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アーカイブ: 2006/08/22

食品残留農薬の新規制に対する中共の対応


前にも述べたことがあるのですが,日頃から筆者はスーパー等で売られている中国産野菜類を買わないようにしております。とは云っても,今や中国産野菜類は生鮮類というより加工食品や外食産業に用いられているので,まったく口に入れない訳にもいかないのが現状です。
時事通信に以下のニュースがありました。
日本政府、柔軟な運用検討=残留農薬で28日から対中協議

日本が5月末に施行した食品の残留農薬の新規制で輸出鈍化を懸念する中国政府が28日から検疫当局者を日本に派遣し、厚生労働省と運用面の規制緩和を協議することが21日、明らかになった。日本側も中国政府が保証する「優良事業者」について、検査の運用を柔軟化する方向で検討している。


この記事に書かれている,この5月から施行した残留農薬の新規制とは「ポジティブリスト制度」のことです。詳細については,分かりやすく書かれている「No.31 残留農薬ポジティブリスト制度の導入」や「食品に残留する農薬等に関する新しい制度(ポジティブリスト制度)について」をご覧いただくとよく解ると思います。
簡単に云えば,原則的にすべての農薬や添加物を禁止にして一定の残留を許可するものをその濃度と共にリスト化する制度のことです。この制度の最大の利点は,従来の残留してはならないものだけを規制していた時(ネガティブリスト制)と異なり,そこで規制されてなかった農薬等も禁止に出来ることです。
輸入農産物の激増している昨今ではこれらに対する健康不安が増大していることに鑑みて改訂されたようです。勿論,これは国内の農産物にも適用されますので,それによる様々な問題点もあるようです。しかし,今まで網に掛かりにくかった怪しい輸入農産物に対しては可成り効果を上げているようです。

その怪しい農産物と云えば,やはり中国から輸入されてくるものが相当範囲で入るのは事実でしょう。
以下に過去1年以内に問題の発生した中国からの食品についてリスト化してみます。

中国産養殖鰻のマラカイトグリーン検出について
輸入食品に対する検査命令の実施について(中国産そば)
韓国産及び中国産のキムチに関する調査状況について
輸入食品に対する検査命令の実施について(中国産ケツギョ及び台湾産やいとはた)
輸入食品に対する検査命令の実施について(中国産ヨモギ)
輸入食品に対する検査命令の実施について(中国産白キクラゲ及びベトナム産ゴマの種子)
輸入食品に対する検査命令の実施について(中国産ウーロン茶)
輸入食品に対する検査命令の実施について(中国産しいたけ)

しいたけやウーロン茶などはつい最近のことですから,ご記憶の方も多いと思います。なかでも農薬ではありませんが,猛毒の「アフラトキシン」なんてのが結構検出されているのに驚きます。これは発ガン性のある天然カビ毒で,余談ですが試験研究用薬品として購入しようとすると,確か1mg当たり数万円したはずです。
無論,国内や他の国からのものも引っ掛かる訳ですが,上のように中国からの食品も頻繁に問題化していることも事実です。
その証拠に,上のニュースに先んじて,この規制が施行された5月末には早速中共様らしく圧力を掛けてます。上のニュースはそれに対応した日本政府の方策を述べているものと思われます。



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