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アーカイブ: 2006/10

防衛、教育そして日本に巣くうチンピラ記者


リハビリ的に三題ほど・・・

@ 核武装論議

塩崎官房長官は非核三原則を堅持する立場にある政府としては核武装議論を正式にすることはないと言っているようですが、まぁこれは確かに時期尚早ではある、しかし、同位に自民党としての正式議論の封殺にまで言及するのはどうか?と思います(日経記事)。
何だかんだと云いながらも、昨今は初っ端を提示した人間さえ抹殺してしまうほどの過激な封殺は無くなったので「議論はしてはいけない」という端緒からの議論が行われていくようになったのはきっと良い兆しなんでしょうね。
とは云え、これは前にも少し言及しましたが、ある意味「木を見て森を見ない」議論だと思います。
目下の核の脅威は北朝鮮、中共とあるわけですが、プラクティカルな意味合いでの脅威への対処は核よりも通常戦闘による被害をどの様に防ぎ、またどの様に応戦するのかといったレベルの方が余程重要でしょう。
例えば、北に対する臨検、またはそれに類することが生じたときに相手が武力で応じてきたらどうするの?という議論です。これは現実には個別的自衛権の問題というより(米軍との)集団的自衛権の話しになるのかもしれませんが、本来なら日本独自の判断で臨検を行うのは当然の権利であるはずですので、それすら封印してしまう現状の打開策を練ることの方が遙かに重要なのではありませんか!?と云うことです。

起こりうる確率で云ったら、北の核弾頭がわが国に飛んでくることより遙かに上記の方が起こりえますよ、なのに、その議論をしないで一足跳びに核武装というのは如何にもな感が否めません。

何か政治家は非現実的なことを設定して防衛論を議論するフリをして見せて、危急の現実策の議論から逃避しているような気がします。いや気ではなく、きっとそうに違いないでしょう。闘う政治家であるはずの安倍総理はこうした観点からも闘う姿勢を問われています。



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中華思想を満喫してきました


皆様、2週間ぶりのご無沙汰です。
この15日から25日まで10泊11日の中国出張に出ておりました。25日(正確には26日)には帰ってきたのですが、今回は何故か、久しぶりに帰国後の下痢と若干の発熱に悩まされている次第です。
多分、四川省・成都に滞在中にめったやたらと激辛な麻婆豆腐やら四川料理やらをたらふく食ってしまったのが、日頃からの粗食に馴れている小職の胃腸には堪えたのかもしれません(結構、つらいです)。

今回の出張は北京4日間(国際会議)、成都4日間(大学訪問と講演)、厦門(アモイ)3日間(日中シンポジウム)と大陸をほぼ正三角形で結んだ位置を移動するチョッピリ強硬なスケジュールでした。
まぁそれにしても、何処へ行っても中共は中共、支那人は支那人という感じでしたね。
何処であろうと唾は吐く、当たり前のように横入りはする、耳元なのにも拘わらず大声で喋りまくる、全くもって民度の低い人間の典型を見る思いがしました。こんなことで北京オリンピックなんて開催できるのかね、というより自分達の民度の低さを曝け出して平気なのかね、と品行方正な日本民族の一人として中国人という人種が心配になりましたよ。
こういった民度の低さは公共道徳が発展しないと云うよりは、おそらくこれがいわゆる中華思想というやつの賜物のような気がします。俺たちが世界の中心である、それ以外の人間など気にすることもない、と云うメインコンセプトが幅を利かせているのでしょうね。

これは何も一般住民だけの所業だけではありません。さすがに、知識層の人々は上ほど酷いのは余りいませんが、それでも彼らの脳内にはおおよそ予定とか約束を守るという観念があるようには思えません。
予定の講演をキャンセルするのは常に中国人、中国人のポスターセッションは白紙状態(つまり貼ってない)、進行はいつもその時次第でコロコロ変わりまくる、ではとてもまともな国際会議なんて出来る訳もない(少々、イケルのは中華料理くらいなもんです)。

最も酷かったのはアモイでのシンポの会場でした。予定ではその会場に歩いていけるくらい近いところにホテルをとっていたのですが、その会場でレジストレーションをした後、スタッフの車で宿泊先のホテルに向かうものの一向に到着する気配がない。おかしいなぁと思って、ホテルを間違えてないかと聞いても間違ってないと言う。いやそれでも余りに遠すぎると思って、レジストした会場のホテルが変更されたのかと聞くと、一言、「Yes, Change!!」と返ってきて、思わず「それを最初に言えよ!」と、日本語で突っ込んでしまった。つまり我々は変更された会場ホテルを予定のホテルと思い込んでレジストをしていたわけでしたという落ちでした。開催2日前に急遽、会場を変更したらしい。何のために会場に近場のホテルを取ったのか、と非常にむかつきました。
中国人はこういうことを平気でシレーっとやりよる、全く困ったもんです。

それでも、中にはまともな中国人もいます、といっても日本に来ている留学生の人達です。
筆者は理系の留学生しか知りませんので、何とも云えませんが、彼らには何か「中華思想への危機感」のようなものを感じます。
事実、エクスカーションでの通訳(中国のタクシードライバーは英語を殆ど理解してません)でお世話になったある大学のドクター学生は「こんな考え方では中国でまともな学会など開けるはずもない」と、可成り怒っていました。
情報隔絶、独裁国家の閉鎖性が社会常識という人間として当たり前の概念まで醸成するのを拒んでしまっているのが現実です。

そういった謂わば、中国という国の暗部を一向に公開することもなく、ただただ良いところばかりを報道する日本のマスメディアは本当に中華思想の奴隷なのかもしれません。

帰国して、中共の活動家達が日本の領土である「尖閣諸島」にまたぞろ抗議活動に向かったと聞いて拘泥たる思いがします。
それを聞いたメディアは相も変わらず、「日本、中国、台湾が領有権を主張する尖閣諸島」だと・・・何で「日本固有の領土であるにも拘わらず、不法にも中国・台湾が領有権を主張している尖閣諸島」と言えないのか!!
NHKよ、お前のことだよ!!、少しは日本の公共放送としてのプライドを持ってくれ。
これでは「しおかぜ」短波の強制報道も致し方ありませんね。未だ同胞が北の地に囚われの身になっているというのに、何故?自ら進んで協力しようともしないのか、恥を知れ!と言いたい気分です。

尾籠な話しですが、書いてて腹が立ってきたらまた少し催してきましたので、この辺りにさせていただきます。
これからも色々と忙しい日が続くんですが、なるべく早めの更新頻度を守って日本の憂鬱を希望に替えられる手助けになればと、愚論を述べさせていただく所存です。

コメント、トラバ共に開放いたしました。中共は世界を中華思想で同化しようとしている

追記:
真に中華思想を体現したような北京五輪のスローガン、「同一個世界、同一個夢想(One World One Dream)」とその人々(長城に登る此奴らがぎゃあぎゃあ五月蝿かった)。
本当は「One」と来れば、「一つの」中国と言いたいんだろうなぁと・・・事実、当初の日本語訳は「一つの世界、一つのドリーム」だった。
彼らの「同一」は明らかに「同化」を意味している。
偉そうに能書きを垂れる前に中共は街のあの埃っぽさをなんとかしろ!



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お知らせ


明日15日より2週間程度,海外出張のためブログの更新を休ませていただきます.なるべく早く復帰したいとは思っておりますが,暫しの間,お許し願いたいと思います.

また最近,スパムコメントやスパムトラバが異常に来るものですから,それをデリートする手間を省くため,コメント欄及びトラックバック欄を閉じておきますのでご了承願います.

「もののふのこころ」管理人,kousotsudr 拝



NHKは「公共放送」である、はずである


もう一人、まともな閣僚がいることを忘れてました、菅義偉総務大臣です。
この方は拉致議連ではなかったとは思いますが、以前には対北朝鮮経済制裁シミュレーションチーム座長を務めるなど、安倍総理と共に政府側から拉致問題解決に尽力されてきた方です。日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会にも属し、首相の靖国神社参拝にも賛成されているようです。
左巻きからは一応、超タカ派と観られているようですので、まずは真っ当な思想をもった方であることが分かります。

NHKに「拉致」放送の命令検討 総務相

菅総務相は13日の閣議後の記者会見で、「NHKには命令放送を行わせることができる。内閣が代わって、拉致問題が国の最重要事項になっていることは間違いない。そういうことを含めて検討したい」と述べ、NHKの短波ラジオ国際放送で、拉致問題を重点的に扱うよう命令することを検討する考えを示した。
総務相は同放送への命令権限を持つが、個別具体的な項目の扱いを求めるのは異例だ。  

命令放送とは、放送法が国際放送について定めている制度。総務相が事項を指定して放送を命じることができる。実際に対象になっているのは、同制度に基づき制作費の一部に国費が投じられているNHKの短波ラジオ国際放送のみとなっている。これまでの命令は、NHKの自主性を尊重するため、「時事」「国の重要な政策」「国際問題に関する政府の見解」といった大枠にとどめ、具体的な放送内容に口出ししてこなかった。NHKによる独自の編集と命令放送との間に境目もなく、事実上、NHKの裁量権が大きかった。

 菅総務相は、安倍首相を本部長とする「拉致問題対策本部」が設置されたことなどを指摘。「国としての重要事項が変わってきている」として、具体的な命令を出すことも検討する考えを示した。

 拉致関連放送としては、拉致問題を調べている「特定失踪(しっそう)者問題調査会」が、北朝鮮向けに短波ラジオ放送「しおかぜ」を流している。英放送配信会社に委託して拉致被害者家族のメッセージなどを放送しているが、妨害電波とみられる通信に見舞われており、官房長官だった安倍氏が5月、「(妨害電波は)北朝鮮国内からと認められる」と述べている。
 菅総務相は、「しおかぜが短波放送を欲しいということであれば、ITU(国際電気通信連合)に正式に申し入れたい。NHKの施設を使えるよう前向きに考えたい」と支援を表明。国際放送のための新たな周波数の割り当てに向けて国際機関に働きかけるほか、NHKの送信所を活用するなどの支援策に乗り出す考えも示した。

 NHK広報局は取材に対し「NHKに正式な話が来ているわけでもなく、今の段階でお答えすることはとくにありません」と述べている。

〈服部孝章・立教大学教授(放送制度論)の話〉政府による放送内容への関与は、放送の不偏不党、表現の自由をうたった放送法1条の理念に反する。放送法は、国際放送の命令を規定しているが、番組の具体的な中身にまで踏み込むことは記していない。基本的に受信料で運営されている点からも、命令放送の拡大には慎重になるべきだ。


NHKは拉致が北朝鮮の仕業であることが明らかとなっても可成りの期間、「朝鮮民主主義人民共和国」と間抜けな言い直しをしていた特定団体からの圧力に非常に弱い「偏向(公共)放送局」です。今でこそ、拉致問題をよく採り上げるようになった感はありますが、それでも尚、お座なりで批判を避けるために何となくやっている傾向が強いです。
菅総務相は良いところに気付いてくれました。
さて、NHKは快く受け入れることが出来るでしょうか。本当は命令ではなく、進んで「しおかぜ」の代替を引き受けるのが公共放送としての責務です。

「しおかぜ」が開始された時、何故に一民間組織が単独でこれをやらねばならないのかという日本という国の異常さを筆者は感じたものでしたが、安倍総理になって拉致問題解決が当然の「公」の仕事として認められていく趨勢はやはり素直に賛意を送るべきでしょう。

朝日の記事らしく、最後に良識ぶったサヨク教授が頓珍漢なことを宣っているようですが、この御仁には「基本的に受信料で運営されている点」ということが何を意味するのかを、その左旋性の脳みそでよ~く考えて貰いたいものです。

NHKには是非、本来の「公」放送の意味と報道の良心に立ち返って、この提案を快く受け入れていただきたいと強く思います。



↑NHKは寒流とやらを減らしてでも拉致問題を真剣に採り上げよ!思っていただけたらクリックをお願い致します

Bush said ”We won't attack North Korea”

安倍総理は日本単独の制裁を拉致問題も取り込んで決断、実行するようです。それはそれで結構なことです。日本は何よりもその決意を見せねばなりません。

■ 北朝鮮への追加制裁措置の骨子

一、すべての北朝鮮籍船の入港禁止
一、北朝鮮からのすべての品目の輸入禁止
一、北朝鮮籍を有する者の入国の原則禁止。在日の北朝鮮当局職員以外の者の再入国は除く
一、今後の北朝鮮の対応、国際社会の動向などを考慮しつつ、さらなる対応を検討

これに加えて、*朝鮮総連の徹底監視体制の強化、*パチンコ資金までも含めた金融制裁の強化断行、*輸出の禁止も盛り込んでくれたら尚良かったと思います。
それに何と云っても、これらは平壌宣言の破棄が前提に無ければ、甘さが滲み出てしまいます。今までをリセットして新たに対北戦略を構築していく勇気が是非とも欲しいところです。

しかしながら、やはりこうした制裁は拉致問題だけで、もっと早く、やっておくべきだったと思います。日本には十分にその資格があったはずですから。
それに、前々エントリーから言ってますように北は多分、武力オプション以外の如何なる制裁も覚悟して一連の行動をとっていますので、現時期での日本からの制裁はおそらく余り効き目はないと思います。

ブッシュ大統領は「We won't attack North Korea」(我々は北朝鮮を攻撃するつもりはない)と言ってますが、北は明らかにその事は織り込み(予測)済で行動をとってます。
確かに強硬一辺の軍部が金正日を操っている可能性もありますが、金はアメリカの周辺事情(イラク・イラン問題や中国との関係)をよく知ってますから、未だそれを逸脱しないだけの知恵が働いているようにも思えます。
ですから、ブッシュも「攻撃する意図はない」と云う”釣り”でもって、北の更なる逸脱行動を誘発させようとしているのかもしれません。アメリカはやるときには即、やりますからね。

これからの北の動きは自壊を加速化させることはまず間違いないことです。そのポイントは2回目の核実験もさることながら、2回目のテポドン試射が太平洋にまで届いた時かもしれません。
彼らの行動はもはやエスカレートするしかないのですから、必ず叩くチャンスはやってくるはずです。その時まで日本はアメリカや中国、ロシアの動きをよく勘案して、安全保障と拉致被害者の救出を同時に得る必要があります。
安倍総理については筆者も色々と言いたいことはありますし、またすでに言っているわけですが、期待しているからこそ言うべき事は言わねばなりません。
総理の双肩はそれに耐えて貰わねばなりません。



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北の言う「制裁は無意味だ」は今回は本気かも


何度目のオオカミ少年か知りませんが、今度のオオカミ少年キーン(金)の叫びは本気かもしれませんよ。

制裁は宣戦布告と北朝鮮 韓国は核戦争の態勢点検

韓国の聯合ニュースによると、北京駐在の北朝鮮当局者は11日、核実験の発表により制裁がより強化された場合「われわれは宣戦布告と見なす。制裁は無意味だ」と述べ、強硬姿勢を取るとの姿勢を強調した。国連安全保障理事会での北朝鮮への厳しい制裁に向けた論議をけん制する狙いがあるとみられる。(後 略)


「制裁は無意味だ」=「抵抗は無意味だ」かもです?、お前はボーグかよって冗談はさておき、やはり、中共は武力行使を含む7章42条よりそれを含まない41条を盛り込むようにとグダグダやっているようですね。
国連は国連で正当にやって貰う分には構わないのですが、昨日も言いましたように、中途半端な制裁など上記のようにもはや無意味なのかもしれません。

北は覚悟を決めてますよ。彼らは国際的に観れば、「失うものなど何もないチンピラ風情」ですから、失うものがあり過ぎる我々は最初から不利なんです。
それと戦うには、彼らの突きだしたナイフを素手で握り返すくらいの覚悟は必要でしょう。その覚悟を見せつけることで、初めて彼らもこちらの本気度を知ることになり、それ以上の行動には躊躇するようになると思います。日本の間抜けな左翼達はここら辺りのことを曲解しているので、いつも頓珍漢なことを言うわけです。

今、横須賀にいる第七艦隊の主力は全く動く素振りはないようですが、アメリカはどこまで本気なのかが見えてきません。よく、北には美味しい餌がないからアメは動かねぇよ!なんてことを言う人がいますが、核兵器(大量破壊兵器)をアメリカに敵対する国やグループに転売されることを考慮したら、安全保障上、アメリカは動かざるを得なくなりますから、大々的に北はそれを喧伝して欲しいところです。
少なくとも、日本はその危険性をネタにアメリカの尻を叩いて欲しいですね。

基本的にはもうというか、いずれは武力しかないのではないかと考えてます。北は自分達が譲歩した形での話し合いや交渉には応じてこないでしょう。お前たちがまず刀を納めよ!と云うことだと思います。
こちらとしては当然、そんなこと容認できない、とすればハードランディングしかなくなるのではないでしょうか。
核武装も勿論、議論することは結構なことですし核を持つことに筆者は反対するものではありませんが、現実にしかも北に有効に対応できるだけの素早さで核を持つことなど、今のところ不可能です。
今の日本には「失うものなど何もないチンピラ風情」の怖さを分かってません。当該の脅威に直接的に曝されてないアメリカ、中国、ロシア、その他の欧米諸国ならまだしも、被爆国でもあるわが国にしては余りに楽天的過ぎます。

尤も、直接の武力行使以外の手と云えば、以前も筆者も述べたことのある「中国による北の取り込み」があります。いよいよ、アメリカを主力とする武力行使が現実となれば、中国はみすみす西側に北を自由にされてしまうならばと、北に攻め込み一挙に朝鮮省の出来上がりとなるわけです。実際にも度々、人民解放軍が中朝国境で見せつけるように軍事訓練してますよね、確か昨日もそんな動きをしてたはずです。

そして我らが安倍総理と云えば、 こんな寝言(「平壌宣言は生きている。だからこそ我々はこの精神に戻るべきだと主張している」)を未だに言っています。
尤も、それに呼応するかのように北の金永南常任委員長も「安倍政権発足後も日朝平壌宣言は有効」ですと。
これではとても、相手のナイフを素手で握り返すことなど出来ない。
平壌宣言など、こちらの譲歩を前提とした負け犬宣言に等しいので、この上に立った交渉などまさしく無意味だと思います。
飽くまでこちらが有利となる交渉を引き出すまで譲歩などせずに、今日本に出来る全力と覚悟で北を締め上げるべきだと思います。
北がミサイルの先っちょに核を載っけた瞬間から、日本は拉致問題どころか全てに譲歩に次ぐ譲歩を呑まされることになります。
安倍総理はどこまでことの重大性を認識しているのか、本当に分かりません。
特定失踪者問題調査会の荒木氏が安倍総理の歴史認識に関する弱腰に対して、

歴史認識の問題は、誰か(それも民間人ではなく、政府の責任ある立場の人)が轟々たる非難の中で、地位を失うことを覚悟してやらなければ将来へも禍根を残す。

と述べておられます。正論だと思います。そして、「歴史問題」を「北朝鮮問題」に変えても、全く同じことが云えることに安倍総理は早く気づいて欲しいと思います。

もう一つ、テレ朝お昼の番組、「ワイドスクランブル」でこういう時期には必ずと云っていいほど特集するお決まりの在日擁護キャンペーンをやってました。
それについて一言、
「貴方たちが本気で祖国北朝鮮を大事に思っているのなら、その次に来る非難の矛先は日本国に対する制裁緩和要求ではなく、未だ厚顔無恥に北の体制や金正日を誉め称える朝鮮総連にこそ向けるべきである」

本日は以上です。



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即刻の平壌宣言の破棄と完全封鎖をやるべきです


どうも、一週間ぶりの更新になります。

ついに北が最後の一線を越えたようです。
核爆発の規模は韓国の評価では0.5Kt程度、日本の評価では10Kt程度で、どうもバラバラですね。0.5Ktくらいではスーツケース型にも及ばないし、例えそんなのがあったとしても、北にそのようなエレガントな余裕や技術があるとは思えないので、まず間違いなく失敗でしょうね(10Ktでも目的とは異なるようです)。
爆縮技術は高度なものですし、それが失敗したものなら尚更、2度目以降を考えているでしょう。

いずれにしても、北は立派?な核保有国であることが名実共にほぼ判明しました。とはいえ、それが未だ北の望むだけの有効な飛び道具にはなっていないことも分かっていますので、何とかそれ以上の手段を持たぬように必死に阻止する努力を惜しむべきではありません。

国連ではまたも7章絡みで一悶着ありそうですし、慎重に規模等を見極めているようですから余り当てになりません。無論、国際的連携は必至のケースですから、それを蔑ろにするものではありませんが、日本やアメリカその他の有志国は独自に動いていくべきです。
日本は経済制裁なんて生易しいことではなく、完全に人、物、金の動きを止め、朝鮮総連を24時間監視状態に置いた上でアメリカの尻を叩きまくることです。中国はまだまだ当てになりません。
にも拘わらず、日本のメディアの甘いこと・・・日本が事実上、北に完璧に逆らえなくなる日が近くなったというのに、特番の一つもないのは何かの冗談なのか?、ただのバカなのか?
これは甘く考えることではありません。例え、核が未だ弾頭に載らなくても、斜め上の国家である北は本気になれば、如何なる芸当を駆使してでも日本を困らせようとしますよ。
例えば、ウラン型の核爆弾なら起爆は簡単です。それを船にでも載せて国境海上付近で爆発させて漁場等を破壊し、放射線を本土へ向かわせることなんてのもリスクと効率は最悪ですが、あの北なら有り得ることです。
とにかく、ここからはアメリカやその有志国による軍事オプションをも考慮すべきでしょう。こうした芽はすぐにも摘むべきだったんですが、今なら未だ何とか間に合います。

そして日本は上の策をとりながら、北崩壊時に自衛隊を使って如何に拉致被害者を救出するのかといった作戦を練っておくべきです。
こうしている間でも、その猶予はドンドン失われています。
安倍総理のまずやることは、一刻も早い平壌宣言の破棄と検討ではない即刻の完全封鎖です。



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シュレディンガーの安倍猫に踊らされる右派に左派


昨日、更新が滞りますなんて書いた手前、まぁスルーしようかと思ったのですが・・・

「侵略戦争」だの「植民地化」だの「台湾独立不支持」だの、果てには「村山談話」継承を手みやげに会談(日中、日韓)するなんて報道を見て、可成り頭に血が上ったので真に今、書き込もうとしている自分がいるわけです。
しかし、産経ソースの方を見ると、折れかけているのは中共側とか書いてあるし、どうも日中会談に関しては、多分に読売も含めて左派メディアと外務省筋の朝貢派が連んで意図的に情報攪乱している感があるように思います。
それでちょっと落ち着いて、今こうして書いています。

まぁこれも安倍総理の意図がまるで「シュレディンガーの猫」のように、存在するのかしないのか分からない曖昧模糊なものであることと関係があるのでしょうか。
昨日も述べましたように、国の最高責任者ともなればある程度の妥協は致し方ないことは理解できますし、70%を誇る支持率があれど基盤も緩いうちから強い主張が出来ないことも分かります。
ですが、村山談話云々は中・韓が日本を隷属させるための呪文みたいなものです。安倍総理がいくら靖国参拝とは別物と言おうが、彼らにとっては「村山談話を尊重します」と言った瞬間に、またこれでその矛盾を突っつくネタを貰ったぜ!としかならないわけです。
どっちに転んだって彼らは日本を攻撃するしかないわけですから、それならばと、安倍総理は早々に「シュレディンガーの猫」の状態を確定した方が後々に惨禍を残すことは少ないのではないかと思うわけです。
そこのところ、中央日報の記事はいいところ突いてましたね(安倍首相、アジア圏外交主導権「失くした5年」取り戻す、末文抜粋)。

安倍、ブーメラン当たることも=日本では「いちばん先に得をするが、結局後で最大の損害を受ける人は安倍首相」とも分析されている。
靖国問題に対する明確な言及なしに首脳会談をする場合、国内支持率は上げることができるが、その後、靖国に行かなければならない状況が生ずれば韓国、中国との関係悪化の責任が安倍首相に集まるからだ。これ以上靖国参拝をしない場合にも「韓国と中国に止められた」という保守層の非難に直面することがある。
日本のある議員は2日「靖国に対する『曖昧な戦略』が韓国、中国との会談を成功させたかもしれないとしても、将来もっと大きな災いをもたらす可能性がある」としている。


日本のある議員とは誰でしょうか。「曖昧さはより大きな災いをもたらす」、この意図はよく分かりませんが、言葉尻としてはその通りかと思います。

いずれにしても、まだ結果が出たわけではありません。
総理への批判は”会談終了後に屈辱宣言を読む胡錦涛や盧武鉉の傍らに黙って佇む安倍さんの姿”を見てからでも遅くないでしょう。
今は少なくとも、安倍さん、ちょっと読みと姿勢に甘さがありませんか?程度に抑えておきます。
何か今となっては懐かしいことですが、小泉さんがおかしな挙動をとったときに、何とか信者さん達が「これにはきっと深い意味があるのだ」などと言ってその策士ぶりを無節操に誉め称える・・・そんなことだけはしないつもりです。
仮に安倍総理が本当の策士だったのなら、それはそれで結構なことなだけであり、それを読めなかった筆者がバカなだけで済みます。


また、日本にとって暗雲らしきものが一つ。そうです、国連事務総長です。
潘基文(バンギムン)のおじさん、調子扱いて変なこと言っているようです。

<インタビュー>国連事務総長確実の潘基文長官

次期国連事務総長当選をほぼ確実にした外交通商部の潘基文(パン・ギムン)長官は3日、聯合ニュースとの電話インタビューで「期待に沿えるよう最大限努力し、わが国の国益拡大と外交のすそ野を広げていけるようにしたい」と抱負を語った。(後 略)


この人、事務総長になろうってのに国連の意味、分かってます!?
わが国の国益拡大」なんて最も公平・中立を誓わねばならない国連の親分が言うべき言葉ではないですよね。
2ちゃんねるで誰かが言ってましたが、この内定は逆に韓国の国際的信用の失墜を狙ったものだ、というのも強ちデマではないかもしれませんね。
「えっ?そんなもの最初から無いじゃん」って・・・まぁそれについては言及しません。
尤も、事務総長になるんなら、国連分担金の延滞だけはきっちり落とし前つけとけ!というのには激しく同意です。
これから、このおじさんの言動や行動を注視する必要があります。反日行動もさることながら、気を付けなければならないのは対北朝鮮でしょうね。

ちょっと最後は「笑韓ネタ」みたいになってしまいましたが以上です。
では仕事に戻ります。



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安倍訪中と自公蜜月?を考える


筆者も今月15日から中国出張があるんですが、安倍総理もこの週末には訪中とか。

安倍首相が訪中の意向 8日にも首脳会談

日・韓の方はいつのまにやら決定していたとか云うし、日・中も既定路線のようですね。
安倍総理は昨年に官房長官になって以来、徐々にその主張を変更してきたように思うのですが、すでに取り入りつつあった媚中派或いは媚米派(アメリカそのものかも?)によって、アサヒが云うところのアジア外交、いや朝貢外交路線にきっちりと嵌められていたのかな?とも思えます。
まぁ、しかし「靖国に行くか行かないかを明言しない」という、不確定性原理のような立ち位置の曖昧な主張だけは崩さないようです。
今、これに関してはギリギリの詰めを行っているというのは、おそらくフェイクだと思います。多分、日中にはすでに暗黙の了解があると思われます。
筆者としては、ここは原理主義(堂々と参拝する)を貫いて欲しいのですが、これさえ、総理が踏み外した瞬間には、完全なる反安倍に変身する予定です。それは、こんな最低限のことさえできない人間に憲法改正も拉致解決も出来ようはずがないと思うからです。
総理となったからには当然、よりリアリストとなることも致し方ないでしょうが、絶対に越えてはならない壁があることも一国の責任者なら当然、理解していなければならないと思います。
そこのところ、安倍総理、頼みますよ。


公明=カルトの新体制が発足したようです。
太田新代表の演説をTVで見たんですが、本当にカルト臭かったです。
この代表、今後は官邸にも政策や意見を反映させるように要求するそうです。安倍内閣が官邸中心主義に移行しつつあるのを牽制しているんでしょうが、さて、安倍総理の対策は如何に・・・?、と云うか絶対に進入させてはなりません(完全に骨抜きにされます)。

「自公蜜月」どう堅持 公明新体制に課題

自公蜜月って、非常に恐い響きです。
確かに表向きはそうとられてもおかしくはない状態でしょうが、安倍総理の本心はどこにあるのでしょうか。
参院議員の桝添氏によると、今、公明党を切ってしまうと、相当数の自民議員が落選するとか・・・本当ですかね?(桝添氏は信用できませんから)
筆者は公明を切って失う票数よりも、得る票数の方がきっと多いものと信じているのですが、それもこれも、投票率にかかっているんですね。
公明=創価を与党から合法的に叩き出すには「投票率のアップ」、後にも先にもこれしかないわけです。問題は投票率のアップを図るための方策です。
「鶏が先か卵が先か」みたいな議論になるんですが、先に切った方が良いのか、取り敢えずは後に切った方が良いのか、と云うことです。どちらが国民を選挙に足を向けさせることが出来るでしょうかね。
シンプルに言えば、公明党をいきなり切った方が国民の支持を得られるのか、それとも、その前提としてある程度、国民の望む改革を推し進め、一定の支持を取り付けてから切るのか、になります。う~ん、上手く表現できませんが、そういうことです。

それと、もっと大きな問題は自民党に公明党を切るという明確な意志があるか無いかですね。自民党の議員は誰だって本音では公明党の本質に強烈な違和感をもっているでしょうから、それと選挙時の魅力を天秤に掛けてまで、彼らを値踏みできるかどうかにかかってきます(桝添氏は除く)。

安倍総理には憲法改正や拉致解決の重要案件の他にも、実はこれと肩を並べるほどの重要な案件があるというお話でした。果たして安倍氏に出来るだろうか??、いやその前にその気がそもそもあるのかどうか分かりません。

「博士の独り言」さんがFC2ブログで復活されたようで良かったと思います(アッという間にランキングを駆け上がりつつありますね)。
国民の投票率を上げるためには、こういった政治ブログで彼らの危険性を訴えていくというのも一見、非効率にみえて、その実、ネット層には絶大な情報浸透性もたらすのかもしれません。
とくに、最近の政治に余り興味のない若年層には公明=創価の怖さを知らない人が本当に多いですから、少しでもこういったブログが一般性をもってくることが肝要かと思います。


* 冒頭でも述べましたが、今月15日から中国出張です。11日間の長丁場です(辛いです)。二つの学会発表、大学訪問・研究交流をこなしてくる予定です。
それに加えて、他の仕事も色々と怒濤のようにあり、なかなかブログの更新が出来ません。
こんなブログでもそこそこ訪問してくださる方々がおられますので、前もって以下のお知らせをさせていただきます。

今後(10月一杯)の更新は一週間に一度程度のペースになってしまうことをご了承下さい。
まぁちょっとでも手が空いたり、どうしても書きたいことが出来た時には、いきなりアップするかもしれません、15日~25日の間は物理的に無理ですが。
以上、宜しくお願いいたします。

「もののふのこころ」管理人



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