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アーカイブ: 2007/12/11

攻めの対応


わが国総理は「相手の嫌がることはしない」姿勢で外交を進めているようですけど、いつも聞いてみたいと思っていることは「相手に嫌がることをされている」場合はどうすればいいの?ってことです。
「相手に嫌がることをされている」場合、通常は”そうされてる当事者が”それを非難することは”それをしている側”から観れば、「嫌がられる」ことですよね。
ゆえに、”そうされてる当事者”が「相手の嫌がることはしない」姿勢をもっていた場合は”泣き寝入りせよ”と言っているのに等しいわけです。

要するに、「相手の嫌がることはしない」と云う偽善者ぶった外交姿勢は”土下座外交をしますよ”と云う仮面に過ぎないわけです。

いきなり唐突ですけど、救う会も、こうした政府の外交姿勢に寝惚け顔を少しずつ冷水で洗い始めたようです(島田洋一blog : 救う会も含め不十分だった中共への「攻めの対応」)。

筆者は大枠として救う会の活動を否定するものでは決してありませんが、安倍内閣が成立して以来、何を安心してしまったのか、悪い意味で政府のスピーカー役を自らこなす姿勢に違和感を覚えていました。
しかし、結局のところ、中途半端な印象が拭えなかった安倍内閣が終わり、鬱陶しい程に宥和姿勢を示す福田内閣になって初めて自分の寝惚け顔に気付いてきたんでしょう。

元々、救う会にあっても、副会長の島田先生はそれを十分分かっておられる方だとは思っていました。 その先生でも、何かこう、言うに言えない雰囲気が組織に漂っていたんでしょうね。

島田先生は以下のように仰る。

日本側は中共幹部に対し、「中国人の拉致被害者もいる。なぜ黙っているのか」と共闘を強いていかねばならない。すなわち、「相手の嫌がること」を言わねばならない。

基本的にはその通りだと思います。協力をお願いするのではなく、協力を強いるんです。”強いる”には相手の痛いところ(弱み)を突いて攻めていく姿勢が必要です。
無論、歴戦の強者である中共に”共闘”させるのは極めて困難なことですが、救う会がこうした姿勢に気付き始めたことは歓迎したいと思っています。

全ての拉致被害者の奪還には金正日体制の崩壊が大前提だと、筆者は思っております。
中共は現北朝鮮の崩壊を望んではいませんから、崩壊を前提とした対北政策での交渉はまず無理でしょう。
ですが、外交で一番大事な”攻めの姿勢”を政府にきちんと進言できる組織があることは決してマイナスには働かないと思うわけです。


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リベラルって何だろう?


リベラル派と称する人間若しくは集団は当然ながら自民にも民主にもいますが、筆者は母集団の大きさとしては民主に、与党としての直接的影響力では自民に、それぞれ懸念をもっています。
また、リベラル派は大抵がグローバリストでもあるので、真正保守主義とはまず相容れないものの、必ずしも一般で云う保守の対極である左翼とも言い切れない曖昧さがあるように思います。つまり、保守的思考をもつ人の中でもグローバリストは可成りいるのではないかと云うことです。まぁ、欧米か中国か、どちらに軸足をもってくるかで反発の度合が異なってくることは確かですが・・・。

民主党のリベラル派は方向性として、まず間違いなく中国に軸足を置いてます。幹事長の鳩山氏は自身のHPで”親米入亜”の考え方を説いてますけど、なんてことはない只の事勿れです。
これは自民・民主に限らず、日本のリベラル派が欧米のリベラルと異なり、しばしば売国奴扱いされるのはおおよそリベラルとは程遠い中国に友好以上の隷属性を示すからです。勿論、ベースには”過剰なお詫び思考からの負い目”があるわけで、その基盤の上に強いものには巻かれて見せ掛けの安静を保とうと云う事大、事勿れのミックスしたものが重なって、筆者から観れば救い難い思想性を醸し出しています。

それでも国内では、その農業政策に支持できるものがあるなとは思ってました。例え、それが最近頓に酷くなった自民の欧米的グローバリストぶりへのカウンターとしても、わが国の農業を保護する姿勢は評価できます。安易な自由化は国の根幹を次第に壊していきますし、食糧自給率を少しでも確保するためには農業保護は必要なことだと思ってます。

ただし、これも気を付けるべきは農家への収入補償が只のばらまきであってはならないことと、何よりその政策が本当に農作物生産に対するモチベーション維持に繋がるのかを検証しなければならないでしょう。ここ(民主党の農業政策を考える)に依ると、民主の農業政策も自由化(グローバル化)を前提としていて、その価格下落に見合った収入補償をするだけであって、決して農業への価値観を高める政策ではないのでは?とありました。
やはり、所詮はリベラル派=グローバリストの掲げる農業政策なのでしょうか・・・そこのところ、国の根幹を守る精神でしっかりと党内で議論して欲しいと思ってます。

中国は表向きは農業国家のように見せ掛けてますが、実のところ、農民は最下層貧民であることは周知のことでしょう。ろくに教育も受けることが出来ないので何の科学知識もなく、何のプライドも育まれず、ただ日々の僅かな糧を得るためだけに働く。中国の桁外れな食害に、これが無関係とはとても思えません。
少し極端かもしれませんが、日本の農業を中国化させてはならないと思ってます。

一方、外交姿勢を観ると、先日も議員数十人を含む500人もの大朝貢団を送って中国のご機嫌伺いに行ってますね。そんな中、鳩山さんがダライ・ラマ猊下と少し会談したってだけで、その抗議に怯んでもらっては困りもんですね。

鳩山、ダライ・ラマ会談に抗議=中国

民主党と中国共産党による日中交流協議機構の分科会が8日、北京市内で開かれた。安全保障の分科会で中国側は、民主党の鳩山由紀夫幹事長が先月23日にチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世と東京で会談したことについて「日中関係にマイナスの影響がある」と抗議。民主党は「幹事長の個人的会談だ」と釈明した。
民主党によると、台湾の陳水扁政権が来年3月に計画している国連加盟をめぐる住民投票について、中国側は「陳氏のたくらみを黙認すれば、アジアと世界の平和が脅かされる」と指摘。これに対し民主党側は「台湾独立は支持しないが、中国の武力行使にも反対する」と述べた。


本当のリベラル精神に則れば上の記事のような言い訳はしないはずなんですけど、そこはそこ、さすがに中国に軸足を置いた似非リベラリストだけのことはあります。
何のことはない、言い草はただの事勿れです。

猊下の言われる「高度な自治」とは中国の攻撃ぶりを観るに付け、猊下の本心は分からないとしても、明らかに「独立」を意味すると思ってます(中国大使館の立場--日本民主党幹事長鳩山氏とダライラマの会見について)。
よって、後の「ウイグル人権活動家との勉強会を中止」時での言い訳である「独立を唱えていないダライ・ラマ十四世とウイグル(人活動家)は違う」もお門違いです。
そんなことも分からないで、安易に「高度な自治をサポートする」なんて言わないことですね。

ただ、確信犯の自民リベラリスト(例えば二階俊博とか)より単純馬鹿の民主リベラル派の方がマシなのかもしれません。こっちは実権をもっているだけに、更にどす黒いものが見え隠れします。
どっち(自民も民主も)も信用できませんね。

いずれにしても、リベラルってのものはリベラルじゃない連中、要するに声の大きいヤクザ紛いの覇権主義者に宥和姿勢しか採れず、只の事大主義派に成り下がってしまう時点で本質的矛盾を抱えていると云わざるを得ないです。
更に問題なのは、そういった矛盾に気付いていないフリをして中途半端な八方美人ぶりが、さも絶妙なバランス感覚であるかのように振る舞う頭脳構造です。
台湾独立は支持しないが、中国の武力行使にも反対する」とはこれ如何に??

やっぱり、日本のリベラルは何処か歪なんだよなぁって思います。


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