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アーカイブ: 2006/12/09

秦剛報道官(中共)の本音?


中共外交部の報道官って、いつ見ても傲慢で根拠のない自信に充ち満ちてますよね。
以前にいた孔泉とか名前は忘れましたが、河豚みたいな顔をしたオッサンとか・・・あの態度、一つ取ってみても独裁体制の欺瞞に満ち溢れた国だなぁとつくづく思う、今日この頃です。

さて、上で挙げた人ではありませんが、秦剛と云う報道官が定例会見で記者にダライ・ラマ猊下の発言について聞かれ、以下のような、如何にも耳の痒くなるコメントをしてます。

西藏をいわゆる「独立国」と承認する国は1つもない

外交部の定例会見で7日、秦剛報道官が質問に答えた。

ダライ・ラマ14世の代表が先月米国で講演し、「ダライ・ラマ14世の逝去前に中国中央政府と妥協が成立しなければ、西藏(チベット)で動乱が発生する」と警告した。コメントは。

まず最初に、西藏は中国の一部であり、西藏をいわゆる「独立国家」と承認する国は世界に1つもない。第2に、西蔵情勢は中国の他の地区と同様に、安定しており、発展しており、調和がとれている。しかもわれわれは、西蔵の明日はさらに良くなり、藏(チベット)族同胞の生活もさらに幸福になると信じている。

あなたが言及した人物と、その代表する勢力および集団は、長期間国外に亡命し、祖国分裂活動、中国の民族団結の破壊活動に携わっている。もし彼らが本当に西蔵を気にかけているのなら、西蔵独立の主張を真に放棄し、すべての祖国分裂活動を徹底的に停止すべきである。


よくもまぁヌケヌケと・・・
いちいち突っ込み入れてもしょうがないので、ここは一つ、秦剛報道官の偽らざる本音を以下に推測してみましょう。

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西藏をいわゆる「独立国」と承認する国を1つとして許さない

外交部の定例会見で7日、秦剛報道官が質問に本音で答えた。

ダライ・ラマ14世の代表が先月米国で講演し、「ダライ・ラマ14世の逝去前に中国中央政府と妥協が成立しなければ、西藏(チベット)で動乱が発生する」と警告した。コメントは。

まず最初に、西藏は中国の一部に無理矢理したのであり、西藏をいわゆる「独立国家」と承認する国を世界に1つも認めない。第2に、西蔵情勢は中国の他の地区と同様に、安定させており、発展させており、調和がとれているように見せ掛けている。しかもわれわれは、西蔵の明日はさらに(支配にとって)都合が良くなり、藏(チベット)族異胞の生活もさらに幸福になると信じ込ませるのに成功している

あなたが言及した人物と、その代表する勢力および集団は、(小癪にも)長期間国外に亡命し、祖国独立活動、我が中共の民族浄化の妨害活動に携わっている(不逞の輩である)。もし彼らが本当に西蔵を取り戻す気なら、(我々は)西蔵独立の主張を真に粉砕し、すべての祖国独立活動を徹底的に弾圧、殲滅すべきであると考えている。

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ザッとこんな感じでしょうか。
中共は今日もダライ・ラマ猊下の慈悲の心とそれを慕うチベット民衆の心を踏み躙り続けています。
アジアへのアメリカの影響力低下や中共の他文化圏への精力的進出が何を意味するのか?、そしてそう云った情勢に中共が誘導する意図は何か?を考えれば、日本はもっと危機感を持たねばなりません。放っておけば、精神的属国の到来が待っているだけです。


まぁ、わが国にもよく似たのがいて秦剛報道官と全く同じ主張を述べているのがいますよね・・・「チベット問題は国内問題だから日本が口を出すべきでない」とか何とか言いながら、中共が靖国参拝という純然たる国内慣習に口を出す姿勢を擁護するマンセーな方々が。

そうすると必ず、靖国神社は中国様を侵略した戦争指導者が祀られているから被害者として抗議する権利があるだろ!ときます。筆者は統治された人間側からの感情までも否定する気は更々ありませんが、そういうことは中国と云われる国が真の民主国家になってから、国民総意の下で言ってきて下さいと返したいところです。
第一、チベット問題は侵略と同時に人権マターでもあるわけで、人権がメシより好きな方々に限って上のようなことを言うのは一体全体どういう了見なんだ?ってことです。人権に国境があるなんて初めて知りましたよ。

最近、危険視されている南京映画に関して、はてな界隈のいわゆる虐殺肯定派が所々のブログで活動を活発化されておられるようです。確かに彼らはよく勉強しているし、一部の主張には頷かないわけでもありませんが、問題はそう云うことではないでしょうと。

神は細部に宿るとか云いますけど、ことこの問題は全体を俯瞰する見方が必要でしょう。中共は上で述べたように非常に狡猾な国で、他の大国にも同様に武力戦争に依拠しない戦略(謀略と言っても良い)でもって他を自分に都合良く改変させようと目論んでいることが推測できます。AOLのテッド氏がそれに加担している若しくは加担させられている可能性がないと考えるのは、氏の反応や文章を観ても、現時点では難しいでしょう。

てっくさんのところによくコメントされる喜多龍之介氏(今日の覚書、集めてみました)が、これについて意見(【そこじゃないのよ】南京ヨタ映画)を述べられていました。氏の意見に同意します。
そう云うことなんですよ、きっとね。



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