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アーカイブ: 2006/11/18

日中間に共通した歴史認識などもてるはずがない、ただ・・・


差異を認識・共有することは可能だろうとは考えます、と云うよりも、日本側が納得できる結論はこれしかないと思ってます。

よく引き合いに出されるアメリカ南北戦争における北部史観と南部史観を観察しても、お互いに差異があることを認識し、一応共有されております(「南北戦争」異なる歴史認識)。アメリカの国内問題でさえ、この有様なのですから、仮想敵とも云える中共相手では言うに及ばずでしょう。

もう一つの可能性として、日中のどちらかが一方の主張にほぼ隷属した暁には前者(タイトル通り)は達成されることになります。併せて、隷属する側に中共がなる可能性は天文学的に低い確率であるとも云えます。
つまり、この結論に達するのなら共同研究など全くNONSENSEです。

以下のニュースにあるように、安倍総理訪中時に声明のあった「日中共同歴史研究」が始まるようです。

日中共同歴史研究、08年メドに結論…日中外相会談

麻生外相は16日午前(日本時間16日昼)、中国の李肇星外相とハノイ市内の会議場で会談し、日中の歴史共同研究について、両国が選ぶ有識者各10人をメンバーとする委員会を設置して議論を進め、2008年を目標に結果をまとめることを決めた。
共同研究実施は10月の首脳会談で合意していた。委員会には「古代・中近世史」「近現代史」の二つの分科会を設け、年内に第1回会合を開くことになった。
会談では、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議について、平和的な解決に向けた具体的成果をあげることが重要だという立場を確認した。麻生外相は中国の議長国としての努力を、李外相も日本の積極的な役割をそれぞれ評価した。また、外相による相互訪問も日程調整を進めることにした。


筆者の結論はすでに冒頭で述べております。あとは、もう一つの忌避すべき結論に至らぬよう日本側の有識者選定を慎重に行うことだけでしょう。ここで有識者の殆どが、この種の方(注意:pdfです)のような人ばかりになったら多分、終わり(負け)です。

ただ、ものの見方は多様です。
アジアの真実」様や「独断雑記XYZ」様は共に筆者と同じ否定的な見方ながらも、歴史事実を客観視できる第三国を噛ませるべきと主張されています。
これは「差異を認識・共有する」結論に導くために必要な手続きであろうとは思いますが、中共はまず間違いなく、これを蹴るでしょうね。
歴史を客観視する作業は、中共が最も嫌う(都合の悪い)事だからです。

そもそも、永遠の反日を誓った中国共産党はイーブンな歴史の共有認識など認めるわけがありませんので、徒労に終わる(何の結論も得られない)可能性の方が本質的に高いのでしょうが、やる以上は「差異を認識・共有する」を是非、目指していただきたいと思います。


参考URL

終わらない日中歴史認識論争
90.日韓・日中共通の「歴史認識」等、出来はしない (2001.6.6)
【主張】歴史認識 日中の違いを認め合おう
韓国民間団体、歴史を歪めると中国当局に抗議



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