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アーカイブ: 2006/07

鮮度が失われつつある


【告知】北朝鮮からすべての拉致被害者を奪還する国民大行進【告知】

来たる7月15日(土)、13:00(12:30開場)より東京都・砂防会館別館で有識者らによる基調講演・公開討論会に続き、政府に国民の声を届けるためのデモ行進「国民大行進」が行われます。
同じ日本人として、拉致問題解決を願うひとりひとりが声を上げ、行動で示すことは、政府が具体的かつ実効性のある対応に臨むための大きな原動力となるはずです。
北朝鮮,金正日に向けて怒りの声を上げるべく,一人でも多くの方がご参集下されば幸いです.
(詳細はココをクリックして下さい.)



前エントリーで予想したように,日米英仏が中共の引き延ばし工作に乗ってしまったようだ。強権(北への侵攻をネタに恫喝)こそ発動するかどうかは分からないが,こういう場合,時間稼ぎをされて結果が良くなった試しがない。
多分,説得が功?を奏して賛成国が態度を軟化後,日本あたりがポカーン!?っとしている間に議長声明orプレス声明でお茶を濁してハイおしまい!ってとこだろうと思う。
仮に決議が採択されたところで,中共は「六者協議への無条件復帰」や「ミサイル凍結」を北に無理矢理,呑ませてくると思うので,有名無実化することは避けられないと思う。
こう云うのは鮮度が命,あちらの手に乗って決意を緩和しだしたら効果は激減する。この場合,散々に事前考察を行っているので,「焦りは禁物」といった批判は当てはまらないだろう。勝ち負けで云ったら多分,日本は負けると思う。だから国連は嫌いだ,国際協調の名の下にいつも大国(常任理事国)に譲歩させられる。

何度も言うように,北のミサイル発射によって日本は安全保障上の重大な侵害を受けていることは明白だろう。拉致問題も重大なる国家主権への侵害だし,この二つをもって独立国家としての自衛権を盾に独自の制裁を強化するべきだと思う。そういう意味では,政権中枢から「先制攻撃論」が出てくることは良い傾向だとは思うが,そうするとすぐにそれを火消しするような慎重論が出てくることは日本の駄目なところなのか,良いところなのか? まぁ,鼻先にミサイルを落とされても尚,対話を口実にヘタレているような首相がいる国じゃ無理でしょうね。また,マスコミに巣くう似非平和主義者達が今のイケイケ論(少しもイケイケとは思わないが・・・)を危惧しているようだが,彼らの云う怖れなど,日本がもっと普通の国になったら言う言葉だろう。それを邪魔してきたのは彼らだし,第一,彼らは自分の説く論こそ偏向を強要していることに気付いていないことがイタすぎる。

ここのところ,「経済制裁は暴発を招く」とか「戦争の覚悟はあるのか」といったトラバをいただいている。確かに,最近の拙エントリーは北への怒りで感情的な言説にはなっているが,これだけは言っておきたいと思う。
北はバカだが狡猾な国,しかし戦費を続行して出せる奴らでもない。こんな山賊集団がやれることはギリギリの恫喝・瀬戸際外交しかない。ナンタラ放送だかで威勢のいいことを言っているのを本気にしちゃいけない(フンダラハランダとか云うやつね)。だからこそ,経済制裁(効果があることは既に明白となっているだろう)で金一族を締め上げ,採りうる行動を極端に制限させることは,それこそ戦争を回避する尤も効果的な策ではないだろうか。奴らだって一応理性でものは考えているだろうし,テメエの命が確実に無くなる暴発をそう簡単に採ると事は考えられない。経済制裁は暴発など招かないと推測する。ただし,国内のテロ等は十分に起こりえるだろう。ゆえに筆者は北の工作ブランチである総連を監視すると共に締め上げろと,以前から言っている。怖れていては何も出来ない,時は遅すぎる位,十分に熟していると思う。
とは云っても北は斜め上の行動を取る連中でもある,「覚悟はあるのか」と問われれば・・・「ある」と答えておく。筆者は年齢さえ許せば,「予備自衛官」に応募しようと思ったくらいなのだ(技術分野なら50歳くらいまでいけるそうですが,指定されている資格等をもっていないので現状では無理なようです)。

ちょっと落ち着いて,
P.S. ミサイル燃料はやっぱりヒドラジンだったのかな?(ミサイル燃料で海洋汚染か=環境団体
テポ2にしても,やはりブースト段階での失敗だったようだし,本当に海洋に落ちて良かったですね。下手に陸地に落ちていたら,弾頭よりも燃料による被害が脅威でしょう(拙エントリー参照)。

追記:昼休みにテレ朝の「ワイスク」を見た。2ちゃんねる実況から・・・

中国の葉っぱ
北朝鮮の吉田
帰化朝鮮人の黒田
反日の河豚
すげえええええええオールスター

葉千栄(中共の工作員),吉田康彦(北の工作員)に加えて平沢勝栄(裏切りのユダ)と・・・確かに終わってますね。
テレ朝の方向性をただただ再確認しただけのクソ議論でした。



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国連決議に拘わらず,独自の制裁を!


【告知】北朝鮮からすべての拉致被害者を奪還する国民大行進【告知】

来たる7月15日(土)、13:00(12:30開場)より東京都・砂防会館別館で有識者らによる基調講演・公開討論会に続き、政府に国民の声を届けるためのデモ行進「国民大行進」が行われます。
同じ日本人として、拉致問題解決を願うひとりひとりが声を上げ、行動で示すことは、政府が具体的かつ実効性のある対応に臨むための大きな原動力となるはずです。
北朝鮮,金正日に向けて怒りの声を上げるべく,一人でも多くの方がご参集下されば幸いです.
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10日にも行われる安保理決議案の採決が注目されている。賛成に同意できない中・露のうち,ロシアはどうも棄権して実質黙認する公算が高いようだが,読売の記事を観る限り,拒否権行使,棄権,修正要請のどれも出来ず退路を断たれたように見える。麻生外相が強気の姿勢を崩さないのも良いと思う。
国際連携で強化した制裁が実現されれば,確かにこんな良いことはないだろう。例え,中共が非難を無視して拒否権を行使したとしても,別に国連決議などに頼らなくても有志連合国間で協力して制裁を加えることに中共もロシアも非難できまい。いまや,拉致問題の全解決は北の体制崩壊が前提になっていることにそれほど異論を唱える人はいないと思う(事後処理等の問題は別として)。そうであるならば,その崩壊が確実に速まる国際連携による制裁ができれば,拉致問題にとって,この上なく有利なことは明白だろう。しかしそうなった場合,北も馬鹿ではないので,なんだかんだと云いながらも,ミサイル打ち上げの凍結と六カ国協議復帰という策をすぐに採ってくると予想されるので,この後はまたいつものグダグダ展開になることもこれまた予想可能だろう。
したがって,筆者は核問題,ミサイル問題を理由とした制裁にあまり期待はしていない。無論,核・ミサイル問題での制裁や封じ込めを国際社会の一員としての日本の立場から,やれることをやるのに何の問題もないし,するべきだと思う。
だが,日本には固有の拉致問題がある。そして,小泉首相の云う上のような包括的解決には親朝国家(中・韓・露)という限界があることを考えれば,日本独自の制裁をもっと強化した形で実行することの意味は大きいように思う。要するに国連決議がどうなろうと,日本は日本で独自の制裁をやることを躊躇ってはならないと云うことだ。中・露を除く理事国が日本側に付いた今こそ,日本独自の制裁を強化するべきだと思う。

一方,今後,国連決議に向けた中共の採りうる策は何だろうか?,拒否権行使?,棄権?
決議前に北に強権発動して無理矢理,六カ国協議復帰を強制させるという手も残っているような気がしないでもない。強権とはすなわち,北への侵攻をちらつかせること。拒否権を発動するつもりならこれはないだろうが,只でさえ最近は非人道国家面を国際的にさらけ出している中共のこと,それを助長しかねない拒否権発動はやはり得策ではないと考えたならば,これくらいのことはやってしまいかねないだろう。そうやって北を服従させ,国際的に「北は反省してます,ミサイルも凍結します,六カ国協議にもすぐに出ます」と言わせれば,決議が肩すかしをくって有名無実化するのでは?と考えている。
ロシアは別として,中共にとって北朝鮮という国は民主国家との軍事的緩衝地帯としての意味しか見出してはいないだろうし,制裁で体制崩壊が速まるのならいっそのこと自分の手で朝鮮省にしてしまえ!と思っても何の不思議もない。
日本のマスコミの論調はどうも楽観的に日本有利と観ているが,中共はそんな甘い国ではないと思う。いずれにしても,中共は何かやるような気がする。

渡航自粛の中,寺越さんの母上がまた北へ渡った(産経記事)。悲しいことだが,彼女は北が崩壊するまで戻れない橋を渡ってしまっている。
日本政府はこれ以上,第二の寺越さんを生み出さないよう,北の狡猾な手に乗ってはならない。一刻も早く平壌宣言など破棄し,独自の制裁を断行するべし!



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対話とは圧力の後に応じてやるもの


【告知】北朝鮮からすべての拉致被害者を奪還する国民大行進【告知】

来たる7月15日(土)、13:00(12:30開場)より東京都・砂防会館別館で有識者らによる基調講演・公開討論会に続き、政府に国民の声を届けるためのデモ行進「国民大行進」が行われます。
同じ日本人として、拉致問題解決を願うひとりひとりが声を上げ、行動で示すことは、政府が具体的かつ実効性のある対応に臨むための大きな原動力となるはずです。
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来週までに仕上げねばならない原稿があるのですが,ミサイル関連のニュースを観ていると,ついつい書き込まねばと思ってしまいます.

小泉さん,貴方はこの場合の対話というものを本当は知ってて惚けてるね?(読売記事
首相は、今回のミサイル発射について「極めて遺憾だ。どういう意図があるにせよ、北朝鮮にとってプラスはない」と述べた。
ミサイル発射を凍結した日朝平壌宣言の有効性については、「(北朝鮮が宣言に)違反しないようにしなさいとの働きかけが必要だ」と強調した。
一方で、首相は「対話の余地は常に残さなければならない。対話なしに解決できない」とも語った。

「極めて遺憾」ではなく「極めて許しがたい暴挙」と言うべき,まぁそれは良いとしても,「違反しないようにしなさい」とは何だろう? 一応,命令口調ではあるが,子供に諭しているかのようなお優しいお言葉,確かに北は聞き分けのないガキではあるが,一度に何百人も殺せるような,おおよそガキには似つかわしくない武器で威嚇しているんですよ! 平壌宣言など,とうの昔に日本海辺りに捨て去っていることは明白,いい加減惚けなさんな!
さらに,酷いボケはコレ,
対話の余地は常に残さなければならない。対話なしに解決できない
こんなことは当たり前のこと,日本が武力攻撃でもって対話の余地も残さずに半島上部を消し去るならいざ知らず,まるで圧力が対話を閉ざしてしまうかのような言い草だ.
北のような外道集団に一般論としての対話など通用しないことを知ってて誤魔化さんでくれ.もはや,日本にとって必要な対話は,北が強烈な圧力に根をあげてサインを出してきた時のみである.この場合の対話は圧力によってのみ生ずるもの,すなわち「圧力と対話」であることを,この首相はずっと前から知っていて何故か?誤魔化してきた.
日本は独立主権をもった国家だし,当然のように自衛権を持っている.憲法九条があるからといって,犠牲者の血が流れ出るまで(もうすでに出ているかもしれない)惚けるようなマネだけはしないで貰いたい.
首相がこの期に及んでも,こんな腰抜けなので以下のニュースのようなことに帰結されてしまうのだ.
北朝鮮経済制裁:国際的連携を優先し改正外為法適用見送り

政府は5日、北朝鮮への経済制裁で、改正外為法に基づく措置については今後の動向を見極めながら追加措置として検討するにとどめた。
同法を適用すれば、北朝鮮への送金停止、資産凍結、貿易の停止などの措置が可能になるが、第三国を経由した送金や貿易による抜け道があり、日本単独での制裁は実効性が未知数。
このため、まずは国連安全保障理事会での非難決議の採択などを求め、国際的な連携を優先させる考えだ。 04年2月施行の改正外為法は制裁発動の要件を「わが国の平和と安全の維持のために特に必要がある時」と規定。国連決議がなくても、日本独自の政治判断で制裁に踏み切ることができることになっている。 
安倍晋三官房長官は5日の記者会見で、送金停止なども検討課題とする一方で、「北朝鮮がどう対応していくか。今後、安保理でどのような議論がなされるか。米国などと緊密に連携して理事国に働きかけていく」と述べ、当面は事態の推移を見守る考えを示した。

国連安保理などに何を期待しているのだろう.今回のことには中露も表向きは立腹しているように見えるが,ことが北の生死に関わってくるような制裁を是認するとは考えられない.とくに,ロシアは最初からある程度知っていた可能性すらある.そんな中で,安保理が日本の求める実効的な連携決議などできるとは思えない.飽くまで,日本独自の制裁を粛々と行うべきだろう.
抜け道だって!?,そんなものたかが中・韓・露くらいしかできやしないし,大体の抜け道はアメリカが抑えてるよ.それに日本からの送金は政府が厳重に見張れるだけの策を既にもっているだろう.実効性が未知数なんて言葉は単なる逃げに過ぎない,いい加減,覚悟を決めてくれ!



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制裁解除の条件は拉致問題の全面解決とするべき


対北制裁と国際社会との連携の概要は,現状で以下のようになっています(朝日記事).それに加えて,北への送金を届け出制から許可制にするといった制裁も行うようです(北への送金、事実上停止へ…ミサイルで経済制裁).
【対北朝鮮措置】

(1)北朝鮮側に厳重抗議。ミサイルの開発中止、廃棄、輸出停止と6者協議への早期かつ無条件の復帰を要求

(2)万景峰号の入港禁止

(3)北朝鮮当局職員の入国は原則認めない。北朝鮮からの入国についても審査をより厳格化

(4)在日の北朝鮮当局職員による北朝鮮を渡航先とした再入国は原則認めない

(5)日本の国家公務員の渡航を原則見合わせ。日本から北朝鮮への渡航自粛を要請

(6)日本と北朝鮮間の航空チャーター便は乗り入れを認めない

(7)北朝鮮に関するミサイル、核兵器などの不拡散のための輸出管理措置を厳格にとる

(8)北朝鮮による不法行為への厳格な法執行を引き続き実施

(9)北朝鮮の今後の動向を見つつ、さらなる措置を検討

【国際社会における連携】

(1)日米のあらゆるレベルで緊密な連携をとる

(2)国連安全保障理事会等で対処されるよう必要な働きかけを行う

(3)6者協議関係国、G8首脳などの機会を通じて情報交換を行う

兎に角,「ひと」,「もの」,「かね」の流れを全面停止し,併せて国内の不穏分子の警戒を徹底して,日本国としての怒りを見せつけるときかと思います.例え,相手が子供であっても容赦なく切り捨てた宮本武蔵のように,やらねばならぬ時には徹底して行う強い意志が勝機を見出す秘訣でしょう.相手に隙を与えるような生半可さは反って効力を大きく減じさせます.
小泉首相は事あるごとに,「拉致」と「核」は包括的に解決するものと言ってきました.だとするならば,今,制裁を発動するにあたって行うことは拉致問題の解決を視野に入れる必要があると云うことです.
すなわち,制裁解除の絶対条件として「拉致被害者全員の奪還」を盛り込むことは不可欠でありましょう.まずは,バンケイホウ号の入港禁止措置を6ヶ月と云わず無期限とするべきです.本来ならば,この拉致問題で制裁を発動してしかるべきところ,幸いと云ったらいいのか分かりませんが,馬鹿な打ち上げ花火をやってくれたお蔭で強い動機を得ることが出来たわけですから利用しない手はありません.

話は変わりますが,ミサイル発射は金正日の本心から出た行動でしょうかね? 金正日はあれでなかなか切れ者らしいので,どう観たって,今更アメリカが個別協議に応じるわけがないことは百も承知のはずでしょう.日本を脅す目的としたところで,昔ならいざ知らず,今の日本は北の非道ぶりや内弁慶ぶりを熟知してますから余計に反発を招くことくらい,あの将軍様が知らないはずないと思うのですよ.
とすると,アメリカの金融制裁効果で弱り切った指導部の中の軍を中心とした反金正日派的(強硬派)なグループが徐々に発言権を増して,今回のミサイル発射の強行を迫ったのではないかという推測も成り立ちます.この記事(“資金封じ”で北の国際決済マヒ、警察幹部が苦境指摘)を観ると,相当に政権中枢部の打撃は深刻であることが分かります.まさしく強硬に出れば相手が折れると本気で思っている直情型の連中ですから有り得る話しだと思います.
つまり,金正日としては単なるプリテンドのつもりが,嫌々やらざるを得ない状況にもっていかれてしまったということです.拒否すれば,今まで金で繋ぎ止めてきた忠誠心が既に(強硬派には)ない状態ですので,軍事クーデターでも起こりかねないですからね.
これらについては,以前に”たかじんのそこまで言って委員会”に出演した李英和氏も同様なことを言っておられましたが,少なくとも現状の北は昔のような強固な一枚岩でないことは確実でしょう.そうであるならば尚のこと,この独裁政権が倒れる日はもうすぐ其処に来ているのかもしれません.
実際問題として,北崩壊における拉致被害者救出のシミュレーション等を政府はもう考えておくべきです.今回のミサイル発射に対する施策がその第一歩になってくれればと思います.

やるときは徹底化する!!,これしかありません.



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バンケイホウ号は沖合に停泊中・・・ついに制裁発動固める


北朝鮮 ミサイル6発を発射

政府は、北朝鮮が▽5日午前3時半ごろ、▽4時ごろ、▽5時ごろ、▽7時13分ごろ、▽7時半ごろ、▽8時17分ごろの6回にわたって、ミサイルを発射したことを確認しました。
こうした事態を受けて、総理大臣官邸で午前7時半から安全保障会議を開き、小泉総理大臣をはじめ、安倍官房長官、麻生外務大臣、額賀防衛庁長官ら関係閣僚が出席して、今後の対応を協議しました。
安全保障会議のあと記者会見した安倍官房長官は「北朝鮮による今回の発射に対して、日本として厳しい措置をもって臨む。今後速やかに法にのっとった措置を決定し、あらためて発表する」と述べました。これを受けて、政府は措置の検討を急いでおり、「特定船舶の入港禁止法」に基づいて、北朝鮮の船舶が日本に入港するのを禁止する経済制裁を発動する方針を固めました。
政府は、早ければ5日中にも持ち回り閣議などを開いて、この経済制裁の発動を決めることにしています。また、安倍官房長官は記者会見で、「北朝鮮によるミサイルの発射は、国際社会で厳しく糾弾されるべきもので、6か国協議の参加国などとの連携をさらに進め、国連安全保障理事会で対応するよう働きかけを行う」と述べました。
さらに、このあと記者会見した麻生外務大臣は「3発目に発射されたミサイルは射程距離が長いテポドン2号とみられる」と述べました。


やっと,あのクソ船を止めるときが来たようです.バンケイホウ号は今日の9時に入港予定でしたから,現在,指示待ちで沖合に停泊中です.今日中に持ち回り閣議により,入港禁止措置を採ることは確実となりました.
当然すぎる措置だと思いますが,さらに平壌宣言の破棄とともに,朝鮮総連への厳重な監視が必要となります.果たして,どこまで制裁の段階を進めるのでしょうか.

結局,計六発らしいですね.三発目はテポドン2号だと観られてますが,ブースト段階での失敗らしいとのことです(実は迎撃されてたりして).額賀長官の声明に依りますと,他はスカッド型のノドンらしいです.着弾地点を見ていると,可成りロシア領寄りに落ちてますから,先の金正日のロシア訪問はそのための許可でも取りに行ったというのも含まれているのかもしれませんね..

しかし,六発とは可成り派手な火遊びです.意外と金正日は全権掌握しているわけではないのかもしれませんね.まぁ微妙に脅威一歩手前状態に留めた発射とはいえ,敵対行為自体に変わりがないのですから,甘っちょろい分析は避けるべきだと思います.日本は勿論のこと,国際社会は金正日体制崩壊を目指した対応を取っていくことが必要ではないでしょうか.しかし,ID4の花火と同時とは・・・相変わらずナナメ上の外道集団ですなぁ.

取り敢えず,速報的エントリーとしました.



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遺骨問題は総合的に考えるべき


横田めぐみさんの夫とされる金英男氏とその周辺家族の発言がここのところ頻出しているわけですが,彼らは悲しいかな,北が崩壊するまで戻れぬ魔界に行ってしまった方々です.彼らの言葉は金正日の言葉だと観て間違いないでしょう.ですから,それを一々採り上げ,そして彼らを批判したところで意味を為しません.

しかしながら,発言の一部は検証に値するものもあるのは事実でしょう.とくに,めぐみさんの遺骨に関して,「火葬場の管理者のミスで、他人の骨が混ざった可能性がある」と述べた金英男氏の発言は,日本側の鑑定結果を図らずも肯定したとも取れる発言でしょうね.明らかに北サイドのスクリプトミスです.
現役雑誌記者による、ブログ日記!”さんのこのエントリーを観ると,北はこの鑑定結果を,NATURE誌の記事を引き合いに出して叩いていたそうですから,今回その整合性が崩れてきたことになります.

筆者の専門は生化学ではありませんので,この鑑定に使われたnested PCR法にどんな欠点があるのか詳細には理解できていませんが,少なくとも2点だけは分かったつもりです.一つめは”コンタミネーション(分析対象外の不純物,汚れ)”の混入とその増幅への懸念,2つめは”再現性”への懸念です.これらは分析化学における注意点の基本中の基本ですから当たり前のことなんですが,どうもこの辺りが先の鑑定では不透明らしいとのことでした.これらを指摘したNATURE誌のサイエンティフィックな態度に異論を挟むことはしません.ただ結果的にNATUREの権威を盾に,北がこれを利用したことについては批評時期を遅らす等の時間的配慮が欲しかったなぁとは思いますが・・・
問題はこうした鑑定結果への疑念を利用して北を擁護するかのような意見を述べる人間です.ブログでも見かけましたし,国会議員でも首藤という議員がいましたね.この首藤議員,分析手法がまるで100%否定されたかのように,「北が汚いことをやったからといって,日本も汚いことをやって良いはずがない」などと妄言を吐いてました.一見,正論を述べているようでいて,その実,日本が捏造していると決めつけた態度でした.完全なる北の走狗です(この男,選挙落ちてましたっけ?).NATUREは誰も捏造したなどとレビューしてません.
或いは,ここまで酷くなくても,純然たる科学的態度として批判するスタイルを採りながら,さり気なく北寄りの意見を述べるところなら,それこそ左派系サイトを中心に沢山あります.これに関しては”きこりさんのサイト”を参照していただけたらと思います.LINKを辿っていくと色々と面白い意見を見ることが出来ます.後で少し述べますが,筆者はきこりさんのご意見に賛同いたします.
また,政治色をほぼ排して純粋なサイエンスレビューをされていたサイトもありました.例えば,”あるコリア系日本人の徒然草”さんのこのエントリーでは鑑定手法の問題点がよく分かりました.ただ,分析法の脆弱性が経済制裁を踏み止めているとのご意見には賛同できかねますが・・・まぁこのエントリーは昨年の3月のものですから現時点でのご意見は不明です.

以上,今回,再浮上してきた遺骨問題に関して結構なサイトを巡って拝見してきましたが,言えることは鑑定手法とその結果は別に考える必要があるということです.
鑑定手法は結果を得るための一手段に過ぎないことを銘記すべきです.サイエンティフィックに鑑定手法を批評することは結構ですが,それをもって日本政府の判断がおかしいとする考え方には同意できません.分析化学では分析対象を特定する場合,数種類の適当な手法でもってクロスチェックすることが常道です.この場合の科学的手法はDNA鑑定が代表的,かつ唯一無二に近いことは筆者のような素人でも分かることですが,問題は他の科学的手法がほぼ皆無に等しいことです(他にあったらご指摘下さい).したがって,残るクロスチェック法は北の取る態度や行動による状況判断に頼る以外にないことになります.

北は当初,めぐみさんの遺骨はないといったにも拘わらず,後になってわざとらしく出してきました.しかも,異例の高温(1200℃)で2度までも焼くという,非常に分かりやすい形で・・・これの意味するところは通常,馬鹿でも分かりますね.この背景として,先に問題となった松木薫さんのDNA鑑定結果があることは明らかです.北は日本の技術を見くびっていたのでしょう,ゆえに今度はここまで処理してしまえば判別できないと考えたと観て間違いないと思います.
つまり,最終判断(結果)は飽くまで総合的に考えるべきだと思うわけです.上の前者二つの考え方は何故か,そこのところを避けていて,科学的観点という隠れ蓑を使ってそれを暈かしていることが,筆者がちょっとおかしいんじゃないかと思うところです.
今回の金英男氏の発言を加えるならば,一層,遺骨は偽物であるという確信が高まったと観て良いでしょう.北はさらに墓穴を掘ったことになります.

無論,遺骨が偽物であることをもって,めぐみさんが生存していることの証明にはなりません.また,鑑定結果に対する日本政府の対応の稚拙さも問題です.あの時,細田前官房長官がNATUREの記事を嘘と判断したことは大きな間違いで,この問題を今に引き摺らしている最大の原因でしょう.さらに,鑑定を行った帝京大講師を政府側に取り入れてしまって口封じしてしまったことも批判されてしかるべきことでしょう(科捜研への異動人事のこと).
政府は確か,遺骨問題での判断を総合的に勘案したと言っていたように記憶していたのですが,それなら尚のこと,科学的鑑定には不備があることを認め,それを補足として状況証拠を強く北に突き付けるべきでした.まぁ意地でもそれを認めなかったことが,今回の金英男氏のミス発言に繋がったと考えることも出来ますが・・・

いずれにせよ,ここまで北に虚仮にされても,あのボロ船一つ止められない日本政府は一体何なんでしょうか.北の工作によって色々な問題が噴出し,さらに複雑化していく背景には日本政府の煮え切らない態度があることはもはや明白です.そういった困り事を生み出す時間的余裕を与えてしまっているのですよ,日本政府は.
安倍官房長官はこの期に及んでも,未だこんなことを言っています.

北の拉致問題、サミット議題に…官房長官

安倍官房長官は30日の記者会見で、北朝鮮による拉致問題について「国際社会全体で北朝鮮に解決を迫ることが重要だ。日米首脳会談で拉致問題の解決は日米共通の目標だと確認したので、(7月中旬の)サミット(主要国首脳会議)で日米が各国に働きかけていくことになる」と述べ、日米が連携して、サミットで拉致問題を議題とするよう各国に働きかけたいとの考えを示した。
また、安倍長官は「北朝鮮が誠意ある対応で問題に取り組んでいないことを主張したい」と強調した。 拉致問題を理由とした北朝鮮への経済制裁については「経済制裁は最終的な圧力だと認識している」として、慎重な姿勢を示した。


いつから安倍さんは小泉さんのコピーロボットになったのですかね?,何か凄いトーンダウンですね.各国に働きかけるってお題目のように言ってますが,当事国の覚悟は見せなくていいんですか?,最終的な圧力はいいですけど,前段階の圧力って何かありましたっけ?
逃げばかり打ってないでサッサと経済制裁しなさい!!,強い覚悟と怒りを見せない限り,金正日を動かすことは出来ません.



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ゆとり世代=自己顕示欲増大 not プレゼン上手


やらねばならないことがあるのに,ちょっとサボって奥田先生のブログゆとり第一世代を評価するって? マジで?)に反応します.
筆者も以下のニュースを観て,奥田先生とまったく同じ感想をもちましたね.これって単に自己主張の強い(いわゆる自己中)若人が増えてきただけじゃないのかなぁ?
議論OK、学生変わった? 「ゆとり第一世代」入学

授業時間や学習内容が少ない新学習指導要領の下で学んだ“ゆとり教育第一世代”が今春、初めて大学1年生になった。
人前での議論が平気で、プレゼンテーションが得意な学生が増加。大学教員からは「今までの学生とは違う」「ゆとりの効果では」という声も上がっている。 
「話し合うのを嫌がらない学生が多く、今年は授業がしやすい」。東京海洋大で1年生に日本語表現法を教える大島弥生助教授は変化に気付いた。書きたいテーマを決めて学生同士の議論を重ね、リポートに仕上げる授業で、学生の積極的な発言が飛び出す。

奥田先生曰く,
そうかなあ。
人前での議論が平気になったって? それが良いことだとは単純すぎる見方じゃないかね。
言いたいことを言う。そりゃあ今までの日本人らしくないスタイルではある。しかし、何でも思ったことを言うってのが正しいなんて、誰が決めたの?

まったくもって,「そうかなあ?」と思いますね.変わってきたのは確かですが,10年?くらい前にも”新人類”なんて言葉が流行ってましたが,それと同じで,ある程度世代が変わると,その前の世代が「今の奴らは変わっってしまった」なんて溜息吐くのと同じ現象ではないですかね.大体,”ゆとり教育”と”プレゼン上手”の間に何らかの相関を見出したわけでもあるまいし・・・もし相関があったとしても,この場合の関係はポジティブな”効果(effect)”ではなく,ネガティブな”影響(influence)”と書くべき類の事象だと思いますよ.要するにゆとり教育が正しいものとしないと困る人間の”こじつけ”でしかないような気がしますが,どうでしょう?

これを言い換えれば,「物事を一元的にしか捉えられず,フレキシビリティがない」,「広く物事を見ないので,アプリケーションが少ない」等々・・・,そのくせ,”公”より”自己”を重要視した教育を受けてきているので,ちょっとでも自己の意にそぐわないものの考え方が披露されると,異議を唱えないと気が済まないという自己中的思考が育ってしまっている.勿論,自己を主張することや異議を唱えること自体が悪い事とは言いませんが,多分に言っていることややっていることが薄っぺらく,独善的印象が強いですね.フレキシビリティがないとか,アプリケーションが少ないとかは,筆者が主に理系の若人を観察していることと関係があるのかもしれませんが,いずれにしても,この分析は変です.
また本筋とは離れますが,プレゼン能力とその人のもつ真の能力などあまり関係がないように思います.以前のエントリーで,竹中総務相のプレゼン能力がダボス会議で際立っていたとの記事を紹介したのですが,その対比として,プレゼン能力は低いが玄人受けする手腕を発揮している経営者が結局のところ,今の日本を支えていることにこそ,この問題の本質があるように思います.
ゆとり教育は屁理屈と詭弁ばかりの人間を増やす欠点だらけの教育方法だと思います.問題はその”ゆとり”という時間の中に得体の知れない自由を盛り込んでしまったのが元凶だったように思います.早く見直すべきで手法ですね.
とは云っても,もう育ってきたものは仕方がありません.
そして主張が損得勘定に基づいていて、わがまま放題な輩がやたら多い。まあ、自分にとってはそれも教育。親がやり残した子育てだ。大変だが、やりがいもあると。

と,仰る方が増えていただけることを期待します.
あっ 私ですか?,私は理系的アプローチから,と一応逃げてみたり・・・



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中共さん,次の停車駅は何処ですか?


まぁインドは無理でしょうから,意外とラサから空路で台湾-沖縄線くらいまで構想に入っているかも・・・
中共が三峡ダム建設と並ぶ国家プロジェクトと位置付けていた青蔵(チベット)鉄道が7/1より運転を開始したようです.

「世界の屋根」に一番列車 チベット―中国

「世界の屋根」といわれる中国チベット自治区ラサと青海省西寧を結ぶ青蔵鉄道が1日、全線開通し、同省ゴルムドからの一番列車がラサに向けて出発した。平均標高4000メートル、最高5072メートルで鉄道としては世界で最も高い地点を走る。胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席はゴルムドでの開通式典で、今回の開通が「民族の団結と祖国の辺境防衛」に大きな意味を持つと演説した。
中国メディアは終日にわたり祝賀ムードを盛り上げた。 1日は中国共産党の創立85周年の記念日。中国からの分離・独立運動が根強いチベット自治区を中国で唯一の鉄道空白区から脱却させたことを、党中央はチベットとの距離を縮める絶好の機会ととらえている。
青蔵鉄道の開通にあわせ、北京からの直行列車も1日夜、北京を出発した。ラサまでは48時間の旅となる。中国当局は今後、連日3000~4000人の観光客がチベットを訪れると推計している。
青蔵鉄道は高山病対策として気圧と酸素の濃度を制御する特別列車が導入されている。


「民族の団結と祖国の辺境防衛」ではなくて,「民族浄化の加速化と他国侵略への足掛かり」でしょ?
反中共の新聞「大紀元」でも詳細な以下のニュースがありました(必要部のみ抜粋).

青蔵鉄道全線開通、海外亡命チベット人らが猛抗議

中国青海省・西寧市とチベット自治区を結ぶ青蔵鉄路(青蔵鉄道=全長1142キロ)が7月1日、全線で運転を開始した。
同日、海外へ亡命したチベット人および支持者らは、インド北部のダランサラで、同鉄道の開通を抗議するための集会を開いた。中共国家主席胡錦濤は、青蔵鉄道の全線開通式典に出席、同鉄道の開通によって、チベットと青海両区の経済発展および境界の防衛にとって意味重大と示したが、中共の統制を反対するチベット人及び支持者らは、同鉄道建設は軍事目的にあると見ており、同鉄道の開通はチベットの社会および経済に重圧をもたらし、チベットの伝統的な文化も破壊されると強く懸念した。

しかし、中共の圧制に抗議するチベット人は、同鉄道の開通はチベットの社会および経済に重圧をもたらし、漢民族の流入によって北京語の使用が増えるに連れて、同言語のできないチベット人の就職難が起き、さらに疎遠させられると共に、チベットの伝統的な文化も破壊されると強く懸念した。
チベット婦人協会の才仁会長は、同鉄道の開通を抗議する集会で、「中共当局は、同鉄道はチベットに経済繁盛をもたらすと宣言したが、我々は同鉄道の開通が政治計画であることはよく知っているのだ」と指摘した。才仁会長は、同鉄道の開通は更にチベット人の疎外をさせると非難した。

一方、外国メディアやチベット支援者らは、同鉄道建設の本当の目的は軍事であるとみている。同鉄道によって、中共は随時、軍隊を送り込むことができるとし、中共はチベット、インド、ネパールとの境界線付近の安全を保つことができるとみられている。
また、同鉄道を通じて、チベットの豊富な自然資源を獲得し、ウランが中共の核開発計画にエネルギーの供給源となり、ゴールドやその他の鉱物も同鉄道によって、内陸各地の経済発展地区へ搬送できるとみている。チベットの精神的リーダー、ダライ・ラマは、同鉄道の開通に対し静観の態度を取っている。
ダライ・ラマのスポークスマンが、政治的動機及び計画がなければ、同鉄道はチベットには有益であると発言した。「しかし、もしチベットの環境破壊をもたらし、漢民族の移住が増えるとしたら、チベット地区のチベット人の生活に災難に発展する影響を与えてしまう」という。


意外とダライ・ラマ氏はそれほど危険視してないようですね.記事にもあるように,中共が何ら政治的意図無しに,侵略地でこれ程の大がかりな事業をやることは有り得ないわけですから,実際は楽観視などしてないでしょうね.



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