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おい、そこの河馬 何をほざく!


ちょっと「京都の芸妓 しんこ」さん風で恐縮ですが、はしたないタイトルもお許しいただきたいくらいにカチンと来た中川(女)幹事長の発言です。
アメリカが幾ら法的拘束力のない決議とは云え、完全に冷静さに事欠いたアクションを執ろうとしているのに、「過敏な反応をしてはいけない」とは・・・この男、何トチ狂っているんでしょうか?

米の慰安婦決議に「過敏な反応すべきでない」 自民・中川幹事長

自民党の中川秀直幹事長は11日、テレビ朝日の番組で、従軍慰安婦問題をめぐり日本側に「明確な謝罪」を求めた米下院外交委員会の決議案に関し「提出した議員の選挙区事情があるようだ」と指摘した上で「国際的なゲームに利用される場合もある。日本は過敏な反応をしてはいけない」と述べ、冷静に対応すべきだとの認識を示した。 

同時に、「おわびと反省」を表明した河野洋平官房長官談話の継承を安倍晋三首相が表明していることを挙げ「首相の発言に尽きる。誤解を解き、議論を収束していくべきだ」と強調。再調査を求める党内の動きには「専門家や歴史家が中心となって検証するのが正しい。政治問題、外交問題として語るべきではない」と指摘した。


「専門家や歴史家が中心となって検証するのが正しい。」・・・これはすでにやってきたこと。ゆえに河野談話は間違っていると、何度言ったら分かるのでしょう?
そして、これを元に先に政治的圧力を掛けているアメリカに対抗して何か問題があるのでしょうか。こういった典型的事勿れ男を幹事長に未だに据えている安倍総理の罪は大きいと思いますよ。

この男の妄言は別格としても、以下の麻生発言もどうかと思いますね。

慰安婦決議案、謝罪の必要なし=「日米離間工作」と指摘-麻生外相  

麻生太郎外相は11日午前、フジテレビの番組で、従軍慰安婦問題で米下院に提出された日本政府に対する謝罪要求決議案について「今の段階で謝罪をする必要は特にあるとは思えない」と述べた。安倍晋三首相は既に、決議が採択された場合でも謝罪しない考えを表明している。 

外相は、決議案をめぐる動きに関し「日米(関係)を離間させる有効な手段だ。対日工作、日米離間工作が結構それなりに効果を上げている」として、第三国による対日工作の可能性を指摘。司会者が「北朝鮮や中国による工作か」と質問したのに対し「もちろんそうでしょう」と述べた。


この発言は筆者もTVで少し見ましたが、工作云々の話しは基本的には正しいと思います。
ただ実際に、その工作に乗って採択しようとする主体は飽くまでアメリカであることを誤魔化してはいけませんって! 麻生さん。
そして、これに加担しているのは一部の反日議員だけではないことは、先のシーファー駐日大使の発言である「日本が河野談話から後退していると米国内で受けとめられると破壊的な影響がある」からも分かります。
シーファー氏が言いたいのは、口先だけの拉致問題への協力姿勢ではなくて、上のことを忠告することです。拉致問題でアメリカが明らかな背信行為をやらかしたのはもう明白ですからね。

アメリカの狂った矛先はトルコにも向いているようですけど、かの国は一体何を覆い隠したいのでしょうね(日本はトルコの対応を見習うべきでしょう)。ブッシュはレイムダックではなく、クレイジーダックに成り果てたいのでしょうか。
中共、韓国は確かにどうしようもない連中ですけど、アメリカにもそれなりの落とし前を付けてもらう必要があります。
産経、正論に載った「秦郁彦氏の妙案」は広義の強制性を「管理責任」に置き換える現実的方法だとは思いますが、此処は原則論を通すべきであって、小手先の方法ではなく、河野談話を綺麗サッパリと無効化させるべきでしょう。
それと、もう一つの妙案、「罪を相殺化する方法」も確かに仰るとおりではあります。
しかし、これは数ある裏工作の一つにはなっても、主とするには如何にもインパクトに欠ける方法でしょう(何方かが仰っていた対米原爆決議などもその類です)。
どうせなら、正攻法で日米同盟を揺るがすような日本の本気度を誇示する手法を採るべきです。例えば、核武装を匂わし、日本の軍事的自主独立を前倒しすることを宣言してやるとかです。対北同様、アメリカにも日本の本気度を示すことでしか、この深い闇は葬れません。
でも、安倍総理にはこの対抗策は勿論、秦策ですら取ることはないでしょうね。
それが分かっているだけに、この問題書く気が失せてしまっていたのですけど・・・また書いてしまいました・・・河馬の妄言のお蔭で。

とは云え、アメリカしか真っ当な協力を得られる勢力がいないことも確かです。
その昔、ブッシュ大統領は最も北朝鮮と云う山賊集団を熟知しているボルトン氏を国連大使に据えました。しかし、今や、彼はまるで米国政府主流に対する抵抗勢力のような扱いになってしまっています。
ボルトン氏の対北認識は最も正しいと思っています。彼の慰安婦問題への認識が如何様かは分かりませんが、彼のような元主流派を日本は再び、上手く担ぎ上げるような戦略を採ることも有効だと思ってます。
これは上のような直接的手法とは違って、間接的働き掛けだけにリスクの少ない方法でしょうね。


チャンネル桜が4月から24時間放送を中止するとのアナウンスは可成りショックでした(【重要なお知らせ】 チャンネル桜 放送形態の変更について )。
筆者のような経営のド素人でも、今の放送形態と収支のバランスがとっくに破綻していることは明白なことでしたから、いずれはこうなると思ってました。
しかしながら、水島社長のご決断は今後、桜が再び復活するための最も有効な手であることも確かであり、筆者としてはこれ以後も協力させていただくことに何ら変わりありません。無料放送なら、逆に保守の底辺はもっと拡がることでしょうしね。

未だに国民から視聴料を強制聴取することを諦めず、そのくせ、反日的放送を繰り返す某公共放送を思うと、本当に悔しい限りですが、「たとえ勝てなくとも、決して負けない」精神、しっかり受け止めることに致します。
桜が統一と繋がってるとか、映画「南京の真実」への寄付が会社の運転資金に回されるとか、下らぬ噂を流していた輩よ、目を大きく見開いて上のお知らせを読んでみろ!と云いたい気持ちです。



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南京の真実

See in real-time if it's censored in China


何だか最近は気の重いテーマばかり書いてきた気がしますので、今日はちょっと遊んでみました。
Test any website and see in real-time if it's censored in China.」(中共様に検閲されてるかどうかすぐに分かるんで、適当に見繕ったサイトをテストしてみれ)と云うサイトが、ネットゲリラ様や溶解する日本様で採り上げられていました。
因みに、このサイト、今は遊び気分かはたまた真剣かは分かりませんが、試す人が急増のようでダウンしているようです(繋がりません)。
URLisAvailable-trekky.jpg

まだまだ修行が足りません

イプサム様のエントリーで紹介されていたのをリンクを辿って見ただけなんですが、筆者が繋いだときには未だ生きてましたので、幾つか試してみました。上で紹介したサイトは全部、”Your URL is Blocked”だったらしいです。
羨ましいですね~、筆者のサイトは”Your URL is Available”でした。まだまだ修行が足りん!と中国共産党様に怒られている気がします。早くブロックされるよう、日々研鑽に励む所存です。

とは云っても、このフィルタリングはどうもドメイン単位でやってる部分があるようで、場合によりけりのようです。ですから、その下位(下位ディレクトリ)にあるサイトが反中共サイトであった場合でも通過してしまうのではないでしょうか。
筆者の試したサイトのサイトの可否は以下となりました。

チャンネル桜(http://www.ch-sakura.jp/)-Blocked
「南京の真実」公式サイト(http://www.nankinnoshinjitsu.com/)-Available
2ちゃんねる(http://www.2ch.net/)-Available
教科書が教えない歴史”自由主義史観HP”(http://www.jiyuu-shikan.org/top/index.html)-Blocked
日本会議HP(http://www.nipponkaigi.org/)-Available

×がチャンネル桜と教科書が教えない歴史だけとは、中共様のフィルタリング技術もまだまだ甘ちゃんです。とくに、中共外交部の報道官が「鉄の証拠」があるとまで強弁して牽制した映画「南京の真実」を広報する公式サイトを洩らしているとは情けないですね。
なにっ? 相手にしてないって? まぁそういうことにしておきましょうか。
URLisBlock-sakura.jpgURLisAvailable-nanking.jpg
URLisAvailable-2ch.jpgURLisBlock-jiyuu.jpg
URLisAvailable-nichikai.jpg
まぁ真面目な話しをすると、筆者はこれまで5回ほど訪中しておりますけれども、一回もそうしたURLのブロックを経験したことがありません。尤も、ネットに繋ぐのが外国人のよく宿泊するホテルに限定されていることが多いわけでして、いわゆる町中のネットカフェの類で接続してみた経験はありませんので、何とも云えません。

また、あちらは大学に附属したホテル(結構立派です)というものがありまして、筆者も浙江大学と四川大学の附属ホテルに泊まったことがあるんですが、そこでも何ら商用ホテルと変わりなく接続できた経験があります(ちょっとビクつきながら繋いだわけですが・・・)。

ただ、四川大学のホテルに泊まったとき、面白い話しがありました。
そのホテルのネット環境は上に挙げた通りだったのですが、その大学の先生と会話したときにネットの話題となりまして、大学自体のネット環境はどうなんですか?と聞きましたら、繋げるが特定のところしか閲覧出来ない様なことをボソッと呟いてました。
そうなんですか~と、一応すっ惚けたわけですが、暫くして、さっき言ったのは間違いで、お金を払えば閲覧できるところは拡張されるとか何とか、訳の分からないことを言い出して取り消しにかかってきたため、その先生を慮って、ハイ分かりました!と頷いて見せた経験があります。
結構、シビアだなぁと思った瞬間です。
因みに、筆者はその大学で視聴覚機器=>PC=>USBメモリーの経路でウィルスを日本に持ち帰りました(流石でしょ)。

今日は以上です。


最近、うちのサイトも嵐のようにスパムトラバやコメントが来るようになりまして、Movable Type(ブログ作成ソフト)のプラグインで除外してはいるものの、アクセス自体は弾けないため、サーバー(共用)へのトラフィック負担は相当なものがあるそうです(膨大なスパムを迷惑フォルダーから消すのが日課になっております)。

これが余りに酷いと管理者から利用を止められてしまう可能性があるので、入口で何とか拒否できる良さげなプラグインを探していたところ、「IPスパムフィルター 」と「トラックバックスパム予防プラグイン for MovableType」と云う優れモノがありました。
早速、導入しましたら、現在、コメント、トラバ共に海外発のスパムはほぼ完璧に弾くようになりました(感謝感激です、でも日本のスパマーを防ぐのは難しいです)。

ただ、フィルタリングアルゴリズムが日本のIPアドレスを元にそれ以外を弾いている形式なためか、海外から書き込んで下さる読者方に、書き込みが出来ない等の迷惑をお掛けすることになるやもしれません。

もし、海外の読者方で書き込みをして下さる方がいらっしゃいましたら、メールアドレス(登録)により許可を与えるオプションで書き込み等が可能になりますので、ページ一番上の「MAIL」(バナー直下のボタン)からメールをいただければ、対処いたします。

以上、宜しくお願い申し上げます。

kousotsudr 拝



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南京の真実

あとは良きに計らえ


結局、拉致問題に対する現状のアメリカ大殿様の考えはタイトル通りのようです。
良きに計らえ!」って便利な殿様言葉ですよねぇ。この場合、「あとは勝手にそちらさん同士でやってネ」と翻訳すれば宜しいかと。

自国への直接被害の懸念(核攻撃)を消し去り、自国を狙う外敵に物騒なものを売り渡す真似(核拡散)を封ずれば、オールOKですが何か?と、ヒルさんは言っているように見えます。
米朝作業部会前の金桂冠が気色悪い笑顔を振りまき、ミュージカル何ぞを鑑賞して余裕かます態度を観て、この部会の茶番を見た思いをしたのは筆者だけではないでしょう。

この自称”世界の警察”様にとって、拉致の二文字は只のリップサービスでしかなかったと云うことです。自国の国益こそが何よりも勝るという国際社会の現実を、ただただ日本に見せつけていることだけが良く分かる下らん三文芝居です、この米朝作業部会の正体は。

さて、上のような筋書きを書いたライス-ヒルがいる国務省ですが(裏にブッシュパパがいるらしい)、中共や北の人権抑圧を指摘した人権報告書を発表しました(人権報告書:中国、北朝鮮の弾圧や独裁を指摘 米国務省)。
今更、人権にうるさいアメリカを強調されても、こう見事な変節ぶりを見せつけられたあとにあっては空虚な欺瞞としか映りませんよね。

そして、もっと情けないのはわが国の態度です。
こうしたアメリカの背信に、さして反発するでもなくブッシュやチェイニーの言い訳を、これ幸いに受け入れて相変わらずの忠犬ぶりを晒している姿は、筆者から拉致問題の話題を書く意欲をどんどん削いでいきます(愚痴ばかりになって何ら建設的でなくなる)。

さらに愚痴を続けますけど、先の6者合意に平壌宣言何ぞを盛り込むことを黙認して、最終目的に国交正常化を据えてしまったことも致命的な摺り寄りですね。筆者は遙か昔、平壌宣言は北を釣るための只のツールでしかないと本気で考えてましたが、どうやら違ってたようです。

これは「我々は貴方様、お望みの土俵の上で如何様にも”解決”を”解釈”し、とにかく国交正常化を成し遂げます」と、言っているに等しいと思ってます。幾ら、「拉致問題の解決無くして国交正常化無し」(Normalization is impossible unless the abduction issue is resolved.)と叫んだところで、アメリカ様の実効的な後押しのほぼ無くなった日本の言説など、北にとっては何処吹く風の如く、”解決”とは「精々、あと数人の帰国か死亡者の再確認である」を無理矢理に解釈させられて、ジ・エンドと相成ることが予想できるだけに堪ったものではありません。
まずは、「拉致は解決済み」を「未解決かも?」くらいに態度を薄めたジャブを打ってくることでしょう。そこから上記の茶番第二幕が始まりますよ、きっとね。

どうして平壌宣言の無効を通告し、「金正日の排除無くして拉致の解決無し!!」(Resolution of the abduction issue is impossible unless Kim Jong-il is rejected from the political power!!)と言えないのか、拘泥たる思いです。日本にはこれをやるだけの力があるにも拘わらず、やらないわけですね。いや、「やりたくてもやれないのだ」と云う反論もありましょうが、やはり”やらない”んですよ。
ミサイル乱射や核実験という最大のチャンスがあったにも拘わらず、中途半端な国際社会の制裁に迎合し、アメリカの変節と共に”解決”と”進展”を使い分けるような姑息な真似をし始める安倍総理に言い逃れは出来ません。

これ以上は止めましょう、只の「拉致原理主義者」の戯言かもしれませんので。

まぁしかし、どうせアメリカ様が「あとはご勝手に」と言うのなら、日本としてはそれこそ独自色を強めるしか手はないのかもしれませんね。
朝鮮総連の非合法化を宣言し、北を支援する国内の朝鮮マネーを一掃し、アメリカには核武装とお仕着せのネオリベラリズムからの離反を匂わせ、日本が覚悟を決めた!と国際社会に思わせる事が出来れば、或いは、歯車が好転し出すかもしれません。

あぁでも、アメリカが言ってるのは”オレ様達(中共含む)が決めた軌道の上で”「あとは良きに計らえ」でしたね。無限ループに嵌りそうなんで、これくらいにしておきましょう。


ちょっとしたオマケですけど、作業部会関係の海外ニュースを漁ってたら、こんなのがありました( Talks between Japan and North Korea abruptly canceled by Herald Tribune )。

------------------
Japan has yet to formally apologize to North Korea for its wartime actions - including forcing thousands of Korean women into sexual slavery - because of the lack of diplomatic ties between the two countries.

日本は未だ、二国間の外交関係の欠如のために何千もの朝鮮女性を性奴隷に強要したことを含む戦時行為について、北朝鮮に対して正式に謝罪してません。
-----------------

もう無茶苦茶ですがなっ!、天下のヘラルド・トリビューン紙にしてこの認識。
外交関係、つまりは国交正常化を結ぶと、有りもしない性奴隷への謝罪が漏れなく付いてくると云うことですかな?
中途半端な反論でお茶を濁そうとするから、こうなるんです。典型的な見本です。世界の人々は、日本が”狭義の強制性”を否定して見せたところで余程の専門家でない限り、その意味を理解できません。

河野談話を基本的に継承する=謝罪も継承するとなります。国際社会では、「謝罪」は「全肯定」と等価なんですよ。
今すぐ、河野談話を「全否定」すべきなのは言うまでもありません。

また、記事タイトルは日朝作業部会の午後のセッションが突然取り止めになったことを知らせてますが、これ(日朝作業部会「午後から行わず」北朝鮮が通告)ですね。
理由は不明のようです。また、中止か延期かも定かではありません。

北を此処まで強気にさせちゃったのは一体、何処の何奴なんでしょうね。



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安倍総理が改心しない限り、拉致問題は解決しない


三日ほどのブランクがありましたが、今回の六者協議の結果を受けて保守系のブログが色々と批評しておられるようです。
そんな中で、三輪様のブログでは首長である安倍総理を強く糾弾しないブログを非難しておられたようです(おめでたいな、自称保守達)。筆者のブログでは四連続で六者協議を採り上げていましたし、安倍総理への糾弾もそれ程してませんでしたから、三輪様より非難されても仕方なかったはずですが・・・遠慮しないで拙ブログも叩いて下さって結構ですよ。
と云うのも、三輪様の指摘は口は悪いが全くもって正論だからです。そこを指摘して糾弾しないのは保守の迷妄と揶揄されても仕方ありません。

筆者は今まで安倍政権をなるべく色眼鏡で見ること無しに是々非々で批評してきましたが、こと平壌宣言に関することだけは幾度となく叩いております。
平壌宣言が交わされた正にその時、当時の安倍官房副長官は「この宣言には拉致の文言が入っておりませんから交わしては駄目です」と小泉総理に進言してましたね。
確かに、これにより拉致を”懸案事項”として宣言に盛り込まれた最終形にはなりました。ですが、これは多分に日本側の独りよがりであることは明白であって、拉致そのものが入ってない平壌宣言が如何に北朝鮮によって都合良く解釈されているかは、その後の彼らの対応を観れば明らかでしょう。

その事を当事、一番懸念して熟知していた現安倍総理が、その通りの展開になっていることを無視しつつ、平壌宣言に則った国交正常化を悪しきものとしないのは大いなる変心と取られても仕方のないことなんです。北が思いっきり平壌宣言を無視した行為をやりまくっているのに、ですよ。
安倍総理は総理になったとき、いの一番に、この平壌宣言を破棄して小泉前総理の亡霊を断ち切る必要があったのに、それをせずに最も真似てはならない小泉スタイルを踏襲してしまい、とんでもない足枷を自ら嵌めてしまったわけです。

今回の合意事項(共同声明)は外務省HPに掲載されております(共同声明の実施のための初期段階の措置(仮訳))。日本が北支援に加わらないことは確かに”意志無き外交”から一歩抜け出した歓迎すべき決断ではありますが、同声明Ⅱの4.にあります以下の事柄がそのプラスポイントをすべて帳消しにして更にマイナスにまで凋落させてしまう忌々しいものであることがクリアになってしまいました。

「朝鮮民主主義人民共和国と日本国は、平壌宣言に従って、不幸な過去を清算し懸案事項を解決することを基礎として、国交を正常化するための措置をとるため、二者間の協議を開始する。」

これは2005年9月の以下の同協議共同声明に基づいております(第4回六者会合に関する共同声明(仮訳))。

「朝鮮民主主義人民共和国及び日本国は、平壌宣言に従って、不幸な過去を清算し懸案事項を解決することを基礎として、国交を正常化するための措置をとることを約束した。」
(英訳:The DPRK and Japan undertook to take steps to normalize their relations in accordance with the Pyongyang Declaration, on the basis of the settlement of unfortunate past and the outstanding issues of concern.)

もし、安倍総理が平壌宣言の欺瞞を真に見抜いているのならば、佐々江氏をはじめとした外務省交渉団に、この過去の間違いを正すべく先手を打って然るべきでしたが、それをやらなかったことは取りも直さず、屈辱でしかない平壌宣言の土俵の上で北有利の闘いを宣言していることに他なりません。

拙ブログでは、口を酸っぱくして平壌宣言には拉致問題は含まれてないことを言ってきました。外務省は勿論、宣言にある懸案事項には拉致問題が包含されていると言ってますが、それは上で言及したように只の独りよがりです。
第5回六者会合第3セッションの概要(速報)には、ご丁寧にも「「懸案事項」には、拉致も含まれる。」なんて注釈がしてあるようですけど、原文の何処に”拉致も含まれる”と書いてあるのでしょうか?
(後半に続く)



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今回の六者協議雑感


結局、日本は孤立を怖れず原則を貫き、それ自体は十分に支持できるものの、全体を見渡せば、他国が中途半端な核排除のみで北に支援を行って、少しばかりの体制存続に手を貸す形となってしまった六者協議でした。

それにしてもアメリカは余程、イラン・イラクで精気を吸い取られているのか、殆ど背信行為に近い妥協をやってくれましたね。まぁ、中東問題だけでなく、対話、対話と世論の支持もあってか五月蝿い圧力を懸けてくる米民主党の台頭も脅威なのでしょう。
しかしながら、功を焦ってこんな妥結では、反って北を調子づかせると同時に核プログラムを諦めないイランにも悪影響が出るんじゃないかと思うのですけど、ライス国務長官&ヒル次官補は本当にブッシュの意を受けているのでしょうか。

こうした”ごね得”が通るのなら、いい加減、日本も核武装論議を保有する方向で始めても良いんじゃないかと思いますね。アメリカの対イラン政策にも異議を唱えたりして、アメリカに刺激を与えてやらないといけないかもです。

断言しても良いですが、北は絶対に完全な核放棄などしませんよ。
寧辺はプルトニウム型の核施設でしょうから、こんなものを例えdisableにしたところで国内の未だ知られてない濃縮ウラン型の核施設と豊富にあると云われるウラニウム鉱の処理をどうにかしないことには抜け穴どころの話しではないと思います。
まぁ、北がここら辺りの進行をしくじってボロを出してくれれば、こんな妥協は吹っ飛んでくれるんですけどね。
早速と云うか、北の関係筋は「核兵器は別問題だ」と言ってるようです(核兵器は別問題=北朝鮮筋)。尤も、これも未だ関係筋ですから本格視するようなものではないのかもしれませんけど、あからさまな斜め上解釈でもって自爆してくれると、こちらとしては助かるんですけどね。

一方、中共はこの妥結をどう思っているのか分かりませんが、根回しが在らぬ方向に行ってしまって焦ったことは確かでしょうね。
そして、韓国はと云えば、日本に対して「核放棄の恩恵をタダで与ることは許されない」などとほざいているようですけど、知らんがな!、そんなこと・・・
今後、NHKをはじめとした韓流メディア様が一斉に、「拉致より核の解決の方が先決」と云うサブリミナル効果を醸し出し始めるに違いありません。

兎にも角にも、日本の外交姿勢は何とか面目を保った協議でしたが、今後の作業部会である日朝協議、今度は平壌宣言と云う纏わなくとも良い足枷を自ら嵌めて果てしない旅に出ることになります。
平壌宣言の破棄と徹底した朝鮮マネーの締め上げをしない限り、これからも北土俵の不利な闘いは続くと思います。

本当のブレークスルーをしなければならないのは、他ならぬ日本です。


今日から二泊三日で結石退治に行ってきます。次の更新は早くても日曜日以降となります。今暫くの療養をお許しいただきます。



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原則を貫き通せ


一部に日本がエネルギー供給などの均等分担原則に合意したように報道されてましたが、今のところ、その危険は無いと思います。
別に政府を擁護する気など更々ありませんが、時事通信の報道は千英宇韓国代表の勝手な希望的解釈です。

聯合ニュースを観ると、それがよく分かります(北「核不能化」なら重油100万トン相当を支援、抜粋)。

拉致問題などで消極的な姿勢を示している日本は支援案に提案者として参加しなかったが、北朝鮮との合意後、エネルギー支援などに参加することには意義はないとの立場だという。
これに関連し韓国側首席代表を務める千英宇(チョン・ヨンウ)朝鮮半島平和交渉本部長は、北朝鮮支援の5カ国均等分担原則に意義を示した国はないとした上で、「日本は国内事情のため時間はかかるものの、均等分担原則には問題があるとはみていない。日本が反対する理由はない」と述べている。


誰が勝手に有りもしない日本の立場を代弁してくれなんて頼んだんだよ!、と叫びたくなりますね。まったく、中共だけでなく韓国もどうしようもないですね、自分のところにも拉致されている人がいると云うのに・・・。
また、今朝早くのロイターを観ると、佐々江氏は、日本が(最終)草案に合意可能とするのは時期尚早と述べてます(Key differences resolved in N.Korea nuclear talks、抜粋)。

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"It is too early for me to say the draft is acceptable," he told reporters. His words were echoed by South Korea's envoy.

”私(佐々江氏)が草案を受け入れ可能とするのは時期が早すぎる”とレポーターに伝えた。彼の言動は韓国の特使によって反復された。
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問題は、その後に続いて佐々江氏の言動を反復したのが韓国使節であることです。多分、この人間は千英宇でしょうけど、佐々江氏が言ってもいないことを都合良く歪曲して伝えていることがこの部分から分かろうというものです。

事実、その後に出たヘラルドトリビューンの関連ニュースには、日本の立場に変更がないことをアメリカ側から伝えた記事がありました(Tentative nuclear deal is set with North Korea、抜粋)。

-----------------
Japan has declined to participate in providing oil or aid until it resolves separate issues with North Korea about the abduction of some of its citizens by the North, according to American officials.

アメリカ政府筋に依れば、日本は拉致問題が個別の問題として解決されるまで、油または援助供給(プログラム)に参加することを辞退(拒否)している。
-----------------


まぁ、izaにはそれを纏めた内容が掲載されてますから(首相、拉致問題「具体的進展なし」6カ国協議)、飽くまで現時点では、原則を貫いているようです。

いずれにしても、この最終合意(草案)は前国連大使のボルトン氏が言うように、核の部分廃棄(partially dismantling)に対して与える見返りとしては美味しすぎることに違いはなく、北を更に調子づかせる悪いサインであることに疑いはありません。

日本の立場は勿論、原則堅持であることに何の異論もありませんが、六者協議全体を俯瞰すると、またしても日本が下らない三文芝居に付き合わされていると云うネガティブな感情しか湧きませんね。
これで日本が今後、変な譲歩をやり出したら目も当てられませんけど、何とか採りうるイニシアチブを発揮して欲しいと切に願っております。

取り急ぎ、更新まで。



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南京の真実

テロ支援国家が議長国である矛盾


朝日の記事なので何処まで信用できるのか分かりませんが、アメリカがBDA(バンコ・デルタ・アジア)の凍結資産の内、半分近くを解除するかも?なんてことを日・韓双方に伝えていたらしいですね(北朝鮮口座「1100万ドル凍結解除も」 米が日韓に)。
朝鮮新報もこれに関係してアメリカの約束破りを非難していたようですけど、アメリカが釣り餌として「場合によっては・・・」と条件付けて話した内容辺りを、どうせ北が勝手に脳内変換した結果なんだと思ってます。

とは云え、そういう勘違いの要因を作ったアメリカもアメリカですね。事実、北は一層便乗した要求を突き付けて協議が難航しているわけで、おおよそ”らしくない”妥協策を匂わした時点で如何にアメリカに余裕がないかを物語ってます。

そして、議長国の中共はと云えば、手懐けた国内メディアを使って必死に日本の孤立を演出させ、新華社を使って拉致に拘泥する”日本が悪いキャンペーン ”を張っているわけです。

6カ国協議 「拉致連動なら成果困難」 日本の方針を新華社がけん制
6カ国協議 日本「蚊帳の外」 拉致重視に中韓はけん制

当初、アメリカと中共は北に十分な根回しをしておいたつもりが、いざ蓋を開けたら、それを拡大解釈して暴走する北を宥めるのに躍起になるだけの協議になってしまったというのが今回の六者協議でしょうね。

兎に角、日本は北が折れない形での合意には原則的に賛成すべきではないし、例え、合意するにしても、麻生外相の言うように、北が思いっきり不満を漏らすような極めて限定された間接援助を条件にするべきです(「査察に関わる人員を送り込む」なんてのなら、まぁOKでしょう)。


さて、その中共ですが、BBCを漁っていたら、以下のニュースがありました。

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China 'executes' Uighur activist(中国がウィグル活動家を処刑、抜粋粗訳) 
 
An ethnic Uighur Muslim activist has been executed by China for "attempting to split the motherland", the US-backed Radio Free Asia reports.
Ismail Semed was shot dead in the far western city of Urumqi, capital of the predominantly Muslim Xinjiang province.

(ウィグル族イスラム活動家が祖国分裂を図ったとして中国により処刑された、と米国支援組織フリーアジア・ラジオが伝えた。イスラマイル・セメドは新疆ウイグル自治区の首都、ウルムチ遠西部の町で射殺刑に処された。)

The case has been criticised by rights groups who say the conviction was based mainly on his alleged links to an outlawed separatist movement.

(事件は、その罪状が主に違法の分離独立運動に対する関与疑惑に基づくものであるとする人権グループにより非難されている。)

There has been no word from Chinese authorities on the execution.

(その処刑に対する中国政府当局からの声明は(未だ)ない)
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このニュースは「東トルキスタン情報」にもありました(イスマーイル・セメドが死刑にされ、2月8日の朝刑務所で射殺された)。
中共はチベットのみならず、東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)でも正当な独立運動に対する無慈悲な弾圧を行っています。如何に”自治区”とは名ばかりな区域であるかがよく分かりますね。
おそらく、次はこの人でしょう(「東トルキスタン」テロ容疑者は中国国民 外交部)。

中共の弾圧手法は、この区域の独立を唱えるムスリム(イスラム教信者)を違法な祖国分裂を企てるテロリストと称して迫害するやり方です。
チベットでもそうですけど、これらの人々を国内の平穏を掻き乱すものとして、飽くまで国内問題で対外的に処理するところが非常に狡猾な手法ですね。

チベットと少し異なる部分は、やはりイスラム教との関わりでしょう。
本来、ムスリムに対する弾圧が起きれば他のイスラム国家が黙ってないところなんですが、なかなかそうした声が聞こえてこないのは何故でしょう?
これ、もし日本で処刑はないにしても、ちょっとした差別でも起きようものなら他のイスラム諸国から処刑宣言でも飛び出しかねない行為ですからね。
それでもって、平気で中共は差別どころか処刑をやっても、精々人権保護団体が騒ぐだけで当のイスラム諸国が黙っているのはどう見てもおかしいですよね。

おそらくは以下のような理由が最も確からしいものなのでしょう。長いので引用しませんが、お読みいただけばよく解ると思います。
つまり、中共は自国に向かう刃は断固殲滅するが、同じ刃でも自国に都合の良いところに向く刃には寧ろ支援しちゃいましょう、と云う恐ろしいダブスタが過激で知られるイスラム原理主義者達を黙らしているわけです。

イスラム過激派と結託する中共外交

まさに、中共はテロ支援国家であり、こんな国がテロ国家の北朝鮮を擁護するのは当然のことであって、表向きは議長国として核廃棄を目指しながら、裏では何とか北の我が儘な体制を容認させようと躍起になっているわけです。ただ、今回はちょっと北の我が儘ぶりが過ぎますので、中共としてはどうするのかが見物ではありますが・・・。

こんな国家が何を言おうが、その忠犬メディアどもが孤立を印象操作しようが、日本は少しも怯むことなく毅然と主権国家として拉致問題がある限り、ビタ一文払わない姿勢を堅持していって欲しい、そう思っています。
しかし、現実は余りにも空しく過ぎているのが堪らなく悔しいことですね。



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大枠合意など要らない


開催中の六者協議では案の定、北は調子こいて法外な要求をしてるらしいですが、少しでも早く体裁を繕いたい米・中は大枠合意でお茶を濁して、エネルギー支援の問題等は各作業部会に委ねたい意向のようです。

「見返り」で6か国協議難航、大枠合意へ修正案準備か

今のところ、佐々江氏(日本政府)は原則を貫いて北に自制を求めているようですけど、いつそれに乗ってしまうか分かりません。国内メディアの記事からはどうも嫌な期待値を感ずるので、11日の協議前ですけど、佐々江氏の言動を掲載したBBCニュース(N Korea talks 'stall over energy')から引用しておきます。現時点でも以下は変更されてないことを望んでおります。

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"The gulf between North Korea and us is considerably large, and whether we can fill in the gap solely depends on North Korea," he said.

”北朝鮮と我々の間にある溝は可成り大きく、我々がそのギャップを埋めることが出来るかどうかは単に北朝鮮のみに懸かっている”と彼(佐々江氏)は言った。
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"Although we are going to have discussions today, we are not in a situation where we can be optimistic ... With respect to energy aid, the problem is North Korea has excessive expectations. Unless North Korea changes their expectations, it will be difficult to reach an agreement."

我々は今日も議論を行う予定だが、楽観視できる状況ではない・・・エネルギー支援に関して、問題は北朝鮮が過度な期待を持っていることだ。北朝鮮がそれらの期待を変更しない限り、合意に達するのは困難だろう。
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大枠合意に乗ってしまえば、日朝関係正常化の作業部会で拉致問題を話し合うことになります。これは先にNHKによるインタビューでヒル氏が言っていたことですね。
まぁしかし、大枠合意として北の要求を認めた上に成り立つ作業部会に何の意味があるのか甚だ疑問です、こんなものは只の問題先送りでしょう。
関係正常化なんて云うふざけた名前の作業部会では、きっと、平壌宣言を元にいつもの果て無き平行線になること請け合いです。

そして、その大枠合意を利用して如何に日本から金を出さすかが、他の参加国の目論見でしょうね。中共は勿論のこと、アメリカも最初からそのつもりで日本を六者協議に参加させているのでしょうから・・・一応、佐々江氏はそれをよく承知しているので、疑念を持っているんだと思います。

日本のお金が目当てなのは見え見えなのですから、日本政府としてはそれを内包した形で原則を貫き、孤立を恐れず、強気に出るしかないでしょうね。
「こんな茶番をやるのなら、日本は六者協議から抜けますが、何か?」くらいのことを言っても全く問題がないと思いますよ。
はっきり云って六者協議に日本が満足できるソリューションがあるとは思えませんから、今はただ安易な妥協にだけは乗るな!としか言い様がありません。

取り敢えず、今日の結果を待ちたいと思います。



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NHKの柳澤質問(発言)の方が問題かも?


今日から六者協議ですが、日本政府には是非とも中・朝の望むような安易な妥協には乗らないよう、強い意志をもって協議に臨んでもらいたいものです。
朝日は早速、米朝にはすでに過去の枠組み合意に近い形での妥協が結ばれているようなことを書いております。確かにその懸念はあるにはありますが、アメリカがまさかそこまで”甘ちゃん”ではないことを祈りたいと思ってます。

6か国協議 8日から再開

6か国協議は、去年12月に休会となってから1か月半ぶりに8日午後から北京の釣魚台迎賓館で再開され、議長を務める中国の武大偉外務次官をはじめ、日本からは外務省の佐々江アジア大洋州局長、アメリカのヒル国務次官補、北朝鮮のキム・ケグァン外務次官ら、各国の代表が出席します。
今回の協議で、日本やアメリカは、北朝鮮に対して、ニョンビョンの核関連施設の稼動を停止したうえで封鎖することや、それを検証するためのIAEA=国際原子力機関の査察と監視に応じることなど、核の放棄に向けた具体的な措置を受け入れるよう求める方針です。
また、議長国の中国は、北朝鮮の核の放棄への道筋を示したおととし9月の共同声明を履行するために個別の問題を話し合う作業部会の設置をあらためて提案する見通しで、日本政府は、こう着状態となっている拉致問題を打開するためにも、この1つとして日本と北朝鮮の懸案事項を協議するための作業部会を設置したい考えです。

これに対して、北朝鮮は、見返りとしてエネルギー支援や制裁の解除などを求めてくるものとみられ、北朝鮮の出方によっては協議は難航することも予想されます。今回の6か国協議は、北朝鮮の核放棄に向けた第一歩を踏み出すための合意点を見いだせるかどうかが焦点となります。


上のNHKニュースはすぐに消えるので、WEB魚拓にしてあります。
ところで、そのNHKですけど、一昨日のニュース9では六者協議に先立って日本との調整に来日していたヒル国務次官補に同番組のキャスター、柳澤秀夫氏がインタビューしていた特集が流されたそうです(筆者は見ておりません)。

そのやり取りの中で、番組では流されていないパートに柳澤氏が行ったとされる不可解なインタビュー内容があるとの指摘が2ちゃんねるでスレッドが立ってました。
そのインタビューの内容は米・国務省HP内に掲載されております(Interview with NHK [同時にWEB魚拓も])。問題部分辺りを切り取って、その訳文(拙訳)と共に以下に示します。

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QUESTION:
Do you think that the Japanese Government can't agree with any kind of breakthrough once you get to the upcoming talks without any progress on the abductees issues?

ひとたび、近く開かれる六者協議が拉致問題の進展がない協議となるならば、日本政府は如何なる現状打開策にも同意できないと思われてますか?
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ASSISTANT SECRETARY HILL:
Well, I think everybody knows that the abductee issue is a big issue for Japan, and of course it should be a big issue for Japan. I mean, it's a very shocking thing that people were taken from their daily lives and abducted, with no information for years and years.
So obviously it's a big issue for Japan, and so Japan needs to have a mechanism for dealing with that and figuring out what happened. I think everyone understands that. And if you look carefully at the September 2005 statement, you'll see it's envisioned that there's a bilateral process for Japan and North Korea to begin to deal with their outstanding issues.
And obviously abductions are part of this.

私は、誰もが拉致問題が日本にとって大きな問題であることを知っていると思っています、そしてもちろん、それは日本にとって大問題であるべきでしょう。つまり、人間(市民)が何年もの間、何の情報も無しに日常生活を奪われ、拉致されたことが非常にショッキングなものであると云うことです。
それで明らかに、日本の大問題でしょうから、日本は何が起こったかを解明して、それに対応する仕組みを持つ必要があります。誰もがそれを理解していると思っています。そうして2005年9月の(共同)声明を見ると、それらの未解決の問題に対処し始めるように日朝二国間協議の過程があることが想定されているのが分かります。
そして、明らかに拉致はこの一部を為しています。
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QUESTION:
My friend from the Chinese diplomats, he just mentioned some dissatisfaction over the Japanese Government, you know, insisting on something on the abductees issues.
They just always complain that that's an obstacle for the further progress on the Six-Party Talks. So I see some gaps in the perception between Japan and other countries.
So how can you just persuade the Japanese Government?

私の友人である中国人外交官らは日本政府に対してある不満を述べております、そう、拉致問題に拘泥していることにです。
彼らはいつも六者協議の進展にとって(拉致問題は)障害であると文句を言っております。従って、私は日本と他の参加国間の認識に幾らかの(相当な?)隔たりがあるように見えます。
ゆえに、(このことについて)日本政府をどの様に納得させることができますか?

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ASSISTANT SECRETARY HILL:
Well, you know, I don't know who your friends are in the Chinese Foreign Ministry, but the Chinese Foreign Ministry people I talked to understand that this is a big issue for Japan, and the Japanese Government cannot ignore this issue. So I think the Chinese try to look at these problems with a sense of realism, and the reality is it's an issue. So we'll see what we can do.

そうですね、ご友人の外交官が中国外交部の誰なのかは知りませんが、私が協議している中国外交部の人間は、これが日本にとって大きな問題であることを理解していますよ、日本政府がこの問題を無視できないことをね。中国はこれらの問題を現実的な観点から考えようとしており、現実はそれが問題となっているわけです。まぁ、我々に何が出来るのかがいずれ分かることでしょう。

I think what's important is to try to create a mechanism where you can sit down with the North Koreans. I mean, the Japanese Government can sit down with the North Koreans and begin to have some discussion about this. You know, the Six-Party Talks ? it's a very broad platform, and we can launch several initiatives off of this platform.
There are a number of initiatives, for example U.S.-North Korea bilateral issues can be addressed through the Six-Party process. In fact, if we can get through denuclearization, and if we can get that implemented and moving forward,we can also look at the very important task for the Korean people, on the Korean Peninsula, to see how they can begin to deal with the problem of replacing the armistice with a peace treaty.

重要なのは北朝鮮(人)との対話の仕組みを作ろうとすることでしょうね。つまり、日本政府が北朝鮮(人)と席を同じにして、これ(拉致問題)について議論をし始めることです。六者協議とは非常に広範な枠組みであり、我々はこの枠組みから幾つかの取り組み(個別協議のこと)を発足させることが出来ます。
多様な取り組みがあります、例えば米朝二国間協議なら、六者協議を通して対処可能でしょう。事実、非核化を為し得れば、そしてそれを実施し、前進することが出来るのであれば、我々は朝鮮(韓)半島の韓国人にとって非常に重要な課題を検証することも出来るのであって、彼らは休戦条約を講和条約に差し替える問題に対処し始められることが分かるようになります。


So I think the Six-Party process is intended to be a broad platform to deal with many elements that have contributed over the years toward instability in this part of the world.

従って、私は、六者(協議)のプロセスが、世界のこの地域において何年かに渡って不安定に向う原因となっている多くの要素を解決するための広範な枠組みとなるように意図されているものと、考えております。
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訳が下手くそで分かりにくいかもしれませんが、大意は掴んでいただけると思います。
問題部分は、強調してある質問らしいです。
柳澤氏には複数の中共外交官のお友達?がいるらしく、氏は彼らの言い分を利用して日本と中共をはじめとした他の参加国間との”(拉致問題での)すきま風”を言及し、ヒル次官補に、「貴方(つまりアメリカ)はこの隔たりを日本政府にどう納得させるのか?」と問うているわけです。

う~ん、これが「売国NHKめ!」とまで云えるのか?、ちょっと判断し難い部分はありますね。
中共の本音というか、六者協議に対する考えは飽くまで核放棄であって、余計な、つまり障害とも云える拉致問題を余り強調して主張してもらったら困るというのが確かにあるでしょう。それを最大限に考慮して見れば、このことを表現するために、柳澤氏は敢えてお友達の言い分(本当に言ってるのかどうか分からないが)を用いたとも考えられます。

まぁしかし、わざわざ知り合いを利用してまで言及せずとも、「中共の本音はこうではないか?」と自分が肌で感じた雰囲気を表現すれば言い様に思えます。ヒル次官補には上手いこと皮肉られてますしね(そんな奴知らねーよ!とね)。
それに、一番の問題は、やはり「how can you just persuade the Japanese Government?」でしょうね。
何で?アメリカが日本政府を説得(納得さ)せにゃならんの、ですね。ここで、「persuade」と云う言葉を使うことは確かに変で、何かの意図を勘ぐられても仕方がないと思います。何かの意図とは・・・六者協議に於いて拉致問題に拘るのは止めよとアメリカに厳命させたいとの思惑です。

もし、その意図が柳澤氏にあったのならば、完全に日本の報道人として、いや一人の日本人として情けない行為でしょう。
本来なら、協議内で孤立する雰囲気があるのならば、その説得は北朝鮮にこそ向けられる
問い掛けです・・・「how can you just persuade North Korea to solve the abductee issue?」と問うべきなんです。
そこをそうせずに、日本政府としたことは上記のように中共の代弁をしたのか、それとも「persuade」の誤用なのかは分かりません。

前段の質問である「ひとたび、近く開かれる六者協議が拉致問題の進展がない協議となるならば、日本政府は如何なる現状打開策にも同意できないと思われてますか?」を見ると、柳澤氏は「拉致問題の解決がない限りは制裁を緩めることはない」と云う政府方針に対して結構な不快感をもっているように見えますから、ヒル次官補が当たり前の返答をしたことに対し、その焦りから後段に続く質問をした可能性があります。

いずれにしても、NHKのような公共放送の記者として、また日本を代表してインタビューする人として、可成り偏った質問の仕方であることには変わりなく、同じ柳澤でも柳沢厚労相以上の問題発言(質問)であるように思えます。
いい加減に日本のマスコミは政府のやり方を理解して協力せよ!!と云うことです。


今日はちょっと結石が温和しいので、愚考をアップしました。



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総連への追及はどこまで為されるのか


最近、定期的に入れられている朝鮮総連へのメス、確かに非常に結構なことだと思います。摘発される毎に、次から次へと連鎖的に北に対する資金源としての総連の役割が明らかになってきているのでしょうね。

朝鮮総連北海道本部を捜索 ジンギスカン店主ら逮捕へ  

札幌地検と北海道警外事課は5日、数千万円を脱税したとする所得税法違反などの疑いで、札幌市のススキノにある有名ジンギスカン店「だるま」や同店経営者が幹部だった在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)北海道本部、朝鮮総連系の在日本朝鮮人北海道札幌商工会など約10カ所の捜索を始めた。

 経営者や商工会幹部ら計4人を取り調べ、容疑が固まり次第逮捕する方針。  

札幌地検は脱税した金が総連を通じて北朝鮮本国に流れていた可能性もあるとみて調べる。警察当局も北朝鮮に関係する金をめぐる事件を積極的に摘発する方針を示しており、兵庫県警が昨年12月から今年1月にかけ、兵庫県商工会幹部らを税理士法違反の疑いで逮捕している。

 関係者によると、経営者らは札幌市中央区のススキノにある本店と支店のジンギスカン店2店の売り上げを少なく見せ掛け、数千万円を脱税した疑惑が持たれている。商工会幹部は無資格で税理士業務を引き受けた上、経営者から寄付名目で多額の金を受け取っていた疑いがある。

 札幌国税局の告発を受け、同地検が調べていた。捜索には同国税局も加わっている。

 ジンギスカン店は、雑誌などに頻繁に紹介される老舗で、近年のジンギスカンブームの草分け的な存在。


脱税と云えば、総連系のパチンコ、サラ金等には一体いつになったらメスが入るのかな?、こちらの方が金額としては莫大だと思うのですけど、果たして・・・。
こうした周辺部からの攻勢はどんどんやるべきではありますが、いわゆる末端のみを幾ら潰しても、それは中心に座る巨悪を叩く前哨戦でしかなく、それをやらない限り、警察庁及び政府の本気度は見えてきません。それに、拉致幇助という最大の闇が未だ控えてます。

北は次回の六者協議で1993年に行われた米朝枠組み合意に似たふざけた要求をする様な雰囲気ですけど、アメリカはどう出るのでしょうか?
この誤った路線に(どうなるのか分かっていて)再び乗ってしまうのか、それとも、それを蹴って、裏で軍事制裁をちらつかせながら強硬路線を強化するのか・・・今、後者を予想するのは親米派にも少ないのではないでしょうか。
困ったことです。

翻って日本は今のところ、拉致問題に基軸を置き、あくまで制裁を緩めることはないと言っているようですけど、楽観は出来ませんよね。
他の参加国が核問題で一致を見たとき、日本だけが拉致を理由に駄々を捏ねているように見えるようにマスコミ等も操作するでしょうし、何よりも、未だにあの平壌宣言を破棄しない生煮え姿勢ではそう疑われても仕方ありません。

朝鮮労働党機関誌である労働新聞が以下のことを真顔で主張するのは、明らかに平壌宣言の一方性を物語っているわけです。

「拉致問題で過去清算を回避」労働新聞が日本批判

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は4日、日本が拉致問題を取り上げていることについて「過去の清算を回避するための卑劣な術策だ」と強く主張した。

 同紙は、先ごろ西欧4カ国とフィリピンを歴訪した安倍晋三首相が先々で拉致問題を取り上げ北朝鮮制裁と圧力の国際化を画策したとし、「すでに解決済みの拉致問題で、世界各国を騒いで回っている」と批判した。過去に日帝が朝鮮とアジア各国で犯した罪の歴史を隠ぺいし清算を回避しようという陰険で凶悪な思惑が隠されていると指摘している。
日本の狡猾(こうかつ)で不快な行動が朝鮮人民の日本に対する憤りや復讐(ふくしゅう)心を激発させていると述べ、こうした卑劣な策を直ちに中断すべきだと力説した。


「すでに解決済みの拉致問題」と云うのは明白に一方的な主張ではあります。しかしながら、平壌宣言をよく読むと分かりますが、我々がどう思おうと彼らにしてみれば今の日本は明白にこれに違反していると思われても仕方がない内容です。
だからこそ、北がミサイル乱射や核実験を行ったときにキッパリと無効化しておくべきだったのです。
この宣言を擁護する連中は話し合いの糸口を摘まないとか、もっともらしい理由を云いますが、これをベースに行う話し合いは必ずや上のような「過去の清算」の枕詞が付くことになり、日本側が有利な俎上に乗ることはまずありません。

本当の交渉は北が根を上げたときに初めて為されるものですから、その為に日本政府は六者協議の結果に惑わされず、平壌宣言を破棄し、北への最大の援助メカニズムであるパチンコ、サラ金業界にメスを入れて粛々と制裁の段階を強める必要があります。

彼ら、総連への締め付けに対しては、今のところ、国内の異常に分かりやすい北親派海外の北絡み団体が非難の声を上げているに過ぎませんが、上記を行うことはそれとは比較にならないほどの抵抗があるものと考えられます。
云ってみれば、日本が戦後、積み重ねてきた負の歴史が一挙に攻撃してくることでしょうね。

それを考えると悲観的にならざるを得ませんが、きっと、これをやらない限り、日本国民の大多数の望む拉致問題の解決は為し得ないような気がします。

この先の総連への捜査は、これらの日本の覚悟を図る一種のバロメーターになることでしょう。



筆者は何を隠そうストーンホルダー(結石もち)でありまして、ここのところ、それが悪さをしでかしてるせいか(その痛みで)落ち着いて仕事が出来ません。
そんなわけで、近いうちにこの憎き石野郎を破壊すべく作戦行動に出ますので、ブログ更新の方も暫し途絶えるかもしれません(要は衝撃波破砕等の施術を行います)。

忘れ去られないよう早期の再開を心懸けますので、今しばらくの休養をお許しいただきます。



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