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アーカイブ: 2007/01

「南京の真実」支援スレッドからのお知らせについて


映画「南京の真実」の公式HPに設置を予定されております「情報交換掲示板」の代替掲示板「チャンネル桜水島代表「南京攻略戦の真実を伝へる映画制作」支援スレッド(1)」には、支援者のお一人である河内屋蒼湖堂様の支援用連絡メッセージが掲載されております。

皆様方の中には、浄財でもって映画制作を側面支援していただいた方がおられると思いますので、関連メッセージについて必要部分を転載させていただきます。

水島社長ご自身がキャスターを勤められるチャンネル櫻の番組「報道ワイド日本、火曜日」が、午後8時から放送されました。
社長のお話によれば本日時點で寄せられた淨財の合計は『七百萬圓餘』の由。先づは、皆樣に御禮を申し上げます。

決して焦ることなく、着實に積み重ねて參りませう。

父祖と國家の名譽を護る爲、皆樣のご厚志をお待ち申し上げてをります。


★製作資金協力、金額に關して★

河内屋から製作委員會にお聞きしましたところ、以下のご囘答を戴きました。

一應の目安として金額を提示致しましたが、決してこれに拘はるものではありません。お幾らでも結構です。
草莽の志士たる皆樣のお氣持ちこそを、先づ、有難く忝なく拜受致します。


皆樣、奮つてのご支援をお願ひ申し上げます。


実質的には、先週の木曜日辺りから6日間で700万円程度が寄付されたと云うことですね(筆者はすでに協力させていただいております)。
制作予定費用は3億円ですから一日100万円としても300日掛かるわけですが、当然、そんなに上手く運ぶとは思えませんから、大物の篤志家でも見つからない限りはまだまだ遠い道のりになりそうです。
しかし、河内屋様が仰るように、焦らず、着実に「草莽の志」を積み重ねていくことが肝要です。
引き続き、皆様方のご支援をお待ちしております。

また、一口が一万円と云う高額であるために支援を躊躇われている方々にも、上記のような回答が為されておりますので、例え、1000円でも2000円でも金額の大小に拘ることなく、ご支援賜ればと思っております(詳細はここをご参照下さい)。

それからもう一つのご連絡です。

來る二月九日(金)午後六時より、東京都澁谷區のチャンネル櫻本社Aスタジオに於て「テレビ掲示板」の收録を行ひます。
今囘の主題はズバリ「南京の眞實」

本掲示版の投稿者のお一人には、既に最優先でご招待申し上げました。

いはゆる”南京虐殺”の「否定派」「肯定派」を問はず、2チャンネル他で廣く參加者を募つて參ります。

本スレッドをご覽の皆樣の中でも、我と思はん御方は是非にもお手をお擧げ下さい。

皆樣のご參加を心よりお待ち申し上げてをります。


この「テレビ掲示板討論会」は、いわゆる職業識者による討論会ではなく、一視聴者などの素人による議論の場をチャンネル桜が提供するものです。以前より、あるテーマについて肯定、否定の立場の人間が議論をしてきた桜ではお馴染みの番組です。

筆者が以前のエントリーで提案したことが現実となって良かったと思ってますが、問題は虐殺肯定派の方々がどれだけご出演いただけるかでしょうね。
いわゆる民間人を組織的に大量に不法殺害したケースを肯定されている方やそれ以外でも、、例えば、敗残兵の処刑も不法殺害(虐殺)であると考えておられる方も、ご自分の主張が電波に乗るチャンスだと思います。

2ちゃんねるでも関連スレッドで宣伝されてるようですけど、否定派を論破してやろうと思われる方々が参戦下されば、非常に有意義な討論会になると思っております。
この討論会は地上波のように、一方に有利となる意図的な編集は一切しませんので、安心して参加いただけると思いますよ。

日本軍の史料からだけでも虐殺があったことは間違いない」と云うそこの貴方、一つ、参加してみませんか?


ところで、同支援スレッドでは海外虐殺肯定派との論戦の模様も報告されています。論戦場は「DOCS THAT INSPIRE」と云うブログです。
このブログは、Joel Heller氏(メディアプロデューサー、コンサルタント&映画編集者らしい)が開設しているサイトで、今回のサンダンス映画祭のドキュメンタリー映画を特集取材している関係上、この「NANKING」を採り上げたエントリーがあるため、そこが議論の場となっているようです(Countdown to Sundance 2007: NANKING Directors Bill Guttentag and Dan Sturman Interview)。

こちら側の論客は「TAMAGAWABOAT」、「Emmanuel Chanel」、「Aki」、「ICHINOHE」、「Billy」の各氏で、現在、主な相手は少しずつ減って「Fan Zhang」と云う方、僅かに一人となっているようです。
このFanと云う人は、捕虜(POW: Prisoner of War)の処刑、約一万五千を南京大虐殺と主張しており、それを合法とするのは良くないと、まるで国内肯定派の論旨と同じことを言ってます。
これは幕府山の処断のことで、国内でもグレーの色合いが濃いものだと云われておりますが、筆者の判断は卑怯な言い方でしょうけど未だペンディング状態です。

とは云え、こうした例の殆どは「支那敗残兵の掃討戦」(a mop-up operation of Chinese army stragglers)であり、便衣兵は勿論のこと、例え武装を解除された正規兵であっても、「軍事的必要性」の範囲で捕虜とせずに処断したとしても、国際法的に違法ではない説を支持するものです。
ただ、人道的な見地から観れば、日本軍のしたことは決して誉められた行為でないことはよく承知しているつもりですし、そもそも、この事例は「NANKING」における主張とは異なるものですから、これを認めたとしても、この映画における虐殺事例(つまり民間人を中心とした大量虐殺)を肯定したことにはならないことを明確にしておく必要があります。

まぁ、議論の方は上記五氏の意見が圧倒してますが、Fan氏は「私の主張は中共政府の出している資料に基づいてない」などと中共親派であることを否定しつつ、徐々に逃亡を図っている感があります。

結果的に日本側の圧勝でしょう。このブログは「NANKING」製作者のビル・グッテンターク氏ら、関係者も多く見ているようですから効果は絶大だと思います。
日本人が云われ無き貶めに対して決して沈黙しないことに、きっと彼らも驚いていることでしょう。

こうした英語と関連知識に堪能な方々による心強い側面支援によっても、映画「南京の真実」は支えられていることをお知らせした次第です。


(追 記:参考サイト)

ご存じの方も多いとは思いますが、南京大虐殺否定論について、初心者の方にも大変分かりやすく、明快に解説されているサイトがあります。
美味冷珈琲(deliciousicecoffee)様のサイト、「正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現」です。美味冷珈琲氏はYAHOO掲示板の関係トピックで肯定派を相手に日々、論戦されている方でもあり、非常に頼りになる否定派の論客のお一人です。
その中の

「南京虐殺は嘘(0人)」(リスト)

シリーズ(全84回)は、系統的に理解するにはもってこいの資料集です。ご参照下さい。



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南京の真実

十億ドルと命を天秤に掛ければ、自ずと答えは・・・


以下のインタビュー記事は数日前のTVニュースでも見たのですが、そのこころは北をよく知る人なら嫌でも分かろうというものです。

最後の亡命米兵「10億ドル積まれても北朝鮮離れぬ」'07/1/29

米CBSテレビは二十八日、北朝鮮に生存する最後の亡命米兵とされるドレスノク氏が英国の映画製作者に行ったインタビューを放映、同氏は「十億ドル(約千二百億円)の金塊を積まれても、北朝鮮を離れる気はない」と述べ、北朝鮮で生涯を過ごす考えを強調した。

 また映画製作者によると、同氏は北朝鮮の核問題について聞かれた際、「米国が攻撃しても北朝鮮には(反撃の)準備ができている」と答えたという。

 ドレスノク氏は一九六二年、米軍基地から無断で外出した規律違反を軍法会議で問われることを恐れ、南北軍事境界線を越えた。  北朝鮮に拉致された曽我ひとみさんの夫、ジェンキンス氏がかつてCBSのインタビューで、ドレスノク氏に殴られたと証言したことについては「彼はうそつきだ」と否定した。


ドレスノク氏もジェンキンス氏と同様、悲しい嘘を吐かされていると信じたいものです。
かつて、ジェンキンス氏は二回目の訪朝をした小泉前総理に対して帰国を希望していたら、「その日のうちに自分の人生は終わっていた。」と述べています(「拉致に盗聴」北朝鮮という国 中山首相補佐官が講演)。

問題は北の地で録ったであろう彼のインタービューを、何の断りもなく垂れ流すメディアの姿勢です。メディア・リテラシーなんて言葉がありますが、確かにその視点で観れば、何の脚色もなく事実を報道することは非常に重要なことです。
しかしながら、その内容の識別にとってもはや常識と思われる前提条件を抜きにして報道することは、メディアがそれを受け取る人に対する一種のリテラシー介助機能の提供を放棄したことに繋がります。

これを単なる無知で怠ったというのならまだしも、メディア側がある種の意図を持って行っている可能性のあることが問題なんです。
この場合、「もはや常識と思われる前提条件」とは「北朝鮮は独裁国家であって、そこに属する人間が政治的な発言をする場合には、その政治体制に沿った著しい言論統制がある」です。
このような場合、それをメディアが放棄して、ただ事実のみを流す姿勢には非常に高い恣意性を感じます。

さすがに北朝鮮に関するこの種の報道に引っ掛かる人は極めて少ないでしょうけど、例えば、中国人に対して日本の首相の靖国参拝に関する街頭インタビューを行ったとすれば、彼らがどの様な意見を言うのかは大体において予想出来ますけど(賛成ですと答える人はまずいないでしょう)、それが中国人の民意かどうかなんて分かろうはずもありません。ここが自由な意見をいつでも言える日本とは大いに異なる部分です。

メディアがこうした背景をよく熟知した上で、ある意図を持ってそれを垂れ流せば、たちまち「これが中国人の民意である」となってしまって、中国に本当の民意など無いことを知っている人以外は騙されてしまいかねません。

狡猾なメディアは、これを利用していつも世論誘導を行っています。これが本当に日本の国益に適うことなのかを、メディアは再考して反省するべきだと思います。
拙ブログをいつも好意的にお読みいただいている方々には、こんなこと当たり前の認識でしょうが、上記のTVニュースを観て、そんな感想をもった次第です。

メディアと云えば、NHKも高裁にあんな反日不敬団体の味方をされてるようじゃ、立つ瀬がないでしょうなぁ。上告は当然のこととしても、NHKはまず、あんな連中と連んでしまったことを反省して欲しいですね。


しかし、今度の米朝直接対話から続く六者協議の行方は非常に気になりますね。
外務省の谷内事務次官は「今回は裏切られることのないよう期待している」と言ったようです。勿論、北朝鮮へのメッセージでしょうが、筆者が考えるに、これは多分にアメリカにも向けた言葉だと思ってます、「ハシゴを外さないでね!」と・・・。

米朝協議、北京で開催へ 北朝鮮口座の一部解除が焦点
2月8日に6カ国協議再開 中国政府が日本に伝達

今朝の産経新聞、「【主張】6カ国協議 日米の連携を再度固めよ」には、アメリカの弱腰(宥和)姿勢を懸念する産経の考えが述べられていましたが、概ねそれに同意できるものの、連携と云ったってアメリカの国益に沿った方針をおいそれと変えることなど出来るのかいな?と云うのが本音ですね。

日本国内における総連への圧力(総連傘下「科協」顧問ら2人逮捕…無届けで労働者派遣)などには強く同意するのですが、一端(いっぱし)の主権国家でありながら、結局はアメリカ頼りという現状に強い苛立ちを覚えてしまいます。
でも、まだまだ諦めませんよ!!



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南京の真実

悪い刺激と良い刺激


まず、悪い刺激の元は云うまでもなく、柳沢厚労相の「女性は生む機械」発言ですね。

「女性は産む機械、装置」柳沢厚労相が大失言

統計的に分かりやすくと云う言い訳が見苦しい、明らかな女性蔑視発言だと思います。明らかに、この人は日頃から女性をそういう目で見ていると考えて間違いない。
そして、刺激を与えた対象は、いわゆるジェンダーフリー論者でしょう。

昨日だったかのTVニュースで、数年前に比べて「夫婦別姓」肯定論が若い世代を中心に可成り減少したとのアンケート結果を報道してました。この傾向は男女共同参画法による新しい男女(夫婦)関係を危惧する側の筆者にとっては、そこに隠された矛盾に国民が気付いてきた良い傾向のニュースだと思ったのですが、それも束の間、上記のような間抜け閣僚の発言で一気にジェンフリ論者が、またぞろ息を吹き返す可能性があります。

ジェンフリ論者にしてみれば格好の蔑視発言ですから、これを利用して「所詮、男は女をただのバースマシンとしか見ていない、しかもこの男はその種のことに最も慎重でなければならない厚労相だ!!」とか何とか言って、政府へ男女共同参画法の趣旨徹底を求めてくるような嫌な流れを作ってしまうのではないかと思ってます。まぁ、ただの危惧であってくれればいいのですけどね。

この柳沢発言は、野党にはまたとない攻撃材料を与え、せっかく少し翳りの見えてきたジェンダー論を再加速させる恐れも与えてしまったダブルスコアな失言です。筆者は安易な「言葉狩り」を否定する立場の人間ですが、この発言だけは駄目です。
国会が本筋とは違うところで紛糾する前に、柳沢氏をスパッと切るべきだと思います。
安倍総理は、強い決断力を見せる絶好のチャンスを得たと思ってますが、さてどう出るでしょう。


次は良い刺激のお話です。
映画「南京の真実」の制作記者会見に早速、中共が反応してきましたね。

「南京大虐殺」には多くの動かぬ証拠がある 外交部

外交部の定例会見で25日、姜瑜報道官が質問に答えた。

――日本の右翼が南京大虐殺の「真相」に関する映画を撮影すると報道されたが、コメントは。

「南京大虐殺」には鉄の証拠が山の如くあり、国際社会には早くから定説がある。日本が正しく、責任を負う姿勢で歴史問題を適切に処理することが、アジアの隣国と国際社会の信用を真に得る上でプラスとなるし、日本自身の利益にも合致する。

(後半略)


「鉄の証拠」とは?、気になります。何か科学的・物的証拠でしょうか。早く具体的に教えて欲しいところです。
取り敢えず、中国外交部様には「中国が正しく、歴史問題を適切に処理することが、アジアの隣国と国際社会の信用を真に得る上でプラスとなるし、中国自身の利益にも合致する。」という言葉を「責任を負う姿勢で」を抜いた形でそっくりお返しいたします。

同報25日の記事には以下のようなものがありました。

南京で米医師の日記公開 旧日本軍の侵略を記録

江蘇省南京市の鼓楼医院で23日午後、「歴史記念館」の開館式が行われた。同記念館は中国初の「西洋病院歴史記念館」で、同医院の115年間にわたる歴史的な文物と資料が所蔵されている。3階建ての西洋式の建物で、1892年に建てられた「馬林医院跡地」(鼓楼医院の前身)の主棟。同医院の正門の横木には「光緒18年」と「AD.1892」の文字が刻まれている。

旧日本軍が南京大虐殺を行った時、同医院の国内外の医療メンバーは爆撃や暴力などの被害にあった市民や兵士を熱心に看護・治療した。記念館の陳列室には、米国人医師が1937~1941年に書いた日記がある。同医師は1919~1941年まで同医院の化研科の主任であり、南京大虐殺時には、国際的な救援組織のメンバーだった。
人々が避難する時にも南京を離れることを拒み、昼夜も無く病人やけが人の救護に当たった。この貴重な日記は医師の甥が保管していたものだ。
詳しく読んだことのある人によると、「一度、救護隊員が少女16人を運んで来たが、日本軍の暴力で体中傷だらけだった。少女たちを収容できる病室はなかったが、馬林医師の旧居を開け、そこに移した」と書かれているという。


鼓楼医院の医師の日記と云えば、安全区メンバーだったロバート・ウィルソン医師ですね。何で名前を出さないのかな?
日本軍の暴力で体中傷だらけだった。」と決めつけてますけど、その傷が本当に日本軍によって傷付けられたとする確たる証拠でもあるのでしょうか? 救護隊員が暴行現場を実際に見たのか、少女らがそう申告したのかは分かりませんが、日記の類はその種の事実関係の証明がし難いので、あまり信用度の高い史料とは云えないんじゃないかな。
それとも、他の史料との整合性をクロスチェックして確度でも高めてあるのか、そこのところどうなんでしょう。

あまり偉そうに書いてると、何処かのブログから「歴史学的実証法とは・・」なんて講義にでも来られると困りますので、この辺りで止めておきますが、このロバート・ウィルソン医師の日記については「史実を世界に発信する会事務局」さんがブログで去年の11月に何回かに渡って検証してますが、結構、疑問点や曖昧な点があるようですよ。
まぁ、これが「鉄の証拠」って訳でもないでしょうが・・・

ポロリの本音
ポロリの本音2
ポロリの本音3
ウィルソン日記を読む
ウィルソン日記を読む2
ウィルソン日記を読む3
ウィルソンの怪しい話
続・ウィルソンの怪しい話
続々・ウィルソンの怪しい話

記者会見で誰がチクッたのかは知りませんが、証拠があると云った以上、今後、この種の記事が頻繁に出てくるでしょうから、彼らが考える証拠を一つずつ、検証していく作業が必要になってくるでしょうね。
尤も、国内肯定派の皆さんは日本の史料だけでも虐殺があったことは間違いないと仰っているようですので、筆者も少しその辺りの勉強を始めてみようかと思っております。



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国交正常化勢力の暗躍


アメリカの対北政策に対する真意がなかなか読めませんね。
金融制裁の一部を解除するとの噂も流れてますし、混迷イラク問題や核実験をやりそうなイランに忙殺されているのか、この間の一般教書演説でも北朝鮮についてのブッシュ大統領の言及は心許ないものでした。

とは云え、そこはやはりアメリカで、東アジア黙示録のアネモネ様が仰るように、

右手で握手しても、ポケットに忍ばせた左手には何かを隠し持っている。米国が軍事オプションを放棄することはないのだ。(「金正日の『終末時計』…外科的攻撃で将軍を切除する」より )

と云う強硬策もしっかり見据えていることも、これまた確かなことだと思ってます。

ただ、アメリカの対北政策が少しでもソフト路線に移行するように見えてしまえば、当然のこと、日米連携に頼っている日本の制裁路線にも翳りが顕れて、燻っていた国交正常化勢力の活動が活発化してくるのは非常に宜しくない状況だと思っています。

端的に示されるのは、例の山拓訪朝に絡む家族会分断工作や安倍叩きですね。
例えば、ヨタ記事の部類ではありますが、半島情勢に詳しい評論家と云うことで、元朝鮮大学校教員(朝鮮新報記者でもあった)の河信基氏に以下のことを云わせているわけです。

何が起きているのか「拉致家族会」 (ゲンダイネット)

拉致被害者の「家族会」がおかしなことになっている。訪朝から帰国した山崎拓元副総裁と蓮池透・家族会副代表の会談にカミつき、「報道は間違い」とマスコミにも八つ当たりだ。一体何が起きているのか?

(中盤省略)

だが、安倍首相の強硬路線だけでコトが進むのかどうか。半島情勢に詳しい評論家の河信基氏が言う。

「日本政府が窓口を一本化して成果を出しているなら、山崎氏の訪朝は二元外交といわれて仕方ない。しかし、何の成果も出ていないばかりか、肝心の米国だって、北朝鮮と対話を進めている。山崎氏を批判するのはお門違いです。米国でも議員外交は当たり前です。かたくなな安倍首相や家族会は、米朝が手を組んだら、どうするつもりでしょう」

家族会にも“転機”が迫っている?


明らかに、米国のソフト路線への転換を口実に日本の対北政策に揺さ振りを掛けようとする言説です。この方は、ご自分のブログでも盛んに日朝国交正常化への誘導を行ってます(山崎訪朝を読む(下))。
云うまでもないことですけど、山拓訪朝はこうした動きを助長させただけでした。

2ちゃんねるを見ていたら、上の「ゲンダイ」と同じ講談社系列の「フライディ 2/9号」が、「安倍官邸が蓮池薫氏に「山拓訪朝を否定せよ!」圧力電話」と云う、これまたヨタ記事を掲載しているようです。

何でも、山拓-蓮池会談を知らされてなかった安倍首相が激怒して中山恭子補佐官に蓮池薫氏に報道を否定せよ!との圧力を掛けたとか何とか。
そりゃ中山補佐官は蓮池氏に連絡はしたでしょうが、フライディフィルターにかかると、「真意を聞いた」が、いつのまにやら「圧力を掛けた」に変身するんですから便利なもんです。

ただの「売らんかな根性」でしょうけど、安倍叩きと家族会分断と云う工作をやりたい国交正常化勢力にとっては願ってもないネタなんですがね。
こういった業界に言っても無駄なことは分かってはいますが、拉致問題はその辺のゴシップとは訳が違うんですから、少しは国益というものを考えて活動を行って欲しいと思います。

いずれにしても、アメリカの弱腰に連携する(山拓訪朝に代表される)国内屈朝勢力の暗躍には困ったもんです。
(ブッシュは残りの任期中に勝負に出るのか、それともレイムダックか、結構それにかかってくるような気がしないでもありません)。



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南京の真実

日本の超保守主義者は大虐殺を否定するか最小化する


このタイトルは、映画「NANKING」の紹介サイトにあるSynopsis(要約)の一文の日本語訳です。云われ無き汚名を晴らすという当たり前の行為が超保守的とは笑えます。国内的には、さしずめ「極右」か「ネトウヨ」と云ったところでしょうが、勝手にレッテル張り如きはさせておきましょう。

上記のサイトとサンダンス映画祭の「NANKING」フィルムガイドを読んでみましたが、まぁ予想通りの内容だったので別に驚きはしませんでした。とくに、前者のサイトは在米華僑グループの支援サイト内に設置されているそうですから、反日色が濃いからか、目が廻りそうになりましたので、後者のフィルムガイドを愚訳と共に一部引用して見ましょう。

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In the winter of 1937, an invading Japanese army entered the Chinese city of Nanking and proceeded to obliterate the helpless population.Two hundred thousand were killed, and tens of thousands of Chinese women were raped.
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1937の冬に、侵略日本軍は中国・南京市に入り、無力な市民を抹殺し始めた。20万人が殺され、また何万もの中国人女性がレイプされた。
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In the midst of this mayhem, a small group of expatriate Westerners -missionaries, businessmen, college professors, and doctors- attempted to create an oasis of safety to protect the citizens they could. It is through their eyes, by means of letters, diaries, and other reports of the destruction, that filmmakers Bill Guttentag and Dan Sturman reveal the events of that terrible time.
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この暴力(殺戮)の最中に、駐在欧米人ら(宣教師、ビジネスマン、大学教授及び医師)の少人数のグループは、(保護可能な)市民を守るために安全のオアシス(安全区)を作ることを試みた。手紙、日記、他の破壊に関する報告により彼らの目を通して、(映画製作者の)ビル・グッテンタークとダン・スターマンがその恐怖の時の出来事を明らかにする。
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「無力な市民??」、「20万人が殺され??」、「何万ものレイプ??」・・・映画祭のごく短いフィルムガイドでさえ、突っ込みどころ満載のようです(もう一方のサイトは言わずもがなです)。
ベースとなったのは主に「ラーベの日記」のようですけど、これじゃあ、アイリス・チャンベースでなくとも一緒のことであって、誇張・歪曲の本質は変わりません。

こうした記述が、如何にも反日華僑グループらしいタイムリーなキャンペーンの一環であることは以下を見れば分かります。「NANKING」紹介サイトのSynopsisから引用します。

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Today, Many Japanese know little about the wartime atrocities their country committed throughout Asia. Seventy years later, the invasion of Nanking remains a divisive issue.
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今日、多くの日本人は、(彼らの)国がアジアの至る所で犯した戦時残虐行為のことをほとんど知らない。70年経っても、南京侵略は対立事案のままである。
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Some Japanese ultra-conservatives deny or minimize the massacre; to this day, many Japanese believe stories of atrocities in Nanking are exaggerations and lies. Soon after producer Ted Leonsis decided to create a documentary about Nanking, mass protests broke out in China over Japanese approval of textbooks that called the Nanking massacre and 'incident.' The protests made headlines around the world.
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何人かの日本の超保守主義者は大虐殺を否定するか最小化する; 今日まで、多くの日本人は、南京における残虐行為の話が誇張と虚偽であると思い込んでいる。テッド・レオンシス プロデューサーが南京に関するドキュメンタリーを制作することを決定して間もなく、集団的(大量)抗議が中国で、南京大虐殺(を?)「事件」と呼ぶ日本の教科書の承認越しに勃発した。その抗議は世界中で大見だしで報じられた。
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Many in Asia are also outraged by the former Japanese prime minister's annual pilgrimage to the Yasukuni Shrine in Tokyo. Along with millions of soldiers who died for the Japanese Emperor, Yasukuni - which translates as 'peaceful nation' - enshrines the souls of 14 class A war criminals.
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アジアの多くも、日本の前首相の東京靖国神社への例年の巡礼(参拝)により侮辱を受けた。日本の皇帝(天皇)のために殉じた何百万もの兵士に加えて、(「平和な国」に解釈するところの)靖国は14人のA級戦犯の魂を祀っている。
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In advance of December 2007, the 70th anniversary of the invasion of Nanking, the Chinese and Japanese governments have convened a joint committee of historians in an attempt to agree upon a common version of the history of the Sino-Japanese conflict, including what happened in Nanking.
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南京侵略の70周年記念である、2007年12月に先立って、中国及び日本政府は、南京で起こったことを含む中-日対立の歴史の共通見解上での合意を目指して、歴史家による合同委員会を開催した。
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三番目のパラグラフは中共政府とまったく同じことを言ってますね。まだ「遺骨」と言わなかっただけ誉めてあげましょう。最後のは、先日から始まった日中歴史共同研究のことです。この研究は南京侵略70周年の記念行事だったんですね・・・知らなかったなぁ(笑)。

この「NANKING」は、小泉前首相の靖国参拝を契機として、日本がどんどん保守化し、日中の溝が深まるに連れて危機感を抱いた中共政府の意を汲んだ在米華僑が、レオンシス氏の商売人根性を刺激しながら反日プロパに誘導して得た巧妙なる工作結果なんでしょうね。

この映画は南京での出来事をナチのホロコーストと同列に扱うと云う、非常に分かりやすいセンセーショナルシナリオをもっています。
欧米の方々はこういう筋書きが好きですから、これを世界に振りまくことで他国の対日感情を悪化させ、そろそろバレかけてきた自国(中共)の暴虐を隠しつつ、日本の自虐性も刺激できると云うトリプル効果があります。

一方、靖国曖昧戦術を採る安倍政権と和解したように見せ掛けて、中共主導の歴史認識を強要させようと共同研究も画策しているわけですが、さて、どうなっていくことでしょうね。


しかし、こういう時に水島社長はよくぞ決断してくれました。
一昨日の映画「南京の真実」の制作記者会見は盛況だったようで何よりでした。早速、ネット内の肯定派の方々は、いそいそとこれを揶揄してくれてるようですけど、まぁ気にするほどでもないです、と云うか寧ろ気にしてるのは彼らの方かも。

記者会見の様子は、賛同者のお一人でもある宮崎正弘氏のメルマガ(宮崎正弘の国際ニュース・早読み)か衆議院議員 戸井田徹氏のブログ(丸坊主日記『南京攻略戦の真実』)をお読み下さい。

今後、「南京の真実」制作委員会は本格活動を開始するわけですが、三億(水島氏発言)かかる制作費の捻出とシナリオ固めで大変、ご苦労為さることになるでしょうから、筆者に出来ること、つまり資金面で僅かでも緩和する方向に協力しようと思っております。

(皆様方に於かれましても、一つ協力して日本の草莽の底力を見せてやろう!!と思われましたら、左カラムにもあります「南京の真実」専用サイト内に、「映画製作支援のお願い(資金ご協力について)」がありますので、そこから浄財を援助いただければ幸いです。)



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中国は多極化世界を目指すとNHKは報道するが・・・


今朝のNHKニュースで、胡錦涛のアフリカ歴訪を伝えた際に実際にアナウンサーが放った言葉です。と思ったら、web上もほぼ同様のようです。

胡錦涛主席 アフリカ歴訪へ

中国の胡錦涛国家主席は今月末から、スーダンなどアフリカ8か国を歴訪し、アフリカ諸国との関係を一段と強化することで国際政治での存在感を高めていくねらいがあるとみられます。

中国外務省の報道官は23日、胡錦涛主席が今月30日から来月10日までの12日間に、スーダンや南アフリカなどアフリカの8か国を歴訪すると発表しました。訪問国のうち、スーダンとカメルーンは産油国で、金やコバルトなど鉱物資源の産出国も多く、中国にはこうした国々の遅れたインフラ整備を全面的に支えることで資源を獲得する目的があるとみられます。

また、内戦が終結したあとも政情が不安定なスーダンのバシル大統領との会談では、中国として民族紛争などの解決に積極的に関与する姿勢をアピールするとしています。胡錦涛主席のアフリカ訪問は3度目で、中国はここ数年援助を軸にした積極的な首脳外交を展開しアフリカ諸国との関係を急速に強化しています。今回のアフリカ歴訪には、資源を安定的に確保するとともに、アメリカ中心から多極的な世界を目指す中国が国際政治での存在感を高めていく戦略があるとみられます。


NHKと云うのは本当に中国共産党に隷属しているのか?、それとも日中記者交換協定とやらのせいで腫れ物に触るような報道をしているのか?、どっちでしょうか?
NHKについては、折りに触れ筆者も批判しておりますが、アメリカの行いには常に批判的な立場から報道するのに対し、中・韓さらには北の行いに対しては何処か腰の退けた報道を繰り返すことは、公共放送として致命的な欠陥であると言わざるを得ません。

さて、先に行われたアフリカサミットでのアフリカ諸国へのもてなしぶりを観てれば、中共が基本的に未だどの勢力圏にも入ってない不安定なこれらの国を手懐け、資源を独占的に確保して中華勢力圏の拡大を狙っていることなんか、中庸から右を向いている人には常識でしょう。
まぁ少なくとも、中共が多極化世界(他民族共生世界と言い換えてもいい)を素直に目指しているとは考えられませんね。

中国情報局NEWSにも同様の記事(胡錦涛国家主席、スーダンなどアフリカ8カ国訪問へ)がありますが、そこにあるスーダン・バシール大統領と胡錦涛の握手している写真(乞う、クリック)を見ても、なお中国が他民族共生を目指しているなんて言える人はなんてお幸せな方だろうと思います。この写真は、まさに二大虐殺指導者の狂演に等しい。

中共は己の覇権のためなら他社会への迷惑や人道面など一切お構いなしで、どんな奴とも手を組むのを表している象徴的な見本写真です。
自らがチベットや東トルキスタンでやっていることを、スーダンに対して、「それはいけませんよ」なんて言える道理がない、と云うか彼らならそれを言う厚顔無恥さが怖いんですけどね。

他社会への迷惑と云えば、先の「衛星破壊実験」がありましたけど、発生したスペース・デブリは掃除して除去するわけにもいかないし、軍事的脅威もさることながら、宇宙的にも迷惑をかける環境汚染屋としても、まさに面目躍如?な話しです。

筆者はアメリカによるネオリべラリズム(新自由主義)の押し付けにも非常な嫌悪感を覚えますが、中共の中華思想に基づく覇権主義にはもっと危機感をもっています。
そして、このことを重々承知しながら、中共を批判する人間(つまりは筆者のような人間)を、高見に立ってバカにする人間にも非常な嫌悪感を覚えていることを申し添えておきます。

本当の多極化(他民族共生)とはボーダーレスではなく、寧ろボーダーを、より弁える概念であるべきだと思ってます。
中共の云う他民族共生は、ただの他民族強制です。




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戦争犯罪、愛国心 二題


中共が嬉しそうにアメリカによる旧日本軍の細菌戦等に関する機密文書の公開を報じてます。
「これらの文書は、日本による細菌戦実験と細菌攻撃、および南京大虐殺事件を立証するものだ。」と、決めつけてるところがまた香ばしい(細菌攻撃って、そりゃアンタ等じゃないの?)。

米国、日本の「731部隊」と南京大虐殺を再度立証

米国の「ナチス戦争犯罪と日本帝国政府記録に関する省庁間作業部会」はこのほど、第2次世界大戦中の日本の戦争犯罪に関する10万ページ余りの文書を機密解除したと発表した。これらの文書は、日本による細菌戦実験と細菌攻撃、および南京大虐殺事件を立証するものだ。

これらの機密解除文書は、戦略サービス局・中央情報局・国務省・陸軍情報局・連邦調査局など米国の複数の政府機関が「ナチス戦争犯罪・日本帝国政府情報公開法」に基づき、各自の機密文書を全面的に調査した結果得られたもので、太平洋戦争および戦後の米日関係などの内容が含まれる。

同作業部会は米議会の関連法案に基づき、1999年に設置。現在までに約800万ページの文書を機密解除した。今回機密解除された文書は1945年前後の4年間に集中し、その大部分は「731部隊」の細菌戦研究に関する内容で、1937年12月に起きた南京大虐殺事件にも触れている。

特に注目されるのは、「731部隊」生物兵器計画の中心的責任者である石井四郎が、1947年6月に最高機密文書である細菌戦の研究報告を米国側に渡すことと引き換えに、身の安全を確保したことを立証している点だ。

同作業部会は新たな機密解除文書のほか、「日本の戦争犯罪記録の研究」を発表した。同書は、研究者が国立公文書館所蔵の太平洋戦争関連資料を調査する際の助けとなる。


これは先に産経が報じた「旧日本軍「細菌戦研究」 米、機密文書を公開」の中共版記事と言えます。産経記事によると、この文書解析は中国系専門家も加わり、日本の戦時犯罪を立証する視点で行われたそうですから、相当な偏光フィルターを通ってそうです。

それでも、産経記事では、
-------------
IWG(米政府の関係機関で構成された記録作業部会)では「慰安婦問題」を裏付ける文書も探したが、「目的を達せず、引き続き新たな文書の解析を図る」と述べるなど、調査では証拠が見つからなかったことは認めている。
-------------
と述べてます。

証拠が見つからなかったとはどの問題のことか? 文脈から観ると、慰安婦問題のみのようですね。まぁそれは当然のこととして、全文を見ても細菌戦実験の証拠はあったようですけど、IWGにしてみれば「悪魔の飽食」にあるような、いわゆる陰惨な人体実験の決定的証拠でも出てこれば、嬉々として喧伝するはずなのですが、どうもそれに関する記述が無いようですのでこれも限りなく怪しいんじゃないですかね。それは残念!と言ってもいいのかな?
どっちにしても、一度、関連の原文を読んでみたいところです。

どっちの記事にもある「ナチス戦争犯罪・日本帝国政府情報公開法」は2000年にアメリカで成立した法ですが、2001年に朝日新聞のアジアネットワークが掲載した記事「「戦争犯罪」新史料探る-米国内の動向-」を観ると、どうもこの時点(2001年)から膨大な戦争犯罪を記録した文書とやらの調査を開始したようです。

かれこれ6年掛けて、731部隊が細菌(戦?)の研究をしていたことと、石井四郎中将が米軍に(保身のために?)研究成果を渡したことが立証されたに過ぎないとは・・・通りで記事が舌っ足らずな訳ですな。

細菌の研究自体はプロセスに非人道行為でも行わない限り、別に戦時犯罪にはならないでしょうし、石井氏がアメリカに研究成果を保身(これも怪しいが)のためとはいえ渡したことだって、単なる米国側の引き渡し要求なだけで内容が必ずしも疚しいことの証明にはならないと思いますよ。

「細菌に侵された200人以上から採取された病理学上の標本スライド約8000枚」にしても、普通、ただの組織(ティッシュ)サンプルでしょうから、それを直ちに悪魔の人体実験に結び付けることなど出来ないし、隠蔽したのも、敵国に利用されれば危険な軍事機密を含んだ研究成果を渡さまいとした当たり前の行為ではないでしょうか(保身とはちょっと違うような気がします)。

牽強付会で文書を弄くり回して解釈しても、精々この程度ってことでしょうかね。と云うより、そもそも、これって戦争犯罪なんですか?

で、人民日報さん、南京大虐殺も再度立証と書いてあるんですけど、その証拠は文書の何処に(書いて)あるんですか?


次にほんのちょっとだけ、「愛国心」について。
先頃、文化勲章をお貰いになった瀬戸内寂聴さんが、名誉館長を務める宇治市源氏物語ミュージアムで行われた講演の中で、「愛国心」について語ったそうです。
その関連部分を抜粋してみましょう(名誉館長の寂聴さん 「愛国心」語る、京都新聞 電子版)。

また、安倍晋三首相が唱える「美しい国」や「愛国心」論争を引き合いに、「今ある文化遺産の源氏物語を国民に読んでもらうべきだ。
読めば日本の文学がいかにすばらしいか分かり、若い子も日本に対する誇りを持つと思う。誇りが持てる故郷であれば愛さずにはいられない。愛国心は外から押しつけるものではない」と話した。


ふむ、「愛国心は外から押し付けるものではない」・・・まさにその通りなんですが、「今ある文化遺産の源氏物語を国民に読んでもらうべきだ。」と云う”べき行為”自体が、人によっては貴方の仰る”押し付け”と感じたら、どうするんですか?

いえ、それが間違っていると云うわけではなくて、つまりはそういうことなんです。
寂聴氏の言われる「日本に対する誇りを持てるような」精神が自然に醸成されていく、そうした雰囲気を作ってあげる教育を真の愛国心教育と呼ぶのだと思いますよ。そこに「強制・押し付け」の言葉はありません。
寂聴氏は多分、こういう教育を「強制」とは捉えてないと思います。

安倍総理が愛国心をどの様に考えているのかは正確には分かりませんが、今まさに行おうとしている教育は上記のような教育であって、それを「愛国心を強制する教育」と呼ぶ人達は見事なまでの自家撞着ぶりで自己矛盾したことを平気で言うわけです。

寂聴氏は筆者の言っている意味が解るかな?



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映画「南京の真実」製作委員会のHP立ち上げ!!


過去二回、拙ブログで採り上げさせていただいてます映画「南京の真実(仮題)」ですが、制作委員会が発足し、そのホームページも立ち上がったようです。

映画「南京の真実」製作委員会ホームページ

拙ブログでも、トップページ-左カラムの「Informations」に、このHPのトップページをリンクいたしましたので、クリックしてご覧いただくと共に趣旨にご賛同下さいます方の今後のご協力を賜りたいと存じます。

HP-TOPは未だ「お知らせ」、「制作趣旨」、「賛同者」の表示のみですが、近日中に制作費支援の方法(ご連絡フォーム)や情報交換掲示板、スタッフブログなども設置されるようです。
また、水島社長(チャンネル桜)によると、この制作委員会は財務等の管理とその透明性を維持するため、チャンネル桜とは運営を切り離し、独立して今後の活動を行っていくそうです。

ただ、現在はチャンネル桜掲示板内にあります「チャンネル桜水島代表「南京攻略戦の真実を伝へる映画制作」支援スレッド(1)」と云うトピックが、情報交換掲示板の役目を担っているようです。


以上、お知らせまで。

映画「南京の真実」に関連する拙ブログのエントリー

南京戦の事実を全世界に伝える日本発の映画!!
結局、敗残兵の処断の是非に行き着くのか?

(追記)

さくら草莽会様のブログにもお知らせのエントリーがありました。

南京の真実(仮)公式サイト



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公の組織がこれではね(商標登録の拒否問題)


izaにある記事に付いたトラバが60以上もあるので、わざわざ採り上げるのもなんですけど、これ産経紙上で三日前に観て、わが国の公組織の異常な自傷性をみる思いがしてガックリすると同時に可成りむかつきましたので、ちょっと愚考を述べてみます。

「大藤」の社長さんの仰ることは非常に良く分かるし、正論だとも思いますが、「政治的な問題を判断するところではない」を異議申し立て理由にしても、果たして特許庁はそれをどう判断するでしょうね。

混乱招く…「竹島ものがたり」商標登録を拒否 

 韓国が実効支配する日本領土の竹島(島根県隠岐の島町)の名を冠した観光土産品の商標登録出願に対し、特許庁が「両国(日韓)に無用の混乱を招く」などとする理由で拒否していたことが19日、分かった。申請者は近く再審査を求める意見書を提出するが、関係者からは特許庁の判断を疑問視する声も上がっている。

 申請したのは、東京の菓子みやげ問屋「大藤」。昨年夏、隠岐諸島のひとつである隠岐の島町限定の観光土産品として、「竹島ものがたり」という商品名のまんじゅうの販売を開始。竹島を構成する2つの島をかたどった焼き菓子で、表面に「竹島」の焼き印があり、日の丸のつまようじも同封。パッケージには「二月二十二日は竹島の日です」と記されている。  

同社は販売に先立ち、昨年5月に商標登録を出願。ところが、特許庁から12月下旬に拒絶理由通知書が送られてきたという。  通知書では、「大韓民国と我が国との間で領土問題化している島根県の『竹島』の文字を含んでいる」としたうえで、「商標として採択・使用することは、両国の関係に無用の混乱を招くおそれがあり、社会通念上穏当ではありません」と拒否理由を説明していた。  

特許庁商標課によると、「竹島」の商標登録は、公序良俗に反するものは登録できないとする商標法4条第1項第7号に該当するといい、「竹島は領土問題化しているので、商標を認めると公の秩序を乱す可能性がある」としている。  

これに対して、同社の大久保俊男社長(59)は「特許庁は商標が正しいかどうかを判断する機関のはず。政治的な問題を判断するところではない」と反論。近く再審査の意見書を提出するという。

 竹島問題に詳しい拓殖大学の下條正男教授(56)は「竹島が韓国領なら分かるが、どうしてだめなのか。問題が起こらなければ、よしとする役人的な発想だ」と話している。


いや、別にその理由が間違ってるとかじゃなくて、ここまで自虐趣味に酔ってしまっている連中に通じるのかな?と云う意味で述べました。ご存じの通り、外務省をはじめとしてわが国の公的機関は異常なほどに大陸・朝鮮半島に譲歩する組織で、白を黒とまでは言わないまでも、「灰色ですね」くらいは平気で言いますよ。

それは特許庁と云えども同じであって、およそ国の機関である以上は間違いだらけの社会通念とやらを気にするわけです。

実際に、特許庁HPにある「商標権を取るための手続」を参照すると、(4)実体審査の項の2)には以下のことが明記してあります。

--------------
公益上の理由や私益保護の見地から商標登録を受けることができないもの
--------------

この公益上の理由に当たるものとは何なのか?
それが記事にもあるように、特許庁商標課の言った商標法4条第1項第7号(商標審査基準条文はpdf)になるわけですね。以下が詳細です。

--------------
第4条第1項第7号(公序良俗違反)

公の秩序又は善良の風俗を害するおそれがある商標

1.「公の秩序又は善良の風俗を害するおそれがある商標」には、その構成自体がきょう激、卑わい、差別的若しくは他人に不快な印象を与えるような文字又は図形である場合及び商標の構成自体がそうでなくとも、指定商品又は指定役務について使用することが社会公共の利益に反し又は社会の一般的道徳観念に反するような場合も含まれるものとする。
なお、「差別的若しくは他人に不快な印象を与えるような文字又は図形」に該当するか否かは、特にその文字又は図形に係る歴史的背景、社会的影響等、多面的な視野から判断するものとする。

2.他の法律によって、その使用等が禁止されている商標、特定の国若しくはその国民を侮辱する商標又は一般に国際信義に反する商標は、本号の規定に該当するものとする。
--------------

しかし、筆者は上記のどこを解釈しても、「竹島ものがたり」の名称に「社会通念上穏当ではありません」と判断できるところは無いように思えるのですが、これが自虐趣味的社会通念と云う眼鏡をかけた連中によると「穏当ではない」になるんでしょうね。

強いて言えば、不法占拠とはいえ、実質的に韓国が支配している竹島を日本の公的機関が認証することは社会的影響等から判断して社会公共の利益に反する行為だと、あちらさんから思われるのを懸念したと判断したのかな?

でも一体、社会公共の利益って何でしょう?、日本の法律ですから、公共とは国内領域の話しでしょうに。上の文言に国際関係(日本-韓国)を鑑みてなんて意は読み取れませんがねぇ。

竹島はわが国の領土であることは明白なので、当然のこと、それを名称に用いたところで、「差別的若しくは他人に不快な印象を与える」とか「特定の国若しくはその国民を侮辱する」とか「国際信義に反する」に該当することはないはずなんですけど、まさか、これに該当すると考えたとは思いたくはありませんね。

いずれにしても、この条文に無いと思われる「」を自傷的に汲み取り、さらに「あちらさん」の不法な騒ぎ立てを懸念して「大藤」の正当な権利を侵害する決定は、やっぱり間違ってます。 そんなのが日本の国益になるとは思えません。

再審査は、もっと国益を反映させた俎上で検討されることを希望します。
特許庁も商標法も最終的には日本の国益のためにあることを忘れてもらっては困ります。



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結局、敗残兵の処断の是非に行き着くのか?


よーめん様が採り上げて下さったお蔭(2ちゃんねるにも貼られていたようです)で、多くの方々に拙エントリー「南京戦の事実を全世界に伝える日本発の映画!!」がお読みいただけたこと、本当に嬉しく思います。

遅ればせながら、この場を借りて御礼申し上げます。


さて、ちょっと採り上げるのが遅くなりましたが、桜・ニュース・ダイジェストではこれに関する第二弾の記事(チャンネル桜 水島より冒頭言)がありました。尤も、チャンネル桜のリアル視聴者としては、ご本人の水島代表から何度もお聞きしている事項ですが。
必要部のみ、引用します(それでも少しばかり長文となります)。

(前半 省略)

二十日以降、産経新聞がこの映画製作について記事に取り上げてくれるようです。

二十四日には、賛同者の皆さんが一堂に会し、内外マスコミに対して「南京の真実を伝える映画製作」発表記者会見と意見表明を行います。是非、お時間のある方はお集まりください。

その他、雑誌「正論」では、別冊「正論」で南京特集を出版してくれるそうです。また、雑誌「WILL」もいろいろ特集を組んでくれるようです。「SAPIO」や「諸君」もこれに続いてくれそうです。

私たち自身も、チャンネル桜やインターネット、そしてムック風漫画南京解説雑誌の製作と発行等、あらゆる分野を通じて、世界と日本国内に、この歴史の捏造を訴えていきます。

 これ以降も、映画製作委員会立ち上げ、映画製作調査準備活動、脚本構成作り、キャスティング、撮影開始、編集・音入れ作業等の映画製作実務の他、資金集めの全国ネットワーク作り、前売り予約やDVD予約等の宣伝広報活動等々、しなければならない作業と活動は、数多くあります。この戦いに勝利するためにも、全国草莽の皆さんの熱いご支援ご協力が必要であります。

 この運動は、単に中国政府から宣戦布告された「情報戦争」を戦うというだけではありません。この戦いを通じて、ややもすると分裂気味の戦後保守の大同団結と統一を目指してもいます。そして、この先に見据えているのは、東京裁判史観に代表される戦後日本のあり方に対する根底的な見直しであり、それを国民レベルで実現する映像・文字・インターネットの大発信装置を、草莽の民の手で創設することです。

(省 略)

【 1 】 緊急討論! 「南京」 日中情報戦争勃発!?

 歴史、政局、安全保障、皇室典範、外交などなど、日本の直面している課題や時局のテーマについて、深く、鋭く斬り込んでいく 「日本よ、今...闘論!倒論!討論!」。今回は いわゆる「南京大虐殺」について、その有無だけにとどまらず、「情報戦」 という視点からも 検証していく 緊急討論! 「『南京』日中情報戦争勃発!?」 を お送りします。

南京攻略戦」から70年を迎える今年は、反日史観を元に「南京大虐殺」を描く映画の制作・公開が複数本、アメリカや中国で予定されています。 誤った史実が世界中に喧伝される事態に、どのように対抗すべきなのか? 「南京大虐殺」の虚構を明らかにする研究や活動を長年続けてこられた専門家など、チャンネル桜ならではの 一流論客が勢揃いです!週末の夜に、どうぞじっくりと ご覧ください!

(省 略)

《パネリスト [50音順] 》

阿羅健一 (近現代史研究家)
井尻千男 (拓殖大学日本文化研究所 所長)
加瀬英明 (外交評論家)
冨澤繁信 (日本「南京」学会 理事)
中村 粲 (獨協大学名誉教授)
名越二荒之助 (元高千穂商科大学教授)
藤岡信勝 (拓殖大学教授)
水間政憲 (ジャーナリスト)

司会 水島総 (日本文化チャンネル桜 代表)


上記によると、20日以降の産経記事がこれを取り上げてくれるそうですが、今のところ、WEB上には無いようです。今日から紙上でもよく確認するようにします。
まぁ今のところ、よく桜に出演される保守系論客の方々が賛同表明されてますが、「ケッ! お仲間だけかよっ」と揶揄されないようになるべく多くの関係者の賛同を得られるよう、ご努力願いたいと思うと同時に、筆者も一民草として微力ながら募金やこうしたブログでの応援等で協力していきたいと考えております。

ところで、筆者は上記後半にあります番組を先週、観たわけですが、虐殺否定論者ばかりを集めても、”大凡(おおよそ)の討論は成立しないな”と云うのが、失礼ながら大まかな感想になりました。番組冒頭では、肯定論者の逆説的アイドル?である東中野氏も出演される予定だったと説明されてましたから(実際は所用で出演されませんでした)、実際に出演されてたらと思うと、ますます否定論マンセー番組になっていたと思われます(本当は肯定派大御所の笠原十九司氏辺りにでもご出演願いたいところですが、せめて、秦氏くらいは何とかして欲しかったなぁ)。

あぁ勿論、筆者も否定派に分類されると自分では思っているわけですけれども、肯定論の中にも十分に考慮するべきものがある以上、なるべく公平にやるべきだと思っているわけであります。そうしていくことが、南京の実像に少しでも近づくための必要条件ではないでしょうか。

南京事件を肯定派、否定派、分かれて論議しているサイトで、筆者が最近、よくウオッチしているところを以下に挙げます。

YAHOO!掲示板 海外ニュース 「南京大虐殺・従軍慰安婦強制連行の嘘」
THE BBS 掲示板 >学問>歴史学 「所謂南京虐殺報道は戦勝国の欺瞞と判明した。」
2ちゃんねる ニュース>ニュース極東 「【世界の】「南京大虐殺」は嘘【常識】55次資料」
2ちゃんねる ニュース>ニュース極東 「【世界の】南京大虐殺は嘘【非常識】56次資料」

後半に続きます。



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