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アーカイブ: 2006/04/17

家族会への再バッシングは杞憂だろうか?

横田めぐみさんの夫とされる金英男氏が横田夫妻に宛てて,4年前に訪朝を促す手紙を出していたという.以下,産経webの記事,元記事は東亜日報らしいが,その日本語版WEBには未だ記事はなかった.

韓国紙、東亜日報は17日、拉致被害者の横田めぐみさんの両親、滋さんと早紀江さんの話として、めぐみさんの「元夫」とされる「キム・チョルジュン」氏が4年前に横田夫妻に自筆の手紙を送り、訪朝を要請していたと報じた。
横田夫妻は同紙とのインタビューで、訪朝して墓などを訪問すれば、めぐみさんの死亡が既成事実化される危険性があるため要請に応じなかったと明らかにした。 平成14年に訪朝した日本政府調査団は、同氏からの手紙を持ち帰ったことを発表していた。
手紙には「めぐみと私は結婚して間もなく娘が生まれました。幸福な結婚生活でしたが、今はめぐみが死亡したという知らせを伝えるしかなく遺憾です。娘のヘギョンがまだ幼く、日本へ行くのは難しく、お2人が北へおいでになれば、いろいろなお話をしたいと思います」と書かれていたという。
また、早紀江さんは同紙に対し、日本政府のDNA鑑定でめぐみさんの夫の可能性が高まった韓国人拉致被害者、金英男氏の母親が夫妻と会いたいとしていることについて「私たちは親類になるわけで一刻も早く会いたい。子どもたちの幼いときの話を交わしながら慰労したい」と述べた。
横田夫妻は手紙を金英男氏の家族に見せて筆跡が同氏のものかどうか確認したいとした。 早紀江さんは「めぐみが北朝鮮の人と結婚していれば日本に帰ってこられないのではないかと心配していた。相手が韓国人なので少し気分が楽になった」と語ったという。(共同)(04/17 12:48)

これを見ると,北朝鮮はかなり初期の段階から娘さんのヘギョンさんだけでなく,夫まで使って拉致事件のシンボルである横田めぐみさんを利用しようと企んでいたことが分かる.4年前,フジテレビがヘギョンさんを使った北の工作にまんまと乗せられてしまったわけだが,横田夫妻は敏感にそれを察知して,情を断ち切ってまでもそれに乗ることはなかった.したがって,あの時点で本当の夫がどうかも分からない男の口車などに騙されることはなかったのは当然だろう.
しかしながら,今はその男が本当の夫で,しかも拉致された韓国人であることがほぼ明らかになっているわけだから,現状はちょっと複雑である.

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