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アーカイブ: 2006/10/11
北の言う「制裁は無意味だ」は今回は本気かも
- 2006.10.11 Wednesday
- Oversea
何度目のオオカミ少年か知りませんが、今度のオオカミ少年キーン(金)の叫びは本気かもしれませんよ。
制裁は宣戦布告と北朝鮮 韓国は核戦争の態勢点検
韓国の聯合ニュースによると、北京駐在の北朝鮮当局者は11日、核実験の発表により制裁がより強化された場合「われわれは宣戦布告と見なす。制裁は無意味だ」と述べ、強硬姿勢を取るとの姿勢を強調した。国連安全保障理事会での北朝鮮への厳しい制裁に向けた論議をけん制する狙いがあるとみられる。(後 略)
「制裁は無意味だ」=「抵抗は無意味だ」かもです?、お前はボーグかよって冗談はさておき、やはり、中共は武力行使を含む7章42条よりそれを含まない41条を盛り込むようにとグダグダやっているようですね。
国連は国連で正当にやって貰う分には構わないのですが、昨日も言いましたように、中途半端な制裁など上記のようにもはや無意味なのかもしれません。
北は覚悟を決めてますよ。彼らは国際的に観れば、「失うものなど何もないチンピラ風情」ですから、失うものがあり過ぎる我々は最初から不利なんです。
それと戦うには、彼らの突きだしたナイフを素手で握り返すくらいの覚悟は必要でしょう。その覚悟を見せつけることで、初めて彼らもこちらの本気度を知ることになり、それ以上の行動には躊躇するようになると思います。日本の間抜けな左翼達はここら辺りのことを曲解しているので、いつも頓珍漢なことを言うわけです。
今、横須賀にいる第七艦隊の主力は全く動く素振りはないようですが、アメリカはどこまで本気なのかが見えてきません。よく、北には美味しい餌がないからアメは動かねぇよ!なんてことを言う人がいますが、核兵器(大量破壊兵器)をアメリカに敵対する国やグループに転売されることを考慮したら、安全保障上、アメリカは動かざるを得なくなりますから、大々的に北はそれを喧伝して欲しいところです。
少なくとも、日本はその危険性をネタにアメリカの尻を叩いて欲しいですね。
基本的にはもうというか、いずれは武力しかないのではないかと考えてます。北は自分達が譲歩した形での話し合いや交渉には応じてこないでしょう。お前たちがまず刀を納めよ!と云うことだと思います。
こちらとしては当然、そんなこと容認できない、とすればハードランディングしかなくなるのではないでしょうか。
核武装も勿論、議論することは結構なことですし核を持つことに筆者は反対するものではありませんが、現実にしかも北に有効に対応できるだけの素早さで核を持つことなど、今のところ不可能です。
今の日本には「失うものなど何もないチンピラ風情」の怖さを分かってません。当該の脅威に直接的に曝されてないアメリカ、中国、ロシア、その他の欧米諸国ならまだしも、被爆国でもあるわが国にしては余りに楽天的過ぎます。
尤も、直接の武力行使以外の手と云えば、以前も筆者も述べたことのある「中国による北の取り込み」があります。いよいよ、アメリカを主力とする武力行使が現実となれば、中国はみすみす西側に北を自由にされてしまうならばと、北に攻め込み一挙に朝鮮省の出来上がりとなるわけです。実際にも度々、人民解放軍が中朝国境で見せつけるように軍事訓練してますよね、確か昨日もそんな動きをしてたはずです。
そして我らが安倍総理と云えば、 こんな寝言(「平壌宣言は生きている。だからこそ我々はこの精神に戻るべきだと主張している」)を未だに言っています。
尤も、それに呼応するかのように北の金永南常任委員長も「安倍政権発足後も日朝平壌宣言は有効」ですと。
これではとても、相手のナイフを素手で握り返すことなど出来ない。
平壌宣言など、こちらの譲歩を前提とした負け犬宣言に等しいので、この上に立った交渉などまさしく無意味だと思います。
飽くまでこちらが有利となる交渉を引き出すまで譲歩などせずに、今日本に出来る全力と覚悟で北を締め上げるべきだと思います。
北がミサイルの先っちょに核を載っけた瞬間から、日本は拉致問題どころか全てに譲歩に次ぐ譲歩を呑まされることになります。
安倍総理はどこまでことの重大性を認識しているのか、本当に分かりません。
特定失踪者問題調査会の荒木氏が安倍総理の歴史認識に関する弱腰に対して、
>歴史認識の問題は、誰か(それも民間人ではなく、政府の責任ある立場の人)が轟々たる非難の中で、地位を失うことを覚悟してやらなければ将来へも禍根を残す。
と述べておられます。正論だと思います。そして、「歴史問題」を「北朝鮮問題」に変えても、全く同じことが云えることに安倍総理は早く気づいて欲しいと思います。
もう一つ、テレ朝お昼の番組、「ワイドスクランブル」でこういう時期には必ずと云っていいほど特集するお決まりの在日擁護キャンペーンをやってました。
それについて一言、
「貴方たちが本気で祖国北朝鮮を大事に思っているのなら、その次に来る非難の矛先は日本国に対する制裁緩和要求ではなく、未だ厚顔無恥に北の体制や金正日を誉め称える朝鮮総連にこそ向けるべきである」
本日は以上です。
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