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アーカイブ: 2006/08/07
「戦争終結のため」なんて嘘だろう
- 2006.08.07 Monday
- Misc.Impressions
・ 原爆投下「戦争終結のため必要」…エノラ・ゲイ元機長
広島に原爆を投下した米軍のB29爆撃機「エノラ・ゲイ」のポール・ティベッツ元機長(91)が6日、米ラスベガスで読売新聞のインタビューに応じ、「広島、長崎への原爆投下は戦争終結のために必要だった」と、その正当性を主張した。
一方で、「私が戦ったのは日本の一般市民ではなくサムライ(旧日本軍)」と表現するなど、現場の当事者としての複雑な思いものぞかせた。
ティベッツ元機長は母親の名エノラ・ゲイを爆撃機に付けたことでも知られる。戦後60年の昨年、乗組員2人と共同で「当時原爆投下は必要であり、我々は後悔していない」との声明を発表したが、日本のメディアの取材には一切応じていなかった。
元機長はインタビューで、原爆投下について「今も全く後悔はない。任務を果たし、(戦争継続で)これ以上血が流れるのを止めたかった」と強調。当日の朝は「準備を徹底していたので不安はなく、成功しなければとの思いだけだった」と語り、さく裂の瞬間は「大きな肩の荷が下りたようだった」と振り返った。
さらに、長崎への投下についても「もちろん必要だった」とした上で、「日本が無条件降伏しなければ、我々は第三の原爆を落とす用意があった」と述べた。この「第三の投下計画」は近年、米軍の電信記録などで裏付けられている。
一方で元機長は、「原爆投下の結果、犠牲になったのは市民」との指摘に対しては無言でうなずくだけ。日本のメディアの取材については、「近年は気が進まず拒否してきた」と口ごもった。原爆投下の正当性に関しては、開発に携わった科学者らの間でも戦後は意見が割れたが、元機長は一貫して正当性を主張。「戦争を終結させた」と退役軍人らに英雄視されることも多い。
しかし、そうした言動には批判も少なくない。近年は日本の被爆関係者との交流も断っており、米国の核開発関係者からは「内面では、投下に携わったことが長年の重荷になっているのでは」との指摘もある。
筆者の高校時代の友人で普段は大人しいのだが,おかしなことをする奴にはどんなのにでも平気で喧嘩を売るのがいた。彼が一度,朝高(朝鮮高校)生とタイマンはって入院したことがあった。その彼が退院して開口一番,「アイツ,殴っても殴っても立ち向かってくるんだよな,怖かったよ」と言った。それで,彼は一瞬油断して急所を蹴られて入院する羽目になったわけだ。
朝鮮学校生のワルは当時から集団で仕返しするので恐いとか云われていたんですが,単独でも決して怯まず,諦めのない喧嘩をする奴がいるんだなぁと思ったもんです。この場合,やっつけている方の人間は相手がいつまでも倒れないので恐怖を感ずるようになるのは自然な流れだと思います。このままではやられると思ったら,次にくるのはトドメを刺すか,逃げるかのどちらかでしょう。彼はその時点で逆にやられてしまったわけですが,これが国同士の戦いだったら,ましてや今まで下等なイエロー・モンキーだと思っていた相手が自己犠牲を厭わない絶対に諦めない勇敢な民族だったら・・・優勢側はどう思うでしょうね。
諦めて停戦するなんて絶対に有り得ない,プライドが許さない,だとしたら表向きはどうであれ,優勢なうちにトドメを刺そうとするのが本音でしょう。このような民族を放っておいたら自分達の根幹が崩されかねない,根絶やしにしてしまえと・・・きっと彼ら(アメリカ)はそう思ったに違いないでしょう。
表向きは「戦争終結のため」,しかし実際は単にトドメを刺したかった。さらに云えば,根絶やしの戦略だったと観るのが正しいと思います。戦力ではもう圧倒しているのに感ずるのは逆に恐怖だった。ゆえにアメリカはあんな狂気に走ったのだと思います。
今のように核兵器に戦術,戦域,戦略なんてカテゴリーなど当然無い時代ですから,そこに冷静な思惑など無かったでしょう。謂わばリンチ,復讐です。
それで,やっと日本を無条件で武装解除させた。これで日本を意のままにできると思った・・・手始めに奴らの崇拝する天皇とやらを辱めてやれと。どうせ,他の国の元首がそうであるように天皇が「命乞い」をしてくると思った彼らは日本を未だ甘く観ていたのだと思います。ところが,皆さんご存じのように陛下はそんなこと為さらなかった。この天皇にしてこの国民性があったのかと思ったでしょうね,アメリカは。
それがあの単なる復讐劇でしかない「極東国際軍事(東京)裁判」をはじめとした「見せしめ裁判」に繋がったのでしょう。
アメリカをはじめとした連合国側は,本音ではこんな民族など滅ぼしたいと,きっと思ったに違いありません。でもそれができなかった。
日本を民族消滅の危機から救い,我々がこうして平和を享受して好き勝手なことを云える世の中にしてくれたのは,間違いなく先帝陛下と東京裁判,その他の裁判という集団リンチで犠牲になった方々,そして靖国に眠る英霊の方々です。
そもそも戦争などしなければ良かったのだ,避け得たものだ,確かに今となって考えればそういえる論も認められるものです。ですが,歴史の事実は覆せませんし,また歴史の連続性の中での後処理として,先人は決して間違ったことはしなかったと云えることも確かでしょう。立派に責任は取ったのですよ。
だから,筆者はその感謝の念をもって靖国にお参りさせていただいているつもりです。軍国主義を想起させる?,バカ言っちゃいけませんよ。
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