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アーカイブ: 2006/09

東京裁判の呪縛度から観た総裁三候補


ここのところ,ちょっと忙しくなってきまして時事ニュース等の詳細を追い切れてませんでした。
それで今日は妙に大袈裟なタイトルとは裏腹に底浅な党総裁候補討論会(9/11,日本記者クラブ)についての感想を述べてみたいと思います。
自民総裁選:安倍氏の歴史認識、論戦の焦点にも 

先の大戦の歴史認識をめぐり、安倍晋三官房長官の主張が明確さを欠いている。植民地支配と侵略に「痛切な反省」と「おわびの気持ち」を表明した95年の村山(富市)首相談話には必ずしも肯定的ではないが、アジア諸国の反発を考え、発言は慎重になっている。戦争に対する評価を避けることで当面はしのぐ方針とみられるが、首相の歴史認識は外交姿勢に大きな影響を与えるだけに、総裁選の論戦で大きな焦点になりそうだ。

 安倍氏は11日、日本記者クラブ主催の党総裁候補討論会で、谷垣禎一財務相から「村山談話は侵略戦争と認めているが、どう考えるか」と問われ、「歴史的に内外に発表した文章で、その精神はこれからも続いていく」と述べた。

 3候補のうち谷垣氏と麻生太郎外相は中国との戦争について、それぞれ「侵略戦争だった」「侵略と言われてもやむを得ない」と明言。安倍氏は「侵略」との表現を避けており、渋々といった雰囲気が漂った。

 一方で、安倍氏は「個々の歴史の事実などの分析は本来は歴史家に任せるべきだ」と強調。戦争自体の評価は歴史家に委ねるべきだとの持論も重ねて強調した。

 昨年10月の官房長官就任前まで「日本は歴史問題について公式に20回以上謝罪を表明している。(過去の歴史に向き合っていないとの)中国の批判は当たらない」などと訴えてきた。7日の記者会見では「多くの国々の国民に対し、大きな被害を与えた、傷跡を残した。そうした事に対して、率直な反省の中で、平和で民主的な国を造ってきた」と述べたが、先の大戦は「過去の問題」というのが本音に近い。

 また、谷垣氏が72年の日中国交正常化の際、中国側が日本の戦争指導者と一般国民の責任を分けて考えることで賠償請求を放棄したとの歴史的経緯を指摘したことについては「文書は残っていない。国交正常化は交わした文書がすべてだ。日本国民を二つの層に分けることは中国側の理解かもしれないが、日本側は皆が理解していることではない」とも訴えた。

 ただ、中国が小泉純一郎首相の靖国神社参拝を問題視したのは、戦争を指導したA級戦犯が合祀(ごうし)されているから。両者を区別しない安倍氏の発言は、中国の反発を招く恐れをはらんでいる。


忙しいとは云いつつも,例の小林よしのり氏のサピオ関連話題を追っていた関係上,この毎日記事における三氏の発言の一端に,果たして東京裁判の呪縛は有るのか無いのかというのが気になりました。

サンフランシスコ(SF)平和条約,11条に関する筆者の考えを一言で述べるのは難しいのですが,敢えて言えば,単なるリンチでしかない東京裁判を日本国に公的に,そして強制的に認めさせるための楔の一種だったと思っています。
これは連合国側が決めた戦犯と称する人達を自分達の承認無しで勝手に赦免,減刑しちゃいけませんよという制約条項でしょう。だったら,今や日本には連合国の云う戦犯はいないわけですから,この11条は四回目(1955年)の戦犯釈放等に関する決議をもって用済みになっているはずです。

なお,公式(法的)には,服役中のいわゆるA級戦犯は減刑であって赦免ではなく,また刑死等の死亡者については何れの手続きも執られてはいないそうです。まぁどちらにしても国内法的には戦犯はいませんし,たとえ法的には上記措置であったとしても,これらを国民感情的に名誉回復とする解釈に筆者はもちろん異を唱える気はなく,それを支持いたします。

参議院議員吉岡吉典君提出日本の戦争犯罪についての軍事裁判に関する質問に対する答弁書
衆議院議員野田佳彦君提出「戦犯」に対する認識と内閣総理大臣の靖国神社参拝に関する質問に対する答弁書

ですから,個人的には諸判決だ,いや裁判そのものだと云う議論はどうでも良いと思っています,まぁ「一切の手続きを排除した諸判決のみを受諾した」に見なしたいという気持ちはありますが・・・。
そもそも,東京裁判は裁判としての体を為してないでしょう。事後法の遡及というおおよそ法理念を無視した訴追方法といい,見せ掛けだけの弁護人の設置といい,大川周明ではないですが,まさに皮肉を込めてコメディみたいなもんです。そんなものを否応なしに認めさせられた,でなかったら,独立できなかったわけですからね。そして,それはもう終わったわけです。
勿論,連合国の処断した罪自体は残存しているでしょう,しかし日本国から観れば,元々,罪なんてものは何の立件もされていませんし,我々がそれ自体やそれにまとわりついてくる歴史観に苛まれる必要などありません。

小林よしのり氏はこのような東京裁判に拘泥した歴史観を呪縛と捉えているのでしょう。ただ,氏がサピオで言った「講和条約11条の件でデマを流している」はやはり言い過ぎでしょうね。「11条の件」が「諸判決」を「裁判」と言い換えることを示すのなら,デマというのは間違いです。少なくとも,日本政府は公式には「裁判」と言っているわけで,一応,異なる解釈が可能なものを誤謬と呼ぶのはおかしいことになります。
講和条約11条から派生した歴史観を打ち砕いていこう!」なら大賛成ですが・・・・多分,氏が言いたいことはそういうことなのだと好意的に解釈しておきましょう。
尤も,「11条の件」が「いつまでも戦犯がいるかのように吹聴する」とか「中・韓には11条に文句をつける権利があるかのように吹聴する」とかなら,デマ度は高くなりますがね。



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稲田朋美議員には,やはり侠気?がある


この方(稲田朋美氏)はいつか拙ブログで採り上げようと思っていました。
昨年の衆院選挙で数少ない小選挙区での勝利をものにしたにも拘わらず,何故か?マスコミに採り上げられる事の無かった優秀な(と筆者は思っています)弁護士さんです。あの時は同じく小選挙区で当選した「元ミス東大」とやらばかりが採り上げられ,もっと注目してやらんかい!っと思ったものでした。
しかし,時が経つに連れて「元ミスなんちゃら」やらより活動が目立つようになってきて,最近ではマスコミにも良い意味で登場するようになったことは嬉しい限りです。
やはり,太刀筋そのものが違うのでしょうか,今では「伝統と創造の会(伝創会)」という,真正保守の集まりを代表する方になっておられ,精力的に活動されておられます。先(8/15)の靖国でのスピーチも非常に良かったと思います。

ただ,この方は靖国神社に参拝しだしたのがほんの数年前とか,皇統の重要性に気付くのが遅れたとか,といった一種の勘の鈍さがありますので左派連中からは,よく揶揄されているところをネットでは見かけます。担当している裁判があの「百人斬り訴訟」というのもあるのかもしれません。何しろ,ネットには南京事件がメシより好きな連中が掃いて捨てるほどいますので,そんな関係上,どうも突かれることが多いようです。
筆者が知ったのも,「百人斬り訴訟」を扱ったチャンネル桜の番組上でした。サヨリベの多い法曹界にもこんな凄い右派がいたのかと思いました。
大事なのは今,何を為すべきか,為しているかですよね。

稲田氏は安倍氏や山谷えりこ参院議員の助力で国会議員になる決意を固めた関係上,一貫して安倍側の議員だと思われていたのですが(実際そうですが),今回の総裁選では麻生氏支持を表明して,同氏の推薦人になっておりました。ちょっと意外だったですね(以下,産経記事抜粋)。
  【麻生太郎候補】

 津島派 三原朝彦  丹羽・古賀派 鈴木俊一、太田豊秋(参)、松山政司(参)

 山崎派 原田義昭  伊吹派 西川京子、椎名一保(参)

 高村派 江渡聡徳

 旧河野派 鈴木恒夫、森英介、岩屋毅、松本純、浅野勝人(参)

 無派閥 鳩山邦夫、戸井田徹、稲田朋美、遠藤宣彦、鍵田忠兵衛、馬渡龍治、○鴻池祥肇(参)

尤も,安倍氏の推薦人はそれこそ断るくらいいるでしょうから,敢えて一年生議員の稲田氏が名乗りを上げるほどのものではないと思います。しかし,つい先月29日には安倍氏を支援する「立ち上がれ!日本 ネットワーク」主催のシンポジウム討論に堂々と参加されていたようですので,事の善悪ではなく,政治家として気まずいものはないのかなぁと思ったりもします。
それでちょっと調べてみました。
麻生さんはネットでこそ安倍さん以上の支持がありますが,一般的に,また政界勢力的には何しろあの河野Gですから非常に貧弱なイメージがあり,筆者なんかは当初,ちゃんと20人の推薦人を集められるのか?なんて思ったりもしました。
同じく,麻生氏の推薦人になっている馬渡龍治氏のブログを覗いてみると,鳩山邦夫元労相の掲げる「自然との共生」の理念に麻生氏が賛同し,構想に採り入れてくれたので,推薦,選対委員長になったとの記事がありました。馬渡氏は「伝創会」のメンバーで稲田氏とはよく行動を共にしておられるようですから,その関係が多少はあったのかもしれません。同ブログではこんな事も述べてありました。
5日前、私のところに一回生の議員から電話がかかってきました。「新人議員で安倍支援の会を立ち上げるので出席してほしい」という内容でした。
私はここ最近の異常な“安倍支援”の売り込み合戦に辟易としていたので、はっきり断りました。なぜいちいちグループになって支援を表明しなければならないのか。支持するのであれば投票用紙に名前を書けばいいだけのことだと思うのです。
論功行賞で、なにかいい役につきたいと思っている人たちが、安倍さんにアピールしようと本当に賑やかです。ひょっとしたら、安倍さんだって「もういいかげんにしてよ。そんなにわけるポストはないよ」と迷惑に思っているのかも知れません。

これと同じようなことを稲田氏も思われたのかもしれませんね。



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皇室典範改正論議の仕切り直しに賛成

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新宮さまのご誕生で永田町界隈では皇室典範論議から一歩も二歩も退くような傾向が出ているようですが,筆者はこれを機に「第二次有識者会議」を再始動した方が良いと思います。

安倍長官、皇室典範改正論議は仕切り直し

次期総理確実の安倍氏は先の有識者会議(第一次偏向識者会議のことです)の報告書に法的拘束力は無いと明言してますし,来年の国会にもこの報告書のまま提出する気は無いようですので,ひとまずは安心とはいえ,現実には不敬を承知で申し上げれば,未だ正統な枝は一本しかないわけです。この正統な枝を増やす努力を,出来ることなら早目に話し合っておくことは非常に重要なことだと思います。
筆者自身は現報告書など完全に白紙撤回しても構わないと思っておりますが,一度は何であれ,形成されたものを安倍氏がぶち壊すことが可能かということと,世論のほぼ半数は女系容認であったことを考えれば,一挙に白紙に戻すことは強烈な反発を受けかねません。

ですから,ここは前有識者会議の議論結果を詳細にカテゴリー分割して,一つ一つに対しての適・不適を議論していく第二次有識者会議を作ればよいのではないかと思っています。その際には前の轍を踏まぬよう,結論ありきの識者を連れてくるのではなく,男系派と女系派を公平に選択しなければならないでしょうね。
また,場合によっては現皇族のご意見をお聞きする機会を作る必要もあるでしょうし,男系の意義や女系とは何を意味するのかと云った国民への啓蒙活動も頻繁に行えば良いと思います。要するに殆どがクローズドだった前有識者会議と正反対の行動を取れということです。

とくに啓蒙活動は重要でしょうね。今でも,おそらく女性天皇と女系天皇の区別がついていない人は多いと思いますよ。これがまさに前有識者会議の結果を容認してしまった原因であることは確かなことです。その証拠に,マスメディアが渋々?その区別を報道するようになったことに反比例して,初期の世論調査から時間が進むにつれて徐々にではありますが女系容認派が減少しましたよね。

【正論】日本大学教授 百地章 親王ご誕生で先ずは為すべきこと

百地先生のご意見に賛同いたします。
前有識者会議の「歴史と伝統を意図的に除外した議論」は論外ですが,百地先生の云われる「現憲法を偏向して利用した議論」もこれまた論外ですね。
まぁこの会議は最初から女系容認という結論があったわけですから,こうせざるを得なかったというのが正解でしょうが・・・


上記の啓蒙活動に関してですが,テレ朝が懲りもせず,可成り無理のある印象操作をやってました。
これはまたも,ワイドスクランブルという番組ですが,意図的に女系容認を増やすような選択肢でアンケートの採取を行っていたものです。
選択肢は二つで,天皇として認めるものを一つは「男系男子のみ」にして,もう一つは「女性天皇を認める」です。そして,「女性天皇を認める」は女系天皇を含むですよ,おかしいでしょ。
これでは「女性天皇は容認するが,女系は認めない」人の選択肢が無いですよね。選択するとしたら,後者しかないわけですから,自ずと「女性天皇を認める」のパーセンテージが上がるという寸法です。テレ朝はこれを知っていてワザとやったことになります。
結果は以下の通り。

男系男子のみ34%
女性天皇を認める66%

しかも,単純な電話番号による二者択一だったにも拘わらず,「愛子さまに天皇陛下になっていただきたい」との意見もありましたとキタ。そして,これに同調したゲスト達が女系容認を前提とした話しを始め,それで締めくくる。見事な連係プレーで逆に感心してしまいましたよ。捏造ではないかもしれませんが,少なくとも「イカサマ」ではありますね。
詳しくは,以下の「ようつべ」や2ちゃんのスレッドをご覧になって下さい。

テレビ朝日 世論操作 アンケート
【また朝日か】ワイドスクランブル、皇室典範改正問題でイカサマ緊急電話アンケート


先に啓蒙が大事と言いましたが,こんなことではメディアには期待できそうもありませんね。やはり,これからは草の根運動が大切です。
ちょうど,小林よしのり氏もネット保守の意義を認め出したことでもありますし。

ということで,久々に一番下に「旧宮家復籍キャンペーン」の詳細を載せます。これはすでに殆ど完成していますし,ご存じの方もすでに多いと思いますが,他のことも可成り大きいことが進行中であります。今からでも全然遅くありませんので,賛同いただけます方は”てっく”様(下記リンク)の方へご連絡いただけますと幸いです。



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《 旧宮家復籍キャンペーンについて 》
拙ブログをご覧いただいている皆様方におかれましては既にご存じのこととは思いますが,「Let's Blow! 毒吐き@てっく」様の呼びかけにより,有志一同が昨今の皇室典範問題を鑑み,”旧宮家復籍キャンペーン”を行う予定であります.これにはすでに50名以上の心ある有志の方々が賛同,ご助力を願い出ておられます.
世界に類例のない万世一系の日本の皇統を護持するためには旧宮家の皇籍復帰が不可欠です.我々のような名も無き人間が皇統のすばらしさを広く世の中にお知らせするには草の根で地道に活動する以外に方法はありません.
広報・啓蒙活動はフラッシュムービーストリーム動画等を使って,それを皆様にご覧いただき,お考えになっていただくというスタイルを取る予定と聞いております.
現況に依りますと,動画等を置くサーバーの初期費用や維持管理費用が思いの外,かさむために資金的に十分とは云えない懸念が生じております.発起人のてっく様のご負担を少しでも軽くするためには,今以上のご助力をお願いするしかありません.引き続いての皆様方のご協力,ご援助をお待ちしております.

  ↓てっく様によるエントリーです(新着順)↓

祝 親王殿下のご誕生

  • 2006.09.06 Wednesday
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祝! 親王殿下(皇孫殿下),ご誕生

本日,午前8時27分,秋篠宮紀子妃殿下におかれましては,ご無事に親王殿下をご出産あそばされました。

何よりも,母子共にご無事だったのが嬉しい限りです。妃殿下の手術も無事に終了したようです。
親王殿下の体重は2558gと標準よりお小さかったそうですが,十分に生育される37週目に入っており,とくに心配はないとのことです。

偶々,速報を見ていたものですから,ついでに各TV局のテロップを比べてみました。まぁ予想通りというか,どこも親王殿下とは表現してなかったですね。

男児→TBS,フジ
男の子→日テレ,テレ朝
男のお子さま(何故か後に男児に変更)→NHK

別にだからどうだということではないですが,男児はちょっとっねとも思います。NHKでは皇室では男のお子さまを「親王」と呼びますとは解説してましたが,すぐに皇室典範改正に話しに入ってましたね。暫くは奉祝一色でも良いんじゃないかなと思うんですけど。

何はともあれ,秋篠宮両殿下 本当におめでとうございます。

紀子さま、男児をご出産(読売)
紀子さま、男の子出産 41年ぶり皇位継承者(朝日)
紀子さま、男のお子さまご出産(産経iza)

>今回の男児誕生で、秋篠宮家の皇族費は年間で305万円増額(男女とも増額)され、5490万円となる。 by 朝日

なんでもいいですけど,朝日はいつも一言多いですね,今後の秋篠宮家の皇族費なんて書いて何の意味があるのか?・・・嫌味か。
まぁ,今日は止めておきましょう。

万 歳 三 唱 !!

(追記)
先程,テレ朝のワイドスクランブルを見ていたのですが,高森明勅氏(女系容認派)が出演されていました。
しかし,この番組,まるでお通夜か何かのような雰囲気で進行してました。上の朝日の記事と連動するかのように,何故か,この慶事に今後,何とでもなる銭金のことを,さも懸念事項の如く伝えてました。
高森さん,朝日の変な動きに加担しちゃ駄目でしょうが・・・
問題,残念,悪しき,懸念・・・云々,こういう時に使う言葉かね,アンタ等,そんなに皇孫殿下がお生まれになったことが気に入らないのか? 不敬な連中ですな,まったく。
確かに皇室典範の改正は今後必須ですよ・・・旧宮家復籍に向けてね。



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中韓露は北を助けないように,そしてNHKの報道姿勢


今日は北朝鮮,週末の視聴番組,NHKについての一口雑感でも。

* 北朝鮮関連

7/5のミサイル乱射からほぼ2ヶ月が経とうとしていますが,徐々に特亜に加えてロシアも北への援助を再開してきてますね。漁船拿捕事件にしても,ロシアのやり方は本当に傍迷惑この上ないです。彼らに国際社会の協調というものを教え込むには,どうしたら一番良いんでしょうか。プーチンが大失政でも侵して再び国内不安でも起きない限り,対ロ情勢は変わらないのかなぁ。本当にロシアは狡賢い国です。
金正日と胡錦涛の会談が実現するのかは分かりません。中共は正式に要請しているとは云え,金正日も態度を保留しているようですし,一度芽生えた不信感は簡単には拭えないのが常でしょう。
とくに将軍様は独裁者特有の猜疑心の強い人間らしいので,自分を少しでも裏切る人間(国)を信用しなくなるでしょうね。昨日の報道特集を見たのですが,今の彼にとって軍の意向を呑むことが生き残る最善の道だと考えている節があるので,中共側に余程の譲歩がない限りはこのまま地下核実験に踏み切る可能性が高いと思います。
まぁ,こうして自壊への道を進んでくれた方がわが国には都合が良いんですけどね。確かに今,わが国の執っている制裁の理由は核・ミサイル問題ですが,更なるこの問題の悪化はその辺りのボーダーを有耶無耶にしていくでしょうから,拉致問題が制裁理由に含まれることは自明とのコンセンサスが自然に醸成されてきますよ。安倍内閣の場合,そこに関してはきっとやってくれるものと信ずるしかないです。

救う会いばらき幹部の役職停止処分は妥当ですね。只でさえ,その性質上,反日団体等から必要以上の中傷を受けやすい団体なんですから行動には細心の注意を払って貰いたいです。
処分された幹事は参加したのはテキ屋や右翼と言っているらしいですが,何にせよ,特定のイデオロギーで集合した団体を参入させることは内部にスキを作ることになります。問題化したと云うことは会の運営にその特殊性が影響したと云うことでしょうから,やはり処分は妥当だと思います。
その筋の方々が純粋に運動に参加したいのならば,全くの個人資格で賛同して会の運営方針に口を一切出すべきではありません。そうでないと,その純粋性に疑問をもたれるのは当然です。
本当に拉致問題を解決したいと願う人なら,その辺はきっちりと弁えているのが良識というものです。

(参照)

北マネー戦略、露頼み 米の追求逃れ口座開設続々
金総書記の義弟が中国入り、ロイター通信が報じる
訪中人物は人民軍の朴在慶大将か、消息筋伝える
北朝鮮:金正日総書記の訪中招請に回答を留保
中国:金正日を招待 「今週内に実現の可能性」と韓国報道
万景峰号抗議集会に暴力団 「救う会」が幹事を役職停止


たかじんのそこまで言って委員会

番組の感想というか,そこまで言って委員会での橋下徹弁護士に反論したいだけです。
橋下氏は靖国・遊就館の展示内容の修正について,歴史観を省いた歴史事実のみを羅列すれば良いとの言説を発言されていました。理由はアメリカからのクレーム云々ではなく,展示を見た子供には歴史観を考えるよりもまず歴史事実のみを知って貰った上で,大人になってからそれぞれの歴史観を構築していけば良いとのことでした。
この意見は確かに一般性においては間違ってはいないだろうと思う。TVにしろ,或いは教科書でさえ,主観的な表現には事欠かないわけですから,それによって純真無垢な子供に一方的な歴史観を植え付けてはいけないという主張には頷けます。でも,一般性に逃げちゃいけない。
実際を考えれば,子供の接する一番身近で分かりやすい教科書でさえ,史実から可成り偏った史観を誘導するように作られています。TVだって同類です。ですから,そうではない方向からの見方に接することは,反って史観を形成する上で,より客観的な選択肢を与える好機になるものと考えます。勿論,正確な事実を公開することは大切です。しかし,それを伝える媒体に主観性をもった人間が介在する以上は純粋な客観事実のみを伝えることはほぼ不可能です。
つまり,橋下氏の言うことは単なる理想論です。そうでないと,「そこまで言って委員会」という番組自体,存在し得ないことになります。
現在,教科書を含めて,殆どのメディアは「昔の日本は悪かった」的史観で溢れています。だからこそ,「そうではない」的史観も必要なんです。それが中立性というものです。出来ることなら,事実のみを伝える努力をする,でもそれが担保できないときには中立を心懸ける,それが基本ではないでしょうか。
ここで,筆者は昔の日本を全肯定しているわけではないことを附記しておきます。これに関して歴史を判断する場合,子供に教えねばならないことは事の善・悪よりも,それが妥当であったのか,なかったのか,だと思います。そうしないと,とくに近代史は反日史観に陥りやすくなるものと考えます。

それと,この問題はやはり起点がアメリカからのクレームであることを忘れてはいけないでしょうね。事実のみを伝えてくれとは表向きの理由であって,本質は明確な反米史観の排除でしょう。一方に都合の悪い考え方を狙い撃ちするのは事実上の言論統制です。筆者はその展示における史観を確認したわけではないので偉そうなことは言えませんが,もしもそれが「~である」的な表現なら「~と考えている」的表現に修正すれば良いだけではないかと思います(靖国側は修正を決定したようですが・・・)。
一方の史観のみに攻撃を加え,修正させようとするやり方は非常にアンフェアです。真に公平性(事実のみを伝える)を橋下氏が求めるのなら,全てのメディア(媒体)に対してそれを言うべきでしょう。遊就館史観を例に挙げて公平性を論ずるのは,やはりおかしいとしか言えません。


* NHKの報道姿勢

竹中総務相は先頃,NHKの受信料を義務化する法案を来年の通常国会に提出することを視野に入れて動いていることを発表しました(受信料義務化で来年法案も 竹中総務相)。
竹中氏をはじめ放送行政に関わっている政治家達は,NHKを本当に放送法に違反していないメディアだと思っているのでしょうか。もし,受信料を義務化するのならそこを明確にして貰わないと,とてもではないがこんな法案を支持できるものではありません。
皆様ご存じのように,放送法第三条には以下のことが明示してあります。

第三条
放送番組は、法律に定める権限に基く場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない。

(国内放送の放送番組の編集等)
第三条の二
放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一  公安及び善良な風俗を害しないこと。
二  政治的に公平であること。
三  報道は事実をまげないですること。
四  意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。


民放を含めて,上の第三条の二の項目(太字)に違反する可能性のある番組には枚挙に暇がありません。
思い切り贔屓目に観れば,受信料徴収のない民放各社はまだ理解できます(本当は総務省がビシビシ摘発するべきです)。しかしながら,公共放送と名乗るNHKがこれに明確に違反していることは絶対に看過できません。第三項(事実を曲げない)はまずないでしょうが,第二項や第四項の違反はひっきりなしにやってます。
例えば,去る8/12の「週間こどもニュース」です。鎌田という解説委員がお父さん役になって子供達にその週のニュースを解説する番組です。
これはいつも酷い番組作りをしているのですが,この日の放送は本当に偏向しまくりで反日思想を子供に植え付ける番組構成でした。これについては「反日ワクチン」様が採り上げて下さってますので,このエントリー(反日NHKは解体せよ)をご覧下さい(ビデオも見ることが出来ます)。
このエントリーに激しく同意します。先の大戦(大東亜戦争)の開戦責任を全て日本に押し付けている内容は本当にむかつきました。これこそが上で説明した一方的な史観というものの典型でしょう。橋下氏は遊就館よりももっと影響の大きいNHKをきっちり批判するべきですし,政治家もこれに同じです。まさに,管理人の小楠様の言うとおり,「子どもたちに、日本=悪を擦り込んでいる意図が見え透いています。」だと思います。
NHKの狡猾なところは,どの場合もそうですが,日本は悪かったとは決して直接的には明言しないことです。意図した方向に誘導するべく,その例証だけを報道しています。大人用の番組でさえこのようなことは許されないのに,子供用の番組で偏向した歴史観を埋め込もうとする意図とは何なのでしょうか。明確なる放送法違反だと思います。
そして,これらの苦情を言うと適当に誤魔化すか,「それはお客様の主観です」と嘯く。こんな反日放送局が公共放送局とは片腹痛いですね。NHKは不正だけでなく,まずその「反日」姿勢を正して欲しいと思います,日本国の放送局なんですから。そして,史観の多極的観点をもっと豊富に述べるべきです。それとも,NHKは「事実報道」のみに徹するかですね。
橋下氏の言説は靖国・遊就館に向けてではなく,NHKにこそ言うべきだと思います,「NHKは事実のみ述べよ!」と。


(追 記)

なお,NHKが最もその報道に気を遣っているのは中共であることは明白です。それを頻繁に扱って発信してくれているのは,「台湾の声」というメルマガです。
「台湾の声」の代表を務めるのが,今年の8/15に靖国神社で開催された「終戦61周年国民の集い」で素晴らしいスピーチをされた林建良氏(世界台湾同郷会副会長,医師)です。下記に幾つかの関連記事題名とリンクを貼っておきます。
上記のこどもニュースの場合は,予想するに中共の抗議を怖れて,NHKは大東亜戦争開戦の契機の一つとなった支那事変等の評価を偏向して伝えたものと思います。このNHKの姿勢は,どの様な番組においても一貫しているものと考えます。

【NHK】新証言:中国大使館からの抗議を恐れて台湾を扱えない
【NHK問題】中国大使館の圧力に左右される報道
【NHK問題】京大学生新聞社説「中国に屈したNHK」
【東京新聞】NHKのど自慢 台湾でできないわけ 中国の声 怖い?

ついでに,2ちゃんねるのテレビカテゴリーにあるスレッド「週刊こどもニュースを見ている大人2」もリンクしておきます。


これから仕事の関係で更新頻度が鈍ってくるかもしれませんが,またのご来訪をお待ちしております。



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特別掃海隊戦死者-合祀基準問題


最近,滅多に見ることのなくなった金曜版NEWS23を偶々見たら,朝鮮戦争時の特別掃海隊犠牲者(戦死者)の靖国合祀問題について特集してました。
朝鮮戦争が勃発したのは1950年ですが,その年,米軍の要請により秘密裏に海保の機雷掃海艇が半島に向けて出動した時,北朝鮮元山沖で触雷,乗組員だった中谷坂太郎氏が殉職されました(特別掃海隊についてはここに詳細があります)。番組には坂谷氏のお兄さんの藤市氏がビデオ出演されていました。

今更,NEWS23が何故,このケースを報道したのかは,拙考をお読みの方なら重々承知しておられるでしょうから,それに触れることはしません。
この問題は今後の靖国神社のあり方にも大きく関連しますので少し愚考を述べてみたいと思います。

四つ前のエントリーに”鎮霊社に纏わる分祀・分遷論”というエントリーを挙げましたが,そこで「週間アカシックレコード」を参照して先細りしていく靖国の将来を案じました。アカシックさんでも論じていた靖国の財政問題を回避する策の一つとして,”自衛隊員殉職者の合祀”は心情面から云っても賛同できるものです。亡くなった中谷氏は海保隊員ですが,自衛隊員に準ずるとして同カテゴリーに分類しても問題はないでしょう。

しかしながら,靖国神社の合祀基準は変遷はあるものの非常に厳格です。「陛下のために国難に殉じた日本国民」の一点です。
おそらく,靖国側の判断は朝鮮戦争時における行動について,「占領下での米軍の要請」という点に難色を示したものであると考えます。実際の回答は「太平洋戦争(大東亜戦争)までの戦死者に限る」だったそうです。多分,前者を換言したものと考えますが,これでは言葉足らずでしょうね。
これはSF講和条約締結(1951年)をもって戦争終結とする定義に反しますので,この言葉だけでは,いわゆるA級戦犯の方々の合祀にも整合性がなくなってしまいます。もう少し,熟考した回答を靖国側は用意した方が良かったのではと思います。
余談ですが,先のNHK終戦特集で「A級戦犯の刑死は終戦後だから戦死とは云えないのでは?」と質問した評論家の保阪正康氏が,答えた所功教授の「いいえ,戦死です,講和前(占領中)は戦争状態であるとSF条約に書いてあります。」の一言で撃沈したのが非常に痛快でした。

翻って,中谷氏側から観れば,「国にために亡くなったのだから」という理由にも十分な妥当性があると思います。たとえ,占領下の米軍の要請であろうと直接には国の命令で極秘任務に就かれた中谷氏の心情を察すれば,このように解釈することは至極当然でしょう。

靖国側の論理(理由説明は拙いが)と中谷氏側の論理の双方に妥当性があるので,これは非常に難しい問題であることは確かです。
靖国側も心情的には,おそらく合祀してあげたいのは山々でしょうね。でもそれを認めてしまうと他の問題が雪崩のように襲いかかってくる,例えば,「靖国に勝手に合祀されたのを取り消せ」とか「他の殉職者(PKO活動中に亡くなった方や警察官)を自動的に合祀しなければならなくなる」等の問題です。
これらは後者を除いて本問題とは多少フェーズの異なる話しですが,文句を言ってくる人達にとっては関係ありません。とにかく,靖国反対論者にとっては「蟻の一穴」が欲しいわけですから。こうした複雑な問題があって靖国側も判断したのだとは思います。

考え方を変えて靖国の将来を考えれば,筆者としては許容範囲の拡大も考慮しなければならない時が来たのかなと思います。財政問題を鑑みても,将来は靖国側も国家護持を望んでいるように見受けられます。筆者は現状での国家護持には反対ですが,靖国の尊厳を決して汚さない形での国家護持でしたら賛成します。先に靖国神社は,国家護持のために譲れない三点を発表しました(毎日記事,今はリンク切れ)。松平元宮司もこれより前に,以下のように三点を述べています(「誰が御霊(みたま)を汚したのか」より)。

1.まず,日本の伝統の神道による祭式で御霊をお慰めする。これが一つです。
2.第二に,神社のたたずまいを絶対に変えない。
3.第三に,社名を変えない。

前者の現靖国の発表もこれとまったく同義でした。つまり,その中には合祀基準のことは書いてありません。
国家護持を睨んだ戦略という意味においては,靖国神社も上のような合祀基準の弾力的解釈もその範疇に入れた方が国家護持後の議論(国会等)もやり易くなるのではないかと思います。皆様はどうお考えでしょうか。

(参考URL)

海保戦死者合祀問題(大石英司の代替空港)
「戦後の戦争~遺族にとっての靖国合祀~」
特別掃海隊 非軍人1200人を動員
中谷坂太郎(檀君 WHO's WHO) 



↑合祀基準の弾力的解釈に賛成の方はクリックをお願い致します

安倍氏の出馬宣言


安倍氏の政権構想骨子が以下のように発表されました。

安倍氏が正式出馬表明 総裁選へ政権構想発表

(前半略)

安倍晋三官房長官が1日発表した政権構想「美しい国、日本。」の要旨は次の通り。

 【政権の基本的方向性】
 ▽新たな時代を切り開く日本にふさわしい憲法の制定
 ▽開かれた保守主義

 ▽歴史遺産や景観、伝統文化などを大切にする 
  ▽家族の価値や地域のあたたかさの再生 
  ▽教育の抜本的改革 
  ▽民間の自律と、過度の公的援助依存体質からの脱却
 ▽日本の強さを生かした積極的貢献

 【具体的政策】 
  ▽政治のリーダーシップを確立
 一、政治家を政策決定の責任者として、官邸主導の政治リーダーシップを明確化。
 一、21世紀にふさわしい行政機構の抜本改革・再編を行う。 
  一、定員削減や能力主義導入など公務員改革を断行。
 ▽自由と規律でオープンな経済社会
 一、小さく効率的な政府の推進。
 一、イノベーション活用で幅広い産業の生産性を向上。
 一、税と金融で中小企業を強力にバックアップ。
 一、誰もがチャレンジ、再チャレンジできる社会の実現。
 一、道州制ビジョンの策定で地方分権、行政スリム化を推進。
 一、財政を確実に健全化。経済成長を前提に歳出改革に優先取り組み。消費税負担の在り方など中長期視点から総合的な税制改革の推進。
 ▽健全で安心できる社会の実現
 一、年金、医療、介護、社会福祉の一体的見直しを実施。
 一、社会保障番号の導入や徴収一元化の検討。
 一、学校、教師の評価制度の導入。
 ▽主張する外交で「強い日本、頼れる日本」
 一、「世界とアジアのための日米同盟」を強化させ、日米双方が「ともに汗をかく」体制を確立。
 一、開かれたアジアにおける強固な連帯の確立。中国、韓国など近隣諸国との信頼関係の強化。
 一、拉致問題、核・ミサイル問題など北朝鮮問題の解決を目指す。
 一、世界貿易機関(WTO)体制推進と同時に、自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)の積極的活用により、アジア太平洋地域での共同体形成を強力に推進。 
  一、世界において責任ある役割を果たす国になる。人道復興支援、大量破壊兵器拡散防止など平和構築への積極貢献と人材育成。 
  一、官邸における外交・安全保障の司令塔機能を再編し強化。
 ▽党改革・新たな責任政党のビジョン
 一、候補者選定における公募・予備選挙の活用を徹底。
 ▽「戦後レジーム」から、新たな船出を
 一、21世紀の日本の国家像にふさわしい新たな憲法の制定に向けて取り組む。
 一、国連常任理事国入りを目指す。


21世紀に相応しい新たな憲法の制定,開かれた保守主義の意味がよく分かりませんでした。
もしかして現憲法の破棄→自主憲法の制定を目指してくれるのかな?,それなら大賛成ですけどね。国民投票法案さえ未だ議論されてない以上,改正よりも破棄の方が手続き上は現実的ではないですかね(別に筆者は維新政党・新風の党員でもなんでもありませんが,賛同できる部分は多いです)。
来年の参議院選挙で圧勝すれば,さらに現実味がアップするし,負けたら負けたで解散して信を問えばいいですしね。寧ろ,それくらいの強烈な意志でもって左翼が狂い出す程の過激さが欲しいところではあります・・・一応言っておきますが,これは筆者の妄想ですから。
開かれた保守主義というのはもっと理解できません。
戦後,ずっと閉じられてきた伝統的保守を取り戻すという意味なら理解可能ですし,賛同できます。でもそんな雰囲気ではないように思えますしね。その意味を問いただしたいところです。

まぁしかし,その辺りの覚悟が無いようでは拉致発覚以来,唯一?「拉致問題、核・ミサイル問題など北朝鮮問題の解決を目指す。」を政権公約に入れた決意が泣くのではないかと思いますが,如何でしょうか。
憲法問題より,まずやらねばならないことは「国民を取り戻すこと」,これが出来なければ全ては砂上の楼閣でしょう。

後ですね,サラッと「例大祭若しくは4/28(主権回復記念日)には靖国神社に公式参拝しますが・・・何か?」くらいは入れておくのも一考だったと思いますよ。

きれい事を言うつもりはありません。
この程度のことを言って総理になれないのを怖れているのなら,ここまで変になってしまった日本を変えることなんか出来ません。小泉さん以上の独裁者と云われる名誉(不名誉?)を重んじて下さい。

安倍氏に対して,以前にはあった期待感というものが消えつつあるのは,どうも”ある種の弱さ”を感じたからに相違ありません。総理への現実味が増すほどに反して降下していった力強さを,どう取り戻していくのかが安倍政権のキーポイントでしょう。
すでに,こうした弱さに付け入ってくる輩が続々と出てきてますよね,あれは無論,勝ち馬に乗るということもあるでしょう。しかし,それよりも,その弱さを利用して政権をコントロールしてやれといった思惑の方が強いのではないでしょうか。
中川秀直・・・彼は危険ですよね。媚特亜にして典型的な利権政治屋タイプ,おまけに媚米の可能性すらあるデンジャラスな男。彼の影響力を安倍氏はどうやって抑制するのか,或いは言いなりか。判断の難しいところです。

本当はもっと色々と言いたいことがあるのですが,上手く纏まらないので,最後は現実的に・・・まずはお手並み拝見といきましょうか。

(Supplement)

妄想ついでに・・・以下,希望人事です。

官房長官: 中川(酒) or 麻生
外相: 麻生(留任) or 高市早苗 or 櫻井よしこ(民間人)
経産相: 平沼(復党)
防衛庁長官: 西村眞悟(無所属だから可能,でもほぼ現実味なし)
法相: 稲田朋美
文科相: 山谷えり子(参院) or 稲田朋美
総務相: 古屋圭司(復党,筆者地元の選挙区)
拉致問題担当相(新設): 西村眞悟(無所属だから可能,でもほぼ現実味なし)

後はよく分かりません。ただ,いわゆる主張のブレる政治家は要りません。
後,カルトがうるさい場合には行革担当相にでもしておけばいい,文句言うなら直ちに追い出せ!
それと,オリンピック担当相は必要性をまったく感じませんので悪しからず。それよりも上の拉致問題担当相領土問題対策相を新設した方が国益上,有益です。



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安倍氏の言う「志」とは意志なのか,それとも単なる目的か


今夕のニュースには一斉に安倍氏の出馬表明と政権構想が流されるでしょう。
現時点で報道されている安倍氏関連のニュースは以下の通りです。

自民総裁選:安倍氏「志も定まった」午後に出馬正式表明へ(毎日)
“本命”安倍氏、今夕に総裁選立候補を表明へ(産経iza)
安倍氏「志定まった」・総裁選出馬で今夕会見(日経)
安倍氏、1日夕に正式出馬表明 自民党総裁選(朝日)
安倍氏が政権構想、出馬表明で「主張する外交」訴え(読売)

上のどれもが今朝の会見で安倍氏の言った「この1年間、果たして総理、総裁たる資格があるか、自問自答してきた。いよいよ志も定まったということで、本日、決意表明したい」を採り上げてます。まぁそれは当たり前のことなんですが,「志」とは何なのでしょうか。
単なる目的,やりたいことが定まったと云うことでしょうか。「志」とは「こころざし」ですからある目的を達成するための「強い意志」を表明しているのでしょうか。或いはそんなに捻くらずとも,両方を意味しているに決まっているのでしょうか。

安倍氏の既に表明している「目的」はどれもご立派なものばかりです。安全保障,外交といった国の根幹に絡むものは親米的要素は強いものの,現状では仕方がなく,「まぁ良いんじゃない」とは思います。また教育面において,今までやたらに増殖してしまった「個の重視」を「公の重視」へ転換を図ろうとする方針も支持できます。
そういえば,「再チャレンジ法案」なんてのがありましたが,これはこの際,除外します。

問題はこうした立派な政権構想をどの様に,またどれ位の意志をもって達成しようとするのかです。筆者にはそれがどうも安倍氏から余り伝わってこないような気がして仕方ありません。
例えば,いつまでもまとわりついてくるカルト政党がありますね。彼らはこんな事言ってますよ。

公明 運動方針で改憲見解明示

公明党は、今月30日に開く党大会で、向こう2年間の運動方針を決定することにしており、この中で、憲法改正についての見解を明らかにすることにしています。
それによりますと、「現行憲法は高い評価を得ており、その理念を堅持・発展させていく」ことを確認したうえで、環境権などを念頭に、「新たに必要とされる理念を加え、現行憲法を補強する、いわゆる『加憲』が適切だ」としています。
そのうえで、今後、加憲・憲法に加える対象について、「自衛のために必要最小限度の実力組織として、自衛隊を保持することを妨げない規定を明確にすべきかどうか」や「積極的な国際貢献を行うことを宣言する規程を追加すべきかどうか」をあげています。
また、すべての法律や命令などが憲法に適合するかどうかを判断する権限を持つ憲法裁判所を設置すべきかどうかも検討するとしています。


安保・外交は憲法改正が大きく絡む問題ですが,実質的に彼らをどうするおつもりなんでしょう。しかも,環境権などという,そこいらのプロ市民がほざくレベルのリバタリアンな思想を振りまく連中ですよ。あぁそれと教育基本法の改正でも大いに邪魔をされたのも記憶に新しいですね。
また,自民党内部にもおかしなのがいますよね。例えば,二階,古賀,中川(秀,または女?)の人権擁護法案三羽がらす。こうした,おおよそ安倍氏とは思想の異なる連中をどう処理するのか。特に,中川氏は安倍氏のブレーンですからね。

勿論,「私は此奴らの言うことには耳を貸しません」と公言してくれることを望んでいるわけではありません。
上に挙げた目的を完遂するための数々の関門を彼(安倍氏)はどの様にくぐり抜けるのか?,或いはその意志があるのか?を今後の具体的な政権構想から見定めたいと思います。

What kind's is the "" which you say ?
Is it a strong will or the ordinary aim ?
 



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