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奉祝 天皇陛下ご在位20周年


天皇陛下ご即位20周年を心よりお慶び申し上げます。


政権が替わり種々の悪法が蔓延ろうとする世間でありますが、一服二服の慶賀であります。
一人の日本人として、唯一無二の「しろしめす」ご存在の権威を「うしはく」者どもの手から守りたい、そんな風に思ってます。

皇居の景1 皇居の景2

逃げる沖縄タイムス記者と秘められた先帝陛下の御心-二動画の紹介


最近、サボり気味だったYouTubeへの動画アップですが、久々に皆様にご覧いただきたい動画がチャンネル桜より公開されましたので、付けましたキャプションと共に紹介させていただきます。ついでですが、チャンネル桜 So-TVも宜しくお願いいたします。

議論に負けた沖縄タイムス某記者、コソコソ船に乗り逃げ

「11万か2万か?、どちらがより説得力があるのかは明らかなんだけど・・・この記者、最初は自信満々なれど、井上和彦氏の一喝で徐々に後退していき乗船を理由に逃げていきましたとサ。
軍による強制があったと言う人がいることは別に構わないが、これもどちらが正しいのかは公平な歴史判断に任せねばならないのであって、決して声の大きいほうが真理とは限らないのである。
分かった? 某沖縄タイムス記者さん?」


先帝陛下が殉国七士を親拝された事実-秘史を明らかに!

「ゲストの若狭氏に依ると、昭和54年の5月、愛知・豊田市で開かれた植樹祭にお出ましになった先帝陛下が、わざわざ不便な"グリ ーンホテル三ヶ根"にお泊りになられ、早朝に同地にある殉国七士(いわゆるA級戦犯)の墓碑に向かって長い間直立不動の姿勢をとっておられた事実があるそうだ。
昭和帝がA級戦犯を忌避しておられたとは笑止と述べる若狭氏。
GHQの悪意により、七士が処刑された12月23日は今上陛下のお誕生日。多くの国民が祝賀してくれる日を慰霊の日にするのは先帝としては当然忍びないお気持ちであったことは自明のこと。
畏れ多いことだが、私も上記のことは先帝なりの慰霊をしておられたの だ、と思う。」
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チャンネル桜 第20回「爆弾!」
「日本人が知ってはならない歴史-今までの「定説」が覆る!?」より抜粋。
ゲスト:
若狹和朋(元九州大学大学院客員教授・教育学博士)
東條由布子(東條英機元首相御令孫・NPO法人「環境保全機構」理事長)
司会:井上和彦


*ちょっと忌まわしいオマケ動画(先帝に関するいいお話の後で申し訳ないです)
以下は胸くそ悪いので埋め込みは致しません。
はっきり云ってここまで来るとカルトです。こういう自傷過剰な人は日本人の恥ですね。
ず~っと自虐の瞑想世界で迷走してなさい。

有良知的20多位日本人来南京謝罪,墓前哭泣。(Japanese apology, weeping)南京大虐殺


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南京の真実

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奉祝 高野槇への願い


悠仁(ひさひと)親王殿下 御命名,非常におめでたきことです。

悠々,悠久,悠然,長きに渡ってゆっくりと,どっしりと落ち着き払うさまが見えてくるようです。
宮内庁の表向きの説明はさておき,まさに長久の歴史を誇る皇統を意識して御命名されたものと筆者などは推察します。

そして,「お印」は常緑針葉高木の「高野槇(こうやまき)」に決定されました。
この樹種は「木曽の五木」の一つに数えられる良木で,高いものでは40m程度まで成長する巨木に分類されるようです。

ところで,この「高野槇」は英名を「Japanese Umbrella-pine」,直訳すれば,スギ科なのに何故か?日本カサマツになります。きっと,その小枝から伸びる細長い葉が放射状に傘のように広がるさまから名付けられたものと思います。もう一つ,イタリアンカサマツという木があるのですが,そちらも「Umbrella pine」と呼ぶのだそうです。

さて,「Umbrella」というのは通常「傘」と訳しますが,「庇護」という意味もあります。
それに倣って思い切って意訳すれば,「Japanese Umbrella-pine」は「日本(人)を庇護する巨木」とも訳せましょう。
「お印」を考えられた秋篠宮御夫妻や両陛下がそこまで意図されたとは思えませんが,皇統の歴史が無意識のうちに切なる願いを託されたような気がします。
御命名といい,お印といい,物言えぬ皇族方の御意志はもはや明らかなのではないでしょうか。それを我々,国民はよく胸に刻むべきでしょう。


秋篠宮家男子、お名前は「悠仁さま」 ゆったりと久しい人生願い、お印は「高野槇」



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皇室典範改正論議の仕切り直しに賛成

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新宮さまのご誕生で永田町界隈では皇室典範論議から一歩も二歩も退くような傾向が出ているようですが,筆者はこれを機に「第二次有識者会議」を再始動した方が良いと思います。

安倍長官、皇室典範改正論議は仕切り直し

次期総理確実の安倍氏は先の有識者会議(第一次偏向識者会議のことです)の報告書に法的拘束力は無いと明言してますし,来年の国会にもこの報告書のまま提出する気は無いようですので,ひとまずは安心とはいえ,現実には不敬を承知で申し上げれば,未だ正統な枝は一本しかないわけです。この正統な枝を増やす努力を,出来ることなら早目に話し合っておくことは非常に重要なことだと思います。
筆者自身は現報告書など完全に白紙撤回しても構わないと思っておりますが,一度は何であれ,形成されたものを安倍氏がぶち壊すことが可能かということと,世論のほぼ半数は女系容認であったことを考えれば,一挙に白紙に戻すことは強烈な反発を受けかねません。

ですから,ここは前有識者会議の議論結果を詳細にカテゴリー分割して,一つ一つに対しての適・不適を議論していく第二次有識者会議を作ればよいのではないかと思っています。その際には前の轍を踏まぬよう,結論ありきの識者を連れてくるのではなく,男系派と女系派を公平に選択しなければならないでしょうね。
また,場合によっては現皇族のご意見をお聞きする機会を作る必要もあるでしょうし,男系の意義や女系とは何を意味するのかと云った国民への啓蒙活動も頻繁に行えば良いと思います。要するに殆どがクローズドだった前有識者会議と正反対の行動を取れということです。

とくに啓蒙活動は重要でしょうね。今でも,おそらく女性天皇と女系天皇の区別がついていない人は多いと思いますよ。これがまさに前有識者会議の結果を容認してしまった原因であることは確かなことです。その証拠に,マスメディアが渋々?その区別を報道するようになったことに反比例して,初期の世論調査から時間が進むにつれて徐々にではありますが女系容認派が減少しましたよね。

【正論】日本大学教授 百地章 親王ご誕生で先ずは為すべきこと

百地先生のご意見に賛同いたします。
前有識者会議の「歴史と伝統を意図的に除外した議論」は論外ですが,百地先生の云われる「現憲法を偏向して利用した議論」もこれまた論外ですね。
まぁこの会議は最初から女系容認という結論があったわけですから,こうせざるを得なかったというのが正解でしょうが・・・


上記の啓蒙活動に関してですが,テレ朝が懲りもせず,可成り無理のある印象操作をやってました。
これはまたも,ワイドスクランブルという番組ですが,意図的に女系容認を増やすような選択肢でアンケートの採取を行っていたものです。
選択肢は二つで,天皇として認めるものを一つは「男系男子のみ」にして,もう一つは「女性天皇を認める」です。そして,「女性天皇を認める」は女系天皇を含むですよ,おかしいでしょ。
これでは「女性天皇は容認するが,女系は認めない」人の選択肢が無いですよね。選択するとしたら,後者しかないわけですから,自ずと「女性天皇を認める」のパーセンテージが上がるという寸法です。テレ朝はこれを知っていてワザとやったことになります。
結果は以下の通り。

男系男子のみ34%
女性天皇を認める66%

しかも,単純な電話番号による二者択一だったにも拘わらず,「愛子さまに天皇陛下になっていただきたい」との意見もありましたとキタ。そして,これに同調したゲスト達が女系容認を前提とした話しを始め,それで締めくくる。見事な連係プレーで逆に感心してしまいましたよ。捏造ではないかもしれませんが,少なくとも「イカサマ」ではありますね。
詳しくは,以下の「ようつべ」や2ちゃんのスレッドをご覧になって下さい。

テレビ朝日 世論操作 アンケート
【また朝日か】ワイドスクランブル、皇室典範改正問題でイカサマ緊急電話アンケート


先に啓蒙が大事と言いましたが,こんなことではメディアには期待できそうもありませんね。やはり,これからは草の根運動が大切です。
ちょうど,小林よしのり氏もネット保守の意義を認め出したことでもありますし。

ということで,久々に一番下に「旧宮家復籍キャンペーン」の詳細を載せます。これはすでに殆ど完成していますし,ご存じの方もすでに多いと思いますが,他のことも可成り大きいことが進行中であります。今からでも全然遅くありませんので,賛同いただけます方は”てっく”様(下記リンク)の方へご連絡いただけますと幸いです。



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《 旧宮家復籍キャンペーンについて 》
拙ブログをご覧いただいている皆様方におかれましては既にご存じのこととは思いますが,「Let's Blow! 毒吐き@てっく」様の呼びかけにより,有志一同が昨今の皇室典範問題を鑑み,”旧宮家復籍キャンペーン”を行う予定であります.これにはすでに50名以上の心ある有志の方々が賛同,ご助力を願い出ておられます.
世界に類例のない万世一系の日本の皇統を護持するためには旧宮家の皇籍復帰が不可欠です.我々のような名も無き人間が皇統のすばらしさを広く世の中にお知らせするには草の根で地道に活動する以外に方法はありません.
広報・啓蒙活動はフラッシュムービーストリーム動画等を使って,それを皆様にご覧いただき,お考えになっていただくというスタイルを取る予定と聞いております.
現況に依りますと,動画等を置くサーバーの初期費用や維持管理費用が思いの外,かさむために資金的に十分とは云えない懸念が生じております.発起人のてっく様のご負担を少しでも軽くするためには,今以上のご助力をお願いするしかありません.引き続いての皆様方のご協力,ご援助をお待ちしております.

  ↓てっく様によるエントリーです(新着順)↓

A級合祀は「密かに」ではない・・・高森氏のご意見を参考にして


週末の政治系番組では「富田メモ」に関してかなりの時間を割いて報道してました。ブログ界ではこの話題,少し下火になっていますが,その理由としてはやはり貴重な一次史料と云われる割に検証報告が極めて少ないことが一因となっているようです。かく言う筆者も,具体的な検証報告が出るまでは話題にするのを止めようと思っていました。
しかし,週末の番組を観るにつけ,後々のために備忘録的に識者の意見等を書き留めておく必要性を感じましたので以下にそれを記しておきたいと思います。バカ右翼,必死だなと云う香ばしいトラバをいただいたりもしてますが,後で参考にさせていただきますので,まぁ気にしないでやっていきます。
筆者が色々な番組を観ていて最も参考になったのは,やはりチャンネル桜の「日本よ、今...闘論!倒論!討論!」でした。この中で,高森明勅氏の(日本文化総合研究所代表)の秦郁彦氏への反論が興味深いので,番組内でのご発言について記憶を頼りに再現してみたいと思います。大意としてご理解いただきたいと思います。
秦氏は富田メモに関する毎日新聞の特集で以下のような意見を述べておられます(”書評日記 パペッティア通信”様より転載,強調部は筆者による)。
合祀の手順の説明を 秦郁彦(日本大学講師)

従来の推定を裏付ける第一級の歴史資料
靖国神社は天皇参拝の中断覚悟で決断

日本経済新聞社が入手した故富田朝彦元宮内庁朝刊の日記とメモに、目を通す機会を得た。日記は1986年まで、メモ手帳は86年から昭和天皇が崩御される半年前の88年6月までで、両者は重複していない。
 日記は害して簡潔だが、メモは天皇の発病(87年9月)以降は病状を記録する意味もあってか詳しくなり、昭和天皇も信頼する富田氏に言い残しておきたいとの気持ちもあってか、自らさまざまな話題を取り上げ、秘話的なエピソードを含めて語っている。皇室の内情に触れた部分もあり、全面公開は無理だろう。
 第一級の歴史資料であることはすぐに分かったが、この時期に公開することによる波及効果の大きさを思いやった。
 富田氏は天皇が亡くなられた直後の89年1月9日から数回、「亡き陛下をしのぶ」と題したエッセーを読売新聞夕刊に寄稿している。比べてみると、日記やメモを参照しつつ書かれたことは明らかだが、今回発表された靖国神社関連の話題への言及はない。
 さて、論議の的になっている富田メモの靖国部分の全文についてだが、97年に故徳川義寛侍従長の「侍従長の遺言 昭和天皇との50年」(注 岩井克己 聞き書き・解説 朝日新聞社刊)が刊行されて以来、他の関連証言もあって、天皇不参拝の理由がA級戦犯の合祀にあったことは研究者の間では定説になっていた。徳川氏は松平永芳宮司とのやりとりを、「天皇の意を体して」とあからさまには書いていないものの、関係者や研究者はそのように読み取ってきた。
 したがって、私は富田メモを読んでも格別の驚きはなく、「やはりそうだったか」との思いを深めると同時に「それが私の心だ」という昭和天皇発言の重みと言外に込められた哀切の情に打たれた。なぜか。
 応対した徳川氏がA級合祀に疑問を呈したところ、「『そちらの勉強不足だ』みたいな感じで言われ、押し切られた」(「侍従長の遺言」)という。また、当時の靖国神社広報課長の馬場久夫氏によると、「こういう方をおまつりすると、お上(天皇)のお参りはできませんよ」(21日付毎日新聞朝刊)と宮内庁の担当者から釘を刺されたという。 
つまり、当時の松平宮司は天皇の内意を知らされた時、今後の天皇参拝が不能となってもかまわないという覚悟のうえで合祀に踏み切ったことになる。それは「私は就任前から『すべて日本が悪い』という東京裁判史観を否定しないかぎり、日本の精神復興はできないと考えておりました」という松平氏独特の歴史観に発していた。
 しかも、合祀を期待していなかったはずの遺族(と本人)の事前了解もとらず、神社の職員に口止めしてこっそりまつったため、半年後に共同通信がスクープ報道するまで、国民も知らされていない。松平路線を継承しているかに見える現在の靖国神社は、当然の手順を踏まなかった理由を説明する責任があると考える

ここで,秦氏は取り敢えず二つのことを述べています。それは1.遺族(と本人)の事前了解もとらず」,2.こっそりまつったため」の二つです。これについて,高森氏は以下のような反論をしています。

1.について・・・
靖国神社が御霊を合祀する際,遺族の了解など取り付ける必要はない。これを必要な手順として考える方がおかしい。韓国・台湾等の遺族が「合祀取り下げ訴訟」をやっているが,事前の承諾を得る必要があったのなら,そもそもこのような裁判など生じない。
2.について・・・
こっそり(密かに)ではない。昭和53年(1978)の秋の例大祭時に松平宮司は「白菊会(戦犯とされている方々の遺族会)関係の方をお祀りしました」と公式の宮司挨拶で述べている。確かに,刺激を避けるためA級戦犯の方々とは言ってないが決して密かにではない。

秦氏はこの文の最後に「当然の手順を踏まなかった理由を説明する責任があると考える」と述べていますので,その前の説明はその手続きと解釈されてもおかしくはありません。筆者は1.については秦氏の完全なるミスリードだと考えますが,2.については「こっそり」の前に「神社の職員に口止めして」とありますので,その部分を補完するための副詞と考えることもできます。そこが分からないと何とも云えませんが,少なくとも公式には「こっそり」ではなく,松平宮司は上のように明言していることに間違いはないでしょう。ただ,職員に口外を禁じたというのは松平宮司による言葉として確かなことです。以前に採り上げたことのある松平宮司の「誰が御霊(みたま)を汚したのか」にそれが
「十四柱を合祀したときは、事前に外へ漏れると騒ぎがおきると予想されましたので、職員に口外を禁じました。」

と書かれていますので,秦氏はそれを「こっそり」と解釈したとも取れます。
また,明言については,”神社と神道 神社オンラインネットワーク連盟”様のブログでも採り上げられていますので,引用させていただきます。
ただ、A級の遺族には知らせてなかったようですが、例祭後の挨拶で「祀られるべきして今まで祀られてこなかった白菊遺族会(戦犯遺族会)に関わる14柱の御祭神もお祀りした」と述べ、木村さんだったかに「私の目の黒いうちに祀ってもらえるとは思わなかった」と涙を流して喜ばれたそうです。

これらの一連の動きを見ようによっては「こっそりと」と観られても仕方がない要素はあろうかと思います。しかしながら,必要な手続きを怠る意味として「こっそり」かと云えば,やはりそうではなく,上のように公式に「明言」されていることになります。



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経年変化の差異から見えてくる宮内庁の意図


先帝陛下の大御心については筆者なりの結論・思いを前エントリーで述べさせていただいたので富田メモに対してもうあれこれ言うのは畏れ多いのかもしれませんが,やはり化学屋の性なのか?,紙質やインクの経年変化の相違が気になってしまいます。言ってみれば,経年変化は嘘は吐かないと云うところでしょうか。例えば,多くの方が指摘しているこの写真の左右ページの差異

tennoumemo4.jpg

写真というものは光の当たり具合と被写体の位置の相対関係によって実像との違いが大きくなることがありますので何とも云えないのですが,他の公開画像を見てもやはり左右ページの差異は経年変化の相違を示していると観た方がリーズナブルです。左ページの紙質は黄変が進んでおり,インクも完全に黒化しています。反して,右ページの紙質は左pより可成り白く,インク色も視認では完全に青色です。

左右ページがほぼ同時期に書かれたものと仮定した場合,これは科学的に観て整合性がありません(飽くまで既存写真を元に判定した結果です)。
無論,左のメモ帳そのものの紙と右の貼り付け紙とでは紙質が異なっているのは分かっています。メモ帳の紙質は経年変化から観て,おそらく右の貼り付け紙より酸性度が高くリグニン量の多い紙が使われていると思われます。
紙の原料であるパルプには木材の三要素のセルロース,ヘミセルロース,リグニンが必ず入ってます。抄紙工程には紙とするために色々な薬剤を添加しますが,通常の酸性紙には定着剤として硫酸アルミニウムなどの酸性液が含有されていますので,これが色々と悪戯をします。可視光(通常の光)によりセルロースやヘミセルロースは劣化分解していわゆるボロボロでカスカスの紙力を失った状態になり,さらに酸性劣化によってリグニンの黄変(茶変)が生じます。これが通常の紙の劣化と云われているものです。70年代中盤以降より,酸性度の低い中性の紙(中性紙,実際は塩基(アルカリ)性)がよく使われるようになってきていますので,これらの劣化が可成り抑制されるようになっています。ですから,左右ページの紙質の違いは明らかで,経年変化に相違があるのも別段,問題ではないでしょう。それにしても右はやけに白いですが・・・実物を見ないことには何とも云いようがありません。

問題はインクだと思います。右ページのインク色はブルーを保っています。
一般に染料インクですと,その化学構造に依って青色より赤色の方が退色が激しくなります(波長の影響もあるかも?)。筆者は少しばかり分散染料を使ったポリエステルの捺染テーマ(インクジェットプリンティング)をかじったことがあるので大体分かるのですが,ブルーというのは割と発色しやすく劣化が少ない染料だと思います。ですが,このケースでは筆記具が万年筆でブルーブラックインクを使って書いているのでは?というのが一般的な見方になっています。確かにあの年齢辺りの方(富田元長官)なら,万年筆を愛用してもおかしくないでしょうね。万年筆のインクについて筆者は詳しくないので,このHP(インク研究会様)を参照すると,ブルーブラックインクというのはブルー染料と硫酸第一鉄をミックスして調製したインクだと云うことです。硫酸第一鉄溶液は透明ですので,書いた当初はブルー染料の青が発色されますが,空気に触れて第一鉄が第二鉄に酸化されると黒化します。或いはカーボンブラックのような顔料が入っていると,最初から黒みがかった青色を発色する。



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筆者の信ずる先帝陛下の大御心


ちょっと出遅れてしまった感がありますが,話題の「富田メモ」に関して思うところを述べてみたいと思います。
日頃から皇族の政治発言を苦々しく思っている左巻きのマスコミが嬉々として報じているところを観るにつけ,この「富田メモ」が如何に日中合作の工作活動の拠り所になっているのかがよく分かります。先帝陛下の私的呟きを利用してまで分祀させたいのでしょうかね。もう必死だなぁとしか思えませんよ。
仮にこれが正しい史料として,それを利用していわゆるA級戦犯の分祀を実行してしまったら左派の云う「天皇の政治利用」に他ならないじゃないですか?完全無欠のダブスタですね,これは。まぁ奴らはそこまで追い詰められているとも読めますし,ものの真贋を無視しても報道して一般国民にその手の印象操作を行っただけで良いくらいにしか思っていないのかもしれません。
ある左派のブログを観ていましたら,「よく天皇がこんなこと言えたもんだよ」という意の感想が述べてありました。「東條氏らを犠牲にしてまで刑を逃れた天皇が何言っている」という意味でしょう。書いてあることはもう無茶苦茶ですが,これってある意味,正しいサヨクの言い分のような気がします。少なくとも「それ見ろ,天皇だって分祀(合祀)を嫌っているじゃないか」とは言ってないわけですし,バカ騒ぎする朝日等を嘲笑してましたから。そして,「よく天皇がこんなこと言えたもんだよ」という一種の罵倒を裏返して読んでみると,逆に「本当に天皇がこんなこと言うのか?」という”問いかけ”にも見て取れました(飽くまで筆者の所感です)。

富田メモはおそらく本物でしょう,ですがメモの内容が先帝陛下のご発言だったとは限りません。既に色々云われているように,富田元長官の私感かもしれませんし,徳川元侍従長,藤尾元文相や奥野元国土庁長官その他の発言だったかもしれませんが,今のところはペンディングです。
火元の日経をはじめとした左派メディアの報道は今回,明らかに恣意的ですので,冷静な?産経の報道を後半に貼り(”昭和天皇「富田メモ」 分祀へ政治利用の恐れ”の一部抜粋),2ちゃんねるで検証中のメモ写真のリンクを表示します。といっても,詳細な検証は他のブログ(”毒吐き@てっく”様や”極右評論”様)や2ちゃんねるがしてくれるでしょうから,それは簡単に解析するとして後半では「筆者の信ずる先帝陛下の大御心」について述べてみます。



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どうかご無理を為さらずに・・・秋篠宮妃のご体調報道


秋篠宮紀子妃殿下のご出産が早まるらしいとの報道がありました。部分前置胎盤で帝王切開の必要性も高いそうなので,どうかご無理を為さらずに安静にお休みいただきたいと思います。
紀子さま出産、早まる可能性…部分前置胎盤で帝王切開 

宮内庁は18日、妊娠8か月目の秋篠宮妃紀子さま(39)が、胎盤の一部が子宮口をふさぐ部分前置胎盤と診断されたと発表した。 出産は帝王切開となる見通しで、9月下旬の出産予定が早まる可能性が高いとしている。
紀子さま、胎児ともに元気だが、紀子さまには安静が必要で、症状によっては入院もあるという。
 同庁の金沢一郎・皇室医務主管と主治医の中林正雄・愛育病院院長が記者会見して明らかにした。
 それによると、紀子さまは今月12日、宮内庁病院で4回目の定期健診を受けられ、超音波検査で部分前置胎盤と診断された。 金沢主管は「早期の出血や、それに続く感染、早産などの事態が生じる危険性が高く、合併症を予防するため、妃殿下には当分の間、安静にしていただく」と説明した。入院された場合には、薬の投与などにより出産の時期を遅らせ、ぎりぎりまで胎児を母胎内で成長させる考えという。
 前置胎盤は、かつては母子の命にかかわる状態とされたが、今では医療の進歩により的確な対応が取れるようになり、危険性は極めて低くなっているという。 ご夫妻は中林院長の説明を冷静に聞かれ、秋篠宮さまは「医師団を信頼しているのでよろしくお願いします」と述べられた。
紀子さまは「子どものためにも出来るだけ安静にします」と話されたという。 また、天皇、皇后両陛下は報告を聞いて驚いたが、この数十年間で危険は30分の1に減ったとの説明に安心されたという。

◆ 部分前置胎盤 = 胎盤は、へその緒を通じて母体から胎児に栄養を送るため、子宮内にできる組織。通常は子宮の上部にできるが、胎児の出口となる子宮口部分を覆う場合を前置胎盤と言う。胎盤の一部が子宮の入り口にかかっている場合が部分前置胎盤。
分娩(ぶんべん)の際に胎児が出にくいほか、急にはがれて大量出血の恐れがあるため、多くの場合は陣痛が始まる前に帝王切開を行う。過去に妊娠経験がある場合や、子宮筋腫(きんしゅ)などの病気がある場合になりやすく、200人に1人程度に起きる。

例によって,周囲(2ちゃんねる辺り)では親王(男)か内親王(女)といった性別論議をやっているところもあるようですが,筆者はどちらでもお元気な御子をお生みいただけばそれで万々歳だと思っております。
帝王切開も今は記事にもあるようにリスクは激減していますし,未だ自然分娩の道も残されていますので,医学的にはそれほど心配は無いと思われます。無論,通常分娩よりも危険性はあるわけですから万全の体制は整えられていることでしょう。
あの無謀で拙速なる皇室典範改正が為される直前での,神の配在とも思える妃殿下のご懐妊は女系容認派へ強烈なカウンターメッセージを与えました。もうそれだけで十分でしょう。お生まれになるお子様が男子であろうと女子であろうと,将来に渡る皇統問題が消えるわけではありません。これからも我々,男系存続派は旧宮家復籍を第一義として主張していくまでです。
おそれながら,このご懐妊は万世一系の皇統を軽んじた女系容認派に向けた歴史からの警告だったように思います。当然のことながら,そこには人である秋篠宮家や東宮家,そして両陛下のご意志が複雑に絡み合っていることは承知しております。しかしながら,皇室の意志は脈々たる皇統によって形成されてきた歴史そのものです。その歴史が警告を発したわけですから,女系容認派(要は小泉総理ですが)も矛を収めるしかなかったと解釈しております。

確かに現時点では,少なくとも医師団辺りは性別もお分かりのことだと思います。ですが,今は要らぬ詮索などせずに,我々一般人はただただ妃殿下と御子のご無事を祈願させていただくのみで良いのではないでしょうか。

"◇美々・ログ◇"様も採り上げておられますが,仰る通りかと思います。
とにかく神聖な問題ですので、我々下々のものがむやみに騒ぎ立ててどうなるものでもないですし、もう神のみぞ知るということです。
とにかくも祈りましょう。



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皇室典範改正について中間報告(自民党内閣部会)


今年の2月から始まった皇室典範改正に関する自民党内閣部会が去る5/26で7回目を数え,以下に沿った中間報告を出すという.
皇室典範改正、自民は両論併記

自民党内閣部会は2日、皇室典範改正について「女性・女系天皇の容認」と「男系維持」の両論を併記した報告書をまとめることを決めた。
18日に会期末を迎える通常国会中に作成する。政府は女性・女系天皇を容認する改正案を今国会に提出する方針だったが、断念。同部会も一定の方向性を出さずに、両論併記の報告書を改正論議のたたき台としたい考えだ。  2月から計7回、勉強会を実施。
小泉首相の私的諮問機関がまとめた、女性・女系天皇を容認する報告書について意見交換したほか、容認派と男系維持派双方の識者から話を聞いた。容認派と維持派、それぞれを支持する意見が出たため、両論を併記することにした。 
木村勉部会長が2日の部会で、こうした方針を踏まえた「皇位継承のあり方に関する議論の中間的な整理」の素案を示した。18日に会期末を迎える通常国会中に素案の文言を修正、報告書をまとめることも確認した。
 素案は皇位継承制度について、(1)旧皇族復帰などで男系男子を維持(2)女性・女系天皇を容認――という「大別すると二通りの考え方が明らかにされた」と指摘。同時に「合意形成は必ずしも容易ではない。大方の意見は、安定的な皇位継承を維持していくためには、制度の見直しが必要と認めており、引き続き党内で検討を進める必要がある」と結論づけた。
 女性・女系容認論では天皇の地位について「正統性が揺らぐことはない」と説明。一方、男系維持論では、旧皇族の復帰について「皇室会議が年齢、経歴などの事情を考慮し、皇族にふさわしい方を選定すればよい」とし、「国民の理解は二次的な問題」とした。

元々は女系容認で突っ切る予定だったのに,紀子妃殿下のご懐妊でそれが大幅に狂ってしまい,仕方なく形ばかりの部会を開いて女系合意の方向性を打ち出そうとしていたのではないか?
しかし思いの外,男系存続の意見が強かったので無視できず,「合意形成は必ずしも容易ではない。大方の意見は、安定的な皇位継承を維持していくためには、制度の見直しが必要と認めており」という何となく女系容認を匂わす愚文を入れて,両論併記したといったところか.このソースには中間報告の提出先は記されていないが,相手はあの中川秀直政調会長である.取扱方が分かろうというものだ.”帝国愁報”さんでも採り上げておられたが共謀罪法案と同様,焦りすぎの感があり,流れをよく見極めねばならない.



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皇統を法理で語るのは正しいのか?

すでに”日本の心を育むネットワーク”さんや”日本の傳統(伝統)を守らう!”さんが記事にしておられるが,皇室典範改正問題に関する自民党内閣部会の第5回勉強会が去る25日に開かれた.
これについて,日本政策研究センターの週間ニュースにその報告と若干のコメントという形で記事になっていたので,以下に全文を転載・引用させていただく.

女系天皇容認は「皇室改革の入り口」 ―― 皇室伝統の断絶を目論む女系容認論者の「本音」自民党内閣部会・第5回勉強会

去る4月25日、皇室典範改正問題に関する自民党内閣部会の勉強会(第5回目)が開かれ、女系容認論の立場から笠原英彦慶応大学教授が意見を述べた。関係者によると、笠原教授は、「男系継承を維持することは非常に困難であり、有識者会議の結論の方向での改正は避けられない」と述べる一方、女系容認の典範改正は「皇室改革の入り口」との見解を明らかにし、皇室を「より開かれた、より国民に近いものとすることが必要」などと主張した。
以下、勉強会の概要を紹介するとともに、若干のコメントを付けておきたい。 笠原教授はまず、「男系継承は重い伝統ではあるが、側室制度が認められない現状では、皇室典範は構造的欠陥を抱えており、改正は急務」とした上で、「7割近い賛成を得ている女系天皇を容認すべきだ」と訴えた。また、旧皇族の皇籍復帰について、「現皇室の系統と分かれて600年の歳月が流れ、皇籍離脱から60年近く経過しており、非現実的。国民の理解も得にくいし、この方策を強行すると国民の皇室離れという別の危機を招来しかねない」と断じ、「戦前回帰のアナクロニズムを感ずる」とも述べた。
さらに、「皇婿」の選定について、「本人の意思が最大限尊重されるべきであり、旧皇族の子孫から選定するのは余りにも政略的」とする一方、「皇婿選びも、お后選び同様難航が予想される」として、その意味でも「より開かれた、より国民に近い皇室にすること」の必要性を指摘。典範改正は「皇室改革の入り口」だと結論付けた。

 

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