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アーカイブ: 2007/01/09

山拓の狙い-中朝一致の思惑に乗る?


この男の国賊ぶりは方々のブログで叩かれ捲っているので敢えてそれをやる必要性を感じませんが、一つだけ・・・
今現在、わが国は昨年のミサイル乱射を受けて以下の対抗措置(当面の期間)を北に科しています。

【対北朝鮮措置】

一、北朝鮮側に厳重抗議しミサイルの開発中止、廃棄、輸出停止を求める。
一、万景峰92の入港を禁止。
一、北朝鮮当局の職員の入国は原則として認めず、その他の北朝鮮からの入国についても、審査をより厳格に行う。北朝鮮船籍の船舶がわが国に入港する場合、乗員らの上陸は、原則として認めない。
一、在日の北朝鮮当局の職員による北朝鮮を渡航先とした再入国は原則として認めない。
一、わが国の国家公務員の渡航を原則として見合わせ、わが国からの北朝鮮への渡航自粛を要請する。
一、わが国と北朝鮮との航空チャーター便については、わが国への乗り入れを認めない。
一、北朝鮮の今後の動向を見つつ、さらなる措置を検討する。



今回の山拓の訪朝は五番目の「わが国の国家公務員の渡航を原則として見合わせ、・・・」に明確に違反しています。特別職の国家公務員である国会議員であっても、政府が特別に認めたもの以外の訪朝は禁止のはずです。

先程、昼休みに見ていたテレ朝のワイドスクランブルにてゲストの平沢勝栄議員(山崎派)はこの訪朝を外務省も了解済みなどといつも様にせせこましく喋ってましたが、同省の対応は「遺憾、当惑している」でしたので、少なくとも表向き、この山拓の行動は立法府の一員とは思えぬ明白なる反逆行為と云えるものです。

この場合、彼にどの様な罰則が適用されるのか分かりませんが、帰国したら、同行した田野瀬良太郎議員(山崎派)と共に直ちに身柄拘束して取り調べることを強く望みます。
安倍政権の求心力にも関わる事柄ですので、政府首脳はこのことを重く受け止めて厳罰の処するべきです。
そうでないと、この見え透いた売国外交に安倍周辺も関わっていたと見なされ、安倍総理は小泉から続く国交正常化の野望を正当に受け継ぐ首相として、筆者は最大級の侮蔑を彼に注がせていただきます。


さて、山拓は先に寄った中国で六者協議担当の武大偉外務次官と会談したようです。

中国次官「米朝金融協議は22日に」 山崎拓氏に見通し

自民党の山崎拓元副総裁は9日午前、中国外務省の武大偉外務次官と会談した。武次官は山崎氏に対し、金融制裁をめぐる米朝協議が22日にニューヨークで開かれる方向で最終調整に入っていることを明らかにするとともに、「米朝間で合意されれば6カ国協議が再開されるだろう」と述べた。

武次官は会談で、12月の6カ国協議は成果がなかったと指摘されていることについて、「米朝が金融制裁問題などで直接対話したのは前進だ」と述べ、協議が今後も前進するとの見通しを強調した。
(後 略)


この武大偉と云えば、ちょっと記憶が曖昧なのですが、確か日本のTV局のインタビューに答えて六者協議における日本の対応について批判しているのを、そのTV局のニュースで観た憶えがあります。

内容としては、
-----------
日本は六者協議の場で拉致問題を余りに前面に出し過ぎている。そのせいで、北が硬直化しており、協議における日本の存在が負に働いて非核化における連携が崩れている。
それを自制して、もっと非核化に向けた努力を日本として行うべきだ。

-----------

と云う意味のことでした。
このようなことを言う中共の要人と山拓が会った意味は大きいと思います。山拓は、非核化に向けた日朝平壌宣言の履行を北に迫ると何度も訪朝前に口走っていました。

つまり、現状ではとっくに死文化した平壌宣言の息を吹き返して、それに則った形で日本は北に援助を行い、その餌釣りでもって六者協議参加国としての責務を果たせ、と云うことだと思います。
最近、確かに中共は北からも疎まれてきてはいますが、こと対日戦略に関しては未だに連携を保持しているものと観ております。

今回の山拓の訪朝は中・朝どちらからも利用できるこの男を使って、両国が結託して安易に妥協を引き出しにくくなっている日本の外交チャンネルに穴を開けることが目的のような気がします。
勿論、北は日本から援助のみを掻っさらって、非核化のポーズを取るだけです。
結局のところ、日本の得るものなど何もない何時もの間抜け外交になることは目に見えてます。

これに政府や外務省の媚朝派が絡んでいるのかどうかは今のところ不明ですが、この男が帰国する予定の数日後にはある程度のことが判明するかもしれません。

何度でも言いますが、安倍総理はこの男(ら)を厳罰に処し、それと同時に平壌宣言を完全に葬り去るべきです。それを行わない限り、拉致問題では何とか未だ保持していた安倍総理への信頼が筆者の中で崩れ去ります。
これ以上、どうか裏切らないでいただきたい。



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