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アーカイブ: 2009/10

はじめに策ありきで本当にいいのか?


ちょっと長くなってしまいましたので、前エントリーに対する佐藤生様への返答を新エントリーにしちゃいました。宜しければ、前エントリーの佐藤生様のコメントをご参照下さい。

最近はレスさえお返しできず、心苦しい限りです。申し訳ありません。
まぁ亀井氏に関してはご覧の通りです。
小泉・竹中路線やモラトリアム法案への是非は別として、彼らへの私怨だけで動いている様は見苦しいだけでなく、国民不在感を一層引き出させています。

>資産運用するのですから、いろいろなリスクは勿論想定しなければいけません
>が逆に積極的に・グローバル的視野から、運用する事も可能になるというメリ
>ットも指摘されるべきです。

小生は行き過ぎたグローバリズムに対し、危険視する立場のものです。
もちろん、これからは否応でもグローバリズム的視点を要求されることは存じてますし、受け入れることもある程度は仕方がないと思ってます。
問題は受け入れる側の意思というか”覚悟”です。
最近でも、鳩山総理が未だ未だコンセンサスが足りない温暖化ガス25%削減策なんてのを国際舞台でやってましたよね。いくら条件付きとはいえ、あんなものは乞食に無担保・無期限で金を貸す行為と等価だと思います。
恵むだけ恵んで、結局日本のようには上手く削減できませんでしたって、しらーっと言われるだけでしょう。馬鹿を見るのはいつも日本だけ、に為りかねない。

要するに、あちらの海千山千を相手に日本の立場を第一に考えられる覚悟(強さ)がとても足りてるとは思えない。日本は日本人だけのものじゃないと宣った総理にそれがあるとは到底思えませんよね。

郵貯をはじめとした郵政資産の運用について、立場が民主党からあの時の自民党に変わったとしても根っこは同じです。
これまでの彼らの行動をみたとき、小泉-竹中路線に日本を第一に考える戦略的視点があったとは思えませんでした(とくに竹中氏)。
城内氏にもきっと同じお考えがあったのだと思います。

どんな場合でもそうですが、それを成し遂げる意思・覚悟と具体的方策が車の両輪となります。
具体的方策に関して、どんなにご立派なご託宣を述べようとそれを行う側の意思が澱んでいては結果は正反対に向かってしまう。
拉致問題然り、核武装問題然りです。
以前”朝生”の核武装論議で田母神元空将と村田同志社大教授がこのことでやり合ったのを観ました。村田教授曰く、”もう覚悟は分かったから、具体的方策を述べて下さい!!”と・・・。
一見すると、覚悟ばかりを強調する田母神氏の方が単純バカ(いわゆるネトウヨ的?)に見えます。
ですが、村田教授に核武装をやり遂げようとする強い意志があるとは思えない。
具体的方策に逃げることで、その意志を隠しているな、と思いました。いわゆる学者的落とし穴です。

はじめに策有りきでは決して良い結果は生まれないと思います。

尤も、何が健全な意思で何が澱んだ意思なのかは、論ずる方のイデオロギーに大きく左右されるところではありますが。

長々と分かりにくい返答になってしまいましたが、佐藤生様のご質問を受けて上のようなことを思いました。


P.S.、もう皆様ご存じの通り、中川昭一元財務相が急逝されました。
氏に関しては色々と言われてはおりますが、これからの日本の国益を考えるとき、復活の度合によっては非常に重要なお立場の方でした。真正保守にとって非常に大きな痛手です。常に国益を第一に考えられる希有な政治家でした。
真正保守に属する方々は今後、氏の意思をどのように継いでいくのかをよく考えなければなりません。

今まで日本のために有り難うございました。
ここに謹んで、中川昭一氏のご冥福をお祈り申し上げます。

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