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アーカイブ: 2006/12/15

麻生さんはリアリストだな~


批判を恐れず、現実を見据え、敢えて厳しい問題に飛び込んでいく姿勢は評価できます。どこぞの、大樹に尻尾ばかり振るような政治屋どもとは一線を画す政治家であることは確かなことだと思います。
勿論、これは飽くまで姿勢を評価するのであって、中身に賛同できるという意味ではありません、念のため。
で、今日はその内容について何かを言うつもりはありません。てっくさんの仰るように脊髄反射的に反応するよりも、何かを言うのならもう少し吟味してからにします。

この方の出す私案は靖国案(靖国に弥栄(いやさか)あれ)にしろ、今回の北方領土面積二分論にしても、関連する法規や実情を考慮し、理想的国益と現実的国益の狭間でご自分なりの納得できる線に収斂したものだと思っています。
それと、現に政治問題化している事案に対して、取り敢えず私見や見解を出すことで世論の反応を探っているのでは?と云ったやや穿った見方かもしれませんが、謂わば釣り師的な思惑があるようにも感じます。

いずれにしても、原則を曲げることを嫌う保守系な方々には妥協案だと批判され、左巻きな方々には”何はともあれ”批判されます(笑)、筆者は無論、前者の立ち位置にカテゴライズされるでしょうが・・・
尤も今回の北方領土面積二分論については、木走日記様を拝見したところ、あの共産党でさえ原則論を唱えているのが印象的ですね、というより知りませんでした。

要は、良くも悪くもリアリストなのだと思います。
少し前のTV番組で、今ちょっと話題になっている、とある四男坊の方が「親父は良くも悪くもリアリストなんだよな~、親父を理解してない人はそこを分かってない」とインタビューに答えた部分を伝えた番組を見たことがあります(ちょっと複雑・・・orz)。
親父とは、そう石原慎太郎都知事です。
確かにこの方もそういう面があります。真正の憂国右翼でもないし、かといって当然サヨクでもない人です。
筆者は、この方の拉致問題に対する変節ぶりと東條自殺未遂に関する謬った認識に落胆したものの、サヨク偏向した思想、報道に対するアジテーターとしての存在には一定の評価をしています。次回都知事選でも、相手が民主の菅(カン・ガンスね)氏なら当然、勝って欲しいのは石原さんであることは云うまでもありません。

要するに、麻生さんにしても石原さんにしても、リアリストというのは思想的には必然的に保守寄りに為らざるを得ない習性をもってはいるが、かといって、原則を多少なりとも曲げてしまわねばならない定めをもつところに頼り無さを秘めた人達であると、筆者は考えてます。
ゆえに、こうしたリアリストは保守からの賛美や批判の波が激しいのだと思ってます。

結局、この後、何が言いたいのか忘れてしまいました・・・ちょっと論旨が分からなくなってきましたので今日はこの辺で終わります、疲れているのかも。

でもやっぱり ちょっとだけ北方領土面積二分論についての感想をば。

プーチンはそんなに甘くない!、北方領土を返すことによる実益が現状を維持することによる実益を上回らない限りは協議のみで返還することはないでしょう。そのような手合いでないことは過去の行状を観れば明らかです。
と云っても、武力威嚇できるわけでもなし・・・やっぱりここは筋を通して原則を曲げずにロシアの国際法違反を広く世界に訴えかけていくしかない、と思ってます。
下記のように、ロシアにも随分まともな民間団体があるようです。彼らのようにロシアのやり方が国際法違反だという認識をもっと広めれば、或いはそれで返還が叶う可能性もなくはないですね。

正しい歴史広めたい ロの返還運動代表が講演

ロシア・ハバロフスク州で日本への北方四島返還運動に取り組むロシア人の団体「再生二十一世紀」のアレクサンドル・チェチューリン代表が十二日、根室市内で講演し、ロシアで正しい歴史認識を広める必要性を強調した。

再生二十一世紀は同州の教員、会社員ら百人ほどで構成。学校訪問やインターネットによる領土問題啓発に取り組んでいるという。同代表が貿易の仕事で来道したのに合わせ、上川管内東川町の市民団体が九日の旭川市に続き、根室市での講演会を主催した。

同代表は返還運動に取り組む理由について、「旧ソ連は日ソ中立条約に違反して島を占領し、(日本の千島列島放棄をうたった)サンフランシスコ平和条約にはサインしなかった。ロシアが一日も早く文明的な国になり、日本と友好関係を築いてほしい」と述べた。

また、「プーチン大統領が四島返還を言うと、彼の政治活動が終わってしまう」とロシアの国情を説明、民間レベルの活動の重要性を説いた。


あぁでも日本にはそんな老練な外交できないし、結局はリアリズムに帰すのか。
長すぎましたね、スイマセン。



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