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鎮霊社に纏わる分祀・分遷論


ご存じの方も多いと思いますが,靖国神社には鎮霊社(リンク)というお社があります。筆者は何度も靖国には参拝させていただいておりますが,存在は承知していたものの実際に足を運んだことはありません。リンク先(靖国神社HP)を見ると,以下のように記述してあります。
靖国神社本殿に祀られていない方々の御霊と、世界各国すべての戦死者や戦争で亡くなられた方々の霊が祀られています。

要するに,本殿に祀られているご英霊以外の全ての戦争犠牲者をお祀りしているお社ということになります。まぁこれだけでは定義に不備があるので,詳細な定義を以下の東京新聞特報記事(鎮霊社『靖国』の回答検証,抜粋)に譲ります。
【靖国神社広報課の回答(1)】
鎮霊社は、時の筑波藤麿宮司の発案で、戦なき平和を願い創建された御社。嘉永六(一八五三)年以降の戦争・事変にて非命に斃(たお)れ、職域に殉じ、病に斃れ、自ら生命断つなどして靖国神社に祀(まつ)られない御霊(みたま)と、同年以降の戦争・事変に関係し、死没した諸外国の御霊、二座を鎮祭している。
 一八五三年という年は何を意味するのか。この年以降の戦争で死亡した人を祀ることは、鎮霊社のみならず靖国神社本殿にも共通している。
 日本文化総合研究所の高森明勅(あきのり)代表はこう説明する。「靖国神社(当時の東京招魂社)が最初に祀ったのは戊辰戦争の官軍兵士。一八五三年のペリー来航から国難が始まり、明治維新につながったという認識があり、後にそこまでさかのぼって祀ることになった

ここには,よく靖国批判論者から指摘される西郷隆盛もここに祀られていることになります(ご英霊ではありません)。日露戦争で武勲を挙げた乃木希典もまた,批判論者から何故か?よく採り上げられる方ですが,この方は明治天皇が崩御された際に殉死(自殺)されているので,上記及びご英霊の定義にも当てはまらないことになり靖国にはその御霊は居られないことになると思います(違っていたらご指摘下さい)。
また,1853年以降の全世界の戦没者を祀っているのも特徴的で神道の大らかさを物語ってますね。鎮霊社を指して,否定派は靖国本体との違いを差別だと言ってみたり,いわゆるA級戦犯を合祀するための前段として作ったのだろうと言ってみたり実にお忙しいようですが,むしろ靖国神社としては,そのご創建の趣旨から云ってお祀りしたくともお祀りできない御霊を慰霊したものだと,筆者は勝手に考えてます(鎮霊社の創建は昭和40年)。
というのも,靖国の合祀基準は一定でその都度好きなようにホイホイと変えて良いものではないからです。確かに,この基準は時代と共にその範囲を変更している問題点はありますが,不変なのは「天皇陛下のために殉じた方々」という一点です。これにそぐわない方々は心情的にいくら合祀したくとも出来ないことになりますので,なんとかお祀りする方法はないかということで鎮霊社が作られたものと解釈すれば,靖国及び神道の非常に柔軟な追悼の精神が表れていると思えます。
そもそも否定派は合祀基準自体が気に入らないので手を変え品を変え文句を言うのでしょうから何を言っても詭弁と映るのでしょう。世の中には文句を言っても”しょうがないもの”があります。この合祀基準も”しょうがないもの”です。
これを理解できない,若しくは理解しようとしない人達と相容れることは難しい,まぁそんなところでしょうか。

前置きが長くなりましたが,二日前に産経izaに産経抄前執筆者の石井英夫氏が以下のようなコラムを書いておられました。
【蛙の遠めがね】陛下、どうかご親拝を  

かつては高貴な方のことに触れる時は「恐れ多くも」という前置詞をつけるのがならわしだった。それが約束事だった。 そこで恐れ多くもだが、この老蛙生(ろうあせい)はいまの天皇陛下と同じ昭和一ケタの生まれである。
ただし靖国の遺族ではない。しかし戦後61年目の夏が過ぎようとするいま、天皇陛下と靖国神社にお願い申し上げたいことを思い切って書くことにした。 それは、陛下にはどうか靖国神社にご親拝いただきたいというお願いである。一老蛙生としての切なる懇望である。 

   この8月15日、東京・九段の靖国神社を参拝した人の数は、過去最高の25万8000人にのぼった。老蛙生もそのうちの1ピキだったが、小紙を除く大手紙のすべてが「首相参拝」を批判した。ところがその各紙の世論調査では「参拝支持」がなんと多数を占めた。つまり人びとの意思は各紙論調をみごとに裏切ったのだった。
 これは勝手な推測だが、そういう民意はいま天皇陛下の靖国ご親拝を熱く望んでいるのではないだろうか。ところが昭和50年11月に昭和天皇が最後におまいりなさって以来、今上陛下まで33年間も絶えて天皇の靖国ご親拝がない。これはどうしたことだろうか。
 これでは祖国のため、天皇のためといって命をなげうった246万柱の英霊に対して説明がつかない。物事の道理が立たないというか、筋道が通らないというか、市井のカエルの頭脳では理解できないことなのだ。
 この7月、昭和天皇のご発言メモなるものが世にでた。無私であらせられる天皇の私的なつぶやきを世間に流出させた関係者の無責任と不見識は、到底許されることではない。しかし百歩譲って、メモが昭和天皇のご意思だとした場合、老蛙生はこう考える。
 神道の神髄は融通無碍(むげ)なところにある。世界にも類のない神道のすばらしさは、何ものにも束縛されない自由さにある。神道をめぐるシンポジウムに『いま、神道が動く』(片山文彦編、新人物往来社、平成13年)という本があった。同書で仏教学者のひろ・さちやさんは神道の基本原理の一つとして「神様でも間違える」ことをあげている。
神道の神は絶対無謬(むびゅう)のイスラム教やキリスト教と違い、一神教でなく多神教だから素戔嗚尊(すさのおのみこと)でも間違いをする。神様が間違うのだから、自分たちが間違うのは当たり前である。だから「今日はこれでいくが、状況が変われば問題を元に戻し、今度はこれでいく」。それが神道のいいところだというのだった。   

 天皇だってお考えが間違うことはありうる。靖国神社も時と場合によっては一度決めたことでも修正すればいい。そして宮内庁が硬直した石頭だったら、靖国神社は逆に柔軟な水平思考をすればいい。 
たとえば、いわゆるA級戦犯14柱のみたまは靖国神社の一角にある「鎮霊社」にもう一度戻ってもらうのも一案だろう。これは分祀(ぶんし)ではなく、復祀だ。キーワードは「融通無碍」。すべては天皇の靖国ご親拝の実現のために、あらゆる英知と努力を傾けてほしいのである。(石井英夫)

石井氏の産経抄は筆者が思っていることを代弁してくれているようで,殆どの場合,溜飲を下げていたものでした。ですが,このコラムにはちょっと同意できません。
勿論,陛下のご親拝を切望するのは筆者も同じです,しかしだからと云って,あの富田メモを先帝のご意志だと仮定したこと,鎮霊社にかつて(いわゆる)A級戦犯が祀られていたと断定していることは石井氏らしくないミスリードだと思います。
とくに,鎮霊社の件は分祀論者にまたぞろ余計でいい加減な理論武装を施しかねません。



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皇室,安倍次期総理?,北朝鮮 雑感三題


今日は別段,集中的に書きたい話題がないので取り貯めた記事の中から皇室,安倍次期総理?,北朝鮮についての短雑感でも。

皇太子一家がオランダに到着 地元メディアも関心(キャッシュ)
皇太子ご一家は、静養先のオランダに到着されました。
ご一家のオランダ長期滞在については、地元メディアも関心を寄せています。現地時間の17日夕方、アムステルダムの空港に到着された皇太子ご一家は、東へ80キロのアペルドールンまで車で移動されました。現在、一般の人は立ち入ることができない森の中の静かな環境で長旅の疲れを癒やされています。
今回のご静養は、皇太子妃雅子さまの治療を兼ねていますが、地元のある全国紙は「秋篠宮妃紀子さまに男の子が誕生した場合のお祭り騒ぎから逃れるため、オランダに来られた」などと報じています。

「まるでロボットのよう」オランダのTVで宮内庁批判
オランダに滞在中の皇太子ご一家に、地元メディアの注目が集まっています。 
オランダ国営テレビは18日の報道討論番組で、「日本の皇室」をトップで取り上げました。番組で、コメンテーターは「皇室行事はすべて段取り通りで、ロボットのようだった」と宮内庁を批判しました。
また、VTRのなかで、「皇太子夫妻は、娘を『将来の天皇』として『将来の女王』の横に並ばせたのだろう」などと伝えています。

オランダという国はまぁサッカーが強いことくらいしか筆者にとって印象のない国なんですが,ここにも結構な反日メディアがいたんですね。60年も前のことを未だに根にもっているとは・・・特アよろしく,特ヨに仲間入りですね。ということは未だに植民地マンセー主義を肯定しているわけだから,さすがに特アのように「日帝」,「ヤスクニ」などとは言わないよね。
尤も,インドネシア(旧オランダ領)のユドヨノ大統領は首相の靖国参拝を「国のために戦った兵士をお参りするのは当然のことだと思う」と言ってますね,どっちが嫌われているのかオランダメディアもよ~く考えていただきたいものです。
大体,お祭り騒ぎから逃れるも何も今月末にはご帰国される予定なので,ご出産が早まろうものなら渦中そのものになってしまうものを・・・静養治療を兼ねた単なる夏休みで良いじゃないですか。

皇室の振る舞いは日本そのもの。どこぞの毛○のようにバーベリアンな血筋とは無縁ですので,そこのところ一つ宜しくです。


「集団的自衛権」を個別判断、安倍氏が検討機関設置へ(抜粋)
例えば、「米軍と海上自衛隊艦船が共同行動し、米艦船がミサイル攻撃を受け、1キロ離れた海自艦船も射程に入っている」というケースでは、現在の憲法解釈では、海自の敵国への反撃は、集団的自衛権の行使にあたるとされる。
安倍氏周辺には「射程に入っている。憲法の認める個別自衛権による反撃として認められないか」との指摘がある。
また、海外で、他国軍と自衛隊が共同で活動中、他国軍が攻撃を受けた場合、自衛隊の反撃は、憲法が禁ずる武力行使の一体化にあたるとされる。これを正当防衛など自然的権利として認められている「武器の使用」として許容できないか検討する。

公明・東氏が安倍氏牽制 集団的自衛権の行使で

次期総理がほぼ確定した安倍さんは精力的に政権構想を練っておられるようです。安全保障問題についてはとくに力説していますね。ですが,そもそも上の記事にあるようなケースは,敵が日本だけを避けて攻撃してくるなど有り得ないことから,当然過ぎるほど当たり前の自衛権の行使で,集団的云々の話しではないでしょう。

それよりむしろ,こんなことさえ否定する「寄生虫カルト団体」を追い出すことをそろそろ算段して下さいよ(内閣法制局も困るけど)。

上記にしろ,NSC紛いの会議構想にしろ,どうもワシントンへの忠実ぶりを示すようであまり良い印象は無いですね。安倍氏を支持する国民は別に小泉コピーを望んでいる訳ではないと思うのですが,靖国への煮え切らない態度を観ても,筆者の天秤はどんどん有らぬ方向へ傾いてしまってます。

第一,安全保障問題で最も優先度の高い項目のことを忘れてやしませんか? 安倍氏がまずやるべきことは「平壌宣言の破棄」だと思います。これをやれば,あの忌々しい「裏約束」を蹴散らすことになって滞りなく全面制裁に移行できます。小泉さんのドローンだと云われたくなければ敢えてこの踏み絵を踏むべきだと思います。

そして,北の動向はと云えば・・・



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中共に責任転嫁する姑息な日経(メディア)


筆者が度々採り上げるネタの宝庫,NIKKEI NET アイ”プロの視点”
先日の小泉総理の靖国参拝がシナリオ通りに行かず,負け惜しみのような社説(ひとりよがりの小泉首相靖国参拝(8/16))を書いていた手前,何とか理由のこじつけを行いたいようです。よりによって,中共様に責任転嫁しただけでは飽きたらず,韓国との可成り無理のある対比までして何が言いたいのかよく分かりませんでした。
まぁこのエントリー(始まった分裂と妥協――韓国と日本と(8/18))はツー・ビー・コンティニューだそうですが・・・,少し抜粋引用して批判してみます。
靖国を巡る日本の世論調査

 日本でも、一時的には国論が分裂する。8月15日の小泉純一郎首相の靖国参拝を巡り、賛否両論が激突した。ただ、ここ1年ほどの議論を精密に分析すると、日本人にとって靖国問題とは「首相が参拝すべきかどうか」というテーマから、次第に「外国の意見をどこまで聞くか」あるいは「外国の内政干渉をどう排除すべきか」というテーマに変わってきたようだ。
  世論調査の変遷がそれを物語る。日本経済新聞の調査によると、日本人の「首相の靖国参拝」を肯定する声は、一年ほど前からしり上がりに増えている。
2005年6月の世論調査では「賛成=38%、反対=42%」だった。同年8月には「賛成=46%、反対=38%」と逆転。同年11月も「賛成=47%、反対=37%」と賛成が少し増えた。2006年6月の調査では「終戦記念日の8月15日に参拝すべきだ」の17%と、「終戦記念日を避けて参拝すべきだ」の32%をあわせ、賛成派がさらに増え50%近くを占めた。反対派は37%と微減した。
 靖国神社そのものに対する普通の日本人の認識が、この結果ほど急速に変わったわけではない。中国が反対の声を強めたために、それに対する反発が「賛成」回答を増やしたのは確実だ。
賛成の理由に関しても、昨年6月の調査時点で「戦没者異例は重要だから」の56%に続き、「近隣諸国の反対で参拝を中止するのはおかしいから」が21%あった。「靖国賛成」の意見が、中国に対する敵対感が増えるのに並行して増えたのも、その傍証になるだろう。  
ことに反対派は当初、「中国が反対する」ことを全面に打ち出し失敗した。「日本が決めるべき問題に外国の力を引き込んだ」と見なされ、国内で説得力を失った。この結果、反対派、ことにチャイナスクールは発言力を急速に落とした。
 しかし、かといって靖国賛成論も、ある程度以上には増えないだろう。「外国の干渉を受けるのはまずいが、現在のところ、靖国自体は近隣諸国と巨大な摩擦を引き起こすほどの、日本の死活を左右するほどの重要問題ではない」と考える人も一定数はいるからだ。

日経だけでなくマスメディアはすぐに国論分裂といいますが,そもそも靖国を国論ライクにまで焚きつけたのは何処の何奴ですか?,マッチポンプも甚だしい。
A級戦犯と云われる方々を合祀した1978年以降でも歴代総理は参拝してます。その時には少なくとも今のような批判は噴出してなかったにも拘わらず,1985年の中曽根総理の参拝になって急に中共が騒ぎ出したのは何故ですか? 公式参拝だから?,筆者は中共が神社への参拝に公・私の区別があるなんてのを認識できるとは思えませんが。まぁこれは別の新聞社でしたか,入れ知恵,ご注進をした工作員紛いがいたからこそ,そう認識したのではなかったですかね。
要するに,自分達(メディア)が気に入らない首相の行動非難を自らは隠れて中共や韓国に代弁させていただけのことだと思います。今回,それが上手く機能しなくなってきたので,その責任の総括を転嫁して「外国の内政干渉をどう排除すべきか」という姑息なすり替えを行ったわけですね。
参拝賛成論が増えてきたのを「認識が変わったわけではない」とか「ある程度以上増えないだろう」とか負け惜しみを言ってますが,日本人はメディアが考えるほど愚かではありませんよ。無論,誘因として内政干渉に反発したのはあるとは思います。しかし,賛成に廻った多くの日本人は内政干渉を契機に靖国神社というものを考え直したのではないかと思うわけです。
そして,こうした意識の変化に先の小泉さんの8/15参拝が追い打ちを掛けた結果によって今の状態(25万8千人の参拝と参拝賛成論の急増)が導かれたのだと思います。未だに世の雰囲気に馴染んでないのはマスメディアだけです,あぁそれと「富田メモ」も意外と効果無かったようですね(笑)。
参拝反対派はチャイナスクールって,自分達が中共の国益を第一に考えている工作員であることを自白しちゃっていいのかな。
本当にありがとうございました。



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ロシアの言い分は正しいのか?


昨日,速報で入ってきた北海道根室沖のロシアによる漁船拿捕事件ですが,色々と分かってきたようです。
事件の責任は「日本側の密漁」 露外務省が声明

ロシア外務省は16日、北方領土の貝殻島付近で起きたロシア国境警備艇による日本漁船の銃撃・拿捕(だほ)事件で、死亡者に対する哀悼の念示すと同時に、事件の責任は「ロシアの領海」で密漁を行っていた日本漁船と、そうした密漁行為に目をつぶる日本政府の側にあるとの声明を発表した。
 さらに、ロシア国境警備庁は同日、事件の概要を公表し、「ロシア領海内を無灯火で標識も掲げず航行する国籍不明の船が停船命令に従わず、日本方面に逃走を試みたため警告射撃を行った」と発砲の理由を説明し、銃撃を正当化した。
 同庁によると、先月20日ごろ、国籍不明の漁船がロシア領海を侵犯しているとの情報を得て同庁の警備艇が出動。16日未明、水晶島付近で漁船を発見し、ゴムボートで近づき、信号弾や無線で停船を命じたが、停船せず、反対に体当たりしてきた。そのため、船の進路、船尾、上方に向けて2度にわたりカラシニコフ自動小銃で威嚇射撃し停船させた。1回目の銃撃後、漁船は、カニやタコ、漁具を海に投棄。漁船に銃弾の貫通痕も損傷もないという。

これが全て本当なら,犠牲者のことは別としてロシアの主張は正しいことになります。国際社会の現実は甘いものではないし,逆に日本側が主体になっていたならば,我々は当然の行為だと叫ぶでしょう。ただし,これはロシア側の言い分ですから,そのまま「はい,そうですか」と言うわけにはいかないのも事実です。

問題点は「警告が正当な手段に基づくものなのか」,「本当に密漁なのか」,「そこは本当にロシア領海なのか」の3ポイントでしょうね。

最初のポイントは,現時点では検証のしようがありません。たとえ,拘留者が帰ってきて何かを話したとしても,それが全て正しいものかどうかも双方の言い分を手繰りながら検証しなくてはなりませんしね。
二番目のポイントについては,拘留者が密漁であったことを一部供述しているようです(「密漁供述」とロ検察 訴追なら長期拘束も吉進丸)。また,この海域は北海道海面漁業調整規則によってカニ漁は禁止区域になっていたそうで,しかも中間ラインというものがあって,それによると貝殻島周辺はロシア領になるとのことです。
さらに,この漁船の船長である坂下登氏は過去にレポ船(*1)の容疑(実際は関税法と検疫法違反)で検挙されているそうですから,余計に密漁の疑いが濃くなってしまいます。
*1 レポ船とは、ロシア(ソ連)国境警備隊等から、拿捕等の際に働き掛けを受け、又は自ら進んで、我が国の政治、外交、防衛の情報や金品をロシア側に提供する見返りに、ロシアが実効支配している北方領土周辺海域において、ロシア側の承諾の下に、安全に操業できることを認められた漁船をいう。
http://www.npa.go.jp/kouhousi/biki2/sec02/sec02_0701.htm

拿捕された3人は船長で根室湾中部漁協組合長の坂下登さん(59)=同市温根沼(おんねとう)、甲板員、川村昭充(あきよし)さん(29)=同市明治町、同、紙屋春樹さん(25)=同市昭和町。ロシア当局は坂下さんらの取り調べを始めた。
 昭和55年1月、「第18和晃丸」の船長だった坂下さんは、ソ連(当時)国境警備隊の指示で、日本の情報や露文タイプライターなどの物品をソ連側に提供し、見返りに北方領土海域での安全操業の保証を得ていたレポ船事件で、北海道警に北海道海面漁業調整規則違反容疑などで摘発され、根室簡裁で罰金20万円の判決を受けている。このため公安当局も今回の拿捕に関心を寄せている。
 第1管区海上保安本部(小樽)によると、吉進丸は16日午前0時ごろに根室半島の花咲港を出港、同日午前10時ごろ戻る予定だった。貝殻島は根室半島の先端の納沙布岬の沖3・7キロ。岬と島の間には北海道海面漁業調整規則に基づき、「中間ライン」が引かれており、貝殻島はラインのロシア側。ロシアと地元漁協はコンブ漁の協定を結んでいるが、カニかご漁は認められていない。 
吉進丸は北海道が定める海域での花咲ガニの操業許可を得ていたが、中間ラインを越えていたらしい
。根室海上保安部は巡視船など2隻を出して、操業海域や拿捕・銃撃があった場所などの情報収集を行った。

こうなってくると,結構日本政府としては苦しい展開であることは確かです。まぁ過去に似た犯罪歴があったからといって,今回も同じことをやっていたことの証明になるわけではありませんので,そこは留保しなければなりません。



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25万8千人,やっぱり良いことですよ


筆者などは非常に単細胞でありますので人で埋め尽くされた靖国の参道を見ると,思わず「やったぁ」と相成ってしまいます(祈り途切れぬ波 過去最高の25万8000人が靖国参拝)。
波及効果と云いますか,右から左から或いはもっと外側から波を起こし,それを小泉総理言うところの”この問題を大きく採り上げようとする勢力”が増幅させてくれた結果のようです。最近のこうした現象はマスコミの意図とは裏腹な方向性をもって進行していくことが特徴的でありまして,嫌中・嫌韓などといったものはこれの最たる典型といったところでしょうか。
記事にもありますが,最近の参拝者における若者の比率が多いことがネット世代が如何に近代史を教えられてこなかったか,ということを如実に物語っているのかなとも思います。靖国に眠るご英霊の方々も,まさか敵国の軍事技術から派生したインターネットがわが国の正常な精神復興に一役買っていることをお知りになって,さぞや苦笑されていることでしょう。

昨日,参拝した25万8千の人々のうち,どれだけの人が真剣に英霊に詣られたのかは分かりませんが,兎にも角にも,これが切っ掛けとなって少しでも「日本のあり方」を考えてくれるようになれば,大変喜ばしいことであります。
左側から観れば「枯れ木も山の賑わい」と揶揄したくもなるでしょう,お隣の国から観れば「戦争神社に集う日帝軍国主義者ども」とも映りましょう,どんどん刺激してやりましょう。それが反って自らに風穴を開けることに繋がるんですから。


この時期は本当に「あの戦争とは何だったのか?」系の番組が多いですね。
いわゆるA級戦犯が既に空虚な言葉であることがばれると,今度はやれ日本自身による清算が済んでないだの,やれ国際的にはまだ犯罪者だの,手を変え品を変え彼らを貶めようとするNHKをはじめとするバカたれTV局。そうやって彼らだけをスケープゴートにして,自分は高見に立って世の右派を攻撃したがるさもしい根性。
戦時中,やたらに戦意を煽った罪はいいのか? 責任というならば,是非とも”death by hanging”以上の刑を自ら処してみよ!
彼らだって歴史の被害者なのかもしれない,そんな風に考える人間がいても別に良いでしょ。


いきなり厳しい現世へ,漁船拿捕:露警備艇が銃撃、乗組員1人死亡 貝殻島付近
記事によると,「銃撃現場は貝殻島付近の日本領海内だったとの情報もあり、それが事実なら日露間の外交問題に発展する可能性がある。」とのことですが,詳細は未だ分かりません。
こういう時期に限って,戦後お座なりにしてきた箇所に問題が起きるものですね。
それにしても,目立たない反日国,ロシアとは・・・北方領土問題がまた俎上に上るようになるかもしれません。もし本当に日本の領海内ならば侵略行為でしょ。今後の日本政府の対応を注視します。



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テロ未遂に,飽きもせずまた靖国訴訟,そして世界に一つだけの花


しかし英国はセキュリティが少し甘いのかな。昨年,ロンドン同時多発テロがあったばかりだというのに,今度はよりによって航空機で爆破テロ計画とは。まぁ一年近く前から計画犯の内偵をしていたというし,今のところは阻止できているので良かったと思います。
9.11の頃になりますが,筆者はちょうどアフガニスタンへの空爆が始まったその時に学会で北京にいたのですが,毎日,ホテルでCNNを必死で見ていたのを思い出しました。あの時はイランやイスラエル,インドの研究者が渡航できずに参加してませんでしたが,今度の容疑者もまた,あちらの出身の方々(イスラム過激派)のようです。ブッシュが不用意に「イスラム・ファシスト」なんて言うもんですから,早速クレームがついてましたね。表現するのなら,「イスラム・ファンダメンタリスト」,「イスラム・ラジカル」,「イスラム・ミリタント」とか言えば,幾分正確になるのかな。
ところで,今回の爆破は液体爆薬を使う予定だったようです。
テロ計画の液状爆発物、少量で爆発するニトログリセリンか

英国で摘発された旅客機爆破テロ計画で使用しようとした爆発物が、少量で爆発するニトログリセリンだったとの見方が出ている。ニトログリセリンはダイナマイトの原料に使われる物質で、少量の電気的な刺激で起爆する。
専門家によると、2―3リットルの液状爆発物で航空機の側面を爆破することが可能。常温では無色透明か微黄色の液体で、ジュースなどと見分けがつきにくい。 AFP通信はニトログリセリンのほか、ニトロエタンやニトロメタンの可能性もあると報じた。いずれも少量で大規模な爆発を起こせるという。ただ、捜査当局が爆発物を押収したという公式情報はまだない。

ニトログリセリンは確かに液状だけど,非常に感度が高いので持ち運びの点で問題があるような・・・,ニトロメタン等もニトグリ程ではないにしてもやはり取扱注意だし,しかも単体で典型的な含窒素爆薬だから最新のセキュリティチェック機器に引っ掛かりやすいはずです(英国で採用しているのかどうかは分かりませんが)。
最初の報道では,なんの変哲もないスポーツドリンクにある種の過酸化物を入れて電気刺激で起爆させるとか書いてあったのですが・・・一体,どんなスポーツドリンクだよ?って凄く興味が湧きました(イスラム過激派というのはそんな研究までやってるのか?)。多分,ある種の燃料(炭化水素,窒素含まず)に過酸化物(窒素含まず)を現場で入れて爆発させるの間違いだと思います(ドリンクボトルは燃料を入れる器として使用)。これだとチェックに引っ掛かりませんしね。
ロンドン同時多発テロの時には固体爆薬(結晶粉末)の過酸化アセトンという物質が使われたようですが,テロリスト連中も色々考えるものですねぇ。こういうことされると,ただでさえ時間のかかるセキュリティチェックが,また一段と長くなって迷惑至極ですね,安全のためにはしょうがないですけど。
まぁ爆薬のことなんか別にどうでも良いのですが,やたらと空港で液体を規制しているのが珍しくてちょっと書いてみた次第です。


次に恒例となった靖国訴訟ですが2年前くらいから,かの有名な中共のエージェント高金素梅まで加わっておりまして,毎度のことながらご苦労様で御座いますとしか言いようがありません。



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ほくそ笑む日経社説(8/9)


今日の日経社説は何かこう,内心にある嬉しさが所々に顕れているように感じました。

{法輪功殉教者の臓器を売るほど信心深い中共様の圧力でもなかなか効果の上がらなかった「A級戦犯合祀問題」,困ってたところに日本国内の商売屋エージェントからの有り難いご注進,よーしっと乗ったらアラ不思議,増えた増えたと分祀論者に参拝反対論者,さすがに神頼みの甲斐があったと喜ぶ中共と商売屋ども}

といったところでしょうか?

まぁ世論をこんな状況にもっていかれた時点で殆ど負けクラスのピンチなんですが,資料の検証によってはサヨナラ逆転満塁ホームランの可能性も無きにしも有らずとはいえ,肝心のものはしっかりと差し押さえられてますからねぇ。疚しきところが無ければサッサと公開しなさいよ,ニッケイさん。
靖国神社のあり方論議を深めるべきだ(8/9)

靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)への内外の批判が高まる中、麻生太郎外相が靖国神社を宗教法人から国が関与する特殊法人に改組する提案を公表した。政治家としてA級戦犯分祀を視野に靖国問題を根本から問い直そうとする姿勢は評価できるが、麻生提案には本当に宗教色を排除できるのかなど疑問点が少なくない。靖国神社のあり方についてさらに議論を深めていくべきである。

 麻生外相の提案はかつての靖国神社国家護持法案と基本的には似た内容である。靖国神社が自主的に宗教法人格を返上することを前提に、新たな設置法によって国が関与する特殊法人に改組し、天皇や首相、外国元首などが訪れやすい施設にする狙いが込められている。

 この提案の問題点は国が関与する施設になった場合、明確に宗教色を排除できるかどうかである。形式だけ宗教法人をはずしても実態が国立神社であっては、憲法が定めた政教分離原則に違反することになる。かつての靖国国家護持法案が廃案になったのも、この点を解決できなかったからであり、麻生提案ににわかに飛びつくことができない理由もそこにある。

 しかし、靖国問題がここまでこじれてしまった以上、次期首相の座を争う候補者がさまざまな打開案を国民に提示して議論するのは政治家の当然の責任であり、自民党総裁選で議論を深めるべきテーマである。小泉純一郎首相のように「心の問題だ」「個人の自由だ」と開き直っているだけでは政治家としてあまりにも芸がないと言うほかない。

 安倍晋三官房長官は仮に首相になっても靖国神社に参拝するかしないか、いつ行くのかなどについて一切言及しない態度を表明している。安倍氏は靖国問題では小泉首相よりはるかに強い信念を持っているが、実際の行動は靖国参拝を公言する小泉首相より柔軟に対応しようとする姿勢がうかがえる。 

谷垣禎一財務相は首相になったら靖国参拝を控えると明言した。総裁選出馬の可能性を探っている額賀福志郎防衛庁長官も靖国参拝には慎重姿勢を示している。後継首相候補の有力閣僚がこぞって小泉首相の靖国参拝方針とは異なる対応を示している点に注目したい。最近の各種世論調査でも首相の靖国参拝に反対する声は5割を大きく超えている。

 こうした中で、退任間際の小泉首相が8月15日に靖国神社を参拝するかどうかに関心が集まっている。首相は「立つ鳥跡を濁さず」の言葉を肝に銘じてもらいたい。

靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)への内外の批判が高まる中、とは見事なマッチポンプぶりですが,また変な時にこれまたおかしな麻生氏とは思えない論文が出ちゃったもんですから,嬉しくてしょうがない日経さんは本音まで出しちゃったようです。

宗教色の排除」,これですね。

靖国神社を靖国たらしめているのは,まさに「神道に則った祭式」なんだと思います。そして,神道最高の祭祀を司るのが天皇陛下であることも忘れてはなりません。
つまり,日経いや中共の本当の狙いは「A級戦犯の分祀」なんかではなく,ましてや「靖国そのもの」でもなく,何だかんだと云っても未だに日本の国体であり続ける「神道=天皇」の廃絶にあると筆者は考えます。一応,中共とは関係無しに分祀,ブンシと騒いでいる革新サヨク達の究極的目標も詰まるところ,これにあるでしょう。
中共が唯一,信仰の対象にしているのは「共産主義に名を借りた独裁体制」そのものでしょう。これは唯物論的思想に根ざしたものですから,万物そのものを神とする神道的思想と何処まで行ったって交わるはずもありません。同時に,覇権主義である中共がいずれアジアの盟主になるためには,神道に裏打ちされた日本が邪魔で邪魔で仕方がない。そこで思想破壊を目論みつつ,武力に依らない侵略戦争を仕掛けているのが今の中共なんだと思います。

その攻撃目標がたまたま国に殉じた英霊の集う日本の国体中心「靖国神社」だっただけのことであって,他の瑣末なことなど中共はどうでもよいと思っていることでしょう。元々,中共は靖国神社なんかにさほど興味はなかったことは過去の行動から観ても明らかなのですが,アサヒの加藤工作員をはじめとした忠実なる僕たちが過去に入れ知恵したお蔭で重大なる戦略に気付かせてしまった訳です。
商売新聞社のたかが社説一つから,今日はちょっと飛ばしすぎですかね。
反省をしつつ,日経は安倍氏を「小泉首相より柔軟に対応しようとする姿勢がうかがえる。」と評価してますが,我らが中共様の意向を配慮したご褒美のつもりでしょうか。今の安倍氏の態度は麻生氏よりも幾分マシだと思っているんですが・・・

最後に明るい話題を一つ。
15日の靖国参拝、中川農相が示唆

 中川農相は8日の閣議後の記者会見で、終戦記念日の15日の靖国参拝について、「8月15日に靖国神社に例年行っている。決めていないが、何もなければ例年通りになると思う」と述べ、今年も参拝する考えを示唆した。
(後 略)

中川さんは,BSE問題でアメリカには迎合的姿勢をみせたものの,特アに対しては現役閣僚であるにも拘わらず,常に正論を述べてくれます。また,拉致問題への取り組みでも,目立たないところではありますが家族会をよくサポートし,信頼も厚いようです。
彼はちょっとぶっきらぼうで余り話しのお上手な方のようではありませんし,なによりその思想が左巻きのマスコミから毛嫌いされているので表舞台への登場回数が少ないように思います。筆者は彼も十分に「総理」の資格がある政治家と思っていますが,所属派閥(伊吹派)のせいなのか,いまいち注目されないのは何故でしょうか。
因みに彼の国家観の一端は以下の論文にもよく顕れています。

李登輝氏へのビザ拒否は外務省による「逆拉致」だ



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中・韓の反発必至は「反発必死だな」の間違いだと思う


しかしマスコミさんも靖国,ヤスクニって必死ですねぇ。
メディアスクラムという言葉がありますが,間違いなくこの被害者は二百万柱を越える英霊の方々です。同じ日本人として鎮魂の気持ちが少しでもあるのなら,何故?静かにできないのか,小泉総理じゃないが筆者は本当に理解できません。
首相 靖国で中国の姿勢批判

この中で、小泉総理大臣は「私は総理大臣就任以来、心ならずも戦争で命を落とさざるをえなかった方々へ哀悼の誠をささげるために、毎年1度、靖国神社に参拝している、これは私の思いに基づくものだ」と述べています。
その上で、小泉総理大臣は「私を批判している人は、突き詰めれば中国が反対しているから参拝をやめた方がいい、中国が嫌がることはしない方がいいと言っているように思えてならない。中国は、私が靖国神社に参拝するなら、首脳会談を行わないと言っているが、こうした考え方は理解できない」として、中国の姿勢をあらためて批判しました。
小泉総理大臣が、靖国参拝の思いと中国を批判する立場を明らかにしていることについて、与党内には、総理大臣に就任する前からの公約である、8月15日・終戦の日の靖国神社参拝を行うための地ならしをしているのではないかという見方も出ています。

今更,「心ならずも」の解釈論を言うつもりはありません。終戦の日に拘る気もありません。最後の仕事として,日本国の総理大臣として,幾多の英霊に対し,尊崇の念をもって静かに参拝していただきたいと思います。貴方に残された仕事は,もうそれだけで結構です。


そして・・・天下のNHK様が早速,安倍氏の参拝を総裁選の論点にしたいらしい。
安倍氏参拝で靖国問題論点に

複数の関係者によりますと、安倍官房長官が靖国神社に参拝したのは、靖国神社の春の例大祭が始まる前の4月15日の朝で、公用車は使わず、モーニング姿で参拝し、ポケットマネーから玉ぐし料を納める一方で、「内閣官房長官安倍晋三」と記帳したということです。
安倍氏は、これまで、小泉総理大臣の靖国神社参拝を支持し、みずからの対応については、「国のために戦った方々にごめい福をお祈りし、尊崇の念を表すために靖国神社に参拝してきた思いは、これからも変わらない」と述べてきました。
安倍氏としては、このように、今後も静かに参拝を続ける姿勢をにじませているものの、総裁選挙で、靖国問題が大きな争点になることは避けたいとしており、靖国神社参拝を総裁選挙の公約には盛り込まず、仮に、みずからが総理大臣に就任した場合に、参拝するかどうか、参拝したかどうかなどについて、明らかにしないとしています。
しかし、自民党内で、安倍氏に距離を置く議員からは、「中国や韓国からの反発は避けられず、安倍氏が総理大臣に就任した場合、アジア外交の立て直しが図れるとは思えない」という批判が出ることも予想されます。
総裁選挙に向けて、すでに立候補を表明している谷垣財務大臣は、総理大臣に就任した場合、靖国神社に参拝しない意向を表明しているほか、麻生外務大臣も、靖国神社が管理や運営の方法をみずから見直すことで、総理大臣が批判されずに参拝できる環境を作るべきだという考えを示しています。
こうしたなかで、ポスト小泉争いで優位に立っているという見方が党内で強まっている安倍氏の参拝が明らかになったことで、靖国神社をめぐる問題が、より大きな論点として浮かび上がることになりそうです。

朝日をはじめとした左派メディアが上のようなことを言うのは百万歩くらい譲って許せるとしても,仮にも自ら公共放送と名乗るNHKがある意図をもって勝手に何かを評論するのは止めていただきたいと思います。NHKはただ事実のみを伝えればいいのですよ。「安倍氏に距離を置く議員からは、・・・という批判が出ることも予想されます。・・・未だ言ってもいない誰かの発言を捏造・利用してまで勝手に印象操作するとはまさに姑息の一語です。

総裁選での論点はさておき,筆者は英霊に向けて堂々と祈りを捧げられないような日本国総理大臣など要らないと思っていますし,またそんな人間は余計にマスメディアや特アの餌食になるだけだと思ってもいます。今の安倍氏に関しては,実のところ,それくらいの感想しか思い浮かびません。



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日中合作には本当にシナリオが存在するのか?


「富田メモ」というのは,左右問わず政治に少しでもコミットしているネット住人には非常に重要な問題ですが,そうでない方々(例えば筆者の周りに人達)にとっては基本的にどうでもいい訳で,「ふ~ん,天皇陛下もそんな風に思ってたんだ」くらいの認識で終わっていくニュースのようです。しかし,そういう方々にそう思わせることが出来た時点で,メディアとしては大成功なんだと思います。誠に悔しいことです。
この流れを大きく変えて,そういう方々の認識をもひっくり返すには,これはもう「今上陛下の靖国ご親拝」しかないだろうなぁと思っています。今のところこれも叶わぬ夢なのですが・・・
メモを貼り付けたのが富田氏なのか,はたまた日経の自作?なのかは別にして,そのメモ用紙が母体のメモ帳とは異なる経年変化を示しているように見えるという事実は変わりません。筆記したのが富田氏だったと仮定すれば,書かれた時期が異なるというのはその正確性や意図においても相当に異なってくることを意味するからです。その事だけをもってしても,日経側には科学的検証をはじめとした立証責任があるのは明白なことでしょう。

* 余談ですが,アエラの記事を根拠とした日経によるメモ貼り付け疑惑は,両者の「メモ帳」,「日記帳」,「貼り付けメモ用紙」の表現方法をよく吟味・確認してからでないと日経側に逃げられます。つまり,「輪ゴムにまとめられたメモ」は必ずしも「貼り付けられたメモ用紙」を意味しないからです。アエラの云う「輪ゴムにまとめられたメモ」は「メモ帳」そのものであり,日経が自記事に載せた「手帳」を「輪ゴムにまとめられたメモ」と主張してしまえば「貼り付けてあった」という言葉に何ら齟齬は発生しないからです。

ランキング上位のブログ様に倣って,筆者も少し時間をおいて何かまた新事実でも浮かんでくるまで傍観しようと思っています。「先帝陛下の大御心」は筆者の中では既に結論が出ていることなので,メモが陛下ご自身のお言葉であろうと徳川元侍従長の感想だろうと,さして重要なことではないと思っております。無論,メモ内容が陛下以外の人の言葉だったとしたら,日経その他のマスコミを思いっきり糾弾しますがね。


やたら前置きが長くなってしまいましたが,このメモを利用して,不敬にもこれが「陛下の大御心」と偽って中共による謀略活動に勤しむ奴について述べたいと思います。
その名は「古賀 誠」,本当にウザイ奴ですね。山拓もウザイ奴ですが,この問題に関してはこの輩が最も中共と連携しているという点において群を抜いてます。
古賀氏、A級戦犯の分祀に強い意欲

 日本遺族会会長である自民党の古賀誠元幹事長は25日、東京都内で講演し、靖国神社のA級戦犯合祀(ごうし)に昭和天皇が不快感を示した発言メモについて「お言葉に涙の出る思いがした。この思いを、私たち遺族は最も大切にし、最も重いものとして受け止めたい」と述べ、靖国神社にA級戦犯の自発的な分祀(ぶんし)を促す決意を改めて表明した。
 古賀氏は講演で「戦没者ではない英霊が合祀されたことで、皇族がお参りを遠慮され、日中の問題がここまで先鋭化してくる。そういうことを無念の死を遂げた英霊がどう見ているだろうか」と指摘。「遺族会の原点に返って、国民がわだかまりなくお参りし、皇室もお参りできる、英霊に思いを寄せた対応こそしていかなければならない」と強調した。
 古賀氏はまた、靖国問題は「政治が介入する問題ではない」と断った上で、「政治家と二足のわらじを履いているのではないかと言われるのならば、私は日本遺族会の会長としてこれから事を運ばなければならない」との覚悟を示した。

この男,「私たち遺族は」なんて勝手に遺族代表になってます。遺族会の会長という地位を錦の御旗にして,勝手に手前で創り上げた「大御心」を流布し,「皇室のお参りできる靖国」などと欺瞞を喧伝する羞恥心の無さは何処から来るのでしょうかね。アンタだって”毎年二回の例大祭に陛下の勅使が代参されている”事実を知らないわけではあるまい。きっと「代参は陛下ご自身ではない」などと詭弁を弄するんでしょうが,勅使の意味を辞書でも引いてよく考えて貰いたいものです。遺族を代表するのなら,こういう陛下の真の御心を世間に公表するのがアンタの務めだってことに気付いてくれませんかね,まぁ無理でしょうけど・・・
この男が何故?今でも遺族会の会長をやっているのかは定かではありません。遺族会には当然,古賀と同じ思いの方もいらっしゃるでしょうし,或いはまた,こんな男でも政界とのパイプを考えると必要悪のような存在としての価値を認めている方もいらっしゃるのかもしれません。



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ダボス会議って世界商売人会議のことでしょ


メディアではあまり採り上げられることの少ない「ダボス会議」,「世界賢人会議」とも云われているそうですが,”賢人”は明らかに誉め過ぎだと思いますね.
この会議は”世界経済フォーラム”という団体が主催しているそうですが,そのアジア版会議がこの6/15~16に東京で開催されました.

アジア版ダボス会議が東京で開幕
政財界、学者などが非公式に多角的な意見交換をする「ダボス会議」で知られる世界経済フォーラムの東アジア会議が15日、東京・芝公園の東京プリンスホテルパークタワーで開幕した。
日本での開催は初めてで、世界27カ国のリーダー300人が参加。中国、インドの発展など著しく変化する東アジア経済の課題などを2日間にわたって議論する。会議は7人の共同議長を中心に進行。
日本からも北城恪太郎・経済同友会代表幹事、中村邦夫・松下電器産業社長、氏家純一・野村ホールディングス会長の3人が共同議長をつとめる。

あの北城氏が議長で,舞台が東アジアってことはそこはかとなく内容が・・・漂ってきますね.
やっぱりそうでした.以下,ウオッチ対象のNET EYE プロの視点清水真人 編集委員の評論からネチッと感想でも述べてみます.



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