Home > Archives: July 2006
アーカイブ: 2006/07/03
ゆとり世代=自己顕示欲増大 not プレゼン上手
- 2006.07.03 Monday
- SocialProblem
やらねばならないことがあるのに,ちょっとサボって奥田先生のブログ(ゆとり第一世代を評価するって? マジで?)に反応します.
筆者も以下のニュースを観て,奥田先生とまったく同じ感想をもちましたね.これって単に自己主張の強い(いわゆる自己中)若人が増えてきただけじゃないのかなぁ?
議論OK、学生変わった? 「ゆとり第一世代」入学
授業時間や学習内容が少ない新学習指導要領の下で学んだ“ゆとり教育第一世代”が今春、初めて大学1年生になった。
人前での議論が平気で、プレゼンテーションが得意な学生が増加。大学教員からは「今までの学生とは違う」「ゆとりの効果では」という声も上がっている。
「話し合うのを嫌がらない学生が多く、今年は授業がしやすい」。東京海洋大で1年生に日本語表現法を教える大島弥生助教授は変化に気付いた。書きたいテーマを決めて学生同士の議論を重ね、リポートに仕上げる授業で、学生の積極的な発言が飛び出す。
奥田先生曰く,
そうかなあ。
人前での議論が平気になったって? それが良いことだとは単純すぎる見方じゃないかね。
言いたいことを言う。そりゃあ今までの日本人らしくないスタイルではある。しかし、何でも思ったことを言うってのが正しいなんて、誰が決めたの?
まったくもって,「そうかなあ?」と思いますね.変わってきたのは確かですが,10年?くらい前にも”新人類”なんて言葉が流行ってましたが,それと同じで,ある程度世代が変わると,その前の世代が「今の奴らは変わっってしまった」なんて溜息吐くのと同じ現象ではないですかね.大体,”ゆとり教育”と”プレゼン上手”の間に何らかの相関を見出したわけでもあるまいし・・・もし相関があったとしても,この場合の関係はポジティブな”効果(effect)”ではなく,ネガティブな”影響(influence)”と書くべき類の事象だと思いますよ.要するにゆとり教育が正しいものとしないと困る人間の”こじつけ”でしかないような気がしますが,どうでしょう?
これを言い換えれば,「物事を一元的にしか捉えられず,フレキシビリティがない」,「広く物事を見ないので,アプリケーションが少ない」等々・・・,そのくせ,”公”より”自己”を重要視した教育を受けてきているので,ちょっとでも自己の意にそぐわないものの考え方が披露されると,異議を唱えないと気が済まないという自己中的思考が育ってしまっている.勿論,自己を主張することや異議を唱えること自体が悪い事とは言いませんが,多分に言っていることややっていることが薄っぺらく,独善的印象が強いですね.フレキシビリティがないとか,アプリケーションが少ないとかは,筆者が主に理系の若人を観察していることと関係があるのかもしれませんが,いずれにしても,この分析は変です.
また本筋とは離れますが,プレゼン能力とその人のもつ真の能力などあまり関係がないように思います.以前のエントリーで,竹中総務相のプレゼン能力がダボス会議で際立っていたとの記事を紹介したのですが,その対比として,プレゼン能力は低いが玄人受けする手腕を発揮している経営者が結局のところ,今の日本を支えていることにこそ,この問題の本質があるように思います.
ゆとり教育は屁理屈と詭弁ばかりの人間を増やす欠点だらけの教育方法だと思います.問題はその”ゆとり”という時間の中に得体の知れない自由を盛り込んでしまったのが元凶だったように思います.早く見直すべきで手法ですね.
とは云っても,もう育ってきたものは仕方がありません.
そして主張が損得勘定に基づいていて、わがまま放題な輩がやたら多い。まあ、自分にとってはそれも教育。親がやり残した子育てだ。大変だが、やりがいもあると。
と,仰る方が増えていただけることを期待します.
あっ 私ですか?,私は理系的アプローチから,と一応逃げてみたり・・・
↑ご賛同頂けましたら,クリックをお願い致します
1/1
Home > Archives: July 2006
- Search
- Truth of NANJING
-
- Free Japan
-
- Abductees Issue
-
- China Free
-
- Patriot@MyTube
-
- Jazzy@MyTube
-
- NANJING Recommend
- NANJING Recommend
-
再検証南京で本当は何が起こったのか
阿羅 健一 著(2007-10) - NANJING Recommend
-
南京事件 増補版―「虐殺」の構造 (中公新書 795)
秦 郁彦 著(2007-07) - NANJING Recommend
-
百人斬り裁判から南京へ (文春新書 566)
稲田 朋美 著(2007-04) - Recent Trackbacks
- Profile
- Links
-
- 組織・言論人
- サンタの隠れ家(津川雅彦)
- 予備役ブルーリボンの会
- 青木直人BLOG
- 国家基本問題研究所
- 凛として愛する国に
- 史実を世界に発信する会
- おおやにき
- ネットゲリラ
- 英霊来世ブログ
- 中華的生活「多少銭?」
- ほそかわさんのBLOG
- オフイス・マツナガ
- 痛いニュース(ノ∀`)
- ステージ風発
- 阿比留瑠比ブログ
- 備忘録
- 桜林美佐の日記
- せと弘幸Blog『日本よ何処へ』
- 池田信夫 blog
- チャンネル桜
- チャンネル桜掲示板
- 「南京の真実」公式HP
- 南京ペディア(Free Japan Wiki)
- 佐藤守のブログ日記
- Doronpaの独り言
- 依存症の独り言
- オロモルフのホームページ
- Aoyama's Daily Essay
- 丸坊主日記(戸井田徹議員)
- 城内実の「とことん信念!」
- 松尾光太郎de海馬之BLOG
- 大高未貴の世界見聞録
- PRIDE OF JAPAN
- 酔夢ing Voice
- 林道義のホームページ
- 福田逸の備忘録
- 真鍋貞樹の研究部屋
- 電脳補完録
- 電脳補完録-別館
- 特定失踪者問題調査会
- 荒木和博BLOG
- なめ猫♪
- 武士道の哀しみ
- 個人
- 猫でもわかるニュース速報 !?
- くるくるさんのブログ
- 沢村さんのブログ
- 2CH・グースの質問掲示板
- 日本を識ろう
- 桃の里から
- 夢空廊漫遊(陽炎)
- Rockでなしの戯言
- 社会の荒廃研究室(蜻蛉の眼鏡)
- 誰が『ニーライライ』と話したか?
- nmwgip氏HP
- お気に召すまま
- Sirokaze Report
- miracleさん
- 森羅万象を揃える便利屋さん
- 東亜備忘録
- ケシクズ
- 日出ずる国の行方
- Red Fox
- 鬱々日記
- きち@石根
- 依存症の独り言
- 喜八ログ
- 闇黒日記2.0
- 猪名野の原の笹枕
- 愛・蔵太の気ままな日記
- 木走日記
- 極東ブログ
- THE.平成論壇進講所
- トノゴジラの放言・暴言
- 陸奥月旦抄
- 東アジア黙示録
- 25 o'clock(mumur氏)
- 復活!三輪のレッドアラート!
- コーヒさんのブログ
- ワシさんブログ
- 今日の覚書、集めてみました
- 北の狼ファンクラブ
- 零細企業経営者の闘魂日記
- 声よ届け波濤の彼方に!!
- ◆ ケシクズ ◆
- 思うて学ばざれば則ち殆し
- ぼやきくっくり
- 異能生存体きこりの日記
- 或る浪人の手記
- 反日ワクチン
- アジアの真実
- 新・へっぽこ時事放談
- SpeakEasy社会(休載中)
- Dr.マッコイの非論理的な世界
- 右余極説(マッコイ氏新ブログ)
- アカデミック&ミスク
- 旧もののふのこころ
- 組織・言論人