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残念ながら日本政府には未だ覚悟がない


筆者は何度も最近の愚考の中で北に核弾頭搭載技術は無いと言っております。
おそらく、その一端を示すのではないかと思えるニュースがまた一つ報道されました。

核関連機器の調達試みる 北朝鮮、チェコで

チェコ通信などは13日までに、北朝鮮が昨年、チェコから核兵器関連機器の調達を試みたが、同国の情報機関が阻止していたと報じた。
核兵器の小型化に関係する機器というが、詳細は不明。報道によると昨年、北朝鮮企業の社員でかつ政府機関の職員がチェコを訪れ、通常兵器と核兵器の双方に使用可能な機器を購入しようとした。失敗すると北朝鮮側は第三国経由での購入も試みたが、計3度にわたり阻止されたという。
チェコは原子力関連資機材・技術の輸出管理によって核不拡散を目指す多国間組織「原子力供給国グループ(NSG)」(日米など45カ国)に参加している。
チェコ政府は、北朝鮮の核実験を受けた国連安全保障理事会の制裁決議に基づき、北朝鮮への輸出管理を一層強めているという。


北がチェコから核関連機器の調達を試みたのが昨年ですから、何とか早く小型爆縮装置の開発を成功させようとしていたことが分かります。とは云え、チェコからさえも調達できず、さらに今まで一度たりとも起爆に成功していない小型装置での核実験に踏み切る訳がないと云うことです。
ですから、10.9に行われた地下核実験はまず間違いなく従来の大型爆縮装置(弾頭搭載不可)によるものだったと云うことになります。
加えて、ここ数年の制裁効果によって、過去に起爆に成功したはずの大型装置も粗悪品だった関係上、ものの見事に爆発規模は予定の1/30でした。つまり大失敗だったわけです。

ですから、日本政府がアメリカ等と一緒になって「核問題」を前面に出し、殊更制裁云々を叫ぶことは反って制裁理由に余り拉致問題を出したくない政府の免罪符になっているようで仕方ありません。
日本政府は確かに拉致問題も制裁理由に入れてますが、まだまだお座なりというか形だけというか、腰が引けた対応しかやってないように思います。これはNHKへの命令放送に何ら具体性がないことにも現れています。もはや売国性が確定的なNHKや他のマスメディアの狡猾なすり替え批判によるものもあるでしょうが、日本政府のやり方にも特定失踪者問題調査会との連携がとれてない時点でお座なり感は否めないところです。

産経新聞編集委員の大島信三氏のブログ、「大島信三のひとことメモ」のエントリー(政府もメディアも冷たかった)を拝読していて、”日本政府にはまだまだ覚悟がないな”と上のように思ってしまいました。
松本京子さんが17人目の拉致被害者に認定される可能性が高まったのは、当然ですがとても良いことです。しかしながら、今頃感があることも事実で、警察庁がほぼ確定的な証拠を掴みながらも何故に今まで放置したのか?と云う問題が明るみに出てきた背景を観ると、政府の何処か腰の引けた対応に何か相当、後ろめたい事実を隠していることが読み取れます。

この記事だけでなく、早大教授の重村氏も朝鮮総連と政治家のズブズブな関係が拉致問題解決の大きな障害になっていることを再三に渡って述べられています。
有名どころでは”野○広○”なんてもいますが、他にも当時、相当数の腐れ外道政治家がこうした当確の疑惑をもみ消したことは間違いのないことでしょう。
筆者は日本政府の覚悟を表すバロメータには以下の三つがあると思っています。

一、朝鮮総連を中心とした関連団体への措置
一、平壌宣言の取扱い
一、拉致の疑いの非常に濃い特定失踪者への対応


勿論、上から順に”解体に至らしめるような徹底介入”、”完全なる破棄”、”相当数の拉致被害者認定断行”を行うことが最高度の覚悟を示したときです。
日本政府は核問題に名を借りた制裁を始めましたが、上の三つに対しては未だに具体的な措置は行っていないようです。
此処に政府の深い闇があるようです。
おそらく、上の三つ、とくに朝鮮総連への徹底介入を行うと政権が転覆するくらいの大怪我を負うことになるのでしょう。上のような腐れ政治家どもの殆どは政権与党である自民党議員だからでしょうね。

頼りのアメリカは北の六者協議復帰に何を約束しているのか、分かったものではありません。南朝鮮や中共、ロシアに至っては端から期待など出来ません。
つまり、今の核問題に便乗した制裁等では拉致問題は解決できないと云うことです。

上記事項を行うことは、過去の北との関係が明るみに出てしまうことに繋がりますから壊滅的なダメージを受けることになるやもしれません。
それで全てが雲散霧消と化してしまう怖れはあります。がしかし、誰かが喉の奥底に詰まったゴミを排除しないことには、いずれは窒息死することになります。日本政府はそれを覚悟してでも真摯に過去の闇と向き合って欲しい。
政府の真摯さが国民に伝われば、きっと国民は分かってくれるものと思います。
その決断をしたとき、拉致問題が大きく解決に向けて動く、そんな確信を筆者はもっています。




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特定勢力に配慮した放送をするNHKや民放に報道の自由を叫ぶ資格があるのか!


タイトルに言いたいことが凝縮されてますのでこれ以上、何か書いてもしょうがないのですが、余りにアレなんでもう少し・・・

「報道の自由」から派生して「編集の自由」、非常に便利な言葉ですね。
中共や朝鮮総連の恫喝に屈して、彼らに都合の悪いニュースを流さないのも「編集権の問題」に口出しするな!の一言で片が付きます。

そもそも「自由」とは何によって担保されているのかと云った根本を忘れてはしませんか。
連中(放送屋)は条件反射のように国家による統制を嫌いますが、少しは、自由とは国家による庇護があるから保証されているものだと考えて欲しいですね。

それは奇しくも、拉致被害者に何故?「自由」が無いのかを考えれば一発で分かることです。国家の庇護が届かぬ、非道なる山賊どもに未だ囚われの身になっている方々を救い出すために協力することの何処に「報道の自由」への侵害があるのか?
この問題を都合良く「報道の自由」という次元にもっていき、日本の(公共)放送局として当然の義務を有耶無耶にすることを恥とは思わない下劣さ、これに全ては集約されます。

何度でも言いますよ、恥を知れ!!

日経ブロードバンドニュースの中で牧内という編集委員は言うに事欠いて、「この機会(命令放送)に政府のNHKへの影響力を強めたいとの見方もあるようだ。」だと邪推かもと断っての上だが宣ってました。
識者面して偉そうに宣うのは結構ですが、元を質せばただの「瓦版屋」の分際で何様になったつもりでしょうか。開いた口が塞がりませんよ、全く!
NHKに限らず、日本のマスメディアにはこんな低劣な似非識者しかいないのでしょうか。
誰一人として、「これは報道の自由云々の問題ではない、日本のマスメディアの責務として政府や民間の拉致被害者救出活動に協力することは当然のことである。そしてこれは命令される前に自主的にやるべきことでもある」とは言わないことの方が筆者にとっては恐いことです。


特定失踪者問題調査会代表の荒木氏はご自身のブログで今回の命令放送に関して、かなり控え目な形で何度もコメントされておられます。筆者としてはもっとNHKの態度を非難しても良いのではないかと思ったりしますが、当事者としてこれは致し方ないことなのかも、と思うと同時に具体的なところにも言及されていますので、最新のものを一部引用させていただきます。

「放送命令」答申について

「命令」という言葉の本来の意味からすれば、国際放送の中に一定の時間を確保し(不可能なら時間を延長しても)、政府の責任で番組を作成し、放送させるべきでしょう。
例えば総理や官房長官が、政見放送のように直接マイクを通して拉致被害者に語りかけ、「必ず救出します」と呼びかける政府広報のような放送を確保すれば、きわめて大きな効果を上げることができるはずです。
それは北朝鮮にいる被害者のみならず、国際的にも大きなアピールになりますし、国民も力強く思うでしょう。


また、以下のようにも述べられています。

それより今、具体的に拉致被害者のために放送を活用するには、現在北朝鮮では十分に聞こえない朝鮮語国際放送の時間、周波数、送信出力などを見直して、北朝鮮で、隠れて聞きやすくすることが重要です。
現在の第二放送(中波)利用なども考えられるのではないでしょうか。


これらは大変重要な提言です。
とくに、政府の責任者(できたら安倍総理)が直接マイクを握りしめて拉致被害者に政府の覚悟を語りかけることは非常に力強い心の支えになるはずです。
NHKよ、筆者や心ある人達から真心の受信料が欲しいのなら耳かっぽじってよ~く聞くように!

こうした放送を自主的に行うことが、今まで数々の反日勢力の恫喝に屈してきたあなた方の責任の取り方の一つだということを一刻も早く認識するべきです。


来週頭まで更新しないつもりでしたが、昨今の「命令放送」報道が余りにも事の本質から逸脱してましたので、一言、愚考を述べさせていただきました。

: 追記

現在、ブログランキング政治部門でトップを走っておられる極右評論様がこの問題にアプローチされています(報道の自由と同胞無視の独善志向)。

アクセス数でも拙ブログとは異なり、桁違いに多い極右評論様で報道の良心を忘れたNHKをはじめとしたマスメディアを正当に批判することは非常に大きな効果があります。特定勢力に配慮して同胞救出に及び腰になり、加えてそれを「報道の自由」にすり替えて逃避行に走るマスメディアに怒りの声を上げねばなりません。



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シュレディンガーの安倍猫に踊らされる右派に左派


昨日、更新が滞りますなんて書いた手前、まぁスルーしようかと思ったのですが・・・

「侵略戦争」だの「植民地化」だの「台湾独立不支持」だの、果てには「村山談話」継承を手みやげに会談(日中、日韓)するなんて報道を見て、可成り頭に血が上ったので真に今、書き込もうとしている自分がいるわけです。
しかし、産経ソースの方を見ると、折れかけているのは中共側とか書いてあるし、どうも日中会談に関しては、多分に読売も含めて左派メディアと外務省筋の朝貢派が連んで意図的に情報攪乱している感があるように思います。
それでちょっと落ち着いて、今こうして書いています。

まぁこれも安倍総理の意図がまるで「シュレディンガーの猫」のように、存在するのかしないのか分からない曖昧模糊なものであることと関係があるのでしょうか。
昨日も述べましたように、国の最高責任者ともなればある程度の妥協は致し方ないことは理解できますし、70%を誇る支持率があれど基盤も緩いうちから強い主張が出来ないことも分かります。
ですが、村山談話云々は中・韓が日本を隷属させるための呪文みたいなものです。安倍総理がいくら靖国参拝とは別物と言おうが、彼らにとっては「村山談話を尊重します」と言った瞬間に、またこれでその矛盾を突っつくネタを貰ったぜ!としかならないわけです。
どっちに転んだって彼らは日本を攻撃するしかないわけですから、それならばと、安倍総理は早々に「シュレディンガーの猫」の状態を確定した方が後々に惨禍を残すことは少ないのではないかと思うわけです。
そこのところ、中央日報の記事はいいところ突いてましたね(安倍首相、アジア圏外交主導権「失くした5年」取り戻す、末文抜粋)。

安倍、ブーメラン当たることも=日本では「いちばん先に得をするが、結局後で最大の損害を受ける人は安倍首相」とも分析されている。
靖国問題に対する明確な言及なしに首脳会談をする場合、国内支持率は上げることができるが、その後、靖国に行かなければならない状況が生ずれば韓国、中国との関係悪化の責任が安倍首相に集まるからだ。これ以上靖国参拝をしない場合にも「韓国と中国に止められた」という保守層の非難に直面することがある。
日本のある議員は2日「靖国に対する『曖昧な戦略』が韓国、中国との会談を成功させたかもしれないとしても、将来もっと大きな災いをもたらす可能性がある」としている。


日本のある議員とは誰でしょうか。「曖昧さはより大きな災いをもたらす」、この意図はよく分かりませんが、言葉尻としてはその通りかと思います。

いずれにしても、まだ結果が出たわけではありません。
総理への批判は”会談終了後に屈辱宣言を読む胡錦涛や盧武鉉の傍らに黙って佇む安倍さんの姿”を見てからでも遅くないでしょう。
今は少なくとも、安倍さん、ちょっと読みと姿勢に甘さがありませんか?程度に抑えておきます。
何か今となっては懐かしいことですが、小泉さんがおかしな挙動をとったときに、何とか信者さん達が「これにはきっと深い意味があるのだ」などと言ってその策士ぶりを無節操に誉め称える・・・そんなことだけはしないつもりです。
仮に安倍総理が本当の策士だったのなら、それはそれで結構なことなだけであり、それを読めなかった筆者がバカなだけで済みます。


また、日本にとって暗雲らしきものが一つ。そうです、国連事務総長です。
潘基文(バンギムン)のおじさん、調子扱いて変なこと言っているようです。

<インタビュー>国連事務総長確実の潘基文長官

次期国連事務総長当選をほぼ確実にした外交通商部の潘基文(パン・ギムン)長官は3日、聯合ニュースとの電話インタビューで「期待に沿えるよう最大限努力し、わが国の国益拡大と外交のすそ野を広げていけるようにしたい」と抱負を語った。(後 略)


この人、事務総長になろうってのに国連の意味、分かってます!?
わが国の国益拡大」なんて最も公平・中立を誓わねばならない国連の親分が言うべき言葉ではないですよね。
2ちゃんねるで誰かが言ってましたが、この内定は逆に韓国の国際的信用の失墜を狙ったものだ、というのも強ちデマではないかもしれませんね。
「えっ?そんなもの最初から無いじゃん」って・・・まぁそれについては言及しません。
尤も、事務総長になるんなら、国連分担金の延滞だけはきっちり落とし前つけとけ!というのには激しく同意です。
これから、このおじさんの言動や行動を注視する必要があります。反日行動もさることながら、気を付けなければならないのは対北朝鮮でしょうね。

ちょっと最後は「笑韓ネタ」みたいになってしまいましたが以上です。
では仕事に戻ります。



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お天道さま内閣


実は今回の組閣で一番注目していたのは文科大臣でした。

官房長官も誰になるのか?気になるところではあったんですが、塩崎氏の可能性が有力になったことと(笑)、首相直属の補佐官の存在度がアップされることを併せて、段々と興味の対象から外れていきました。塩崎氏には、本来の官房長官職としての調整役を上手くこなして欲しいと思っています(筆者はこの人のことを似非保守だと思ってますので)。

伊吹文科大臣良いですね、さすが中川(酒)政調会長の親分だけのことはあります。
しかし第一報を聞いたときは、はぁ?なんて思ってしまいました(失礼)。伊吹会長は中川(酒)氏が党三役に就いたことを良く思ってなく、オレの立場は?、なんてことを懸念しているとの報道が在ったものですから、ケツの穴の小さい奴だなぁ、程度に考えてました。
でも、ちょっと違ってました。安倍総理の教育改革への本気度が伺えます。
筆者は文科大臣には山谷えり子氏が適任だと思っていましたが、文科官僚の反発、調整の面を考えると、ここは大臣としては「老壮青」のうち、ベテランの「老」が適任でした。
そして、安倍総理は山谷氏もしっかり実務面で処遇して直属補佐官としてましたね。
安倍総理、伊吹文科相、下村官房副長官、山谷首相補佐官、高市少子化担当相と、教育改革への最強の布陣が揃いました。可成り期待できると思うのですが、如何でしょう?
どこまでやってくれるのか、見守りたいと思います。

伊吹文科相は就任記者会見で、お天道さまや世間さまを例に出して、教育と云うものの本質を語っておられました。
「お天道さまや世間さまに顔向けできないような人間にはなるんじゃないよ」は日本独特の言い回しです。確かに、世界を見渡しても同様な意味の言葉はあるでしょう。ですが、「お天道さま」と云う表現は、日本の古来からの文化や伝統、価値観をもって育んできた規範を凝集したような真にユニークな言葉です。
確か、質問を発した記者は教育基本法改正に鑑み、教育に「国家」を持ち込んではいまいか?と問うていたと思います。この記者には大臣の言われた言葉の意味が多分、理解できてないでしょうね。しかし、筆者には言わんとすることの意味が非常に良く理解できました。

「いつ、誰が国家の統治機構を愛せなどと言った!?、我々はただ、このような素晴らしい文化や伝統をもった日本という国をもっと好きになってくれ、と言っているに過ぎないんだよ」とね。

なかなか良い大臣だと思いました。

最後に・・・中川(女)幹事長、松岡農水相、冬柴国交相よ、
呉々も「お天道さまに顔向けできないこと」だけはするんじゃないよ、と言っておきます。



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最近の保守台頭を街宣右翼擬きにラベリングする愚


元拉致議連会長の石破茂氏の口から、最近、拉致問題関連の発言を聞く機会がないですね。
確か、一国だけの経済制裁には反対の立場だというのは聞いたことはあるんですが、最近の北朝鮮情勢や拉致問題に対してどの様にお考えなのでしょうか。
少し話題になっている毎日記事「愛国心:どうなる日本-私の視点/11 声高に言う人間は信用しない /鳥取」を読んでみて、あぁこの人も以前にネット上で拉致問題支援者達を分断させた”先鋭化”とやらを憂いて、運動からちょっと遠ざかちゃった人なのかなと思いました。

この記事は毎日によるものなので、それっぽいバイアスが有るのかもしれませんが、概ね石破氏の考えは分かりました。
氏はこの中で、愛国心を「そもそも、育てようとして育つものでなく、元々あるものだ。」と仰ってます。これ、どうなんでしょうか。それこそ、そもそも、何故?愛国心を教基法に盛り込まなくてはならなくなったのかを意図的に暈かしてませんかね。

石破氏は自然と愛国心を育まれる環境に育ったのかもしれませんが、現代っ子の殆どがそう云う環境にないことは氏自身も後に続く文章で「今では鳥取の自宅周辺でも少なく、国旗が風呂敷売り場で売られているのを知らない人も多いだろう。」と仰っているではないですか?
こうなった理由は、両論併記もせずに偏った歴史観でもって教育を行ってきた教師とその教師に教わってきた親たちに多分の責任が在るのではないかと思っています。
だからこそ、教基法に愛国心を盛り込まなくてはならない事態にまで発展したのだと思いますが・・・如何か?
誰がこうしたことを熱狂的な「ヒトラーユーゲント」にまで発展させようとしてますか?
そんな奴はぎゃあぎゃあと騒音を放つ街宣右翼以外見たことありません。

もう一つは、「最近は、自民党内の若い議員を見ても、怖い。過去の戦争を「すべて正しかった」と考えていて、頭は大丈夫かと疑いたくなる。」との発言です。
いったい全体、そんな事言う若手議員は誰ですか?、ネットウヨ(筆者も?)と称される人だってそんなこと言う人は超希ですよ。
少なくとも、筆者はあの時の日本人の精神性が全て間違っていたのか、全て否定して良いのか、と言っているに過ぎないと思っているのですけど。

このようにして、愛国心の強制はけしからん!とか言う人たちは、一部にいるのかいないのか、よく分からない街宣右翼のような極端な思想をもつ人々に、最近の保守を一律にラベリングして危険だ!キケンだ!と誇大宣伝をしているだけのような気がしますが、考え過ぎですかね。
中道中立を気取るのも結構ですけど、それが反って相対する偏向思想の助力になっていることに気を遣って貰いたいと思います。



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東京裁判の呪縛度から観た総裁三候補


ここのところ,ちょっと忙しくなってきまして時事ニュース等の詳細を追い切れてませんでした。
それで今日は妙に大袈裟なタイトルとは裏腹に底浅な党総裁候補討論会(9/11,日本記者クラブ)についての感想を述べてみたいと思います。
自民総裁選:安倍氏の歴史認識、論戦の焦点にも 

先の大戦の歴史認識をめぐり、安倍晋三官房長官の主張が明確さを欠いている。植民地支配と侵略に「痛切な反省」と「おわびの気持ち」を表明した95年の村山(富市)首相談話には必ずしも肯定的ではないが、アジア諸国の反発を考え、発言は慎重になっている。戦争に対する評価を避けることで当面はしのぐ方針とみられるが、首相の歴史認識は外交姿勢に大きな影響を与えるだけに、総裁選の論戦で大きな焦点になりそうだ。

 安倍氏は11日、日本記者クラブ主催の党総裁候補討論会で、谷垣禎一財務相から「村山談話は侵略戦争と認めているが、どう考えるか」と問われ、「歴史的に内外に発表した文章で、その精神はこれからも続いていく」と述べた。

 3候補のうち谷垣氏と麻生太郎外相は中国との戦争について、それぞれ「侵略戦争だった」「侵略と言われてもやむを得ない」と明言。安倍氏は「侵略」との表現を避けており、渋々といった雰囲気が漂った。

 一方で、安倍氏は「個々の歴史の事実などの分析は本来は歴史家に任せるべきだ」と強調。戦争自体の評価は歴史家に委ねるべきだとの持論も重ねて強調した。

 昨年10月の官房長官就任前まで「日本は歴史問題について公式に20回以上謝罪を表明している。(過去の歴史に向き合っていないとの)中国の批判は当たらない」などと訴えてきた。7日の記者会見では「多くの国々の国民に対し、大きな被害を与えた、傷跡を残した。そうした事に対して、率直な反省の中で、平和で民主的な国を造ってきた」と述べたが、先の大戦は「過去の問題」というのが本音に近い。

 また、谷垣氏が72年の日中国交正常化の際、中国側が日本の戦争指導者と一般国民の責任を分けて考えることで賠償請求を放棄したとの歴史的経緯を指摘したことについては「文書は残っていない。国交正常化は交わした文書がすべてだ。日本国民を二つの層に分けることは中国側の理解かもしれないが、日本側は皆が理解していることではない」とも訴えた。

 ただ、中国が小泉純一郎首相の靖国神社参拝を問題視したのは、戦争を指導したA級戦犯が合祀(ごうし)されているから。両者を区別しない安倍氏の発言は、中国の反発を招く恐れをはらんでいる。


忙しいとは云いつつも,例の小林よしのり氏のサピオ関連話題を追っていた関係上,この毎日記事における三氏の発言の一端に,果たして東京裁判の呪縛は有るのか無いのかというのが気になりました。

サンフランシスコ(SF)平和条約,11条に関する筆者の考えを一言で述べるのは難しいのですが,敢えて言えば,単なるリンチでしかない東京裁判を日本国に公的に,そして強制的に認めさせるための楔の一種だったと思っています。
これは連合国側が決めた戦犯と称する人達を自分達の承認無しで勝手に赦免,減刑しちゃいけませんよという制約条項でしょう。だったら,今や日本には連合国の云う戦犯はいないわけですから,この11条は四回目(1955年)の戦犯釈放等に関する決議をもって用済みになっているはずです。

なお,公式(法的)には,服役中のいわゆるA級戦犯は減刑であって赦免ではなく,また刑死等の死亡者については何れの手続きも執られてはいないそうです。まぁどちらにしても国内法的には戦犯はいませんし,たとえ法的には上記措置であったとしても,これらを国民感情的に名誉回復とする解釈に筆者はもちろん異を唱える気はなく,それを支持いたします。

参議院議員吉岡吉典君提出日本の戦争犯罪についての軍事裁判に関する質問に対する答弁書
衆議院議員野田佳彦君提出「戦犯」に対する認識と内閣総理大臣の靖国神社参拝に関する質問に対する答弁書

ですから,個人的には諸判決だ,いや裁判そのものだと云う議論はどうでも良いと思っています,まぁ「一切の手続きを排除した諸判決のみを受諾した」に見なしたいという気持ちはありますが・・・。
そもそも,東京裁判は裁判としての体を為してないでしょう。事後法の遡及というおおよそ法理念を無視した訴追方法といい,見せ掛けだけの弁護人の設置といい,大川周明ではないですが,まさに皮肉を込めてコメディみたいなもんです。そんなものを否応なしに認めさせられた,でなかったら,独立できなかったわけですからね。そして,それはもう終わったわけです。
勿論,連合国の処断した罪自体は残存しているでしょう,しかし日本国から観れば,元々,罪なんてものは何の立件もされていませんし,我々がそれ自体やそれにまとわりついてくる歴史観に苛まれる必要などありません。

小林よしのり氏はこのような東京裁判に拘泥した歴史観を呪縛と捉えているのでしょう。ただ,氏がサピオで言った「講和条約11条の件でデマを流している」はやはり言い過ぎでしょうね。「11条の件」が「諸判決」を「裁判」と言い換えることを示すのなら,デマというのは間違いです。少なくとも,日本政府は公式には「裁判」と言っているわけで,一応,異なる解釈が可能なものを誤謬と呼ぶのはおかしいことになります。
講和条約11条から派生した歴史観を打ち砕いていこう!」なら大賛成ですが・・・・多分,氏が言いたいことはそういうことなのだと好意的に解釈しておきましょう。
尤も,「11条の件」が「いつまでも戦犯がいるかのように吹聴する」とか「中・韓には11条に文句をつける権利があるかのように吹聴する」とかなら,デマ度は高くなりますがね。



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稲田朋美議員には,やはり侠気?がある


この方(稲田朋美氏)はいつか拙ブログで採り上げようと思っていました。
昨年の衆院選挙で数少ない小選挙区での勝利をものにしたにも拘わらず,何故か?マスコミに採り上げられる事の無かった優秀な(と筆者は思っています)弁護士さんです。あの時は同じく小選挙区で当選した「元ミス東大」とやらばかりが採り上げられ,もっと注目してやらんかい!っと思ったものでした。
しかし,時が経つに連れて「元ミスなんちゃら」やらより活動が目立つようになってきて,最近ではマスコミにも良い意味で登場するようになったことは嬉しい限りです。
やはり,太刀筋そのものが違うのでしょうか,今では「伝統と創造の会(伝創会)」という,真正保守の集まりを代表する方になっておられ,精力的に活動されておられます。先(8/15)の靖国でのスピーチも非常に良かったと思います。

ただ,この方は靖国神社に参拝しだしたのがほんの数年前とか,皇統の重要性に気付くのが遅れたとか,といった一種の勘の鈍さがありますので左派連中からは,よく揶揄されているところをネットでは見かけます。担当している裁判があの「百人斬り訴訟」というのもあるのかもしれません。何しろ,ネットには南京事件がメシより好きな連中が掃いて捨てるほどいますので,そんな関係上,どうも突かれることが多いようです。
筆者が知ったのも,「百人斬り訴訟」を扱ったチャンネル桜の番組上でした。サヨリベの多い法曹界にもこんな凄い右派がいたのかと思いました。
大事なのは今,何を為すべきか,為しているかですよね。

稲田氏は安倍氏や山谷えりこ参院議員の助力で国会議員になる決意を固めた関係上,一貫して安倍側の議員だと思われていたのですが(実際そうですが),今回の総裁選では麻生氏支持を表明して,同氏の推薦人になっておりました。ちょっと意外だったですね(以下,産経記事抜粋)。
  【麻生太郎候補】

 津島派 三原朝彦  丹羽・古賀派 鈴木俊一、太田豊秋(参)、松山政司(参)

 山崎派 原田義昭  伊吹派 西川京子、椎名一保(参)

 高村派 江渡聡徳

 旧河野派 鈴木恒夫、森英介、岩屋毅、松本純、浅野勝人(参)

 無派閥 鳩山邦夫、戸井田徹、稲田朋美、遠藤宣彦、鍵田忠兵衛、馬渡龍治、○鴻池祥肇(参)

尤も,安倍氏の推薦人はそれこそ断るくらいいるでしょうから,敢えて一年生議員の稲田氏が名乗りを上げるほどのものではないと思います。しかし,つい先月29日には安倍氏を支援する「立ち上がれ!日本 ネットワーク」主催のシンポジウム討論に堂々と参加されていたようですので,事の善悪ではなく,政治家として気まずいものはないのかなぁと思ったりもします。
それでちょっと調べてみました。
麻生さんはネットでこそ安倍さん以上の支持がありますが,一般的に,また政界勢力的には何しろあの河野Gですから非常に貧弱なイメージがあり,筆者なんかは当初,ちゃんと20人の推薦人を集められるのか?なんて思ったりもしました。
同じく,麻生氏の推薦人になっている馬渡龍治氏のブログを覗いてみると,鳩山邦夫元労相の掲げる「自然との共生」の理念に麻生氏が賛同し,構想に採り入れてくれたので,推薦,選対委員長になったとの記事がありました。馬渡氏は「伝創会」のメンバーで稲田氏とはよく行動を共にしておられるようですから,その関係が多少はあったのかもしれません。同ブログではこんな事も述べてありました。
5日前、私のところに一回生の議員から電話がかかってきました。「新人議員で安倍支援の会を立ち上げるので出席してほしい」という内容でした。
私はここ最近の異常な“安倍支援”の売り込み合戦に辟易としていたので、はっきり断りました。なぜいちいちグループになって支援を表明しなければならないのか。支持するのであれば投票用紙に名前を書けばいいだけのことだと思うのです。
論功行賞で、なにかいい役につきたいと思っている人たちが、安倍さんにアピールしようと本当に賑やかです。ひょっとしたら、安倍さんだって「もういいかげんにしてよ。そんなにわけるポストはないよ」と迷惑に思っているのかも知れません。

これと同じようなことを稲田氏も思われたのかもしれませんね。



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特別掃海隊戦死者-合祀基準問題


最近,滅多に見ることのなくなった金曜版NEWS23を偶々見たら,朝鮮戦争時の特別掃海隊犠牲者(戦死者)の靖国合祀問題について特集してました。
朝鮮戦争が勃発したのは1950年ですが,その年,米軍の要請により秘密裏に海保の機雷掃海艇が半島に向けて出動した時,北朝鮮元山沖で触雷,乗組員だった中谷坂太郎氏が殉職されました(特別掃海隊についてはここに詳細があります)。番組には坂谷氏のお兄さんの藤市氏がビデオ出演されていました。

今更,NEWS23が何故,このケースを報道したのかは,拙考をお読みの方なら重々承知しておられるでしょうから,それに触れることはしません。
この問題は今後の靖国神社のあり方にも大きく関連しますので少し愚考を述べてみたいと思います。

四つ前のエントリーに”鎮霊社に纏わる分祀・分遷論”というエントリーを挙げましたが,そこで「週間アカシックレコード」を参照して先細りしていく靖国の将来を案じました。アカシックさんでも論じていた靖国の財政問題を回避する策の一つとして,”自衛隊員殉職者の合祀”は心情面から云っても賛同できるものです。亡くなった中谷氏は海保隊員ですが,自衛隊員に準ずるとして同カテゴリーに分類しても問題はないでしょう。

しかしながら,靖国神社の合祀基準は変遷はあるものの非常に厳格です。「陛下のために国難に殉じた日本国民」の一点です。
おそらく,靖国側の判断は朝鮮戦争時における行動について,「占領下での米軍の要請」という点に難色を示したものであると考えます。実際の回答は「太平洋戦争(大東亜戦争)までの戦死者に限る」だったそうです。多分,前者を換言したものと考えますが,これでは言葉足らずでしょうね。
これはSF講和条約締結(1951年)をもって戦争終結とする定義に反しますので,この言葉だけでは,いわゆるA級戦犯の方々の合祀にも整合性がなくなってしまいます。もう少し,熟考した回答を靖国側は用意した方が良かったのではと思います。
余談ですが,先のNHK終戦特集で「A級戦犯の刑死は終戦後だから戦死とは云えないのでは?」と質問した評論家の保阪正康氏が,答えた所功教授の「いいえ,戦死です,講和前(占領中)は戦争状態であるとSF条約に書いてあります。」の一言で撃沈したのが非常に痛快でした。

翻って,中谷氏側から観れば,「国にために亡くなったのだから」という理由にも十分な妥当性があると思います。たとえ,占領下の米軍の要請であろうと直接には国の命令で極秘任務に就かれた中谷氏の心情を察すれば,このように解釈することは至極当然でしょう。

靖国側の論理(理由説明は拙いが)と中谷氏側の論理の双方に妥当性があるので,これは非常に難しい問題であることは確かです。
靖国側も心情的には,おそらく合祀してあげたいのは山々でしょうね。でもそれを認めてしまうと他の問題が雪崩のように襲いかかってくる,例えば,「靖国に勝手に合祀されたのを取り消せ」とか「他の殉職者(PKO活動中に亡くなった方や警察官)を自動的に合祀しなければならなくなる」等の問題です。
これらは後者を除いて本問題とは多少フェーズの異なる話しですが,文句を言ってくる人達にとっては関係ありません。とにかく,靖国反対論者にとっては「蟻の一穴」が欲しいわけですから。こうした複雑な問題があって靖国側も判断したのだとは思います。

考え方を変えて靖国の将来を考えれば,筆者としては許容範囲の拡大も考慮しなければならない時が来たのかなと思います。財政問題を鑑みても,将来は靖国側も国家護持を望んでいるように見受けられます。筆者は現状での国家護持には反対ですが,靖国の尊厳を決して汚さない形での国家護持でしたら賛成します。先に靖国神社は,国家護持のために譲れない三点を発表しました(毎日記事,今はリンク切れ)。松平元宮司もこれより前に,以下のように三点を述べています(「誰が御霊(みたま)を汚したのか」より)。

1.まず,日本の伝統の神道による祭式で御霊をお慰めする。これが一つです。
2.第二に,神社のたたずまいを絶対に変えない。
3.第三に,社名を変えない。

前者の現靖国の発表もこれとまったく同義でした。つまり,その中には合祀基準のことは書いてありません。
国家護持を睨んだ戦略という意味においては,靖国神社も上のような合祀基準の弾力的解釈もその範疇に入れた方が国家護持後の議論(国会等)もやり易くなるのではないかと思います。皆様はどうお考えでしょうか。

(参考URL)

海保戦死者合祀問題(大石英司の代替空港)
「戦後の戦争~遺族にとっての靖国合祀~」
特別掃海隊 非軍人1200人を動員
中谷坂太郎(檀君 WHO's WHO) 



↑合祀基準の弾力的解釈に賛成の方はクリックをお願い致します

安倍氏の出馬宣言


安倍氏の政権構想骨子が以下のように発表されました。

安倍氏が正式出馬表明 総裁選へ政権構想発表

(前半略)

安倍晋三官房長官が1日発表した政権構想「美しい国、日本。」の要旨は次の通り。

 【政権の基本的方向性】
 ▽新たな時代を切り開く日本にふさわしい憲法の制定
 ▽開かれた保守主義

 ▽歴史遺産や景観、伝統文化などを大切にする 
  ▽家族の価値や地域のあたたかさの再生 
  ▽教育の抜本的改革 
  ▽民間の自律と、過度の公的援助依存体質からの脱却
 ▽日本の強さを生かした積極的貢献

 【具体的政策】 
  ▽政治のリーダーシップを確立
 一、政治家を政策決定の責任者として、官邸主導の政治リーダーシップを明確化。
 一、21世紀にふさわしい行政機構の抜本改革・再編を行う。 
  一、定員削減や能力主義導入など公務員改革を断行。
 ▽自由と規律でオープンな経済社会
 一、小さく効率的な政府の推進。
 一、イノベーション活用で幅広い産業の生産性を向上。
 一、税と金融で中小企業を強力にバックアップ。
 一、誰もがチャレンジ、再チャレンジできる社会の実現。
 一、道州制ビジョンの策定で地方分権、行政スリム化を推進。
 一、財政を確実に健全化。経済成長を前提に歳出改革に優先取り組み。消費税負担の在り方など中長期視点から総合的な税制改革の推進。
 ▽健全で安心できる社会の実現
 一、年金、医療、介護、社会福祉の一体的見直しを実施。
 一、社会保障番号の導入や徴収一元化の検討。
 一、学校、教師の評価制度の導入。
 ▽主張する外交で「強い日本、頼れる日本」
 一、「世界とアジアのための日米同盟」を強化させ、日米双方が「ともに汗をかく」体制を確立。
 一、開かれたアジアにおける強固な連帯の確立。中国、韓国など近隣諸国との信頼関係の強化。
 一、拉致問題、核・ミサイル問題など北朝鮮問題の解決を目指す。
 一、世界貿易機関(WTO)体制推進と同時に、自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)の積極的活用により、アジア太平洋地域での共同体形成を強力に推進。 
  一、世界において責任ある役割を果たす国になる。人道復興支援、大量破壊兵器拡散防止など平和構築への積極貢献と人材育成。 
  一、官邸における外交・安全保障の司令塔機能を再編し強化。
 ▽党改革・新たな責任政党のビジョン
 一、候補者選定における公募・予備選挙の活用を徹底。
 ▽「戦後レジーム」から、新たな船出を
 一、21世紀の日本の国家像にふさわしい新たな憲法の制定に向けて取り組む。
 一、国連常任理事国入りを目指す。


21世紀に相応しい新たな憲法の制定,開かれた保守主義の意味がよく分かりませんでした。
もしかして現憲法の破棄→自主憲法の制定を目指してくれるのかな?,それなら大賛成ですけどね。国民投票法案さえ未だ議論されてない以上,改正よりも破棄の方が手続き上は現実的ではないですかね(別に筆者は維新政党・新風の党員でもなんでもありませんが,賛同できる部分は多いです)。
来年の参議院選挙で圧勝すれば,さらに現実味がアップするし,負けたら負けたで解散して信を問えばいいですしね。寧ろ,それくらいの強烈な意志でもって左翼が狂い出す程の過激さが欲しいところではあります・・・一応言っておきますが,これは筆者の妄想ですから。
開かれた保守主義というのはもっと理解できません。
戦後,ずっと閉じられてきた伝統的保守を取り戻すという意味なら理解可能ですし,賛同できます。でもそんな雰囲気ではないように思えますしね。その意味を問いただしたいところです。

まぁしかし,その辺りの覚悟が無いようでは拉致発覚以来,唯一?「拉致問題、核・ミサイル問題など北朝鮮問題の解決を目指す。」を政権公約に入れた決意が泣くのではないかと思いますが,如何でしょうか。
憲法問題より,まずやらねばならないことは「国民を取り戻すこと」,これが出来なければ全ては砂上の楼閣でしょう。

後ですね,サラッと「例大祭若しくは4/28(主権回復記念日)には靖国神社に公式参拝しますが・・・何か?」くらいは入れておくのも一考だったと思いますよ。

きれい事を言うつもりはありません。
この程度のことを言って総理になれないのを怖れているのなら,ここまで変になってしまった日本を変えることなんか出来ません。小泉さん以上の独裁者と云われる名誉(不名誉?)を重んじて下さい。

安倍氏に対して,以前にはあった期待感というものが消えつつあるのは,どうも”ある種の弱さ”を感じたからに相違ありません。総理への現実味が増すほどに反して降下していった力強さを,どう取り戻していくのかが安倍政権のキーポイントでしょう。
すでに,こうした弱さに付け入ってくる輩が続々と出てきてますよね,あれは無論,勝ち馬に乗るということもあるでしょう。しかし,それよりも,その弱さを利用して政権をコントロールしてやれといった思惑の方が強いのではないでしょうか。
中川秀直・・・彼は危険ですよね。媚特亜にして典型的な利権政治屋タイプ,おまけに媚米の可能性すらあるデンジャラスな男。彼の影響力を安倍氏はどうやって抑制するのか,或いは言いなりか。判断の難しいところです。

本当はもっと色々と言いたいことがあるのですが,上手く纏まらないので,最後は現実的に・・・まずはお手並み拝見といきましょうか。

(Supplement)

妄想ついでに・・・以下,希望人事です。

官房長官: 中川(酒) or 麻生
外相: 麻生(留任) or 高市早苗 or 櫻井よしこ(民間人)
経産相: 平沼(復党)
防衛庁長官: 西村眞悟(無所属だから可能,でもほぼ現実味なし)
法相: 稲田朋美
文科相: 山谷えり子(参院) or 稲田朋美
総務相: 古屋圭司(復党,筆者地元の選挙区)
拉致問題担当相(新設): 西村眞悟(無所属だから可能,でもほぼ現実味なし)

後はよく分かりません。ただ,いわゆる主張のブレる政治家は要りません。
後,カルトがうるさい場合には行革担当相にでもしておけばいい,文句言うなら直ちに追い出せ!
それと,オリンピック担当相は必要性をまったく感じませんので悪しからず。それよりも上の拉致問題担当相領土問題対策相を新設した方が国益上,有益です。



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安倍氏の言う「志」とは意志なのか,それとも単なる目的か


今夕のニュースには一斉に安倍氏の出馬表明と政権構想が流されるでしょう。
現時点で報道されている安倍氏関連のニュースは以下の通りです。

自民総裁選:安倍氏「志も定まった」午後に出馬正式表明へ(毎日)
“本命”安倍氏、今夕に総裁選立候補を表明へ(産経iza)
安倍氏「志定まった」・総裁選出馬で今夕会見(日経)
安倍氏、1日夕に正式出馬表明 自民党総裁選(朝日)
安倍氏が政権構想、出馬表明で「主張する外交」訴え(読売)

上のどれもが今朝の会見で安倍氏の言った「この1年間、果たして総理、総裁たる資格があるか、自問自答してきた。いよいよ志も定まったということで、本日、決意表明したい」を採り上げてます。まぁそれは当たり前のことなんですが,「志」とは何なのでしょうか。
単なる目的,やりたいことが定まったと云うことでしょうか。「志」とは「こころざし」ですからある目的を達成するための「強い意志」を表明しているのでしょうか。或いはそんなに捻くらずとも,両方を意味しているに決まっているのでしょうか。

安倍氏の既に表明している「目的」はどれもご立派なものばかりです。安全保障,外交といった国の根幹に絡むものは親米的要素は強いものの,現状では仕方がなく,「まぁ良いんじゃない」とは思います。また教育面において,今までやたらに増殖してしまった「個の重視」を「公の重視」へ転換を図ろうとする方針も支持できます。
そういえば,「再チャレンジ法案」なんてのがありましたが,これはこの際,除外します。

問題はこうした立派な政権構想をどの様に,またどれ位の意志をもって達成しようとするのかです。筆者にはそれがどうも安倍氏から余り伝わってこないような気がして仕方ありません。
例えば,いつまでもまとわりついてくるカルト政党がありますね。彼らはこんな事言ってますよ。

公明 運動方針で改憲見解明示

公明党は、今月30日に開く党大会で、向こう2年間の運動方針を決定することにしており、この中で、憲法改正についての見解を明らかにすることにしています。
それによりますと、「現行憲法は高い評価を得ており、その理念を堅持・発展させていく」ことを確認したうえで、環境権などを念頭に、「新たに必要とされる理念を加え、現行憲法を補強する、いわゆる『加憲』が適切だ」としています。
そのうえで、今後、加憲・憲法に加える対象について、「自衛のために必要最小限度の実力組織として、自衛隊を保持することを妨げない規定を明確にすべきかどうか」や「積極的な国際貢献を行うことを宣言する規程を追加すべきかどうか」をあげています。
また、すべての法律や命令などが憲法に適合するかどうかを判断する権限を持つ憲法裁判所を設置すべきかどうかも検討するとしています。


安保・外交は憲法改正が大きく絡む問題ですが,実質的に彼らをどうするおつもりなんでしょう。しかも,環境権などという,そこいらのプロ市民がほざくレベルのリバタリアンな思想を振りまく連中ですよ。あぁそれと教育基本法の改正でも大いに邪魔をされたのも記憶に新しいですね。
また,自民党内部にもおかしなのがいますよね。例えば,二階,古賀,中川(秀,または女?)の人権擁護法案三羽がらす。こうした,おおよそ安倍氏とは思想の異なる連中をどう処理するのか。特に,中川氏は安倍氏のブレーンですからね。

勿論,「私は此奴らの言うことには耳を貸しません」と公言してくれることを望んでいるわけではありません。
上に挙げた目的を完遂するための数々の関門を彼(安倍氏)はどの様にくぐり抜けるのか?,或いはその意志があるのか?を今後の具体的な政権構想から見定めたいと思います。

What kind's is the "" which you say ?
Is it a strong will or the ordinary aim ?
 



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