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アーカイブ: 2007/01/29

悪い刺激と良い刺激


まず、悪い刺激の元は云うまでもなく、柳沢厚労相の「女性は生む機械」発言ですね。

「女性は産む機械、装置」柳沢厚労相が大失言

統計的に分かりやすくと云う言い訳が見苦しい、明らかな女性蔑視発言だと思います。明らかに、この人は日頃から女性をそういう目で見ていると考えて間違いない。
そして、刺激を与えた対象は、いわゆるジェンダーフリー論者でしょう。

昨日だったかのTVニュースで、数年前に比べて「夫婦別姓」肯定論が若い世代を中心に可成り減少したとのアンケート結果を報道してました。この傾向は男女共同参画法による新しい男女(夫婦)関係を危惧する側の筆者にとっては、そこに隠された矛盾に国民が気付いてきた良い傾向のニュースだと思ったのですが、それも束の間、上記のような間抜け閣僚の発言で一気にジェンフリ論者が、またぞろ息を吹き返す可能性があります。

ジェンフリ論者にしてみれば格好の蔑視発言ですから、これを利用して「所詮、男は女をただのバースマシンとしか見ていない、しかもこの男はその種のことに最も慎重でなければならない厚労相だ!!」とか何とか言って、政府へ男女共同参画法の趣旨徹底を求めてくるような嫌な流れを作ってしまうのではないかと思ってます。まぁ、ただの危惧であってくれればいいのですけどね。

この柳沢発言は、野党にはまたとない攻撃材料を与え、せっかく少し翳りの見えてきたジェンダー論を再加速させる恐れも与えてしまったダブルスコアな失言です。筆者は安易な「言葉狩り」を否定する立場の人間ですが、この発言だけは駄目です。
国会が本筋とは違うところで紛糾する前に、柳沢氏をスパッと切るべきだと思います。
安倍総理は、強い決断力を見せる絶好のチャンスを得たと思ってますが、さてどう出るでしょう。


次は良い刺激のお話です。
映画「南京の真実」の制作記者会見に早速、中共が反応してきましたね。

「南京大虐殺」には多くの動かぬ証拠がある 外交部

外交部の定例会見で25日、姜瑜報道官が質問に答えた。

――日本の右翼が南京大虐殺の「真相」に関する映画を撮影すると報道されたが、コメントは。

「南京大虐殺」には鉄の証拠が山の如くあり、国際社会には早くから定説がある。日本が正しく、責任を負う姿勢で歴史問題を適切に処理することが、アジアの隣国と国際社会の信用を真に得る上でプラスとなるし、日本自身の利益にも合致する。

(後半略)


「鉄の証拠」とは?、気になります。何か科学的・物的証拠でしょうか。早く具体的に教えて欲しいところです。
取り敢えず、中国外交部様には「中国が正しく、歴史問題を適切に処理することが、アジアの隣国と国際社会の信用を真に得る上でプラスとなるし、中国自身の利益にも合致する。」という言葉を「責任を負う姿勢で」を抜いた形でそっくりお返しいたします。

同報25日の記事には以下のようなものがありました。

南京で米医師の日記公開 旧日本軍の侵略を記録

江蘇省南京市の鼓楼医院で23日午後、「歴史記念館」の開館式が行われた。同記念館は中国初の「西洋病院歴史記念館」で、同医院の115年間にわたる歴史的な文物と資料が所蔵されている。3階建ての西洋式の建物で、1892年に建てられた「馬林医院跡地」(鼓楼医院の前身)の主棟。同医院の正門の横木には「光緒18年」と「AD.1892」の文字が刻まれている。

旧日本軍が南京大虐殺を行った時、同医院の国内外の医療メンバーは爆撃や暴力などの被害にあった市民や兵士を熱心に看護・治療した。記念館の陳列室には、米国人医師が1937~1941年に書いた日記がある。同医師は1919~1941年まで同医院の化研科の主任であり、南京大虐殺時には、国際的な救援組織のメンバーだった。
人々が避難する時にも南京を離れることを拒み、昼夜も無く病人やけが人の救護に当たった。この貴重な日記は医師の甥が保管していたものだ。
詳しく読んだことのある人によると、「一度、救護隊員が少女16人を運んで来たが、日本軍の暴力で体中傷だらけだった。少女たちを収容できる病室はなかったが、馬林医師の旧居を開け、そこに移した」と書かれているという。


鼓楼医院の医師の日記と云えば、安全区メンバーだったロバート・ウィルソン医師ですね。何で名前を出さないのかな?
日本軍の暴力で体中傷だらけだった。」と決めつけてますけど、その傷が本当に日本軍によって傷付けられたとする確たる証拠でもあるのでしょうか? 救護隊員が暴行現場を実際に見たのか、少女らがそう申告したのかは分かりませんが、日記の類はその種の事実関係の証明がし難いので、あまり信用度の高い史料とは云えないんじゃないかな。
それとも、他の史料との整合性をクロスチェックして確度でも高めてあるのか、そこのところどうなんでしょう。

あまり偉そうに書いてると、何処かのブログから「歴史学的実証法とは・・」なんて講義にでも来られると困りますので、この辺りで止めておきますが、このロバート・ウィルソン医師の日記については「史実を世界に発信する会事務局」さんがブログで去年の11月に何回かに渡って検証してますが、結構、疑問点や曖昧な点があるようですよ。
まぁ、これが「鉄の証拠」って訳でもないでしょうが・・・

ポロリの本音
ポロリの本音2
ポロリの本音3
ウィルソン日記を読む
ウィルソン日記を読む2
ウィルソン日記を読む3
ウィルソンの怪しい話
続・ウィルソンの怪しい話
続々・ウィルソンの怪しい話

記者会見で誰がチクッたのかは知りませんが、証拠があると云った以上、今後、この種の記事が頻繁に出てくるでしょうから、彼らが考える証拠を一つずつ、検証していく作業が必要になってくるでしょうね。
尤も、国内肯定派の皆さんは日本の史料だけでも虐殺があったことは間違いないと仰っているようですので、筆者も少しその辺りの勉強を始めてみようかと思っております。



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