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アーカイブ: 2006/12/27

イラク高等法廷と極東国際軍事法廷の対比


フセイン元イラク大統領の死刑が確定したそうですね。実際に執行したら、フセイン支持のスンニ派あたりがまた激昂して治安が悪くなりそうです。

フセイン元大統領、死刑確定 執行は不透明

イラク政府のルバイエ国家治安顧問は26日、フセイン元大統領の控訴は棄却され、死刑判決が確定したと述べた。イラク高等法廷の規則によると、最終決定から30日以内に死刑は執行されることになるが、欧州各国の反対などで刑が執行されるかどうかは不透明だ。ロイター通信が伝えた。

イラク高等法廷は2審制。高等法廷の広報担当者は11月5日の死刑判決が確定したのかについて、ロイター通信に「そう思う」と答えた。

イラク高等法廷は旧フセイン政権の犯罪を裁くために設置された。1審では、1982年中部ドゥジャイル村で起きたイスラム教シーア派住民虐殺事件で住民ら148人を殺害した事件に関し、11月5日、人道に対する罪でフセイン元大統領ら旧政権幹部3人に死刑が言い渡された。


この裁判を行っているイラク高等法廷(バグダッド裁判とします)は、フセインを「人道に対する罪」で裁いてます。
人道に対する罪と云えば、極東国際軍事法廷(東京裁判)におけるC項(級)を思い出すのですが、この東京裁判とフセイン裁判を対比させてバグダッド裁判を批判する朝日等左派の矛盾を指摘しているブログがありました。ご存じ、「東アジア黙示録」のアネモネさまがizaで開設しておられる「憂国のシャングリラ」(【批判できる?】バグダッド裁判と東京人民裁判)です。
ここで以下のことを述べておられます。

東京人民裁判を認める者は、今回のバグダッド裁判を批判することは一切できない。

簡単に云えば、こういうことだと思います。
東京裁判を消極的ながらも認める立場の朝日等の左派は、取りも直さず事後法や罪刑法定主義からの逸脱を認める立場にもなる。ところが、バグダッド裁判はこれに反した裁判ではない。ゆえに、東京裁判を認める左派はバグダッド裁判を批判する資格がない。

確かにこれは仰るとおりだと思います。
実を云うと、筆者はこのバグダッド裁判を少しおかしいな?とは思いながらも、結果(死刑判決)は支持しています。同時に、東京裁判は戦勝国による集団リンチ以外の何者でもないとも思ってます。つまり東京裁判など認めない立場です。
筆者が少しおかしいなと思う根拠は、バグダッド裁判は表向きイラク自身の手による裁判であるが、その陰の主役は実は連合軍(主はアメリカ)であることが分かっているからです。

三年前にアムネスティ・インターナショナルは以下の見解を表明しています。



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