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アーカイブ: 2006/12/20

靖国・遊就館展示内容変更 アジア関連まで?


連続で靖国関連の話題です。
以下のような靖国・遊就館の展示内容変更に関する詳細なニュースソースは何時も毎日新聞だけがリポートしているので事実関係の確定性が余り高いとは云えませんが、アメリカの批判だけを受け入れて中国の批判を全く受け入れないのは拙いと考えたのかな?
まぁしかし、基本的な当該事実の変更は無さげとは云っても、マイルドな表現で矛を収めるような相手ではないので、反って一層の反発を喰らうだけのような気がします。
だから、変更など必要無いんですけどね。

靖国神社:「遊就館」の展示 一部表現を変える方針 

靖国神社は19日、戦史博物館「遊就館」に展示している歴史記述で、当初は「見直す必要はない」としていた中国関連の記述について、一部表現を変える方針を決めた。10月に修正することを決めていた第二次世界大戦の米国関係部分に加え、来年1月1日から新しい展示に切り替える。

 新たに修正することを決めた中国関連の展示パネルは、「日露戦争から満州事変」「満州の歴史」「支那事変」の三つ。

修正後の具体的な表現は最終調整中だが、例えば「支那事変」のパネルは、盧溝橋事件(1937年)が起きたきっかけとして、現在は「中国正規軍による日本軍への不法攻撃」や「日中和平を拒否する中国側の意志があった」などと表現しているが、「事実関係に誤りはないが、表現が足りずに誤解を与える部分があったので、もう少し柔らかい表現に言い換える」(監修関係者)という。他の2展示も、基本的には同じ考え方で見直す方針だ。

 また、記述の根拠となる史料として、中国側の刊行物も含めて多数提示し、一方的な記述ではないことを強調することも予定している。

 このほか「ヒトラー」「スターリン」「ルーズベルト」を同列に並べている展示方法や、「日米交渉」のパネルの記述についても見直す。  

同神社は今回の修正を「中間報告」と位置付けており、来年7月の遊就館新築5周年に向け、全面的な変更を検討している。


米国関係部分の変更に関しては例の媚米派 岡崎久彦氏の件の評論米下院ハイド氏(米下院国際関係委員会)による批判などが目立って知られておりますが、中国関連の箇所についてはまさしく中国寄りの一般世論や政府見解を考慮したものなのでしょうか。
つまり、中国に対する靖国史観をもう少し侵略的視点で捉えよ、との圧力に一寸だけ配慮したのかと云うことです。

これを言うと、いわゆるA級戦犯と靖国との関係の論理的齟齬について文句を言う輩がいるので余り言及したくはないのですが、靖国神社はご英霊の顕彰施設でもあるわけですから靖国史観とはそれを考慮したものであっても、筆者は全く問題のないものと考えてます。

だって、お国のために散ったご英霊に対して、「貴方たちは中国を侵略するために出兵された」などと言える道理がありませんから。
何も史実の全てを客観表現で表す義務は靖国神社には無いと思っております。アメリカには米国史観、現中共(中国)政府には中共史観が厳然と存在するように、靖国神社には靖国史観があっても本来、文句を云われる筋のものではありません。

不幸なことに、戦後から現在に至る日本政府の見解は過去の戦争を否定し、周辺国の顔色を窺うことによって成り立ってますから、現在のところ、靖国史観とは可成りの部分で食い違いがあるのは当然です。
将来、もし靖国神社が国家護持されることになれば、一大議論の渦が巻き起こることは必至でしょうが、その時の政府が靖国神社の本質を見誤ることさえなければ、自ずと政府見解は靖国史観寄りのものになると、筆者は信じております。
靖国とはそういうところなのだと思います。
この辺りのところは、幾ら歴史修正主義者だと罵られようとも変える気はありませんので悪しからず。

去る10/07付けの毎日web(キャッシュのみ、これも上の記事と同じ人が書いていますね)記事に依れば、アジア関連は「今のところ見直さない方針」と出ていただけにイヤな感じはしておりました。
変更が事実なら、間違ってもご英霊の栄誉を失わせる記述にすることのないよう、靖国神社にはお願いしたい所存です。今度、東京に出張した折りにでもじっくりと確認する予定でおります。



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