Home > Archives: February 2008

アーカイブ: 2008/02

逃げる沖縄タイムス記者と秘められた先帝陛下の御心-二動画の紹介


最近、サボり気味だったYouTubeへの動画アップですが、久々に皆様にご覧いただきたい動画がチャンネル桜より公開されましたので、付けましたキャプションと共に紹介させていただきます。ついでですが、チャンネル桜 So-TVも宜しくお願いいたします。

議論に負けた沖縄タイムス某記者、コソコソ船に乗り逃げ

「11万か2万か?、どちらがより説得力があるのかは明らかなんだけど・・・この記者、最初は自信満々なれど、井上和彦氏の一喝で徐々に後退していき乗船を理由に逃げていきましたとサ。
軍による強制があったと言う人がいることは別に構わないが、これもどちらが正しいのかは公平な歴史判断に任せねばならないのであって、決して声の大きいほうが真理とは限らないのである。
分かった? 某沖縄タイムス記者さん?」


先帝陛下が殉国七士を親拝された事実-秘史を明らかに!

「ゲストの若狭氏に依ると、昭和54年の5月、愛知・豊田市で開かれた植樹祭にお出ましになった先帝陛下が、わざわざ不便な"グリ ーンホテル三ヶ根"にお泊りになられ、早朝に同地にある殉国七士(いわゆるA級戦犯)の墓碑に向かって長い間直立不動の姿勢をとっておられた事実があるそうだ。
昭和帝がA級戦犯を忌避しておられたとは笑止と述べる若狭氏。
GHQの悪意により、七士が処刑された12月23日は今上陛下のお誕生日。多くの国民が祝賀してくれる日を慰霊の日にするのは先帝としては当然忍びないお気持ちであったことは自明のこと。
畏れ多いことだが、私も上記のことは先帝なりの慰霊をしておられたの だ、と思う。」
--------------------
チャンネル桜 第20回「爆弾!」
「日本人が知ってはならない歴史-今までの「定説」が覆る!?」より抜粋。
ゲスト:
若狹和朋(元九州大学大学院客員教授・教育学博士)
東條由布子(東條英機元首相御令孫・NPO法人「環境保全機構」理事長)
司会:井上和彦


*ちょっと忌まわしいオマケ動画(先帝に関するいいお話の後で申し訳ないです)
以下は胸くそ悪いので埋め込みは致しません。
はっきり云ってここまで来るとカルトです。こういう自傷過剰な人は日本人の恥ですね。
ず~っと自虐の瞑想世界で迷走してなさい。

有良知的20多位日本人来南京謝罪,墓前哭泣。(Japanese apology, weeping)南京大虐殺


反日プロパガンダに対抗する!!
映画「南京の真実」にご協力下さい

南京の真実

にほんブログ村 政治ブログへ

Riceとライス(お米)-アメリカに翻弄される日本の姿


北朝鮮の劇的変化は期待せず NYフィル公演でライス米長官
楊外相「中国食品は安全」と訪中のライス米長官に断言
Rice urges China to use influence on North Korea(ライス、中国に北朝鮮に対する影響力行使を要請)

NYフィルも自国のしょうもない政治道具に使われましたね。
「文化交流は朝鮮半島非核化の進展などとは切り離して実施すべき」などと言い訳し、「北朝鮮の政治体質が変わるまでには、まだ道のりは長い」と分かり切ったことを言ったところで、こんな妥協の産物行事を喜ぶのは上手いこと騙くらかしたとほくそ笑む金正日だけです。

打って変わって、今度はよりによって毒食品対策と政治的五輪パフォーマンスに忙殺されてる中国様に”北への圧力を要請”したところで、ハイハイと、いつもより増して空返事に終わることはこれまた分かり切ったこと。
"you going to give me Chinese food?"と言ったライス女史に、安全性でさえ確保できないくせに"I promise it is not only safe but delicious,"などと、のうのうと言ってのける中国様に何を期待してるんでしょうかねぇ。
取り敢えずボルトンに変わってくれ!と真剣に思ったりしますね。

日本はもういい加減に孤立化を恐れず、こんな国々が主導する枠組みから離れて独自の対北政策を採るべきなんですけどね((テロ指定解除?勝手にしろよ!))、この願いも現状では中国様の言明した”not only safe but delicious”以上に厳しい注文ですね。

Rice繋がりで今度はライス(お米)の話し。
東北農政局の作った例の「資源のムダづかい」ポスターですが、どこもかしこも非難囂々状態ですね。

「米過剰作付けは資源のムダ」に抗議

抗議に対し、農政局の「米の需給動向がまずい状況だということを多くの生産者と消費者に知ってもらいたかった」はまさに火に油状態ですわな。
需給動向が拙くなっている云々は自分達の失政の擦り付けで、ミニマムアクセスとやらで美味くもない米を買わされているのは当時の状況から仕方のないところはあるものの、現状で大いなる矛盾を抱えているのが実情であることも確かなこと。

私は共産党の思想は大嫌いですが、そこは是々非々であって、彼らの言う「米も穀物類として括れば、輸入米を大幅に減らしてもFTA違反とはならない」に賛成です。それにミニマムアクセスとは必ずしも強制を伴う”義務”ではないことも周知させなくてはなりません。
ただの補助金ばらまき農政ではなく、日本の農業の将来と真の食料自給率確保を第一義に考えるならば、農水官僚と政治家はこういった有効な具体策を講ずることに注力して欲しいです。

大豆や小麦への転作は米以上に利益率が低く、手間も掛かるそうですし、何しろこれらこそ米以上に大規模農場をもつアメリカ等の効率に完全に負けるわけであって、一体どういう算数で農水省はこれを現実策としているのか私には分かりません。

また、休耕田の利用についても、個人ベースでは色々とやっているのは分かっていますが、政府としての明確な有効策の青写真って見えてるんですかね。
“休耕田”でコメを作れ」なんてのを、去年のクロ現(NHK)で見た気がしますが、私は食品転用のバイオエタノール生産に関しては可成りの疑義をもってますので、あまり良い利用方法とは思いません(こんな方もいらっしゃいます→”補助金でバイオ燃料用の米作という愚策”)。

いずれにしても、米は日本民族の根幹です。その根幹を大国のエゴが付き纏う貿易自由化の波に無理矢理乗せていくのには反対です。

ライス長官に代表される今回の対北宥和政策、そして新自由主義の台頭を謂わば偏執的に有り難がる日本の農政、いずれもアメリカの思惑に翻弄されている日本の姿が浮かび上がります。
乗り越えなくてはいけない精神的障壁は特アだけでなく、アメリカにこそ、その最も高い壁はあるのかもしれません。


反日プロパガンダに対抗する!!
映画「南京の真実」にご協力下さい

南京の真実

にほんブログ村 政治ブログへ

海洋生態系に及ぼす人為的影響-テクノバーン記事より


ほんのちょっと古いが、テクノバーンに以下の記事があった。

国際研究グループ、最も環境破壊が進んだ海域は日本海と北海

生態系に与える環境変化などの観点から全世界の海域を対象に行った調査・研究の結果、地球上でもっとも環境破壊が進んだ海域は東シナ海から日本海にかけての海域と北海のイギリス・スコットランド東岸の海域であることが14日、全米科学振興協会(American Association for the Advancement of Science)での研究発表により明らかとなった。

この研究発表を行ったのは米生態学の分析と総合に関するナショナルセンター(National Center for Ecological Analysis and Synthesis)のベンジャミン・ハルパーン博士を中心とする国際研究グループ。
(後 略)


ふむふむ日本海ね、まぁ確かに汚れてるんだろうなぁと思って元記事をあたってみたら、当該人為汚染海域は日本海と云うより南シナ海から東シナ海、そして対馬海峡だった(下のグローバルマップ参照)。
GlobalMap.jpg

中国はこれを見て反省しる!

我々ごときではなかなか載っけて貰えない「サイエンス」が元記事(Science 15 February 2008: Vol.319. no.5865, pp.948-952)。

Reports:A Global Map of Human Impact on Marine Ecosystems
世界の大洋のいたる所に人間の影響あり(上の日本語解説記事)

簡単に要約すれば、筆頭著者のDr.ハルパーンらが様々なソースから割り出した17の人為的汚染活動(ドライバー)を”Predicted cumulative impact scores(予測累積影響スコア、Ic)”と云う数字で表し、それが20の海洋生態系にどう影響しているのかを、地球上の海域を色別にマッピングすることで明らかにした結果を報告したものらしい。

この報告では、17種のドライバーの元になる人為活動は二大別でき、陸地ベースの活動は沿海に汚染物質や富栄養化物質の流出をもたらし、生息環境を減らし、変質させ、或いは破壊する。もう一つの海洋ベースの活動は資源を抽出して、汚染を加えて生息種の構成を変えてしまう、と書いてある。

------
Land-based activities affect the runoff of pollutants and nutrients into coastal waters and remove, alter, or destroy natural habitat. Ocean-based activities extract resources, add pollution, and change species composition.
------

こうした17種のドライバーによって算出されたIcの最も高かった(Ic>15.5)のが上の海域と云うことで、その他にも以下の海域が”Very High Impact”らしい。

------
North and Norwegian seas(北海及びノルウェー海), Eastern Caribbean(東カリブ海), North American eastern seaboard(北アメリカ東岸地域), Mediterranean(地中海沿岸), Persian Gulf(ペルシャ湾), Bering Sea(ベーリング海), and the waters around Sri Lanka(スリランカ周辺)
------

対馬海峡(Tsushima Straits)は小さいので此処では言及されてないが、上図を観ると、”the Japanese waters(日本近海、(D))”として分類されている。
確かに日本近海には違いないし、本文でも”South and East China seas”と書いてあるので別に意図はないだろうが、何か日本がメインで汚しているみたいでイヤだなぁと。

これに関して、テクノバーンの記事タイトルは微妙で、日本海と言い切ってしまうと明らかに間違いであり、こちらも変な意図はないだろうが、この領域(南・東シナ海)を人為汚染しているのは明らかに中国であることをもっと強調して欲しかったなぁとネトウヨな私は思うのであった(Dr.ハルパーンらの報告は学術報告なので、警告があくまでグローバルなものになるのは当たり前だが)。

しかしこのグローバルマップ(上図)は東シナ海辺りがちょっと見難いなぁと思っていたら、ココ動画があったので該当部分だけをキャプチャーしてYouTubeに上げてみた。

The reality of the marine pollution in the suburbs of Japan


しかし、図のD領域やこの動画をよ~く観ると、日本の海岸線に沿ってナローではあれど、結構赤くなっているのを見て取れるので人の悪行ばかりを攻めるのも何だな?とは思うが、いわゆる日本海自体が高度な汚染に曝されてないのにはちょっと安心した。
それを思うと、尖閣諸島以西の東シナ海の人為汚染は酷いなぁと・・・こりゃ越境汚染は餃子だけにしてくれとは間違っても云えない。

まぁ対馬海峡に関しては、韓国と日本の共同責任と云うことにしておきましょう。
しかし、このIcと云うスコアには暖流とかのファクターは考慮してないのかな?
対馬暖流は日本海に流れ込んでいくので日本海がもっと汚れてもいいはずなんだけど、その辺りはどうなんだろう。



反日プロパガンダに対抗する!!
映画「南京の真実」にご協力下さい

南京の真実

にほんブログ村 政治ブログへ

イージス艦衝突事故、雑感


痛ましいイージス艦と漁船の衝突事故、一刻も早くお二人を冷たい海から救い出してあげて欲しいです。
衝突前の詳細について、私は専門家でもないので何とも言い様がないのですが、衝突後の海自の採った行動は非難されて然るべきかと思います。
相変わらずの隠蔽、お役所的対応の数々。
自衛隊に限らず、組織が何か不祥事をやらかすと、大抵は更に信用度を落とす方向に針を進める愚。組織とは本質的にその種の業をもつものなのか、結果的に自衛隊へのネガティブ・イメージが拡大されてしまうのは国防を考える上で非常にマイナスです。
とは云え、自衛隊を攻撃している側にも何かこう、違和感を感ずるんですよね。

マスコミの”打落水狗”的やり方はいつものこと。
問題は自衛隊を叩く一般人(世論かな?)で、「どうせおまいらは日陰者、一般船が来たら退くのは当然だろ」的悪意を感じてしまうのは私が捻くれ者だからでしょうかね。
勿論、海自側にも、「こちとら日本を守ってやってんだ、小さい船がまず避けろよ」的思い上がりをもって無かったとは云えません。
まぁ、その結果が衝突なんでしょうけどね。
今、漁民側が感情的になるのは当然ですから、それについてあれこれ言うつもりはありません。ただ、事件が落ち着いたら上記のコンセンサスを冷静にある程度、調整しておく必要があるのではないかと思います。
そうしないと、どちらにとっても不幸なことがまた起こります。
あまり喋り過ぎると、またネトウヨが自衛隊を擁護し始めたと言われますので、この辺りで止めておきます。



反日プロパガンダに対抗する!!
映画「南京の真実」にご協力下さい

南京の真実

にほんブログ村 政治ブログへ

クラブ?初体験-良いね 英霊来世


2/17の日曜日、東京・渋谷に遠征してラップグループの英霊来世のライブに行き、ついでにクラブを初体験してきました。ジャズが好きなので、ライブハウスそのものには新宿ピットイン等、出張の折りに割りと出掛ける身の上ながら、スタンディングでライブを体験するのは初めて・・・もう若くない体にとっては結構キツイものがありました(何となく落ち着かないし・・・)。

とは云え、英霊来世はやはり良かった。
ラップと云うカテゴリーは前から知ってはいたのですが、どうも訳が分からなくて。
”韻を踏む”って云うんでしょうか?、意外と彼らのメッセージに合うことを発見した次第です。

グループのブログを拝見すると、九段(kudan)を唄った五穀豊穣さん、何度唄っても泣いてしまうのをお悔やみのようですが、良いんですよ、ライブはお客さんが感動すれば全く問題ナッシング!、何も”そつなくこなす”ことだけがプロの仕事ではないと思います。

千歩譲ってA級戦犯がいたとしても、246万柱の英霊が消えることはない、だから行こうよ 日本の総理!(泣き)

こんな感じかな、理屈を通り越して良いメッセージだったと思います。
jyunkokusitisi.JPG

殉国七士

yasukuni.JPG
靖国のお社

合間にあった高森明勅氏の一時間ほどの講演も分かりやすくて世界最古の国「にっぽんの誇り」を再認識しました。
takamori.jpg
高森先生のご講演

こういうことを普通に子供達に教える教育でありたい。
そう、”ふつうに”・・・これが今、極めて困難であることは皆さんよくご承知のこと。

”WGIP INSIDE”な世の中にあって、如何に当たり前の認識の根を張らせるか、英霊来世もその方法論の一翼を担っています。
是非、頑張っていただきたいと思います。
WGIP%20INSIDE.jpg
上手いね!

paru2.JPG
時が熱狂と偏見とをやわらげた暁には・・・きっと


最後に彼らのアルバム「矜持」上のデザインのTシャツを購入し、ライブに付き合っていただいた方々と夜中まで有意義な?会話を楽しんだ後、宿に帰って爆睡したのでありました。
Kyouji.jpg
「九段」も泣けます


英霊来世 オフィシャルHP
英霊来世-AreiRaise-の○日記
AreiRaise - 矜持 (MUSIC VIDEO)

「負けると知りつつも立ち向かう  時に命賭して勝ち掴む  それは善悪超えて尊いしデカい  俺たちのご先祖は間違ってない」・・・良い歌詞です。



反日プロパガンダに対抗する!!
映画「南京の真実」にご協力下さい

南京の真実

にほんブログ村 政治ブログへ

悪用される可能性のあるものは、いずれ悪用される


何かいきなりマーフィーの法則っぽく凄く難しいそうなことを言っちゃいそうなんで、なるべく簡単にいきたいんだけど・・・。
これまで二回も挙がっては消えていった、ゾンビのような人権擁護法案のことです。
何しろ、筆者は不勉強な上に法律には全く疎い身の上なので、安易に、いわゆる法案反対派や同賛成派?の言説に乗って「そうだ! そうだ!」とは言えなかったのであります。
だって、パリ原則って?、三条委員会って?レベルでしたから。

まぁそこで、ほんの少しですが法案賛成派、と云うより反(反対派)の以下のFAQらしきものでお勉強してみました。何故にアンチ反対派なのかと申しますと、筆者自身はご存じのように人権と聞くと条件反射的に”怪しげな人権屋の行い”を想起してしまう人間ですので、当然のように法案反対派の言説に賛成してしまう習性があるからです。要はなるべく公平性を期すというヤツですね。
それに、反対派がいると云うことは、そこに問題があるからで、その問題が本当に正当性があるのか無いのかを判定するには、その”問題アリ”に対して反駁している賛成派のFAQを検討するのが最も手っ取り早いからです。

人権擁護法反対論批判 faq編(bewaad氏、現在はbewaad institute@kasumigaseki
人権擁護法案:まとめエントリーplummet氏)
新しい法案FAQplummet氏)

これらはどれも、ほぼ3年前のエントリーですが、現在での議論に十分合致する内容です。
まぁ色々と分かりましたし、やはりもう少し冷静に観察する必要があるんだなぁと云うことが理解できました。bewaad氏は法律職の官僚の方らしく論理的な法解釈中心に解説され(ちょっと難解)、plummet氏は”世界の中心で左右をオチする”方らしく条件反射的な反対派の勇み足を諫めておられます。

少なくとも、表層的な反対派の言説にはデマとは云いませんが、誇張・歪曲表現が多いことは認めなければならない、そんな気がしています。

この際、敢えて部落解放同盟(解同)がどうとか、オガミヤが、在日が、とかは除いて考えてみましょう。
人権擁護の必要性、当然よく分かります。
パリ原則に則り国際社会に歩調を合わせる、よく分かります(正確に則っていればね)。
素速い人権侵害救済を行うため、現行法の穴を埋め、既存の体系からなるべく独立した三条委員会が必要、よく分かります。

とは言ってみたものの、何かこう釈然としないんですね。
やはり、目的というか、何故?これが人権擁護法じゃないと実現されないのか、論理的な帰結・決め手が見えてこないわけです。

現行法で対処できないってのは、単に立法府の怠慢、逃げではないのか?
国連の言う人権スタンダードってのは、果たして本当に法則的な公平性を担保しているのか?、と云うか国連自体が日本を差別視してないか?(例えば、クマラスワミ報告ドゥドゥ・ディエン報告にそれがあるとはとても思えない)
国家公安委員会や公正取引委員会と云った既存の三条委員会に独立性及び強制力のある処分権限等があることは、その社会的必要性、行使範囲の限定性から云って十分に妥当性を有するが、人権擁護法に規定されるところの人権委員会に、その行使範囲の曖昧さを鑑みれば、上記に相当する妥当性があるとは思えない。

とくに、最後にある三条委員会が決める人権侵害の内容は反対派が言うほどのトンデモ領域に現時点では及ばないとしても、やはり曖昧さと云う不確定要素が常に付き纏うとは思ってます。
上のFAQでは、

「法案は、人権侵害を「不当な差別、虐待その他の人権を侵害する行為」と定義している。法務省は「刑法上の犯罪行為と民法上の不法行為が該当する」と説明している」

「定義が曖昧」なのはその通り。つーか、「定義が曖昧であることはこうした法律としてなんら不自然でも不都合でもない」という主張に対して、「曖昧なのは許せん」というのは反論として有効性を欠く。つーかぜんぜん噛み合ってない。
曖昧なのになぜそれがこれまでの法律でも(刑法でさえ)許されているのかは、FAQ作成者も書いている通りそれまでの判例の積み重ねや社会常識(社会通念)がそれを縛るからである。要するに、そうした曖昧さがあることは、批判の対象にはならないのである。


とあります。
前者に対しては
曖昧さが、この種の法律にとっての優位性を保障していると云う点は理解できますが、それを「それまでの判例の積み重ねや社会常識(社会通念)が」縛ると云う考えには同意できません。
縛る行為自体は良いとしても、侵害対象を判断する上で基準の「判例の積み重ねや社会常識」を決めるのはあくまで少人数の人権委員です。その人達に曖昧さを武器にした悪意が入り込まないと誰が保障してくれるのでしょうか?
尤も、人間が作るものですから、それを言い出したらキリがありませんけど、筆者は人権擁護法が定義する侵害行為が、同時に包含する危険性を冒してまで指摘・糾弾する優位性を持つとは思えません。
筆者は人権擁護法案に関して、この点が最も懸念される箇所だと思います。

2ちゃんねるには元推進派で今は反対派になった”若鹿”さんという方がおられます。
その方が最新の関係スレッドで、この法案の肝を以下のように解説されてました。

・独善かつ速やかに人権侵害された者の救済
これがこの法案の根底にある基本なんですよ。
「人権侵害を受けたものの立場に立って法律や契約社会通念を超越して人権委員会の独自の裁量によって判断し」
「わずらわしい手続きや相手の聴聞を省略して」
「被人権侵害者に対しての超法規的救済をする」
つまりね、人権を侵害されたら人権委員会は「速やかに」その人権侵害を取り除けるのですよ。
その判断は、人権委員会の独善、すなわち人権委員会が正しいと判断したことが正義とみなされるってこと。
おまいの頭で考えて噛み砕いて理論武装してくれ。


上記のFAQに依れば、この言説の前半に可成りの瑕疵があることは指摘できます。
ですが、後半の「その判断は、人権委員会の独善、すなわち人権委員会が正しいと判断したことが正義とみなされるってこと。」は、人権委員会がこの法の中でやりたいことを最も端的に表していると思っています。

やはり、「悪用される可能性のあるものは、いずれ悪用される」と云う危険性を敢えて冒してまで成立させる必要がある法律とは思えません。



反日プロパガンダに対抗する!!
映画「南京の真実」にご協力下さい

南京の真実

にほんブログ村 政治ブログへ

映画「南京の真実」関西上映会(大阪・八尾)に行って参りました


映画「南京の真実」第一部「七人の『死刑囚』」の関西上映会(大阪・八尾、プリズムホール)に行き、東京試写会ではとうとう観ることが出来なかった、この映画を鑑賞させていただきました。
先月の東京試写会はロビー鑑賞組でしたので、通して観るのはこれが初めてでした。

昨日、二月九日は生憎の悪天候(雪で近鉄が遅れました)でした。ですから出足に可成り影響したと思いますが、それでも筆者の目で8~9割(キャパは1440人)、実際には約一千人の方々が参集下さったようです。事実、天候のせいで行けなかった方もおられます。
これを考えれば、大成功!と言っても良いと思います。
これも、約二ヶ月前から陰日向で宣伝・広報を担当された関西上映実行委員会の方々によるご努力の結実した成果でしょう。

さて、映画の方ですが、筆者には気になっていることがありました。
映画は、あの勝者の裁判たる極東国際軍事法廷(東京裁判)で生け贄にされたと云ってよい、いわゆるA級戦犯七人の死刑執行24時間前の主に心理描写を捉えたものです。
東京試写会後、この映画は南京虐殺肯定派から様々な批判を受けました。勿論、同否定派からも批判はありました。やれ冗長的だ、やれ長過ぎる(上映3時間)、はたまた、これのどこに対中情報戦に打ち勝つ要素があるんだ?などと、中には納得しないでもないご意見も散見されました。
こうした批判の中に、なるほど、このシーンがないとちょっと弁解できないな、と思えるほど致命的な異見がありました。

この七人の方々の中で、南京事件に直接関係のある方は松井石根大将(中支那方面軍司令官・上海派遣軍司令官)です。当然、この映画の中では松井大将と死刑執行に際して最後を見届ける役目の花山信勝教誨師とが、様々な場面で語り合うシーンがあります。
花山教誨師は裁判後の1949年に、「平和の発見」(現、巣鴨の生と死 ある教誨師の記録)と云う本を著されていますが、その中に処刑前に松井大将が語ったとされる以下の部分があります。

南京事件ではお恥しい限りです。南京入城の後、慰霊祭の時に、シナ人の死者も一しょにと私が申したところ、参謀長以下何も分らんから、日本軍の士気に関するでしょうといって、師団長はじめあんなことをしたのだ。

私は日露戦争の時、大尉として従軍したが、その当時の師団長と、今度の師団長などと比べてみると、問題にならんほど悪いですね。日露戦争の時は、シナ人に対してはもちろんだが、ロシヤ人に対しても、俘虜の取扱い、その他よくいっていた。今度はそうはいかなかった。

政府当局ではそう考えたわけではなかったろうが、武士道とか人道とかいう点では、当時とは全く変っておった。慰霊祭の直後、私は皆を集めて軍総司令官として泣いて怒った。その時は朝香宮もおられ、柳川中将も方面軍司令官だったが。折角皇威を輝かしたのに、あの兵の暴行によって一挙にしてそれを落してしまった、

と。ところが、このことのあとで、みなが笑った。甚だしいのは、或る師団長の如きは「当り前ですよ」とさえいった。従って、私だけでもこういう結果になるということは、当時の軍人達に一人でも多く、深い反省を与えるという意味で大変に嬉しい。折角こうなったのだから、このまま往生したいと思っている
巣鴨の生と死 ― ある教誨師の記録 ―-クリック20世紀-より引用、改行は筆者)


松井大将がこれを語ったであろうことはおそらく間違いないでしょう。事実、南京虐殺肯定派はこのシーンをして、南京攻略戦総司令官たる松井大将でさえ虐殺を認めていると云う根拠によく引用されます。
要はこれを、この映画はスルーしたと批判しているわけです。一部のブログや2ちゃんねるで云われていた批判です。
確かに、一応、ドキュメンタリータッチを謳うこの映画には不可欠なシーンだと思われます。この部分がスルーされていたのなら言い訳が出来ません。

で、結果はどうであったのか?・・・スルーしていたというのは嘘、デマでした。
きちんと、それなりの時間を割いてこの会話を水島監督の解釈、おそらく全否定派の一致するところの見解と思われる解釈を加えて再現されていました。
この解釈については、筆者の拙い見解よりももっと上手く解説されているこのサイト(松井石根(まついいわね)大将)に譲った方が良いでしょう(我軍の暴行、掠奪事件)。筆者は、そしておそらく水島監督も、多くの南京否定派の皆さんも、これはいわゆる「南京虐殺」ではないと思ってます。

冒頭の有名な「南京事件ではお恥ずかしい限りです」は確かに無く、そこまで厳密性を保たせるのであれば批判できないわけではありませんが、完全なドキュメンタリーではない映画で、これをオミットすることを卑怯だの姑息だの云われる筋合いはありません。
この映画も、云われ無き貶めに対する一つの検証事案であり、それを監督自らの解釈を加えて表現することに何の問題がありましょう?

あぁ確かにこの会話シーンは、あれだな、と分かる形で挿入されていたという事実は覆せません。さらに云えば、本当に処刑直前に松井大将は口述という形で、「南京虐殺の罪で・・・」と訴因らしきものを言わされるシーンまでちゃんとありました。
無論、大将が公式に南京虐殺など認めていないのは先のサイトに譲るまでもなく、明らかなことですが(南京虐殺・暴行に関する証言に対する抗議)。

昨年11月、筆者はこの映画でもロケ場所となった熱海の興亜観音に参詣し、松井大将の人なりに触れております。この方は誇るべき軍人、武人の鏡でした。この一言で十分です。
氏の支那事変における戦略に間違いがあったことを認めるのは吝かではありませんが、それとは別に氏の人となりは観るべきでしょう。加えて、率いる軍隊の軍紀が日露戦争の頃よりも緩んでしまっていたというのも、先の会話の動機の一つに入ることでしょう。
映画ではこの部分も包み隠さず触れておりました。何の問題もありません!

最後に一言だけ苦言らしきものを言わせていただきますと、もっと検証性を明確にした方が良かったのかな?と思いました。彼ら七人が、如何に強大な欺瞞の中で裁かれてしまったのかを、一人ずつ細かにその訴因から読み解いていく作業があっても良いと感じたのでした。
映画の第二部は検証編らしいので、その辺りのところを詳細に解説されるのかもしれませんね。

水島監督には「良い映画を有り難うございました」と挨拶を兼ねて御礼を述べ、ほんの僅かに後片づけらしきものを手伝って会場を後にしました。
これからも応援を続けさせていただきます。



反日プロパガンダに対抗する!!
映画「南京の真実」にご協力下さい

南京の真実

にほんブログ村 政治ブログへ

1/1

Home > Archives: February 2008

Search
Truth of NANJING
映画「南京の真実」
Free Japan
国益最前線
Abductees Issue
一刻も早い奪還を!
China Free
中国製品不買運動
Patriot@MyTube
憂国系@MyTube
Jazzy@MyTube
ジャズ系MyTube
NANJING Recommend
マンガで読む昭和史「南京大虐殺」の真実
畠 奈津子
大館 亞津子 著(2007-12)
NANJING Recommend
NANJING Recommend
NANJING Recommend
Recent Trackbacks
Profile
Links

Page Top