちてますよね。
以前にいた孔泉とか名前は忘れましたが、河豚みたいな顔をしたオッサンとか・・・あの態度、一つ取ってみても独裁体制の欺瞞に満ち溢れた国だなぁとつくづく思う、今日この頃です。

さて、上で挙げた人ではありませんが、秦剛と云う報道官が定例会見で記者にダライ・ラマ猊下の発言について聞かれ、以下のような、如何にも耳の痒くなるコメントをしてます。

西藏をいわゆる「独立国」と承認する国は1つもない

外交部の定例会見で7日、秦剛報道官が質問に答えた。

ダライ・ラマ14世の代表が先月米国で講演し、「ダライ・ラマ14世の逝去前に中国中央政府と妥協が成立しなければ、西藏(チベット)で動乱が発生する」と警告した。コメントは。

まず最初に、西藏は中国の一部であり、西藏をいわゆる「独立国家」と承認する国は世界に1つもない。第2に、西蔵情勢は中国の他の地区と同様に、安定しており、発展しており、調和がとれている。しかもわれわれは、西蔵の明日はさらに良くなり、藏(チベット)族同胞の生活もさらに幸福になると信じている。

あなたが言及した人物と、その代表する勢力および集団は、長期間国外に亡命し、祖国分裂活動、中国の民族団結の破壊活動に携わっている。もし彼らが本当に西蔵を気にかけているのなら、西蔵独立の主張を真に放棄し、すべての祖国分裂活動を徹底的に停止すべきである。


よくもまぁヌケヌケと・・・
いちいち突っ込み入れてもしょうがないので、ここは一つ、秦剛報道官の偽らざる本音を以下に推測してみましょう。

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西藏をいわゆる「独立国」と承認する国を1つとして許さない

外交部の定例会見で7日、秦剛報道官が質問に本音で答えた。

ダライ・ラマ14世の代表が先月米国で講演し、「ダライ・ラマ14世の逝去前に中国中央政府と妥協が成立しなければ、西藏(チベット)で動乱が発生する」と警告した。コメントは。

まず最初に、西藏は中国の一部に無理矢理したのであり、西藏をいわゆる「独立国家」と承認する国を世界に1つも認めない。第2に、西蔵情勢は中国の他の地区と同様に、安定させており、発展させており、調和がとれているように見せ掛けている。しかもわれわれは、西蔵の明日はさらに(支配にとって)都合が良くなり、藏(チベット)族異胞の生活もさらに幸福になると信じ込ませるのに成功している

あなたが言及した人物と、その代表する勢力および集団は、(小癪にも)長期間国外に亡命し、祖国独立活動、我が中共の民族浄化の妨害活動に携わっている(不逞の輩である)。もし彼らが本当に西蔵を取り戻す気なら、(我々は)西蔵独立の主張を真に粉砕し、すべての祖国独立活動を徹底的に弾圧、殲滅すべきであると考えている。

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ザッとこんな感じでしょうか。
中共は今日もダライ・ラマ猊下の慈悲の心とそれを慕うチベット民衆の心を踏み躙り続けています。
アジアへのアメリカの影響力低下や中共の他文化圏への精力的進出が何を意味するのか?、そしてそう云った情勢に中共が誘導する意図は何か?を考えれば、日本はもっと危機感を持たねばなりません。放っておけば、精神的属国の到来が待っているだけです。


まぁ、わが国にもよく似たのがいて秦剛報道官と全く同じ主張を述べているのがいますよね・・・「チベット問題は国内問題だから日本が口を出すべきでない」とか何とか言いながら、中共が靖国参拝という純然たる国内慣習に口を出す姿勢を擁護するマンセーな方々が。

そうすると必ず、靖国神社は中国様を侵略した戦争指導者が祀られているから被害者として抗議する権利があるだろ!ときます。筆者は統治された人間側からの感情までも否定する気は更々ありませんが、そういうことは中国と云われる国が真の民主国家になってから、国民総意の下で言ってきて下さいと返したいところです。
第一、チベット問題は侵略と同時に人権マターでもあるわけで、人権がメシより好きな方々に限って上のようなことを言うのは一体全体どういう了見なんだ?ってことです。人権に国境があるなんて初めて知りましたよ。

最近、危険視されている南京映画に関して、はてな界隈のいわゆる虐殺肯定派が所々のブログで活動を活発化されておられるようです。確かに彼らはよく勉強しているし、一部の主張には頷かないわけでもありませんが、問題はそう云うことではないでしょうと。

神は細部に宿るとか云いますけど、ことこの問題は全体を俯瞰する見方が必要でしょう。中共は上で述べたように非常に狡猾な国で、他の大国にも同様に武力戦争に依拠しない戦略(謀略と言っても良い)でもって他を自分に都合良く改変させようと目論んでいることが推測できます。AOLのテッド氏がそれに加担している若しくは加担させられている可能性がないと考えるのは、氏の反応や文章を観ても、現時点では難しいでしょう。

てっくさんのところによくコメントされる喜多龍之介氏(今日の覚書、集めてみました)が、これについて意見(【そこじゃないのよ】南京ヨタ映画)を述べられていました。氏の意見に同意します。
そう云うことなんですよ、きっとね。



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いじめた側の出席停止案について


以下のニュースにある“いじめ即出席停止は乱暴”について、2チャンネル辺りでは何故か伊吹文科大臣を叩く意見の方が多いですね。

“いじめ即出席停止は乱暴”


筆者はいじめた側に焦点を合わせれば、場合によっては刑事罰も含めた強い措置が必要だと思ってますから、基本的には「出席停止」措置に賛成の立場です。

しかしながら、”いじめ”というのは被害者が自殺するような陰惨なものから、単に被害者側の独りよがりな被害者意識によるものまで、其れこそ無数に存在します。
前者はセンセーショナルな例ですから、マスコミが過激に報道しますので非常に分かりやすい事例ですが、後者については、いじめた側と認識されている人間にしてみれば、単なる助言・注意だったと云う例だって考えらるような非常に曖昧な”いじめ”です。

要するに、それが”いじめ”であると認定する側の判断は何を基準に誰が行うのか?と云うことに尽きます。後者を例に採れば、ある”いじめ”とされる事例が発生したとき、それは大抵の場合、本人の申告を伴うでしょうから被害者側が意図的にいじめた側を貶めることだって可能です。
こうした場合、それが客観性をもって”いじめ”であると判断するには非常に複雑な手続きと時間がかかります。
”いじめ”というのは、マスコミで報道されるような分かりやすいものだけではないってことです。

謂わば、総合的な判断基準とそのシステムが未だはっきりしていない以上、文科大臣としては「いじめ即出席停止」を乱暴と表現することは全く妥当なことだと思います。とてもじゃないが「即」、決められるような代物ではありませんから。
教育再生会議の出した「いじめ問題への緊急提言(案)」(pdfです)に出席停止の項目が入らなかったのは、上のような意味合いを鑑みた結果だと考えてます。
勿論、これには「出席停止」の事後措置をどうするのかという問題も包含しています。


また、このニュースによると、伊吹文科大臣は以下のことも発言しています。

「教育再生会議は、今後もいろいろな意見を主張し、法律の改正を求めることもあるかもしれないが、私は責任ある大臣として、実現できないことや実現すべきでないことについては当然言っていくつもりだ」



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小泉も山拓も、頼むからもう引っ込んでてくれ!


「3度目の訪朝をしてもいい」、いや「そんなことは言ってない」、どっちでもいいからもう二度と表舞台(裏舞台にも)に出てくるな!

何度でも言いますよ、対話というのは必死の圧力の後に相手から引き出してこそ意味がある、何年も北朝鮮を観ててそんな子供でも理解できることが何故、分からないのか?
おまけに遠の昔に死文化した平壌宣言を復元?、じゃあ壊れていることを認めるんだな・・・小泉さん? これも安倍総理が早々に無効宣言を出さないからこうなるんですよ(と言うか連んでるかも)。

「そんなこと言ってない」と否定したのは飽くまで小泉前総理側であって、小泉さん自身がそう言ったわけではないことに注目しなければなりません。
少なくとも、山拓との会談は肯定的に進んだことは間違いないところだと思います。
おそらく、このエロ政治屋如きが制裁でヒィヒィ云ってる総連にでも泣き付かれたのでしょう。まったく、恥の概念の欠片もない屈朝野郎です。

小泉も山拓も、後生だからもう引っ込んでてくれ!
呉々も安倍総理はこの連中の口車には乗らないように!、それくらいのプライドはもっていることを信じたいと思います。


「平壌宣言復元したい」小泉前首相、3度目訪朝に意欲
小泉前首相、3回目の訪朝に意欲!?
「小泉氏3度目の訪朝か」情報→小泉氏側は完全否定



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