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アーカイブ: 2006/11/03
何はともあれ、必要なことではあります
- 2006.11.03 Friday
- Oversea
曽我さんを拉致したとされる女工作員は、シン・ガンスと同じく北に逃げ込み済ですから当然のことですが、とっ捕まえることなんて北が体制崩壊でもしない限り有り得ません。
しかし、今回の指名手配は北の犯罪をドンドンと明るみに出し、意志を明確にすることと次回六者協議での北追及ための取っ掛かりが欲しい日本にとっては必要な手順です。
また、訪米中の家族会の努力によって2度目の日欧北朝鮮非難決議案が出ることも直接的な効果はまず望めないでしょうが、これまた必要なことです。
筆者は「人権」という言葉を使って何かを訴えることはある意味、諸刃の剣だと思ってますが、国連または欧米という”人権大好きドメイン”で拉致を追及して貰うには致し方ないことでしょう。
以上のことは、あの金正日にとって痛くも痒くもない瑣末な非難案件ではありますが、この男、目下の最大関心事である「金融制裁解除」をアメリカに譲歩させないための追い風としては十分に意義のあることです。
・曽我さん拉致容疑者、北朝鮮にいると推定…官房長官
・拉致は「組織的人権侵害」 日欧が北朝鮮非難決議案
聯合ニュースに以下のような記事がありました。
北朝鮮は核弾頭の搭載能力を保有、米専門家が指摘
米シンクタンク・科学国際安全保障研究所のオルブライト所長は2日、ロイター通信とのインタビューで「北朝鮮は核弾頭をノドンミサイルに搭載できる技術を保有している」との見方を示した。
物理学者のオルブライト所長は、北朝鮮が計画してきたのはノドンミサイルに搭載できるよう核爆弾の直径を縮小することで、粗雑な核兵器だが搭載することを可能としていると主張した。
軍事専門シンクタンク・グローバルセキュリティーも「北朝鮮が中距離弾道ミサイルに核兵器を搭載する能力を持っていることをなぜ疑うのか理解できない」と述べ、北朝鮮が数年前に搭載能力を確保したことを強調した。IBMリサーチセンターの研究員やプリンストン大学の教授も、北朝鮮がミサイル搭載目的で核弾頭の小型化を推進してきたと推測している。(後 略)
二つ前のエントリーでも書きましたが、この記事に出てくるオルブライト氏は北の技術を買い被りすぎていると思います。記事の意図が何なのか解りませんが、どうも韓国系のニュースは北を誇大評価して他国に脅威を与えようとしているきらいがありますね。
北は弾頭に搭載可能な程の小型爆縮装置など完成させてませんて。
大型の爆縮装置なら80年代末までに起爆に成功させてますが、90年代初頭から97年までに行った小型爆縮装置の起爆実験は失敗続きだったことが、国際ジャーナリストの恵谷氏によってほぼ明らかにされてます。つまり、97年を最後にそれを止めたのは成功したからではなく、諦めたからだと云うことです。
しかも、10.9の地下核実験は以前成功したことのある大型装置でのものだったわけで、それすら失敗している北がいくらなんでも起爆すらままならない小型装置を弾頭に搭載するとはとても思えません(「粗雑」が起爆しないという意味なら可能です、或いはダーティ弾頭付きミサイルというのならまた可です)。
これは北の態度にも表れています。
核弾頭に搭載可能な爆縮装置が本当に完成したのなら、追い詰められている北のことです、まず間違いなくその事を得意になって喧伝するはずですが、今のところ、そんな報道は為されてはいません。確かに、実験に成功したとの報道は例のアナウンサー(平壌放送)がしてましたが、トップ扱いではありませんでした。
逆に、成功したことを秘密にしたいのなら徹底的に無視して報道すらしないでしょう。
中途半端に、しかも二番扱いで報道したことが「失敗」の何よりの証左だと思いますね。
まぁ、どんなものでも核なら「All OK!!」とか云うのなら、それこそ否定はしませんがね(それで脅しかねないのが北クオリティの恐いところではあります)。
またまたNHKネタで恐縮です。
昨日、珍しくダライ・ラマ14世に関する報道をスポット的ではありますが、夜のニュースで扱ってました。
ダライ・ラマ氏はこれまで何度も中共と訪中に関する交渉を重ねているのですが、それが暗礁に乗り上げているというニュースでした。
NHKは唐突に「自身の訪中に関する交渉が・・・」ときました。何の前振りもフォローも無くです。これでは何故、ダライラマ氏が中共に行かねばならないのかという、最も重要で、かつ伝えねばならないことが視聴者には伝わりませんね。
昨今のネットによるNHK批判を少しは気にしているのかどうかは分かりません。中共に都合の悪いニュースを伝えるには伝えますが、肝心な箇所を意図的に省くというテクニックを使うところは、さすが中共中央電視台日本支局の面目躍如です・・・というか相変わらずクズですね。
・亡命から47年 ダライ・ラマ14世会見 「自治」で訪中交渉は暗礁
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