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アーカイブ: 2007/03/19

アメリカの意図が読めない


例によって日本のメディアは嬉しそうにBDA凍結口座の全額返還決定を報じているわけですが、コルレス口座への制裁継続は何故か?重要視してませんね(TVニュースも同様です)。
北にとってはマネロン兼用のコルレス口座を使えないことの方が痛かったはずなのに、幾ら大金の2500万ドルとは云え、それだけで手打ちをしたとはとても思えないのですがね。
以下のニュースはアメ側の発表ばかりで、肝心の金桂冠の感想や北の論評が無いのが気になります。本当に預金を返還してもらっただけで核廃棄に向けたプログラムに素直に応じてくるのかなぁ。
口座の全額は中国銀行にそのままスライドした形ですけど、BDAが制裁を受けている中で幾ら中共と云えども北に自由裁量を与えられるはずもなく・・・実際に、人道・教育プログラム用途に限ると合意してますから、その環境の中でそうそうザルにするわけにもいかないでしょう。

一部には「アメリカ GJ!!」なんてアメ側の「肉を切らして骨を断つ」戦術を見事だと評していた向きもあるわけですが、このまま北が何も言わなかったら米朝で何らかの裏約束があると観て良いような気がしないでもありません。

当初から、金桂冠は
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"If the Banco Delta Asia financial sanctions are not completely lifted, we are not going to stop our nuclear development program," Kim said.

BDAの金融制裁完全に解除しないのなら、核開発プログラムを止めるわけにはいかない
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と言ってました(North Korea repeats U.S. must lift curbs)。問題はこの”金融制裁”と”完全に”が何処までの”範囲と程度”を示すのか、と云うことです。
今回、兎に角、有り金を全部返してくれ、と北が言ってるだけなら、「ああ、此奴らアホやなぁ」だけで済むんですが、こういう事には抜け目のない北のこと、さすがにそんな楽観視は出来ないです。
それとも、さすがの北も、今回はアメリカの頭脳戦術にまんまと乗せられるしかなかったのですかね。それとも・・・何らかの裏約束か、ってところです。

兎も角、今はアメリカの意図が読み切れません。
この関連では日本のメディアは当てになりませんから、海外ニュースを見て回っているんですが、現在の北の反応は分からないです。
アメリカの意図に関しては、財務省筋と国務省筋の意見の相違が絡んでいることは何となく分かります。それをアメリカとして、どの様に昇華して北との合意に結び付けたのかが分からないわけです。

まぁいずれは分かることでしょう。
アメリカが本当に180度北政策を転換したのか、それとも、アメGJ派の言うように実質的な金融制裁強化なのかね。
もし前者ならば、従軍慰安婦決議なんてしょうもない案件もあることだし、日本は日米同盟を完全に再考すべき時期に来ていると言えるでしょうね。


参照URL:

北朝鮮を徹底的に追い詰めよ(拙エントリー)
米朝対決の核心 北が震える 金融制裁の凄み
北朝鮮資金、全額返還へ 米朝が凍結解除に合意
凍結資金、全額返還へ 米朝合意 6カ国協議も開幕
金融制裁の米朝合意 適切に使われるか、監視必要 凍結資金全額の2500万ドル



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