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アーカイブ: 2006/09/04
中韓露は北を助けないように,そしてNHKの報道姿勢
- 2006.09.04 Monday
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今日は北朝鮮,週末の視聴番組,NHKについての一口雑感でも。
* 北朝鮮関連
7/5のミサイル乱射からほぼ2ヶ月が経とうとしていますが,徐々に特亜に加えてロシアも北への援助を再開してきてますね。漁船拿捕事件にしても,ロシアのやり方は本当に傍迷惑この上ないです。彼らに国際社会の協調というものを教え込むには,どうしたら一番良いんでしょうか。プーチンが大失政でも侵して再び国内不安でも起きない限り,対ロ情勢は変わらないのかなぁ。本当にロシアは狡賢い国です。
金正日と胡錦涛の会談が実現するのかは分かりません。中共は正式に要請しているとは云え,金正日も態度を保留しているようですし,一度芽生えた不信感は簡単には拭えないのが常でしょう。
とくに将軍様は独裁者特有の猜疑心の強い人間らしいので,自分を少しでも裏切る人間(国)を信用しなくなるでしょうね。昨日の報道特集を見たのですが,今の彼にとって軍の意向を呑むことが生き残る最善の道だと考えている節があるので,中共側に余程の譲歩がない限りはこのまま地下核実験に踏み切る可能性が高いと思います。
まぁ,こうして自壊への道を進んでくれた方がわが国には都合が良いんですけどね。確かに今,わが国の執っている制裁の理由は核・ミサイル問題ですが,更なるこの問題の悪化はその辺りのボーダーを有耶無耶にしていくでしょうから,拉致問題が制裁理由に含まれることは自明とのコンセンサスが自然に醸成されてきますよ。安倍内閣の場合,そこに関してはきっとやってくれるものと信ずるしかないです。
救う会いばらき幹部の役職停止処分は妥当ですね。只でさえ,その性質上,反日団体等から必要以上の中傷を受けやすい団体なんですから行動には細心の注意を払って貰いたいです。
処分された幹事は参加したのはテキ屋や右翼と言っているらしいですが,何にせよ,特定のイデオロギーで集合した団体を参入させることは内部にスキを作ることになります。問題化したと云うことは会の運営にその特殊性が影響したと云うことでしょうから,やはり処分は妥当だと思います。
その筋の方々が純粋に運動に参加したいのならば,全くの個人資格で賛同して会の運営方針に口を一切出すべきではありません。そうでないと,その純粋性に疑問をもたれるのは当然です。
本当に拉致問題を解決したいと願う人なら,その辺はきっちりと弁えているのが良識というものです。
(参照)
・ 北マネー戦略、露頼み 米の追求逃れ口座開設続々
・ 金総書記の義弟が中国入り、ロイター通信が報じる
・ 訪中人物は人民軍の朴在慶大将か、消息筋伝える
・ 北朝鮮:金正日総書記の訪中招請に回答を留保
・ 中国:金正日を招待 「今週内に実現の可能性」と韓国報道
・ 万景峰号抗議集会に暴力団 「救う会」が幹事を役職停止
* たかじんのそこまで言って委員会
番組の感想というか,そこまで言って委員会での橋下徹弁護士に反論したいだけです。
橋下氏は靖国・遊就館の展示内容の修正について,歴史観を省いた歴史事実のみを羅列すれば良いとの言説を発言されていました。理由はアメリカからのクレーム云々ではなく,展示を見た子供には歴史観を考えるよりもまず歴史事実のみを知って貰った上で,大人になってからそれぞれの歴史観を構築していけば良いとのことでした。
この意見は確かに一般性においては間違ってはいないだろうと思う。TVにしろ,或いは教科書でさえ,主観的な表現には事欠かないわけですから,それによって純真無垢な子供に一方的な歴史観を植え付けてはいけないという主張には頷けます。でも,一般性に逃げちゃいけない。
実際を考えれば,子供の接する一番身近で分かりやすい教科書でさえ,史実から可成り偏った史観を誘導するように作られています。TVだって同類です。ですから,そうではない方向からの見方に接することは,反って史観を形成する上で,より客観的な選択肢を与える好機になるものと考えます。勿論,正確な事実を公開することは大切です。しかし,それを伝える媒体に主観性をもった人間が介在する以上は純粋な客観事実のみを伝えることはほぼ不可能です。
つまり,橋下氏の言うことは単なる理想論です。そうでないと,「そこまで言って委員会」という番組自体,存在し得ないことになります。
現在,教科書を含めて,殆どのメディアは「昔の日本は悪かった」的史観で溢れています。だからこそ,「そうではない」的史観も必要なんです。それが中立性というものです。出来ることなら,事実のみを伝える努力をする,でもそれが担保できないときには中立を心懸ける,それが基本ではないでしょうか。
ここで,筆者は昔の日本を全肯定しているわけではないことを附記しておきます。これに関して歴史を判断する場合,子供に教えねばならないことは事の善・悪よりも,それが妥当であったのか,なかったのか,だと思います。そうしないと,とくに近代史は反日史観に陥りやすくなるものと考えます。
それと,この問題はやはり起点がアメリカからのクレームであることを忘れてはいけないでしょうね。事実のみを伝えてくれとは表向きの理由であって,本質は明確な反米史観の排除でしょう。一方に都合の悪い考え方を狙い撃ちするのは事実上の言論統制です。筆者はその展示における史観を確認したわけではないので偉そうなことは言えませんが,もしもそれが「~である」的な表現なら「~と考えている」的表現に修正すれば良いだけではないかと思います(靖国側は修正を決定したようですが・・・)。
一方の史観のみに攻撃を加え,修正させようとするやり方は非常にアンフェアです。真に公平性(事実のみを伝える)を橋下氏が求めるのなら,全てのメディア(媒体)に対してそれを言うべきでしょう。遊就館史観を例に挙げて公平性を論ずるのは,やはりおかしいとしか言えません。
* NHKの報道姿勢
竹中総務相は先頃,NHKの受信料を義務化する法案を来年の通常国会に提出することを視野に入れて動いていることを発表しました(受信料義務化で来年法案も 竹中総務相)。
竹中氏をはじめ放送行政に関わっている政治家達は,NHKを本当に放送法に違反していないメディアだと思っているのでしょうか。もし,受信料を義務化するのならそこを明確にして貰わないと,とてもではないがこんな法案を支持できるものではありません。
皆様ご存じのように,放送法第三条には以下のことが明示してあります。
第三条
放送番組は、法律に定める権限に基く場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない。
(国内放送の放送番組の編集等)
第三条の二
放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
二 政治的に公平であること。
三 報道は事実をまげないですること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
民放を含めて,上の第三条の二の項目(太字)に違反する可能性のある番組には枚挙に暇がありません。
思い切り贔屓目に観れば,受信料徴収のない民放各社はまだ理解できます(本当は総務省がビシビシ摘発するべきです)。しかしながら,公共放送と名乗るNHKがこれに明確に違反していることは絶対に看過できません。第三項(事実を曲げない)はまずないでしょうが,第二項や第四項の違反はひっきりなしにやってます。
例えば,去る8/12の「週間こどもニュース」です。鎌田という解説委員がお父さん役になって子供達にその週のニュースを解説する番組です。
これはいつも酷い番組作りをしているのですが,この日の放送は本当に偏向しまくりで反日思想を子供に植え付ける番組構成でした。これについては「反日ワクチン」様が採り上げて下さってますので,このエントリー(反日NHKは解体せよ)をご覧下さい(ビデオも見ることが出来ます)。
このエントリーに激しく同意します。先の大戦(大東亜戦争)の開戦責任を全て日本に押し付けている内容は本当にむかつきました。これこそが上で説明した一方的な史観というものの典型でしょう。橋下氏は遊就館よりももっと影響の大きいNHKをきっちり批判するべきですし,政治家もこれに同じです。まさに,管理人の小楠様の言うとおり,「子どもたちに、日本=悪を擦り込んでいる意図が見え透いています。」だと思います。
NHKの狡猾なところは,どの場合もそうですが,日本は悪かったとは決して直接的には明言しないことです。意図した方向に誘導するべく,その例証だけを報道しています。大人用の番組でさえこのようなことは許されないのに,子供用の番組で偏向した歴史観を埋め込もうとする意図とは何なのでしょうか。明確なる放送法違反だと思います。
そして,これらの苦情を言うと適当に誤魔化すか,「それはお客様の主観です」と嘯く。こんな反日放送局が公共放送局とは片腹痛いですね。NHKは不正だけでなく,まずその「反日」姿勢を正して欲しいと思います,日本国の放送局なんですから。そして,史観の多極的観点をもっと豊富に述べるべきです。それとも,NHKは「事実報道」のみに徹するかですね。
橋下氏の言説は靖国・遊就館に向けてではなく,NHKにこそ言うべきだと思います,「NHKは事実のみ述べよ!」と。
(追 記)
なお,NHKが最もその報道に気を遣っているのは中共であることは明白です。それを頻繁に扱って発信してくれているのは,「台湾の声」というメルマガです。
「台湾の声」の代表を務めるのが,今年の8/15に靖国神社で開催された「終戦61周年国民の集い」で素晴らしいスピーチをされた林建良氏(世界台湾同郷会副会長,医師)です。下記に幾つかの関連記事題名とリンクを貼っておきます。
上記のこどもニュースの場合は,予想するに中共の抗議を怖れて,NHKは大東亜戦争開戦の契機の一つとなった支那事変等の評価を偏向して伝えたものと思います。このNHKの姿勢は,どの様な番組においても一貫しているものと考えます。
・【NHK】新証言:中国大使館からの抗議を恐れて台湾を扱えない
・【NHK問題】中国大使館の圧力に左右される報道
・【NHK問題】京大学生新聞社説「中国に屈したNHK」
・【東京新聞】NHKのど自慢 台湾でできないわけ 中国の声 怖い?
ついでに,2ちゃんねるのテレビカテゴリーにあるスレッド「週刊こどもニュースを見ている大人2」もリンクしておきます。
* これから仕事の関係で更新頻度が鈍ってくるかもしれませんが,またのご来訪をお待ちしております。
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